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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
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後日談「高二病の催眠術師」(三年後)
『私の家族』 ごづま坂小学校 六年一組 出席番号六 鳥取ヒナ

 私には、お母さんとお父さんが居ます。そして、とても優しいお姉ちゃんとお兄さんがいます。お姉ちゃんの名前はツバメちゃん、お兄ちゃんの名前はマサキさんで二人はいま高校二年生です。
 ツバメちゃんは、本当はお父さんの妹で、私の叔母さんです。でも、叔母さんっていうと怒るからお姉ちゃんといいます。マサキさんは、実は隣の家の人で血がつながってません。でも、もっと大事なものでつながってるのでちゃんと家族です。
 今日は、家族でも一番好きなマサキお兄さんの話をしたいと思います。ちょうど、マサキお兄さんが隣のよく知らない人から、家族になったのが、三年前の今頃でした。
 マサキお兄ちゃんは最初、ツバメちゃんの恋人としてうちの家にやってきました。そして、いつの間にかお母さんとも愛し合っていました。そのうちに、お母さんに子供が出来ました。私の弟の烏丸くんです。
 マサキお兄ちゃんは「これは内緒だよ」と私だけに教えてくれましたが、弟の烏丸はお父さんじゃなくてマサキお兄ちゃんとの子供だそうです。そしていま、またお母さんはお腹が大きくなっています。もしかしてと思って聞いたら、やっぱりお兄ちゃんの子供だそうです。
 そうこうしているうちに、ツバメお姉ちゃんにも子供が生まれました。当然マサキお兄ちゃんの子供です。女の子でスズメと名づけられました。そのときお姉ちゃんは中学生だったので、しょうがなくお母さんの子供だということにしました。そうこうしてたら、またツバメお姉ちゃんに子供ができて、今度は男の子で鷲緒くんでした。ちょうどお姉ちゃんとお兄ちゃんが高校生になるときで、てんてこ舞いでした。
 そして、またツバメお姉ちゃんは妊娠しています。家族が増えるのは楽しいですが、さすがにやりすぎだと思います。マサキお兄ちゃんは、うちの家の外にも愛人と子供が居て、ふたつの家庭があるそうですが、どうやりくりしてるかとても不思議です。

 そんな多忙そうなマサキお兄ちゃんですが、忙しくてもちゃんと私と遊んでくれるのでとてもいいお兄ちゃんです。今年の春、私にも生理が来ました。お母さんに赤飯を炊いてお祝いしてもらいました。保健の時間に習いましたが、これは赤ちゃんが作れるようになるということです。
 そうこうするうちに、なぜか私の生理が止まりました。マサキお兄ちゃんと、お股をくっつけて遊んでいたからだということです。どうやら、私にもマサキお兄ちゃんとの赤ちゃんができるみたいです。私は驚きました。そして、とてもとても困ってしまって、マサキお兄ちゃんに言いました。

「だって困るよ、もう赤ちゃんが一杯いすぎてうちの家の部屋が足りないよ!」

 うちにはもう三人も赤ちゃんがいるのです。ツバメお姉ちゃんももうすぐ出産だし、私にも赤ちゃんができたら、部屋が足りなくて困ってしまいます。
 あと、私も赤ちゃんがたくさん生まれるまで一人部屋をもらっていたので、それが少し残念だった気持ちもあるのです。そうしたら、マサキお兄ちゃんは自分の家の部屋を片付けて使えるようにするから大丈夫だといいました。
 そうなったら、私と私の赤ちゃんとで部屋をひとつもらえるそうです。さすがマサキお兄ちゃんです。これで私も、子供を産んでも安心です。家族が増えるのはとても嬉しいです。弟も従姉弟も私の子供も早く大きくなって一緒に遊べるようになるといいと思いました。おわり。

 鳥取ヒナが読んだ作文が終わり、六年一組の教室は静まり返った。担任の綾野先生がパチパチと手をたたくと、それにあわせて呆然としていた生徒は、みんな思い出したように拍手をしだした。
「えっと……あいかわらず、作文が上手ねえ鳥取さんは」
「ありがとうございます、結婚したばっかりだけど家庭に入らずに、まだ若くて綺麗な綾野先生」
「なにその説明口調は……褒めてるみたいだからいいけど。あと今日の鳥取さんの作文は突っ込みどころが多すぎて、どこから突っ込んでいいのか迷うんだけど……」
 鳥取ヒナは、少し活発すぎるところはあったが、優秀でまともな生徒だったはずだ。昨日の作文の授業のときに書いていた作文を見たが、こんなおかしな内容ではなかった。そして、違和感の最大の原因に綾野先生は気がついた。
「はい」
「とりあえず、鳥取さんの横に居る男の人は誰……」
「はい、マサキお兄ちゃんです!」

 ヒナの横に、若い……と思われる男性がいた。なんというか、胴長短足で恰幅が良すぎて、血色が悪い暗い感じの青年で、高校の制服を着ているにもかかわらず、高校生にはとても見えない。下手すると高校生のコスプレをしている中年に見まちがえかねない。
 悲しいことに、三年という歳月は、残酷に安西マサキから若さを吸い取り、さらに酷いデブオタへと進化させていた。
 綾野先生は、とてもヒナのいっているようないいお兄さんに見えないと思う。そうすると、そのマサキという青年はいやらしい笑いを顔に浮かべながら、ツカツカと教卓に近づいてきた。
「ちょ……ちょっとあなた!」
「どうも、ヒナがお世話になってます。あなたが綾野夕子先生ですね」
「え……はい」
 学校に不審者が入り込んでいるのだ。すぐにも危機管理マニュアル的処置を取るべきであった。生徒を守らないと。それなのに、マサキの濁った目を見ているうちにそんな気持ちが、すっと綾野夕子から抜けていく。ああ、おかしい。これはおかしい。何かが……駄目……生徒たちを……。
 そうこうしているうちに、マサキの目が輝き始める。そしてその次の瞬間、この教室全ては、マサキの支配下に入っていた。
「ふはは、相変わらず他愛もない……さてと、まずどういう暗示をかけるか」

 多人数に対して、整合性の取れた流れるような暗示。教科書に載せたいようなお手本的催眠術である。ここ三年の集団催眠の経験により、マサキはDLOの若きエースに成長していた。
 きっちりと十分後、短い酩酊のような感覚から綾野夕子は目覚めた。
「は……私は、そうだ作文の授業」
 綾野先生の横では、ニコニコと高校生の制服を着た男が笑っている。
「ああ、マサキくん。私は授業の続きを……」
「そうじゃないでしょ」
「え?」
「えー、作文の授業の途中ですが、変わりまして保健体育の授業をやります」
「え、え、そうだっけ」
「そのために、綾野先生とアシスタントのぼくが居るんでしょ。忘れたんですか?」

