E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
幽体離脱体験5
 記録を調べてみると五ヶ月ぶりの明晰夢。明晰夢という現象があったことも忘れているような時間がたって、久しぶりに夢の中で意識を持って動けたのは嬉しかったのだが。日記を書いているので、特異な夢の記録は軽く書いているので、その影響は少しはあるのかもしれない。
 幽体離脱、ベットから抜け出して魂が自由行動するような強いインスピレーションがあるときと違い、明晰夢というのは、夢を連続で見ているときに、たまたまこれが夢で現実ではないことを気がついて自由に動けるという感覚である。
 二度寝してしまったので、実は詳細には夢の内容を覚えていない。どこかの駅のエントランスから降りてくるあたりで、明晰夢であることに気がついて、それでホームの向こう側の民家に入って見たのはいいけれど、誰も居なくて。慌てて駅のほうに戻ってきて、すこし悪戯してみた程度。

 二人ぐらいの貧乳のお姉さんの胸を服に手をいれて揉んだぐらいのものだった。キヨスクの娘をみたんだけど、おばさんだから止めとこうとか。冷静なのか、テンパってるのか分からないなあ。まあ夢の中での行動だから。
 いい子がいないかと探しているうちに、次第に夢がぼやけてきて。印象的だったのが、壁を叩くと夢が戻るというのが始めて成功したぐらい。
 それも、駅構内に入っていく階段あたりで、力尽きて。身体が動かなくなり、自分の手が少しづつ消えていくのを感じていた。そこで、人を食えばいいというのを思い出したが、もう目の前に居る人は、不明瞭な化け物のような姿になっていて、食うどころではなく目を覚ました。

 鮮明な印象ではなかったので、そのまま寝ぼけてしまって二度寝したので鮮明な印象が消えた。夢の内容を一応記憶していることのほうがすごいぐらいだと。
「催眠術について設定集」
『催眠術、秘匿の原則』

 人を自由に操る技術としての催眠術は、使用者の情報統制下においてのみ、絶対的な優位性を持つ技術として君臨する。
 逆に言えば、催眠術という技術が存在すると分かってしまえば、技術的に対抗する手段は比較的簡単に見出すことができるうえ、当座にも物理的に阻止する方法はいくつでも考えられる。
 つまり、催眠術を使用する組織・人間は、その使用に際して他の人間に知られないように、行動する必要に迫られるのである。

『催眠術の歴史』

 そもそも、人間を自由に操る技術としての催眠術の基礎が作られたのは1920年のドイツにおいてであった。
 それ以前に純医学的に催眠術の効用は確認されていたが、スマートな形として利用できる催眠術の技術が一応の確立を見せて、それがナチスによって政治的経済的に、大衆操作の方法として利用されドイツ第三帝国の成立を見せると、純医学的な催眠術の効用については否定され、表面上にはその研究の道は絶たれた。
 催眠術『秘匿の原則』によって、その技術の有効性が守られる必要があったからである。以後、精神医学や心理療法の領域では「催眠術」はタブーといっていいほど強い偏見をもって否定される状況が現代まで続いている。
 1945年、ナチスドイツがソ連とアメリカによって敗退すると、その高度な催眠術の技術はアメリカとロシアの機関によって二分されて所有されるようになった。

 ロシアのシュルツグラード研究所と、アメリカのテキサス研究所がその中心地である。ロシアにおいては、スターリンが催眠術を軍事技術として独占し、長らくその独裁的手腕を振るうことになる。旧共産圏においては、情報統制はほぼ完全であり、その秘密が外に漏れることはなかった。
 アメリカにおいて、テキサス研究所を母体とするAC財団を通して、政治的経済的に催眠術の研究と利用が進められることになる。超大国アメリカは、高度な催眠術によって支配されることになった。

 ロシアとアメリカを除く地域は、ヤルタの秘密協定で「催眠術の空白地帯」として催眠術の使用が原則的に禁止される。催眠術が両国の政権の成立に利用されすぎたため、もしその秘密が外に漏れれば、両勢力において政権、引いては世界秩序の崩壊が予想されたからである。結果として、高度な催眠術は核技術以上の機密レベルを持って守られ続けることになる。

