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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
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終章「問題の解決」
 麻里沙達の妊娠は、当然のごとく何とかなってしまった。
 杏端(あんたん)学園で、ロリコン教師である池谷慎司(いけや しんじ)による集団妊娠事件が発生したのである。
 学園は事態の収拾のため、当該教師を解雇し、極秘裏に親御さん達への説明会を行った。
 本来なら他の生徒への影響を考えて、生徒の退学も考えるところだが、今回は対象生徒が多くすでに堕胎できなくなっている女生徒も多いため、被害を受けた生徒を集めた特別クラスを設けて対処するとのこと。
 要するに、名門私立である杏端学園は事態の隠蔽を謀ったのだ。騒げばお互いに不利になる、退学させない代わりに、騒ぎ立てないでくれと。
 桐宮紗香(きりみやさやか)、長澤珠衣(ながさわ たまえ)、北原麻理沙(きたはらまりさ)。
 無事にとは言い難いが、三人は十四歳にして母親になる条件が整った。

 まず、北原家の問題。
 北原麻里沙の両親は、海外で飛行機事故にあって行方知れずとなった。
 若干二十歳で家を継いだお嬢様女子大生の北原亜津沙(きたはら あずさ)は、ミノルが潜伏しているマンションで、お腹の本当の父親であるミノルと出会って即落ちした。
 亜津沙と麻里沙は、姉妹そろってミノルの変態メス奴隷となり、二人の出産までマンションでの爛れた生活が続いている。
 すでにミノルの子をもうすぐ出産予定の亜津沙は、大きなお腹をしていた。

「まさか、オジサンが麻里沙のお腹の子の父親とは思いませんでしたわ」
「オジサンじゃないだろ」
 後ろから、亜津沙を抱いているミノルは、生意気な口を聞いた女子大生妊婦の乳首を捻り上げる。
 亜津沙の黒ずんだ乳首から、白い母乳が滲んだ。
「ああっ、すみませんでした。私達変態姉妹は、ミノルおじ様の奴隷ですう」
 亜津沙は、お仕置きされたくてそう言ったのかもしれない。
「まったく困ったメス豚だな」
 余計なことを考えないように、ケツ穴をグリグリと突いてやった。
「あひっ、あひっ、お仕置きありがとうございます」
「そんなことはいい。それより、金は用意できたんだろうな」
 富豪の北原家はともかく、長澤珠衣の家や桐宮紗香の家には出産に向けて援助が必要であった。
 金なんていらないとうそぶいていたミノルであったが、腹をくくって男としての責任を取ることにしたのだ。
 それが、北原家の財産を手に入れた亜津沙に寄生してというのが、またミノルらしい情けなさであったが、金には変わりない。
「はい、もちろんです。私の形式上の夫は浅田くんですが、北原家持つ地位も金も、みんなミノルおじ様のものですわ。ですからその代わりに……」
「ああ、わかってる。このお腹の子が生まれたら、また孕ませてやればいいんだろ」
「はい。おじ様の子供を自分の子供だと思って可愛がってる浅田くんを見てると、私はもうたまらなくて」
 本当に酷い変態女だなとミノルは呆れた。
 寝取りの趣味はないので、どうでもいいのだが亜津沙はマンコもケツ穴の締りも性奴隷にするには最高であった。
 だから、しばらくは手放すつもりはない。