 ニカっと、爽やかではない笑いを浮かべるマサキ。いまの夕子には、それが説得力をもった顔に見える。
「そうねーじゃあ、今日はマサキくんに手伝ってもらって保健の授業をやります」
 無言で、マサキが黒板に楷書する。
「えっと……今日の授業は。え、男と女の体の仕組み……です」
 黒板に書かれた文字を素直に読む夕子。
 作文の授業よりは面白そうなようすで、子供たちが小さくざわめく。それをあいかわらず楽しげに見つめているマサキ。
 それで、どうしたらいいのかなとマサキをみる夕子。マサキは、少し黙って生徒たちのざわめきが納まるのを待って口を開いた。
「保健の教科書はもってきましたか……え、ないの。まあ今日は保健の授業やる予定じゃなかったからね。それじゃ、ぼくの教科書を見てください。えー身体の仕組みが載ってますが……」
 そういって、教科書の女性器の絵を指でさすマサキ。
「えっと、一番前列の男の子……そうそう君。君はこれを見て、どう思うかな。ヴァギナ、俗にはマンコとかオマンコとかいいますが、この絵を見て実物がどんなものか理解できるかい」
 前列の少年は恥ずかしげに顔を赤らめながら、ブルブルと顔を横に振る。
「そうだろうとも、そうでしょうとも、そうこなくっちゃね。ほら夕子先生、みんなわかんないって、こういうの教師としては怠慢だよね」
「……すいません」
 夕子は落胆して、肩を落とす。どうやら不手際があったようだ。
「でも大丈夫、夕子先生が身体を張って教育してくれるらしいから」
「えっと……マサキくん、それって、どういうことかな」
「ここで、夕子先生がパンツ脱いで、マンコ見せるってことだよ」
「え……でえええええ! なにそれ、本気で!?」
「先生うるさい……隣の教室から人がくるとやっかいだから……じゃない。教師としてあたりまえのことでしょ」
「うん……あたりまえなんだけどね、でもね……」
「何も全部脱げっていうわけじゃないから、下だけでいいんですよ」
「そうだよね……」
「はいはい、もう授業時間が押してるんだから、早く教卓の上に腰掛けて足を開いてくださいよ」
「わかったから、自分で上がるから、お尻触らないで」
「先生さすが偉いですね、スカートだから脱がしやすいですよ」
「だめ、脱がさないで……自分で脱ぐから」
 そういって、観念したのか夕子は自分でするすると下着を下げた。それでも、足を閉じている。
「ほら、先生足を開かないと、よく見えないじゃないですか」
 そういって、太ももを押し広げてやる。ひんやりとした滑らかな感触、さすがは二十台。既婚者だというのにまだ肌も滑々だなと、ほくそえむマサキ。
「ちょっと、止めて開かないで」
「これは譲れませんよ、いいですか貴女はいま教材なんです」
「わかった……わかったから……自分でするから触らないで」
「わかったんなら、自分でオマンコを開いてみてくださいよ。ぼくは生徒たちに説明しないといけませんから」
「ううっ……」
 曲がりなりにも、自分のオマンコに手をそえて開き気味にする夕子に満足する。
 夕子は、もう全てが嫌になってしまい、うつむき加減に顔を伏せていた。こんな格好で生徒と話したくないのだろう。それでも、やはり気になってしまい、またマサキもニヤニヤとこっちを見ているのでついちらりと見てしまう。
「ああ! いやあぁ! なに撮ってるの鳥取さん!」
「ほら、動かない……叫ばない。大人なんでしょ、夕子先生」
「だって……鳥取さんが私を撮影している!」
 いつのまにか、鳥取ヒナが来て、傍らでビデオカメラをまわしはじめていた。
「何って、性教育用の教材なんだからビデオ撮影するのはあたりまえでしょう」
「そんな……そんなの」
 この場で恥をかくだけではなく、映像として残ってしまうということに絶望する夕子。そんな夕子の様子を楽しみつくし、カメラを意識した角度でわざと夕子の股を覗き込むようにして指をさして、マサキは説明を始める。

「皆さん女性器の名称は知ってるかな。そうヴァギナだね、俗にはオマンコともいうんだ。陰毛が生えてるから、分かりにくいかもしれないけど、この外側が大陰唇、内側のビラビラが小陰唇といいます。上についているこの……皮かぶってますね、まあ女性は皮に覆われてる人のほうが多いんですよ、剥きますね。これがクリトリスです。陰核ともいいます、小さすぎて分かりにくいかなあ。女の子のおちんちんのようなもので、触ると勃起して気持ちよくもなります」
 夕子の顔は真っ赤を通り越して、血の気が引いて真っ青になっている。それを確認して顔もよく撮っておけとヒナに指示を出してマサキは続ける。
「この中身の前の穴がおしっこする穴です、後ろがチンコを受け入れる膣。膣の奥には子宮口があってその奥が赤ちゃんを育てる子宮です、もちろん見えたとしても子宮口までしか見えないものだけどね」
 そういって、笑うマサキ。夕子の羞恥心は我慢の限界を迎えたようだった。
「だめ……やっぱだめ。こんなの……こんなの!」
 綾野の手が震える。自分の生徒たちが、固唾を飲んで自分のオマンコを見つめている。自分の一番大事なところに、注がれている生徒たちの視線は痛いぐらいだ。こんな状態で、自分の股を開くことなんて、とてもできはしない。
「はーい、先生が上手く開けないみたいなので、器具を使います」
「ちょ、ちょっと」
 カバンから即座に、銀色に輝く器具を取り出したマサキ。
「はい、これがなにか分かる人居るかな……さすがにいないか、これはクスコという道具です、これをこうやって開くとクパァという感じでオマンコが開きます。ほら、子宮口までよく見えるようになったね。それじゃ、前列の子から、男子は順番に前に来てもっとよく観察するように」
「いやー、だ……だめえ」
「往生際が悪いなあ、先生は、もう立派な大人で既婚者なんだから、いまさらカマトトぶってもしょうがないでしょ、ほら手を後ろに回して、足をもっとよく開く。よろしい」
 こうして、自分の生徒たちの前に夕子はさらしものの教材にされる。
「女子は、ぼくが男性器を見せてあげるからね。こっちに来てね、興味のある娘は、さわってもいいけどやさしく触るようにね」
 マサキはマサキで、勝手に自分の貧相なものを見せ付けて、触らせて勃起させたりして楽しんでいるようだった。自分の生徒たちに、自分の一番見せてはならない部分をむき出しにしているという最悪の羞恥に耐えるので必死で、夕子はもうそんなことを気にするどころではなかったが。
 ヒナは、マサキに命令されているのか、マサキのチンコなど触りなれているからか、夕子の隣にいて大事なところを覗かれて羞恥のきわみに達している夕子の様子をずっと撮影していた。
「さあ、次行こうか。先生、もうクスコを引き抜いても良いですよ」
 マサキが、保健の教科書の次のページをめくって生徒に示す。ページには「受精のしくみ」とある。
 夕子が荒げた息を抑えて、ようやく自分の女性器から銀色の異物を引き抜くと。足を閉じて、くたっと身を横たえてしまう。
「もう……もう勘弁してください……」
 それにかまわずにマサキは授業を続ける。
「さあ、受精ってわかるかな……そうそう赤ちゃんができることだね。教科書に書いてあるように、男が女の膣の中に射精して、精子が卵子とくっつくのが受精だね」
 夕子が見てみるまえで、マサキは少し考え込むとおもむろに前列の男の子に聞いた。
「えっと、この教科書を見て受精って現象は具体的にわかる?」
 夕子は、がばっと起き上がって、必死に生徒に「わかるわよね!」と押し迫った。どうやら、早くもパターンが見えてきたようだ。さすがは先生、なかなか頭がよろしい。しかし、これはもう予定調和の流れで、生徒の答えは決まっている。