 1991年、ソビエト社会主義連邦解体。共産党直属の催眠術研究機関であった、シュルツ機関はそのほとんどが、AC財団の支配下に移る。催眠術の技術は、AC財団によって一元管理されることになった。
 1992年、シュルツ機関の残党を率いた男が欧州皇帝を名乗り、催眠術を使って空白地帯であったヨーロッパで複数の政権を支配下に置き、汎ヨーロッパ帝国を築こうとする事件が起こる。あまりにも大規模な行動であったので、AC財団は秘密裏の鎮圧と情報操作に一年を要した。
 この事件の余波で1993年にヨーロッパ連合(EU)が成立する。

 すでに、アメリカ・ロシアの実質的支配権を握り、世界をコントロールしているAC財団は、ヨーロッパにおける事件の反省から世界各国に支社を置き、情報の統制を行うことにした。
 アメリカ・ロシア以外の国には、AC財団の執拗な情報操作をかいくぐって、一部催眠術の情報を掴んでいる国もある。また旧共産圏にはシュルツ機関の研究を引き継ぎ、対催眠術技術(サイコディフェンス)を持つ国があるが、AC財団は現状の維持に努めているため、軋轢は起こっていない。
 2008年現在、内部に不穏な動きはあるもののAC財団をバックにするアメリカによって世界の秩序はゆるやかに保たれているかに見えるのだが……。

『催眠術の隠匿、世論の操作の実際』

 大道芸として催眠術を利用する技術者はほとんどがAC財団の支配下に置かれており、テレビや大道芸で催眠術を「怪しげな術であり手品的なもの」として見せるよう日夜活動している。
 一部、素人芸で催眠術を披露するものも居るが、問題ないものなら放置され、才能の片鱗を見せたものは、協力的であればテキサス研究所が吸収して、反抗的であれば処分される。結果として催眠術は世間的には、なんら効果のない怪しいモノとして認識されている。
 純医術分野においては、その始祖のフロイトから催眠術の効用を否定されていて、各国の学会においても「催眠術」に類する技術については、頭から否定されている。その効用を強く訴えかける研究者は、AC財団からの訪問を受けることになり、協力的であればテキサス研究所が研究者として迎え入れ、反抗的であれば処分される。
 処分について、記憶を入れ替える簡単な手段で処理される。殺害などの最終的手段を取ることは稀である。

 催眠術の漏洩については、起きた段階でインターネットでの情報漏えい(L1)から全国放送での情報漏えい(L5)まで、フォルダ5で構成されたAC財団の対応部隊が、起きた段階で早急に対応する。

…………

 とまあ、大まかにこんな裏設定を考えてみたりしてます。
幽体離脱体験記4 夢中の幽体離脱
 最初に断っておくが、エロ要素はない。だが、ぼくは大変貴重な体験をしたと思う。また別パターンの幽体離脱に恵まれたのは、小説の神がイメージが枯渇して空虚の淵で死なんとするぼくの意識を哀れんでくれたからか。とにかく、いまぼくは興奮している。パソコンをたちあげる間も、どこかにこの記憶が消え去ってしまうのではないかと恐れているぐらいだ。そして、それと同時にこれがまた夢なのではないかと恐れてもいる。だが、そんなわけはあるまい。こうして覚醒してしまえば、覚醒のレベルが違うことは分かる。

 しかし、その恐れはいまもある。なぜなら今から話すできごとは、夢の中で見た明晰夢なのだから。そして、夢は目を覚まして初めて夢だと気がつくのだ。

 夕方、ぼくは疲れきっていてなにもできなかった。書くことはもちろん、本を読むことすらできないのは重症だ。そして、これは覚えていて欲しいのだが明晰夢は夕方訪れることが多い。そう、こんな疲れきっている午後には。

 ベットに横たわりながら、窓から風に吹かれるカーテンを静かに見つめていた。ぼくは風に舞うカーテンの裏側から差し込む光にいつしか祈っていた。ぼくには力がない。どうか、小説を書く力をください。祈りながら、いつしか眠りについた。