「お姉様は、ほんとどうしようもない、変態、ですわね。この映像を浅田様に見せたらどうなるのかしら」
 自分の姉がミノルに犯されているところを、ハンディーカムのビデオカメラに収録しながら、妹の麻里沙も興奮してケツ穴に差し込んだバイブを手で持って上下させている。
 二人は、妊娠していることもあって、ケツ穴を訓練しているのだ。
 この何ヶ月かで、どちらも良い締まりになってきた。
「あっ、あっ、いきます。ケツ穴いくっっ!」
 亜津沙がケツ穴で行くと同時にミノルも絶頂に達した。
「ううっ……ふう」
 亜津沙の豊満なケツからミノルが腰を引くと。
 だらしなく開いた肛門から、白濁した液体がドロリと出た。
 そのまま、亜津沙はベッドにぐったりと倒れてしまう。
 ミノルはといえば、この変態姉妹に絡むようになってから余計に精力が絶倫となり、まだまだやりたりなかった。
「お姉様、ほんとに情けないですわ」
「ほお、言うじゃないか麻里沙。今度は、お前をやってやる」
 すっかり従順になった麻里沙は、カメラを置くとへたっている姉の横でお尻を出した。
 ミノルは麻里沙のケツ穴からバイブを引き抜くと、すっかりヌルヌルで具合のよくなったアナルへと硬度を保っているチンポを突き入れる。
「あうう」
「麻里沙、この子を産んだら、またお前も姉と一緒に孕ませてやるからな」
 お腹をさすりながら、ミノルは言う。
「でもっ、あのっ、私は学校が……」
「いいんだよ学校なんか中学でやめちまえ」
「そんな、でも私」
「いいか麻里沙、お前は俺の孕みメス豚女なんだから学校なんかいかなくていいんだ。一生俺とこうやってセックスして子を産んでそのデカパイで育てることだけ考えてりゃいいんだよ」
 すっかり妊娠で黒ずんでしまった乳首をギュッと摘まれて引っ張られながら、麻里沙はその気持ちよさのなかで、それでいいんだと思った。
 もう北原家の娘に相応しいような生き方とか、そんな窮屈なことを考えなくていいのだ。
「ミノルさん。私は、それでいいですね」
 ケツ穴を突き上げながら、ミノルは答える。
「ああ、それでいいんだ」
 そう言われた瞬間、力の抜けた麻里沙のケツ穴が緩んでさらに奥深くミノルを受け入れた。
「ああっ、私産んだら、またミノルさんの子供を孕みます」
「よく決心したな麻里沙」
「はい、私達はミノルさんの孕み奴隷ですから。ここでこうやって気持ちい事だけして一生過ごします。ああ、お尻が熱い」
 麻里沙の完落ちに興奮して、ミノルは麻里沙のお尻の奥で精を放った。
 ドクンドクン、ドクンドクンと。
 いつまでも止まらない勢いで、ミノルの精は弾けて麻里沙のお尻の穴の奥を汚すのだった。
 こうして、麻里沙と亜津沙の姉妹は、二人仲良くメス豚お嬢様としてミノルの調教を受け続けることとなる。

     ※※※

 長澤珠衣の家もすんなりの娘の妊娠を認めて、出産への準備を始めている。
 背景には、北原家からの多額の金銭援助があったが、そんなことは珠衣には関係ないことだ。
「コーチ、今日は一段とかっこ良いですね」
「その、コーチっていうのは、もう止めてくれないかな」
 手をもじもじさせる珠衣。
「えっとじゃあ、ミノルさん」
 顔を真っ赤にしてそういうとキャーと、金が手に入っていつになく立派なスーツに身を包んでいるミノルに抱きつく。
 そんな可愛らしい彼女のお腹もすでに目立つほど大きくなっている。
 コンプレックスだった乳輪の大きさも、妊娠で胸が大きくなることで解消した。
 ミノルと仲睦まじく歩く珠衣は幸せいっぱいだった。

 一方、不幸のどん底の女の子も近くにいる。
 桐宮紗香である。
 珠衣より一ヶ月ほど早く懐妊した彼女は、すでに大きなお腹を抱えている。
「なんでついてくるのよ。もう放っておいてよ」
 お腹が大きくなり始めているのに、自身の妊娠を認めなかった紗香であったが、ミノルに妊娠することになった証拠の動画を見せられて愕然とした。
 ミノルに対しては、激しい怒りを覚えているが、いまはそれどころではない。
「紗香の母親に挨拶しないとな」
 ミノルがビシッとした背広を身に着けているのは、そのためだった。
「わかってるの? あんたのせいで、私の家庭はめちゃくちゃよ!」
 紗香の妊娠が発覚して、もう堕ろせないと分かると、両親の大喧嘩が始まったのだ。
 父親は、母親の教育が悪いの一点張り。ただでさえ冷えきっていた家庭にはそれが致命傷だった。
 両親は離婚することに決まって、桐宮家は空中分解した。
「俺が全部、丸く収めてやるよ」
「収まるわけないでしょ」
 桐宮紗香は、あまりのことに怒りすら湧いてこない。もうどうでもしてくれって感じだった。どうにかできるものならしてみるがいい。
 父親が別居して、一人で沈んでいる母親のところに一人で帰ることを思えば、こんな変なオジサンでも一緒にいたほうが良いとすら思えた。
 家も借家だから、あと一ヶ月もしないうちに出て行かなければならないのだが、紗香と母親の桐宮紗英(きりみや さえ)には行く宛がなかった。
 紗香も、相当やけっぱちになっている。