「わかりません」
 前列の男子生徒は、顔を赤らめながらも興奮したようにしっかりと言った。
「……そんなあ」
 夕子はがくっと落胆する。
「うーん、やっぱこんな抽象的な図解では分からないんだよ。しょうがないね、夕子先生ぼくらで実際にやってみせて分からせるしかないようだよ」
 そういって、ニンマリと笑うマサキ。
「いや、だめ……だめって、ほんとに!」
「だめも何も、これは先生のお仕事ですよ」
「なに言ってるか分かってるのマサキくん、私は既婚者なのよ。愛している旦那さんがいるの、その『受精のしくみ』ってつまりするってことでしょう」
「ふふ、なにをするんですかね」
「なにってセックスよ、私はごまかされないわよ……こんなのどう考えてもおかしいもの。理解の範疇を超えてる」
 火がついたように反論をまくし立てる夕子。
「じゃあ、夕子先生。入れやすいように、自分でオナニーして濡らしてください」
「そんなことするわけないじゃない……あれ」
 教卓の上に自ら座るようにして、自分のマンコをさわり始めた夕子。自分が自分でなにをしているのかとっさに分からず、呆然としているようだった。そんな間にも夕子の右手は必死に、自分のヴァギナ全体をまさぐり、さっき散々に弄られたクリトリスを刺激する。
「そんな……なにこれ、私は何をやってるの……」
「なにって、入れやすいようにオナニーを」
「そんなこと聞いてない、私こんなことするつもりはまったく」
「いやあ、先生立派ですよ。オナニーも同時に教育できる、まさに生きた教育ってやつですね」
「うっ……うっ……こんなの嘘よ、ありえない!」
 そう夕子が思っても、手は自分のそこを効果的に刺激していき、愛液で白く濁るぐらいにしっぽりとできあがっていってしまう。生徒たちは、特に前列の生徒は固唾を呑んで見守り、教室中が奇妙な緊迫感に包まれている。
「さあ、もうそんなもんでいいんじゃないですかね」
「うっ……なんで足が」
 マサキがそう声をかけると、夕子の足が「さあいらっしゃい」という感じで、ぐぐっと力いっぱい開くのだった。その太ももをつかむようにして、マサキはすでに準備バンバン整っているチンコをつきたて、挿入していく。
「ああ、この位置じゃぼくの尻しかみえないかな。みんな興味ある人は、教卓の前まで来て色んな角度でみていいぞ」
「だめ……見ちゃ駄目よみんな……」
 すでにいろんなシチュエーションでやることに慣れて鍛えられているマサキは、衆人環視の元でやっても萎えるほどやわではない。それに比べて夕子は、身体の自由は利かないし、自分の生徒たちにもっとも恥ずかしいところを見られるという最低の状況に、どうしようもなく手で顔を覆っていた。せめて、自分の快楽に歪む顔を、見られたくないと思ったのだ。
 すでに、接合部は夕子の意思に反してニュプチュプっと、いやらしい音を立てている。そして、多くの自分の教え子たちが……女子生徒までもが、固唾を呑んで見守っている。どうして、こんなことになったのだろう。あまりにも現実感のない光景に、自分でやられながらも気が遠くなるのだった。
「あっ……うっ……」
 それでも、快楽は腰の奥底から突きあがってくる。こればかりはどうすることもできないでいる。マサキは、止まってくれない。そして恐ろしいことに自分の腰もそれに動き合わせて動いているのだった。
「そんな……だめっ……」
 ほどなくして、競りあがってくる快楽に抵抗しきれなくなって、腰をガタガタと震わせて夕子はいってしまう。
「あっあぁああ!」
 思わず顔から手を離してしまった。体中の力が抜ける、自分のいやらしい顔をいやらしい吐息を、生徒たちに近くから見られてしまった。
「ああ……すごい締め付けだ。夕子先生の旦那さんがうらやましいですね。じゃあ、そろそろ中に出そうかな」
「え、出すって……まって、やめて! お願い外に」
「外に出したら、受精の授業にならないのでしょう」
「そんな……今日は本当に、だめな日なの!」
 あくまでも、受精の授業をやるつもりなのだ。夕子はマサキのことが、空恐ろしくなった。
「普段旦那さんとは、どうやってるんですか」
「ゴムつけてるに決まってるでしょ、私は仕事があるから、子供が出来たら困るのよ。ねえ、マサキくんほんとに……お願いだから」
「それはよかった、じゃあ確実にぼくの子供が産めますね」
「ああ……そんな!」
「みんなも受精の瞬間をよくみてろよ、今から夕子先生の膣の中に射精するからな。そうすると子宮で受精して子供ができます」
「だめぇー!!」
 ドクンと、夕子の膣のなかでマサキのものが大きく膨れ上がったのが分かった。その瞬間、無残にも夕子の妊娠可能な子宮口に向かって、たっぷりとマサキの精液が注ぎ込まれる。

 ドピュドピュドピュドピュドピュドピュ!

 マサキの精液が、夕子のなかでほとばしった。遮られるものもなく、マサキの粋の良い精液が夕子の子宮口から子宮へと殺到していく。
「ふう……たっぷりでたな、この夕子先生のオマンコからドロドロ出てきている白いのが精液です……女の中に入ると女は妊娠します」
 マサキは、チンポを引き抜くと、興味津々に見つめる生徒たちに、夕子の股を開いて説明する。そんなマサキの行動を非難する元気もなく、夕子は呆然自失であった。

「あああ……ほんとに中で……どうしよう私、旦那でない人に……」
「子供ができたら産休を取れば良いじゃないですか夕子先生。代用教員は、若い女の先生がいいですよね。またこうやって性教育ができますから」
 そうやって、落ち込んでいる夕子をそのままに、ニュプっと引き抜いて立ち上がる。ずっとビデオ撮影していたヒナに「もういいよ」と声をかけて、生徒たちに自分の席にもどるように告げる。
「さあ、ヒナ……クラスの名簿と詳細データを頼むよ」
「はい、マサキお兄様!」

 マサキは、データを読み生徒の席と名前を確認して大きくうなずくと。黒板に先ほどまでの文字を消して、その上に大きくチョークで楷書する。その文字は……。

「さあ、クラス総妊娠計画、第二段の始まりだ!」

 ここで一句……中二病、三年たったら、高二病。
 催眠術を手に入れたあの日から三年たって、立派な高校生になったマサキであったが、成長しても、催眠術師として一人前になっても、つまるところが、マサキのやることは何も変わっていないのであった。
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終章「輝かしい未来へ」

 マサキが催眠を使い出してから半年が経過していた。
「あらあら……お帰りなさい」
 マサキがツバメと鳥取家に帰宅すると、大きなお腹を抱えた鶴奈さんがで迎えてくれた。庭先の小さなスペースを使って、鶴奈さんは季節の花を育てているので、その手入れをしているのだろう。無理は禁物だといったのだが、安定期に入っているので運動はしたほうがいいのだそうだ。
 最近、鶴奈さんは母乳がしっかりと出るようになってきた。今日あたり、また飲ませてもらおうかな。それとも、コーヒーにミルクとして入れるプレイがいいか。そんなことを考えていると、後ろからツバメに頭をはたかれた。
「あんた、へんな目で義姉さんをみるんじゃないの!」
「なんだよ……ぼくは、こう純粋に妊婦の美しさをだね……」
「はいはい、あー最近階段を登るのがしんどくなってきた」
 ツバメのお腹もけっこう出だしてきてるのだ。
「胸もまた大きくなってきたし、この前まで酷かった吐き気がおさまってきたとおもったら……今度は胸が張るのよね……ねえマサキ、どうしてだかしらない?」
「いや……成長期だからじゃない」
「そうなのかな、いやだなあ……」
 まだ、ツバメには妊娠していることを知覚させてない。そのうち、そのうちとごまかしているうちにこんなことになってしまった。バストもまた一回り大きくなってきたみたいだし、こんなのよくばれないよなあ。
「まあ、よくなるようにおっぱい吸うマッサージやってあげるから」
「ほんとによくなるの? まあ後でお願いするわ」