 眠ったという意識はなかったから、そこは夢の世界ではあってもぼくにとっては現実だった。いつしか、ぼくは昔の実家へと戻ってきたのだ。そんなに広い家ではない。ぼくには当時、姉がいた。いや、べつにいまもいるにはいるけど。
 姉があいかわらずだらしない格好で、自分の部屋で発泡酒を飲んでいた。ぼくが肉を焼いて、つまみに持ってきて一緒に食った。そして食い終わるころに本当に猛烈な眠気に誘われて、姉のベットで勝手に眠ってしまった。
 深夜の二十三時。ほとんど夜中だ。ぼくが夢と現実(これも夢なのだが)の間をうつらうつらしていると、部屋の電気がいつの間にか消えていた。姉も一緒のベットで寝たのか。なんとなく、足を伸ばして見ると太ももの感触がするので、逆向きになって寝てるのだなと思った。
 何を調子に乗ったのか、ぼくは足の指の先で姉の太ももをぐいぐいと押し付け始めた。普段、さすがにこんなことはしない。夢の中だと若干判断力というものが、曖昧になるようだ。めくれた布団から見えた姉の顔を見ていると、姉であり、姉でないような物体にも思えていた。だが、しっかり姉である姉は自分のベットに闖入してきた上に迷惑行為を繰り返す弟に怒ったのか、出て行ってしまった。たぶん、ぼくの部屋で寝るのだろう。
 ここで初めて、ぼくは姉を追い出して一人になりたかったのだと分かった。そう、あの幽体離脱ができる張り詰めた空気が、インスピレーションが自分のモノになっていたからだ。いまなら出来る。調子に乗って、エロ行為に走りすぎて姉のベットで夢精したらどうしようかとか、そこまで冷静に考えられるほどだった。クールだった。
 そのまま、身体を仰向けにして眠りに入ると、最速のスピードだった五秒で震えがきて身体から幽体離脱した。今思えば、この感覚はリアルじゃないんだよね。本当の幽体離脱の感覚を”夢が真似をした”ものという感じがする。
 とにかく、身体から早く離れなければならない。ぼくは天井から出ようとしたのだが、どうにも出にくい。すると窓からかと思い、窓にいったのだが、ぼくは窓を開けて出るという判断をしなかった。染み出るように、窓の下の壁に身体をすりこませていって、外にでる。浮遊の感覚はほとんどなかった、ぼくは窓の外の瓦をすべり落ちるように、転がっていって。やっぱり地面に落ちた。
 当然のごとく、夜で世界は闇に満ちていて視界が悪い。なぜか、目の前の空き地で子供が遊んでいた。深夜なのに、こどもの日だからか。などと、馬鹿なことを考えていた。子供がなにをやっているのかと、見ているとみんなでボール投げをしている。
 さすがに、子供は対象外。そうそうに立ち去ると、道の表通りまで出た。ぼくはもうこのとき夢の中ということを気がつかずに幽体離脱していたので不思議にも思わなかったのだが、夢の中の実家の光景だった。表通りには、新しくできた小さな電気店に明かりがついていたので、そこに引き寄せられるように入っていく。本当に小さい店だ、個人店舗兼住宅のような。
 もう店に人はいなかったので、住宅に入っていくと息子と父親がチェス盤を睨んでチェスをしていた。母親は、なにか料理をしているようす。一家団欒という暖かい光に包まれていたが、いまのぼくには興味がない。ただ、父親のほうがチェスは優勢だなと思っただけだ。
 壁に時計があったので時刻を確認しておくと、二十三時半だった。夢の中の世界なので説明が複雑だが、ぼくは夢の中で寝入ってから、幽体離脱してここまでくるのにちゃんと三十分ほどの時間経過が確認できたということ。
 また、壁にすり抜けるように外にでていく。そうすると表通りから、下って裏通りに入る。
 裏通りの暗い道、街路灯の明かりがポツポツとあって、あとは民家からの明かりが照らす中を歩いていく。後ろから、茶髪の若い女性が近づいてくるのが見えた。よし、こいつを捕まえてやろう。
 幽体離脱中に人間のエネルギーを食うと、活動時間が長くなるという話をぼくは信じている。食うか襲うか迷った、とりあえず羽交い絞めにして押さえ込むと、女にはぼくが見えてないらしく突然の出来事に泣き叫び始めた。
 やばいな、向こうの道から人が来ている。オカシイ女が発狂しているだけにしか見えないかもしれないが、トラブルは避けたい。女を掴んだまま、ぼくはさらに浮遊して横道にそれていく。
 Cカップぐらいかな、こぶりながら中々良い抱き心地だ。
 横道の向こう側の空き地のT字路に、清楚そうな女子高生がさらに見えた。女を羽交い絞めにしている間に、どんどん向こうにいってしまう。二兎を追うものはともいうし、ここは茶髪にしておくかと、明るい民家の前まで引きずっていって剥くことにした。