「お母さーん、今日はお客さんがいるわよ」
 紗香を無理やり犯して妊娠させたに等しいミノルが、自分の母親になんと言うつもりなのか。
 これ以上ないほど捨て鉢になっている紗香は、むしろ笑っている。
「えっ……ミノルくん?」
 ソファーから立ち上がった、紗香の母親は驚いて目を瞬かせた。
「そうか、やっぱり桐宮って苗字。紗香ちゃんは、紗英ちゃんの娘だったんだね。そんな気はしていたんだ」
 紗香の母親、桐宮紗英はミノルと同い年の三十二歳である。
 それもそのはずで、ミノルの高校時代の同級生だったのだ。
 ミノルが今のような放浪生活を始めることになったキッカケが、初恋の相手だった紗英との別れだった。
 幸運の能力の使いこなしが十分でなかったミノルは、紗英を手に入れることができなかった。

 それでもこうして、娘の紗香を通して紗英と再開できたことこそ、幸運の導きだった。
「紗英ちゃん。結婚しよう」
 ミノルは、たまたまラッキーなことに用意していた指輪を紗英に手渡す。
 断られるわけがない。
「えー、でも私……」
 思わず、紗英は受け取ってしまう。
「いいんだよ。桐宮のやつと離婚したんだろ? 大丈夫、お前ら母娘は俺が幸せにしてやる。なんたって、俺はツイてるからね」
「……ミノルくん」
 こうして、桐宮紗英と結婚したミノルは、かつて失ったものを取り戻した。
 いや取り戻したどころか、回り道をしたおかげで、ずっとずっと多くのものを手に入れることができたのだった。

 幸せな家庭を手に入れたミノル。
 ちんぽの乾く暇もない生活に、飽きるまでは続けてみるかと言う気になっているが気まぐれなミノルのことだ。
 いずれまた、ふらりとどこかに行ってしまうかもしれない。
 それでも、彼はどこでだって生きていける。そうして、彼に関わった女性とその子供たちも最後は幸せになるに違いない。ミノルの物語はいつも強制的にハッピーエンド 。
 なぜならミノルは、幸せの星の元に生まれた男なのだから。

『幸運な遺伝子』 完 (著作 ヤラナイカー)
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第十三章「麻里沙と珠衣」
 待ち合わせしているマンションの前で、長澤珠衣(ながさわ たまえ)が、ミノルとイチャ付いていた。
 ミノルは、麻里沙の薦め通り散髪にも行ったようだ。
 メイドに命じて、男物の服も買い与えて部屋に置いてやったので、多少はこざっぱりとした格好をしている。
 せっかくアイロンをかけたシャツをクシャクシャに着崩しているのは残念だが、前の浮浪者同然の姿に比べたらだいぶマシだろう。
 しかし、着こなしが多少変わっても、中身はそのままだった。
「あなた達、こんな公道で何やってますのぉ!」
 大胆というか、常識がないというか。何を考えているのかと、信じられない思いがする。珠衣は学校帰りで制服姿だ。
 杏端学園中等部の藍色の制服を着た少女が、三十路過ぎのオヤジと仲睦まじくイチャイチャしているなんて!
「何って、コーチと待ってただけ……」
「珠衣さん、世間体ってものを考えなさい! だいたいこんなところを人に見られたらどうするんですの!」
 北原麻理沙(きたはら まりさ)がプンプン怒っていると、ミノルの大きな手でギュッと抱きしめられた。
「いいじゃないか、仲良くしてるんだから」
「そんなこと言ったっ……んっ!」
 ベロンと分厚い唇が、魔理沙の小さい唇に重なる。
 そのまま舌まで入ってくるのを、麻理沙は撥ね退けられなかった。
 それどころか、自らも舌を使って唾液を交換し合う。
「ふうっ、いいだろう」
 麻理沙は、トロンとした顔で頬を赤らめて頷いた。
「もう、ごまかして」
 ミノルと珠衣が、援助交際と間違われて(実際はもっと悪いのだが)官憲に職務質問を受けたとしても、麻里沙にとっては関係ないのだが。
 そんなことでミノルが消えてしまっては困ると思ってしまうぐらいには、麻里沙はもうミノルのことを大事に思ってしまっているのだ。
「あっ、北原さんばっかりずるいです。コーチ私も!」
 せがまれてミノルは、珠衣と濃厚なディープキスをした。唇を離すと、ツッーと唾液が糸を引くぐらい粘っこいキスだ。
 それを間近で見て、麻里沙は(私もあんな感じだったのかな?)と思うと、羞恥に頭がポーッとした。
 普段の麻里沙は、一度エロスイッチが入るととんでもないことをやらかす変態の癖に、公衆の面前で男とキスするなんて恥ずかしいと思うお嬢様でもあるのだ。