 マサキは、妊娠ですっかり乳輪が黒くなってしまっていてそれでもなお、いっそう美しいと思えるツバメの乳を吸いまくった。濃密な甘い味がする、乳腺を刺激し続けた甲斐もあったのか、ほんの少しミルクが出るようになってきた。
 そして、愛しげにツバメの腹をさすりながらマサキはこれまでのことを考える。

 ツバメと希の妊娠がきちっと分かったあとで、まだ妊娠していない女子には、例の排卵誘発剤を使ってきちっと妊娠させた。効き目は強力ということでどんな子供が生まれてくるか今から楽しみだ。

 多数の妊婦の世話に備えてDLOから来た医師は、犬居伊知朗というぱっとしない中年の先生だった。しょぼくれた中年親父だとも思ったが、さすがに医師らしく白衣を着て仕事に望む姿は、それなりの威厳と風格があった。こんな立派そうな人がDLOに身を寄せているのは意外だとも思ったのだが。
「これでも、総合病院の産婦人科の医長をやってるんですけどね」
「そうなんですか……よろしくおねがいします」
「出張の仕事は部下に任せるんですが、今回は特別です。それにしても、中学生妊婦とは……診察がとても、楽しみですなあ」
 そういっていやらしげに手をくねらせて笑う。その顔は、ただのスケベ親父だ。やっぱり、DLOメンバーなだけのことはある。
 本当に、この医師に任せて大丈夫だろうか。ネット探偵は名医だと言っていたのだが。マサキには産婦人科医の知り合いに他に伝がないので、この人に任せるしかないのだ。とりあえず、先にクラス全員を妊娠させておいて正解だった。

 そういえば、ネット探偵の正体もマサキには意外だった。クラス全員の女子のお腹が大きくなったこの壮大な光景を自慢したくて、ネット探偵を学校に呼んでみたのだが……やってきたのは自分のクラスの担任だったのだ。

「先生が……ネット探偵だったんですか」
「ああ……見事な催眠術師になったな、安西マサキ」
「……」
「だから君へのイジメを止められなかった私を許してくれとは言わない、言う資格はない」

 DLOからも正式メンバーとしての認可が下りるようにネット探偵……いや、このクラスの担任である相模原政明は掛け合ってくれたらしい。ネットゲームの世界で、相模原先生とマサキが会ったのも偶然ではなく、最初から先生が仕組んだことだったのだ。
 相模原政明はDLOで『最弱の催眠術師』と言われている。催眠の才能が皆無で、どうやっても自分では一切催眠術は使えないからだ。それでイジメを止めることもできず、ずっとマサキのことは気にかけていて、DLOで新型催眠器具のテスター養成を担当している自分の立場を利用するという方法でしか、マサキを救えなかったのだという。
 相模原先生のいうことはわかる。マサキが救われたのはネット探偵のおかげ、そのことは心から感謝する。だが、教師として許せるかというと、まだそんな気にはマサキはなれなかった。
 それでも、許すべきなのだろう。佐藤理沙のこともあるのだから。

 マサキは、ツバメのお腹をゆっくりマッサージしながら、お腹に詰まっているツバメとマサキとの子供のことを考える。
「あっ……いま少し動いたかな」
「もう、何をわけのわからないことをいって……ちゃんとマッサージしなさいよ」
 まだ胎動を感じるようになる時期には少し早いはずだ。きっとマサキの気のせいだったのだろう。それでもツバメのお腹には、そして鳥取鶴奈や佐藤理沙や円藤希の中にはマサキの子供たちが詰まっている。
 それは、マサキの輝かしい未来の象徴に思えた。ツバメの、そしてクラスの女子たちの子供がみんな無事に生まれてきたら、そのときがきたら全ての過去を水に流してしまおう。相模原先生だけじゃない、自分をイジメ虐げてきた人間全てを許すのだ。
 そして、マサキは自分が求める催眠術を手に入れる。輝かしい未来を。その熱を、その光を、マサキは今この瞬間確かに感じて、この手で優しく抱きしめられるのだから。

――――

 保健室で、アルジェが荷物をまとめているところに、教員の相模原政明が入ってきて声をかけた。
「いくんですか、アルジェ・ハイゼンベルク」
「ああ、ここまで来たら私の力も必要ないからな。相模原、私のことを暇人だと思ってるんじゃないだろうな」
「まさか、ご多忙は承知してました」
「ここまでやれば、お前も満足だろう。ミドルスクールというやつにも一度行ってみたかったからいい機会だった、まさか保健の先生をさせられるとは思ってなかったが、楽しかったよ今度の休暇は」
「今回のこと、ありがとうございました。おかげで、安西マサキを救うことができました」
「あれは、いい人材に育ったな。お前も立派な教師をしてるじゃないか。あの年齢で、あれだけの知性を見せる生徒は、うちの研究所でもそうはいないぞ」
「天才少女の貴女がいうと皮肉ですね……それに、私は悪い教師ですよ。安西マサキを救うために、佐藤理沙を損なってしまったんですから」

 相模原政明も教育者でありながらDLOに身を寄せている身。決して善人であるわけではない。ただ、自分が過去にイジメを受けていた経験から、マサキは救ってやりたいと思っただけだ。それでも、それによって傷つき心を失ってしまった少女を見たときに、自分の行動は本当にそれでよかったのかと自問せざる得ない。地獄から一人の若者を救い出したために、一人の少女が地獄に落ちる。だったら、自分のやってしまった行為とは何なのだ。

 黒いメイド服をつけて人形になっている佐藤理沙は、これまで長らくメイドとして仕えてきたアルジェが出て行くことも必要がなければ知覚しない。ただ、理沙の瞳は虚空を見ているだけだった。彼女の心は、今も闇に覆われている。

「お前はよくやってるよ。全てを救うことなど、この私でも無理なのだから」
 佐藤理沙への呼びかけは、マサキだけではなくて相模原政明も時間を見てやっていた。このような事態を招いてしまった彼なりの贖罪なのだろう。
「そうですが、それでも私は……」
「そうやってウダウダする男は嫌いだ――それとも、マサキだけじゃなくてお前までカウンセリングが必要か」
 そういって、アルジェは小さく笑う。
「冗談は、やめてくださいよ」
「お前らは、すぐ悪だの善だのいって自分の行動を評価するが全部下らんことだ。人間は自分が正しいと思ったことをやればいい。あとは強さが正しさを証明してくれる。安心しろ、お前は正しかった。私を動かせたのだからな、その時点で勝利だ」
「はぁ……貴女らしいご見識です」
 それでも、やはり相模原政明の声に元気はなかった。
 アルジェはムッとして、テーブルに催眠装置を置く。
「マサキに置き土産だ、この装置を身につければ、半径一メートル以内に微量の催眠電波が流れて周りの知覚を誤認させることができる」
「これは……アクセサリータイプ?」
「だからだな、これを使えば女子中学生妊婦が街をうろつき回っても不審がられないということだ。マサキはマサキで対策を考えていたようだが、これなら完璧だから。マサキにやっておいてくれ、あとは任せたぞ」
 そういって、アルジェはトランク一つを抱えて部屋を出ていく。それを見送ろうとする相模原にアルジェは思い出したように振り返って笑いかけた。
「ああ一つ、言い忘れた。佐藤理沙の心はもう元に戻っているぞ」
「へぇ…………は!?」