 ここでゲームセット。

 襲わずにエネルギーを食うのが正解だったのだなきっと。ぼくは、”実家の姉のベットの中で”半覚醒状態になっている。まだ眠っているのは分かるが、引き戻されたのだということが分かる。
 もう一回再戦できるだろうか、今は夜だ。とりあえずトイレに行こうと思ってトイレに行くとなぜかトイレが修理中になっていた。便器に機械がつっこんであって、使用できなくなっている。
 はは、これは起きたと思って、まだ夢のパターンだなと思った。尿意を感じたので、ぼくはちゃんと身体を覚醒させることにした。そうして、本当に目を覚ましたなと思う。エロ行為はできなかったが、これも貴重な資料。
 窓の外に目を凝らすと、夜中だというのにやっぱり空き地で子供が遊んでいる。ここまでは一緒だったということ。だが、子供たちはボール遊びをしていない。駆け回ったり、縄跳びで遊んだりみんなバラバラなことをやっている。
 やはり明晰夢は現実とは違うと納得していた。とにかく、トイレに行ってから記録しよう。私は、いいネタができたと喜んでトイレにいって。そこで、本当に実家ではなく自分の家のベットの上で目を覚ました。

 つまり、二段覚醒。現実の世界はまだ夕方だった、たぶん一時間か二時間ぐらいしか寝ていない。ぼくは夢の中で寝て明晰夢を見たことに興奮して今の記録を書いている。面白いものになってないとしたら、たぶんぼくの筆力が悪いのだ。ぼくが研究対象にしようとしている明晰夢が、そのまた夢のなかの出来事であったと気がついたとき、まるで出来のいいミステリーを読み終えたような、背中を突かれるような感動を覚えた。
 ぼくの想像力をいつも超えてくる。そう夢は、面白いものなのだ。
幽体離脱体験記3
また別パターン、今度は夢の中で夢を自覚して自由行動のお話です
(エロ要素、ほどほどにあり。資料的な意味でそれ以外の部分も書くので読み飛ばして)

 土台は早朝簡単に夢日記を書くようになったのと、引き金になったのは、夕飯に食べた広島特産の牡蠣だと思われる。夜に脳髄の中に風が吹き渡るような爽やかなインスピレーションがあったので少し小説を書いていた。関係ないけれど、牡蠣は性欲と体力の増進にはいい効果をもたらす。

 叔父と博多に向かう新幹線の乗り換えで、亀山という地名の駅で降りる。
 (注:山陽にそんな駅は実在しません)
 叔父の知り合いという、駅に隣接する小さな店で食事を取る。
「あいかわらず、流行らない店だなあ……」
 小さい店にもかかわらず、なぜかカラオケセットが。店主が、カラオケ好きでセミプロの演歌歌手を呼んだりするために、設置してあるらしい。
「あれ除けば、もう一席作れるのにね」
 叔父と山陰の戦国武将尼子経久の話をする。お互いに歴史好きなので、経久といえば五年前ぐらいの大河ドラマで緒方拳が好演していた。それに触発されて経久関連の本がたくさん出版されたので、そのあたりのマニアックトークを延々と……割愛。
 気がつくと、客がぼくらしかいないのに地元のマスコミの取材が来ていた。たぶんNHKの午後の番組だと思う。牡蠣フライ弁当を取材したいとか、小さい店だけどこういう場所に入るには値段もそこそこに安いし、取材を受けて流行るようになるかもしれない。ぼくらは牡蠣じゃなくて、ラーメンを食べてたんだけどね(注:ラーメンもリアルで夕食に食べました)
「客くるかもしれないから、多めに牡蠣を受注しておいたほうがいいよ」
「牡蠣なら、今年もたくさん取れたからいくらでも作れるよ」
 そんなことを店主と言い合って店を出る、見ているとその店に客がゾロゾロと入っていく。マスコミの効果の速攻性には恐れ入る。
 それをぼけっと見てると、叔父が先にいってしまう。
「ちょっとwww叔父www」
 踏切が降りて、電車が行き交う中、叔父はそこにある特急に乗り込んでしまう。
 本気でおいていくつもりかよ……。
 踏み切りがあがったので、あわてて走って乗り込もうとするが扉が閉められて本当に行ってしまう。なんだ、この仕打ちは。旧式の特急は、乱暴なのか。発車の衝撃と風で吹き飛ばされそうになったので、壁に下がって身体をすくめる。