「だから理沙の心は戻っているといったんだ。理沙、人形化を解いてこっちに来い」
 アルジェがそういうと、理沙はそろそろと歩いて二人の前に来た。相模原が思わず、理沙の顔を覗き込む、理沙の目にはちゃんと意思の光があった。
「理沙……大丈夫なのか?」
 そういって、理沙を抱きかかえていう相模原。
「きゃ、大丈夫じゃないですよ……先生」
 ちゃんと反応して、苦しそうな声を出す理沙を半年振りに見た相模原は、思わず泣いていた。
「ううっ……理沙……理沙……よかったなあ」
「……だからよくないですって……はぁ」
「理沙、もういいぞ人形に戻れ」
 アルジェがそういうと、また理沙は物言わぬ人形に戻ってしまう。
「あ! なんで理沙を人形に戻したんですか!?」
「近くで叫ぶな、うるさい。理沙は今妊娠中だから、出産までは人形化しておいたほうが万が一のトラブルがなくていいんだ。女性は妊娠中は精神に均衡を欠くことが多い、余計なリスクは避けたほうがいい。マサキにはいうなよ、あいつが知ったらすぐ人形化を解こうとするから、人形化している間も理沙の人格は働いているし、これは理沙自身が望んだことでもある」
「……そうですか、無思慮で申し訳ありませんでした」
「まったく、バラバラに砕け散った心と記憶をつなぎ合わせるのに、私がどんなに苦労したと思ってるんだ。理沙への呼びかけは続けておけよ、とりあえず呼び戻しただけで理沙がもう一度生きることを望まなければ、私の努力も無駄に終わるのだからな」
「はい、肝に銘じておきます」
「ふん相模原、お前は私にどれだけ感謝してもし足りないぐらいだぞ、これで貸し二つだからな」
「はぁ……重ねて感謝します」
「まあ、本当は心が壊れて人形化した理沙の淹れたコーヒーが不味かったのが、元に戻した理由なんだけどな」
「貴女は、あいかわらずですね」
 そう呆れたように苦笑する、それで相模原の声に元気が戻ったのを確認したアルジェはとても楽しげだった。
「フフッ、だから、私を動かせた時点で勝利だといったんだよ」
「そのようです、友情に感謝します」
「麗しき友情か。だが、友達といっても、貸しは貸しだからな。今度たっぷり返してもらうから覚悟しておけ、相模原政明。どんな補助器具を使ってもお前が一切催眠術を使えないのは、まれに見る強力な抗催眠体質だからだ。お前の才能を理解できないで『最弱の催眠術師』呼ばわりしているDLOの技術者はやっぱり二流ぞろいだな。お前の脳みそを開けて調べれば、どんなサイコディフェンスシステムが作れるか。フハハハハ、いまから楽しみじゃないか」
「貴女に貸しを作り過ぎましたから、覚悟してます。そのときは、お手柔らかにお願いします」
「じゃあ、また今度日本に来たときに会おう」

 そういうとアルジェは、振り返らずに歩いていった。アメリカでの予定を消化して、相模原政明の体質を調査、データ収集するための人員と機材を集めて、日本に来るのは半年はかかる。
 そのときは、マサキの「クラス総妊娠計画」も完成を見せていることだろう。弟子が成長して、一人立ちする姿を見るのは良いものだ。そして、そのとき完全に回復した佐藤理沙に、うまいコーヒーを淹れてもらえたら最高なのだが。

 ……と、そこまでいい気分で考えて、アルジェは自分が帰る研究所の泥のようなコーヒーの味を思い出して顔をしかめるのだった。

「中二病の催眠術」 完成 著作ヤラナイカー


第十八章「希の懐妊」

 女子陸上部、県大会百メートル代表決定戦が校内のグラウンドを貸しきって行われている。うちの陸上部は県内では有名なので、マサキはついでに見に行ったのだが結構盛り上がってるみたいだった。
「きゃー喜志さんがんばれ!」
「今年は、円藤先輩が勝つわよ!」
 ちょうど、数人の女子選手がコースに並んでいる。円藤希の隣にいるのが、ライバルの喜志か。希には負けるが、結構可愛いじゃないか。
 そんなことを考えているうちに、走り始めた、すごい速さだ。円藤の走りを超人的だと思ったマサキだが、喜志という選手も初速がすごい。鍛錬に加え、足のバネのつくりが常人とは違うんだろうな。
 それでも、円藤には催眠によるイメージトレーニングがある。弱点だった初っ端の踏ん張りも見事に決まっていて、喜志と互角。いや……少しだけ勝っている。
 そう思った瞬間にゴールしていた。僅差だが、希の勝利。よかった、正直どこまで催眠トレーニングの効果があるか心配だったのだが、我がことのように嬉しいマサキである。
「今年は、負けちゃったわね……大会、私の分もがんばってね」
 喜志は負けたにもかかわらず、笑顔で希の肩をたたく。負けたのは残念だった。だが、円藤希が、毎朝毎晩どれほど過酷な練習メニューをこなしていたのか、ライバルだった喜志が一番知っていたからだ。
「うん、ありがとう。秋の大会には出れなくなったから、その分も今回はがんばるよ」
「え? そうなの何かあるの」
 自分以上に陸上に打ち込んでいる円藤が休む理由なんて考えられなくて、驚く喜志。
「秘密、でもその分、今回の大会がんばるから」
 そうなのだ、円藤希はこの直後の県大会には出れるだろうが、その次の大会は走れない。その秘密を知っているのは、この中ではマサキだけだった。

 みんなに、賞賛の声を駆けられながらグラウンドを去る希を追って、マサキは声をかけた。
「円藤……おめでとう勝ったんだな」
「マサキ……、見ててくれたんだな」
 そういって、希は笑う。二人は話しながら、連れ立って歩いていく。
「ぼくがやってやったのは、そのためもあるんだからな」
「素直に、礼をいう。ありがとう……」
 そんなことを話しながら二人は、体育館の影にある男子トイレに入っていく。
「清掃中」の標識と一緒に、誰も入らないように見張りをしているマサキの部下の種付け隊の一人が立っていて、通りかかるマサキに黙礼する。

 二人は、そのまま一番奥の便器に入っていく。
「今日はあまり時間がないから、自分でぬらせよ」
「ごめんマサキ……せめて手だけ洗わせてくれ」
「ああ、それぐらいはいい」

 希は、手早く手を洗うと、便器に座るマサキの目の前に立って、赤い運動服の下と下着を脱いで、マサキに手渡す。マサキは、その下着にこびりついた汗の匂いをかぐわしいもののように嗅ぐ。
 マサキの股間のものが、匂いでムクムクと起き上がりつつあった。
 そんなマサキの股間のものを見ながら、声をあげて希はオナニーを始めた。最近、いろいろやって刺激しているクリトリスも剥いて、なかなか堂に入ったオナニーだった。希は余計なことは考えない、時間がないとマサキに言われたから、とにかく濡らすことに集中する。

「ふっ……くっ……」
「希、おっぱいも自分でいじくると早く濡れるぞ」
「いわないで……」
「じれったいな……舐めてやるからこっちの顔にもってこいよ」

 指示に素直に従って、希は性器をマサキの顔に押し付けるようにする。それを、いとおしげに舐めるマサキ。希は、その間も自分の乳頭をいじくって、性感を高めるように努力した。

「汗の味と、おまえの味が混じって……なかなか美味しいぞ」
「だから……そんなこといわないでって」

 マサキは、希が運動してたっぷりかいた汗と体臭を楽しむために、希の部活直後にこうやって人気のない男子トイレで抱くということをたまにやる。堂々たる変態っぷりである。今日はちょうどその日だった。

「よし、もういいぞ。腰を下ろして挿入しろ」
「はあぁ……入った」

 ニュプっといやらしい音を立てて、ゆっくりと腰をうずめていく。そのまま体重をかけないように、腰を振る希。マサキは、座ってるだけで楽チンだった。まあ、希は体力があるからこれぐらいやらないと、マサキが体力負けしてしまうからでもある。

「あいかわらず……お前のピストンは激しく気持ちいいな」
「気持ち良い……よかった……」
「なあ、希……お前妊娠したのか?」
「はい、まだ調べてないけど生理来てないので多分」
「そうか……うっ……お前には悪いと思ってるよ」
「なんで」

 腰を止めて、マサキを見下ろす希。意外そうな顔だった。

「だって、しばらく部活できないし、今度の県大会もつわりとかあったら」
「そんなことか」
 そういって、希は笑う。
「上の口で喋ってても、下の口も動かしておけ」
「ごめん……あのね、私が県大会で活躍したかったわけじゃなくて……ふっん……そうだね……喜志さんに勝ちたかっただけなのかもしれないと今日勝っておもった」
「そうか、希は負けず嫌いだからな」
「もちろん、県大会はがんばるけど、なんか今日喜志さんに勝って全部がすっきりした。私は一緒にやっている仲間の、誰よりも早くなれたと証明出来たらそれでよかったんだと思う」
「そうか……」
「だから、いいの……ありがとう本当に」
「ぼくじゃない、お前ががんばったからだよ」
「それでも」
「ううっ……でそうだ」
「中に頂戴……」

 ドピュドピュドピュドピュドピュドピュ!

 希は、抱え込むようにマサキの身体をゆっくりと抱きしめると、自分の中でピュルピュルとはじけるマサキの飛まつを感じる。マサキは、そんな希の腹をさする。

「このなかに、もうぼくの子供が入ってるんだな」
「まだわからないよ……でもそうかな」
「よし、今日はこれでいい。抜いて綺麗にしろ」

 マサキがそういうと、希はさっと上からどいてマサキの一物を綺麗に舐め取っていく。尿道口に残った精液の一滴までも吸い上げると、マサキの中出し精液がたっぷりと膣につまったままで、マサキから受け取った下着と運動服を穿いた。

「もういいよね、私はやっぱりもう少し練習してくる。代表で出るのに、県大会で変な成績のこせないから」
「ああ、お前は立派だよ。悔いが残らないように」
「私の夢はもう叶ったから……あとは、マサキの元気な赤ちゃん産んであげるよ」
 そういって、言ったのが恥ずかしかったのか駆けていってしまった。マサキも、男子トイレから出て、種付け隊の黙礼を受ける。種付け隊は、これから痕跡が残らないようにトイレを清掃するのだ。
 マサキが校舎から出ようとすると、遠目に一人でグラウンドを走っている希が見えた。
 円藤希は走り続けていた。誰よりも懸命に、どこまでも、前を見つめて。

「お前は、いい母親になるさ」
 マサキは、そうつぶやくと学校から出て行った。


第十七章「ツバメの懐妊」
 今日も、今日とて、マサキは夜に鳥取ツバメを性的マッサージ。
「あっあああ……ちょっとまって、また中に出すつもり?」
「うん、出すからちゃんと受け止めてね」
 十分に濡れそぼったツバメのオマンコの最奥にまで勃起した亀頭を差込んで、子宮めがけて、めいいっぱいに射精する。

 ドピュドピュドピュドピュドピュドピュ!

 もちろん生中出しなのでピュルピュルと子宮口に殺到して、ツバメのお腹の中をマサキの黄みがかった精液が徹底的に汚しつくしていく。
「んっ……んっ……だしたのね……あーあ」
 ツバメは、中に射精された余韻に浸っている。マサキは鼻息荒く、また覆いかぶさってツバメの豊かな胸を揉む。もうツバメを犯し初めてから二ヶ月近くになるのだ、まるで長いこと付き合ったカップルのように、マサキのモノを優しく受け止めるようになっている。しっくりいっているのだ。
「ちょっと……待ってってば、激しすぎるから、せめて休憩させて」
「うん、分かったよ……」
 マサキの若い精力はとどまるところを知らないが、今日はツバメのほうが先に音をあげたようだ。ニュプっと、マサキが抜くと、ツバメの膣からはドロリと精液がこぼれてくる。
「あんた何回中に出すつもりなのよ、まったく」
「だって……今週はツバメちゃんの中出し強化週間だからね」
 そういって、ツバメの乳房をつかむ乳頭を吸うマサキ。それを見下ろして、ツバメはため息をつく。
「そんなに吸ったって、おっぱいなんか出ないんだからね」
「おっぱいが出るようにがんばってるんだけどなあ……」
「やめてよ……これはマッサージだから妊娠しないんだよね!」
「ああ、もちろんだよ」
 マッサージだから妊娠しないと前に暗示をかけたのを信じているツバメである。面白いのでそのままにしてある。
「そういや、義姉さんやっぱり妊娠だって」
「ふーん」
 鶴奈は、つわりが酷いので、産婦人科にいって調べてもらったそうだ。先月の生理が来てないといってたから、もうほぼ確定ではあったんだろうが。それで今日嬉しそうにしてたのかと納得する。
「赤ちゃんか、ヒナにも弟か妹ができるんだね」
 心なしか、ツバメも嬉しそうだ。ぼくの子だとかいったら、どうなるのかとマサキは思う。まあ普通に殴られると思うので、言わないが。
「ツバメちゃんも赤ちゃんほしい?」
「馬鹿じゃないの! 私は、まだ中学生よ……それにいい相手もいないからね」
 ぼくがいるじゃないか、とマサキがここでいうと殴られるわけである。ここ最近のマサキの対ツバメちゃん学習の成果は見事だ。
「そうだねえ……あはは」
「でも、義姉さんがちょっとうらやましいな、鷹郷兄さんの子供ならほしいかも~」
 そういって、笑うツバメ。おいおい。
「えーそれ近親相姦じゃん!」
「馬鹿冗談よ。それ以前の問題として、幸せな家庭を壊す趣味は私にはありません」
 微妙に冗談に聞こえないのが怖い。鷹郷、好かれてるな。鶴奈を取ってしまって少し罪悪感があったのだが、いっぺんに吹き飛んだ。やはりイケメン死すべしと意志を硬くするマサキである。
「じゃあ、今日はもっとがんばっちゃうよ、ツバメちゃん子供欲しいらしいしー」
「馬鹿、私がいつそんなこといった、何時何分何秒?」
 子供かと。ツバメがそんな変なことを言われて顔を赤くしても、本気で怒れないのは、マッサージという名目で抱き合っていて、勘違いされかねない格好であるからだ。勘違いもなにも、思いっきり身体を重ねて、中だしを二発くらってるのだが、それは普通のことだと思い込まされている。