 ホームで呆然と立ち尽くす。信じられないな、まったく。自分ひとりならともかく、叔父のようなしっかりした人と一緒に旅にでると、電車の時刻とかまかせっきりにしてしまうので、見知らぬ駅に一人っきりというわけだ。携帯をチェックしても連絡はない、これはだめだな。
 とりあえず、次の新幹線に乗ってみることにする。
 新幹線に乗り込んで、途方にくれていると子供連れのお母さんに話しかけられた。一緒に広島まで行かないかといわれる。なんかおかしな話だけど、むしろ泊まっていけと。
(リアルで娘がいる人妻に口説かれまして、その影響が出たのかもしれないな……)
 いや、ぼくは目的地博多なんだけど、可愛らしい子供たちは妙に懐いてくるし、もう広島に一泊してもいいかなという気分になる。洋服とか、荷物なにも持ってないんだけどこれは夢だし、なんとかなるだろうと思考。

――これは夢だし!

 ここで、夢であることに初めて気がついた。夢には現実よりもリアルに迫ってくる内容がある反面、現実にはありえない様々な矛盾点が多くある。そこに気がつけば、夢だと気がついてうまく行動できると思う。
 これは、夢なんだから陵辱OKだろう。むしろ、うちの読者もそれを望んでいるはずだ!
 目の前は、見るからに人のよさそうなお母さんと可愛らしい子供が四人。人妻も、可愛い女の子もいますけど、若いというよりむしろ幼い、倫理的というか自分的に無理、話したりしてるうちに情が移ったからやっぱ無理……へたれですいません。
 ここでやる勇気もないし、めぼしい乗客もいないので後ろの車両に行くことにしよう。夢だと分かれば、身体が浮き上がるようにスッーと移動することもできるし、夢であることを確認するために、壁抜けで移動してみた。
 この壁抜けの感覚は、一度やってみると癖になる気持ちよさですよ。