(ツバメちゃんが、ぼくの子供を産みたいと思ってくれたらなあ)
 マサキは、そんなことを考えてみる。ここまで、状況を錯覚させることはしてきたがツバメの思いには手を触れていない。今のマサキの実力なら、ツバメの心をねじ伏せて屈服させてしまうことも可能。
 だが、それではあまりにも趣がないではないか。催眠の力で意志をねじ伏せる、それでは人形になってしまう。そうなってしまった、佐藤理沙を思い、マサキの胸は小さく痛む。ツバメは、今のままのツバメがいい。

「ううん、強く抱きすぎ……」
 ツバメは、そうやって顔をしかめる。どうやら、そんなことを考えていたら強く抱きしめすぎたみたいだった。
「ああ、ごめん……」
 手にこもった少し力を緩めて、マサキはツバメの豊かな胸を吸う。何度味わっても、味わいつくせない。清潔なシーツの上に、ポヨンと乗ったツバメの胸の柔らかさそしてその重みは、心地がよいものだった。
「はあ、あんた胸好きだよね。男子ってみんなそうなのかしら」
「さあ、知らないけど。ぼくは好きだよツバメちゃんのおっぱい。こうやって吸ってると幸せの味がする」
「な……なんて馬鹿な。はぁ……、なんでこんなことさせてるんだろ」
「マッサージだからいいんでしょ」
「そうね……そうだったわね」
 その言葉を、聴くとツバメの不信感がぬぐわれ、ツバメはマサキにやさしくなる。ツバメはそっと、マサキの頭をなでてやった。
「来年の春ごろには、鶴奈さんの赤ちゃん生まれてくるのよね……こんな感じなのかな赤ちゃんって」
「欲しいの、赤ちゃん?」
「……ちょっと、いいなって思っただけ」
 同じ会話の繰り返しになるので、嫌だったのだろう。ツバメは口をつぐんでしまった。それでも、やさしげな顔になっているツバメはいいなとマサキは思うのだった。
「今日は、このまま挿入したままで、朝まで一緒に寝るからね」
「マッサージなんでしょ……もう、勝手にすればいいわ」
「うう、出そう……出るよ!」

 ドピュドピュドピュドピュドピュドピュ!

 マサキの努力のかいもあって、この日ツバメは受精する。まさか、その羨ましがった鶴奈と一緒の父親の赤子を、その日に身ごもることになるとは、このとき思ってもいなかったツバメだった。
第十六章「それから」
 それから、暫しの時が流れた。学校のひとつのクラスを支配し、その状況を維持・安定させるという大事業には多くの手間と労力がいる。アルジェ・ハイゼンベルグという絶対的なバックボーンの助けがありながらも、その大事業を自ら成し遂げたマサキは確実に成長していた。あるいは、成長したと錯覚した。だから、身近にある落とし穴にも気がつかなかったのだ。

 ある日の放課後、また佐藤理沙を犯そうとやってきたマサキは奇妙なものを見る。いつも、理沙を犯していたベットで、理沙が鋏を握り締めたまま死んだように眠っているのだ。理沙は泣いていた、酷く蒼白な顔だった。そして鋏には血が滲んでいた。

――血!?

 よく見るとベットもところどころ、鮮やかな赤で染まっていた。傍らには、岩崎という若い保健婦が付き添っていた。よく見ると、理沙の腕には無数の切りつけた後があった。そこに岩崎は泣きながら治療を施している。アルジェが保健婦をやるようになってから、学内では見かけなかったのだがちゃんと居たようだが、今はそんなことを考えてる場合じゃない。

「理沙……どうしたんですか」
「ああ、自殺を図ったんだ」
 あわてて尋ねるマサキに、そう何気ないように答えて、机に向かったまま自分の仕事を続けるアルジェ。
「自殺って!?」
「未遂だ、問題ない。あと、理沙は今日妊娠が発覚した。あくまで目測だが、妊娠後四週間といったところだな、おめでとう!」
「ちょっとまってくださいよ、自殺って」

「お前――本当に気がつかなかったのか」

 そういって、アルジェは振り向いてマサキを見た。力のこもるギラギラと光る瞳で、マサキの濁った目を見つめ返す。数秒、見詰め合ってアルジェはすべて分かったという顔でニヤリと笑った。
 それですら、マサキに理解させるためのことで、アルジェにとってはマサキが頭の中で何を考えているか、考えていないか、何をして、何をしなかったか、あらかじめ分かっているのだ。この流れ、彼女にとっては、この程度のことなど、予定調和でしかない。入力の値を決めて打ち込んでしまえば、出力はその瞬間に決定されているものなのだから。それは、運命と言い換えてもいい。

「ぼくは……」
「お前は分かっていたな。自分が理沙を追い詰めていることは、その結果に何が起こるかは考えなかったか?」
「そんなことは!」
「考えなかった、何もやらなかったのは、そう望んだからだ。そのひとつの結果がこれだ」
「ぼくはこんな結果、望んでいない!」

 マサキのそんな叫びには取り合わない。いまさらいい子ぶりっこか、意味がない。そうやってどうしようもないことから、自分の弱さから逃げようとしているマサキには、覚悟させる必要があった。
 これから、この弟子が一人立ちするためには絶対必要な覚悟。催眠術師として一人で生きていくための――そう思ったときに、何故かアルジェの脳裏に古森正夫の顔が一瞬浮かんだが、それもアルジェは気にしない。そんな気持ちに流されない。
(必要だろう、弱い人間にとっても、強い人間にとっても覚悟は――)
 それは、あの”唯一自分から一人立ちしなかった”弟子も分かってくれるはずだった。

「マサキ、お前は恨んでいたのだろう佐藤理沙を。鳥取マサキと、円藤希は、お前の期待に応えた。そして、理沙は応えなかった。だから、理沙のことを考えなかった。あきらかにメンテナンス不足だよ。結果として、理沙はお前の行為に追い詰められて、こうして自殺未遂をした」

 マサキは、打ちのめされて床につっぷしている。

「私は、早い段階から理沙が追い詰められているのに気がついていた。理沙はストレスに耐えて耐えて抱え込んでしまうタイプのようだったからな。予測できた破局は三つ、理沙がお前を殺そうとすること、あるいは学校や家庭、つまり自分の生活環境を破壊しようとすること、そして自分の命を絶つこと」

「だから、それへの対処として、理沙にマサキを殺害すること、過度な破壊行為、自殺を禁じておいた。今日、私が与えた妊娠検査薬で、妊娠が分かってしまって、それが引き金になって発作的に自殺しようとしたようだな。鋏で、自分の腹を突こうとして、それが自殺禁止の暗示で阻止されたので、手首を切った。鋏の刃先は切るために作られていない。どれほど力を込めても、浅くしか切り付けられなかったようだ。そして、そうやって自傷行為をしているうちに、心の糸が先に焼ききれて倒れてしまったようだ」