 どうやらこの車両が最後尾のようだ、めぼしい乗客がいないので最後尾までいってしまう。ちょっとドキュンっぽいが、そこそこの容姿の茶髪のお姉さんがいたのでここで妥協しておくことにする。
 ちょっと、上着を胸元から押し下げて覗いてみたりした。うあー、また貧乳の方ですね。ぼくの夢の製造責任者どうなってんだろ、それとも深層心理的に貧乳を望んでいるのか。
 ものすごく目つきがキツイお姉さんなんだけども、夢だし大丈夫だろうと思ってペッティング開始。やっぱ感触リアル。お姉さんも周りの乗客も何も言わないし。
 そんなことをしているうちに、世界がぼやけ初めていることに気がついた。やばい、これは夢が解け始めているのか。貧乳にそんなに執着心なかったし、ペッティングしている場合ではないので、止めてくるっと回転して飛び回る。世界がぼやけているはずなのに、なぜか車窓から見る瀬戸内海の海原は鮮やかだった。
 ここは危険だ、なぜか危険な気がする。早くこの車両から出ないと、そうしているうちに車両の連結部分が暗転し黒い壁になってしまう。ここから出さないで終わらせるつもりか。
 ここから、全力で抵抗してみました。夢が解けそうなときに、人を食べるとエネルギーを充填できるらしい。食べる……よくわからないけど、まだ自分のまわりには乗客がたくさんいるのでそれらを自分に吸い込むことにした。
 すると、不思議なことに暗転した世界に徐々に色が戻っていく。チャンスとばかりに車両から出る、そしてやはり乗客の力を吸い寄せながら今度は前の車両まで行く。
「もっと、エロネタを……このままでは話として弱い!」
 一番前まで、飛ぶように駆けていき、乗客を見比べる。
「よし、この着物のお姉さん」
 紺の着物を着たお姉さんが前のほうに腰掛けていた。着物は地味目だが容姿は若いし笑顔が素晴らしい。タレントでいうと優香にちょっと似てる。別に優香が好きなわけじゃないけどね、最近見ないし。むしろこのお姉さんのほうが好みだね、薄化粧が清楚な印象をより引き立てていて、好ましく思える。
 まあ、そんなことはどうでもいい。とにかく剥こう。
「って……着物剥きづらすぎ」
 なんとか、帯を解こう右往左往しているうちに、逆に帯がきつくなってしまった。これどういう結び方になってるんだろう。お姉さんは苦しいだろうに、笑顔のまま。乗客は無抵抗な設定なんだろうね。
 とにかく、座席を一杯に倒して、なんとか股を広げた。着物の下には下着の線が出ないようにつけないというが、本当に下着を履いてなかった。
 これは好都合、薄っすらとした地毛の下に、ちゃんと女性器がついてますよ。二十歳前半ぐらいなので、処女であるわけもないが、使い込んでないと見えてビラビラはそんなに広がっていない。
 胸はそんなに大きくないけれど(一度、うちの夢製造責任者と巨乳の重要性について話し合いたい)このシチュエーションはなかなかいいよ。
 さっき解けかけたし時間はそんなにないはずだ。指を唾液で湿らせて、中に入れてみる。うむ……温かい。多少湿り気もある。
 指でちょっといじくって、舌でクンニ。にじみ出るような愛液は薄味のほうだね。太ももから足にかけて、ラインも肌綺麗だね。肌のきめ細やかさと、味の薄さは関係があるのかないのか。夢でそんなこといってもしょうがないんだけど、そんなことを考えながら、出来る状態まで持っていく。
 さあ入れようというわけで、パンツとインナーを脱いで自分のワイルドワイバーンを準備完了の状態に持っていく、立ちがいまいち悪い気がするが生挿入だしいけるだろう。
 擦り付けるようにして、挿入していく。ちなみに、自分のワイバーンはリアルとまったく一緒に見えました。倒した椅子の上ってちょっと無理な体勢なので、入れにくいけどまあなんとか入ってぎこちないピストンをしていく。
 中はしっとりしていて、心地は良いのだけど……どうも性感がもりあがってこない。お姉さんは笑顔を貼り付けたままで固まってるし、いまいちだな。反応してくれると、もっと興奮できると思うんだが、中折れするほどではないけど立ちの悪さに苦慮しつつピストンを繰り返し続けるうちに、夢の世界の終焉が周りを包み込み

――はい、時間終了。

「出してないのにーーー」

 出してないけれども、それほど強い性欲を感じたわけでもないので、不満でもなかった。ペッティングでそこそこに満足してしまったときみたいな感覚。こっからさきエロはありません。
 気がつくと、自宅のベットに横たわっていた。暗闇の中で、豆球がついてるような暗さ。実際は日があがってから二度寝しているので、ここもまだ夢の中なんですけどね。なんとか、さっきの世界に戻れないかと寝返りを打ってみるがうまくいかない。
 ふっと、足を上げると。これはなんだ……
 まるで、水面に映った像が波紋で震えるみたいに、足がブルブルと震えている。そのように見えたというわけではなくて、足を実際に上げた感覚があったのでリアル。とにかく、自分の足が細くなってブルブルとS字型に曲がっている。
 夢の世界、特に幽体離脱的な自分の意思である程度自由に動ける世界にいるにはそれなりの夢のエネルギーが必要なのではないか、そしていまここにいる自分はエネルギーが切れたのではないか。
 そう感じると、夢に戻るのは無理な気がして、諦めて本当に目が覚めかけてベットでウダウダしている状態に階段をあがるように覚醒して、たまたま携帯のメールの着信音が鳴り響いて、完全に覚醒しました。
 そして、いまこれを寝床で書いているというわけです。以上、報告終わり。

付記:夢の世界においても、自分の考え方に行動を制される不自由さを感じた。作家はイマジネーションの化け物だから、創作の世界では登場人物に自分の倫理観に反する悪行を行わせることも、自分の趣味でない性癖で興奮させることもできる。しかし、現実の世界で人間の限界を決めるのは、その世界の物理法則ではなく個人の倫理観や性癖、考え方という思考の枠である。夢の世界でも、あくまでも夢にいるのは自分自身には変わりなく、その制限の枠は超えられないと見るべきではないだろうか。
幽体離脱体験2
 注:エロ要素ほとんどなし(努力はしました、すいません)

 昼ごろ、まだ用事までに一時間ほど時間があったので布団の暖かさに耐え切れず昼寝していると、左手にぼくは何かを持っている。怖くなって、いったん手を離したが、布団越しに何かが左手を掴んでくるような感じ。
 どうも、左手に何か幽霊のようなものがいる気配を感じる。しかし、ぼくは幽霊とか信じていないので、恐怖はない。これは金縛りの世界に入ったのだと判断する。この体験のネタをとるチャンス。時間が一時間しかないから、急いで心を落ち着けて幽体離脱の態勢にはいる。
 すると、身体が浮き上がった。ほんの少しだけ……。前のような、電気の走るような感じではなくて、両手両足をぞわぞわっとした波が駆け抜けていくような感覚。そのまま、幽体離脱の態勢に入ろうと思って、無理やり身体を浮かせて回転させてみると(この、浮いて回転の感覚が大事)なんと、そこに自分の身体がない!!

 いや、普通身体があるほうがおかしいんだが、幽体離脱ではないのだということ。たぶん、幽体離脱よりも浅い明晰夢と呼ばれる状態に入ったのだと判断。壁を叩くと、深くなるという話だったので、壁を叩いてみるが効果なし。焦点をあわせた部分はきちっと見えるが、目の端っこのほうはぼやけている、たとえるなら視力がそんなに良くない世界のような見え方をする。
 とりあえず、外に出てみようと思って窓をあけて……網戸に顔が引っかかる!

 なるほど、ぼくの明晰夢の世界では壁抜けができないのか。少し浮遊感があるが、空を飛べない。家の道の前に女子高生が歩いているのが見えるが、ここは二階。下に落ちると死ぬような気がするのでやめる。ぽけーっと女子高生を眺めてると、女子高生は向こうのほうに歩いていってしまった。

 だめだ、ネタが取れない。
 こうなったら、無理やりにでもいってやるとおもって屋根伝いに移動を開始した。家の屋根に昇るなんて十年ぶりぐらいかもしれない。
 うまく移動できるように屋根が通じているのは、やっぱり夢なんだろうな。何件目かで若い主婦が、洗濯物を干しているのを見つける。ぽっちゃり目のメガネかけた可愛らしい感じ。
 前回、貧乳だったからなこっちのほうがぼくの好み、明晰夢グッジョブ!
 窓枠の下に隠れているこっちには気がつかずに洗濯物を次々干している。いきなり襲いかかってもいいのだが、夢を長引かせようと壁を叩きながら(無駄な努力)様子を見ていると携帯電話がなって、電話を取り出した。主婦は、向こうを向いている!
 チャンスとおもって、おどりかかって「静かにしろ! 動くな!」と怒鳴って羽交い絞め。うわ、やわらけえ。感触リアル!
「あ! わ!」
 とかいいながら、主婦は携帯電話を取り落とし、メガネをとってここは目隠しプレイだろう! とおもって、洗濯物から目隠しに使えそうなものを探しているうちに

 ……夢終了のお知らせ。

 グッジョブ訂正、明晰夢のバカ野郎が!
 世界の全てがぼやけて、光の回廊が現れてそこを歩いているうちに現実の世界へ。不思議なことに、夢の世界はエロ自由なのだが、そこに入るときと出るときは神秘的というか神聖なイメージが訪れることが多い。
 だが、目を覚まして待っているのはフル勃起状態の股間であり、せめてこの高まった思いを抜きたいと思っても用事の時間が迫っており外出さえざるを得ないという現実。
 それにしたって、こんなの生殺しだーー!

 ※ 本日の教訓、明晰夢は時間の余裕があるときに


プロフィール

Author:ヤラナイカー
拙い文章ですが、プロの小説書きを目指してがんばっています。よろしくおねがいします。



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