 マサキは、床に身を伏せたまま動こうとしなかった。

「理沙は、優しくていい子だったな。それに対してお前は無思慮で乱暴だった。私は理沙が、十中八九お前を恨み、殺そうとするだろうと考えていた。だが理沙はそうしなかった、学校でも家庭でも耐え続けた。そして、自分の妊娠が分かって、そこで苦しみ耐え続けた理沙の精神も、限界を超えて壊れた。恐怖と絶望は人を殺す、本当はそのことを一番熟知していたのがお前ではないのか?」

 たしかに、アルジェの言うとおりイジメで苦しめられたマサキは、助けてくれなかった理沙を恨んでいたのかもしれない。それでも、理沙をこんな目にあわせるつもりは本当になかったのだ。それどころか、理沙を抱くのは好きだったし、理沙のことも、ほんの少しは本当に好きだった。好きになっていたのに。

――なのに、どうして

 だから、マサキは身を伏せたままこんなことを言う。

「アルジェ先生……どうして、分かっていたなら理沙を助けてくれなかったんですか」

 それは、愚かな責任転嫁だ。自分が悪いんじゃない、アルジェが。そのために理沙が。だが、アルジェはそのような逃避を許さない。

「マサキ、お前はなにか勘違いをしてないか」
「何をです……」
「お前は、誰だ?」
「……」
「お前は、学級王なのだろう」

 そういって、アルジェは笑う。嘲笑してやる。

「マサキ、お前はクラスの支配者だ、自分でそうしたのだろうが!」
「……それは!」
「いいか、聞け。催眠術師になるというのは冗談ではない。そこらの弱い人間ならばともかく、支配者には支配者の責任がある」
「支配者の責任……」
「考えなかったこと、何もしなかったこと、その愚かさは全てお前の罪だ」
「それは……」
「やった結果が引き受けられないなら、催眠術師などいまからでもやめてしまえ。そして、元のただの弱いデブオタに戻れ。強者は、力を持つものは、愚かであることを許されない、大きすぎる力は振り回すだけで人を傷つけていく。それが分からないほどお前は馬鹿ではないだろう」

 マサキは、泣き出していた。血だらけの理沙……傷つけてしまったのが怖かった。それでも、戻れなかった。もう、あの無力には、あの絶望には、あの地獄には! ……でもそのために理沙が。少なくてもあの少女は、そこまで酷い目にあうほどのことは、なにもしてなかった。

「もっといってやろうか、たしかに理沙をこうしたのは私だ。今から言う私の言葉を、心に刻み込め」

――私はお前に”結果を理解させるためだけに”理沙の心が壊れるまで放置したのだ!

「私は保健室の錆付いた鋏で、半狂乱で自分の腕を切りつけて血だらけになっている佐藤理沙をじっと見ていたんだ。理沙が小さな口を裂けるほどにあけて、死に切れない苦しみに絶望の声を上げるのをただじっと聞いていた。何度も、何度も、そうやって自分で垂らした血だまりの上で理沙が壊れて動かなくなるまで。いまだけではない、お前に見えない理沙の絶望を私は見続けてきた、お前に犯された日から理沙はずっと痛みに叫び続けていた、その声を聞き続けても、私の心は動くことなどなかった。助けてなどやらなかった。冷酷だろう、残忍だろう、これが私の催眠術だ、お前は私を軽蔑するか?」

――だが、忘れるなよ。

「自分の目的のために、それができるのが催眠術師なのだ。お前は何に成りたかったのだ。催眠術師になりたかったのではないのか。だったら、これぐらいのことで取り乱すな、前を向け! 結果を受け止めろ! そして考えろ、考え続けろ!」

 アルジェは、もうマサキを見ていなかった。また、高速で端末をいじり始めた。好きなだけ落ち込んでいればいいし、万が一こんなことでマサキが折れてしまうのなら、そんな男にはもう興味はない。
 それよりも、喉がとても渇いていた。コーヒーを飲みたくなったが、淹れてくれる理沙は居ない。人が淹れてくれるのに慣れると、自分で淹れる気にもならない。
 マサキは、しばらくそうやって絶望に浸っているようだったが、やがて起き上がった。意外に立ち直りは早かった。

「理沙はこれから……どうなるんです」
「何をいうかとおもったら、そのことか。そうだな、理沙の心はもう駄目なので、操り人形にしてやろうかな、都合の良いようにしてやるから心配するな」
「理沙は、ぼくが助けます」

「ほう」
「アルジェ先生は、支配者の責任と言いましたね。だったら、理沙を何とかするのもぼくの責任です」

 マサキがそうくるとは、アルジェは考えていなかった。理沙の精神をまともに呼び戻す。それが不可能とはアルジェも言わないが、それは大変面倒な手間になるだろうし、そこまでしてやる義理はアルジェにはなかった。人形にしてしまえば、日常生活を送っているように偽装もできるし、メイドには使えるのだ。そのままの方が、かえって便利なぐらいだろう。
 たぶん、マサキは一度壊れた心を元に戻す大変さを知らないのだろう。だから、そんな安請け合いができるのだ。どの程度、理沙の心が割れてしまったのかにもよるが、壊れた心を戻すのは粉々に割れた器の破片を集めて、もう一度器の形に戻すような行為なのだ。そしてやり遂げたとしても、もとのような綺麗な器に戻る保障もない。

「お前は、人の心についても何も知らないだろう」
「それが必要なら、それもいまから学びます」
「お前の覚悟は分かった。理沙には、とりあえず私の人形として学校ではメイド、家庭では普通に過ごすように暗示をかけて動かす。後のことは、好きにすればいい」
「いま決めました……ぼくは、ぼくの理想とする催眠術師を目指します。だから、そのために理沙が必要だと、思うんです……」

 高みに至る道はひとつではない。責任の取り方もひとつではないだろう。マサキのいう方法は、いかにも中学生が言いそうな浮ついた偽善だと思ったが、できるかできないかは問題ではない。
 それを糧にマサキが学び、催眠術師として成長するのならそれも悪くないだろうとアルジェは考えた。目的のために手段を選ばないのがアルジェだ。それが善か悪かなどは関係ない。それに、佐藤理沙だって、好感が持てる少女だったのだ。もしかすると、マサキが思いもつかないような方法で回復させるかもしれないと思えば、それも面白いと考えて放って置くことにした。

 それから毎日、マサキは保健室に訪れた。理沙を犯すためではなくて、人形になってしまった理沙の心に声を届かせるために、やさしく語りかけ続けた。その傍らで、心理学や精神医学を幅広く学び、そして催眠術師としての鍛錬もする。それらも、理沙の心を呼び戻すために役に立つものであったし、副次的な効果としてマサキを催眠術師として大きく成長させることになった。

 その一方で、「クラス総妊娠計画」も着々と進行させていた。人形として生きる理沙の胸もお腹も少しずつ大きくなってきたような気がする。ほかのクラスメイトの中にも、つわりなどの諸症状の兆候が出始めてきた。理沙の二の舞を避けるために、それに対するフォローもマサキは忘れない。もう同じ過ちは繰り返さない、前を向く、結果を引き受ける。そしてより良き未来のために、考える考え続ける。なぜなら、マサキは学級王なのだから。


プロフィール

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロの小説書きになりました。ちょっと忙しくなるのでご迷惑をおかけするとおもいますが、月一更新を目標にやっていこうと思いますので、今後ともよろしくおねがいします。



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