「二人ともいい加減になさい! こんなことしてる場合じゃありませんわよ。早く部屋にまいりましょう」
 いつまでもイチャコラしている、ミノルと珠衣を急き立てるようにして、マンションの八階へと移動した。
 麻里沙は部屋に入るなり、薬局で買ってきた妊娠検査薬の箱からスティックを取り出す。
 ちょうど二本ある、麻里沙の分と珠衣の分。
「やっぱり妊娠してるんじゃねえの?」
 二人とも生理予定日から二週間も生理が遅れている。
 そのため、今回の緊急招集となったのだ。
「そんなの調べてみないとわかりませんわよ」
 麻里沙は続いて、なぜか空のワイングラスを二脚用意した。
「ねえ、これで妊娠がわかるの?」
 珠衣は、渡された白いプラスチックのスティックを不思議そうに見つめる。
「わかりますわよ」
「そうなんだ……どうやって使うの?」
「このスティックの先っぽに、オシッコに浸けるんですわ」
「そうなんだ……でもあの、なんでグラスを渡すの?」
 オシッコなら、トイレでするのではないかと不思議そうな顔をする珠衣。
「ここにするんですのよ」
「えー、トイレじゃなくて、こんな場所でするの?」
「するだけじゃなくて、ちゃんと映像に撮っておくんですのよ」
 本当にそんな真似をしなきゃいけないのかと、泣きそうな顔でミノルを見る珠衣。
「珠衣、やってやれ」
「コーチがそう言うならしますけど」
 ミノルは、相変わらず麻里沙のやつは女の子を嬲るのが好きだなと苦笑する。多少は、麻里沙の趣味にも付き合ってやるかと、椅子に座って鷹揚に構えている。
 二人はミノルの目の前で全裸となり、ジョロロロと音を立ててワイングラスにオシッコを注いだ。
 そうして、妊娠検査薬を差し込む。
 二人のスティックには、くっきりと赤紫色の陽性反応が出た。
「あああああっ、こんなの嘘ですわ!」
 麻里沙は叫んだ。
 たった一回の誤ちだ。
 妊娠する確率は、四分の一だったというのになんでこうなってしまったのか。
 麻里沙はあれだけ楽しんでおいて、一度で孕んでしまった自分の健康な身体を呪った。
「コーチの赤ちゃんできちゃったんだ」
「珠衣さん、なんで貴方はそんなに嬉しそうなんですの!」
「だって……」
 珠衣だって不安はあるのだけど、赤ちゃんができたのはむしろ嬉しいことのように思えたのだった。
 ミノルなら、何とかしてくれるんじゃないかという安心感を持っている。
 どういう育ち方をしたらこうなるのか。そんな風に都合よく考えられるなんて、かなり浮世離れしている子である。

 麻里沙は、珠衣に言い聞かせるように説明した。
「珠衣さん、よく考えなさい。私達の歳で赤ちゃんなんか産めるわけないですわ。家族にはどう説明するんです。学校はどうするんですの?」
「あっ、えっと……」
「とにかく、病院を紹介しますから。こうなったら堕ろすしかありませんわ」
「えーだめだよ、赤ちゃん殺しちゃうなんてダメ!」
 堕ろすと言われて、珠衣は感情的に反論した。
「ダメって、そんなこと言ってられませんわ」
 麻里沙は、あくまでも論理的に考える。
 妊娠したことは事実だ。
 だったら、ダメージを最も少なく済むようにすぐに堕胎するしかないと決断するしか無い。
 そうだ。おちおち悩んでいる暇に堕胎できる期間を過ぎて、こんな醜い男の子供を産むことになったとしたら……。
 考えるだに、怖気が走ってゾクゾクして、そんな破滅の未来が恐ろしいのに。
 だからこそ気持よくなってしまうのが麻里沙の悪い癖だった。
「おい、待てよ麻里沙」
「なんですの?」
「なんで堕ろす方向に話が進んでるんだよ。できたら産ませるって、前から言ってるだろ」
「まさか貴方……」
 ジリジリと後ずさりする麻里沙。
「ようやく俺の話がわかったか」
「……堕胎できるギリギリまで引っ張って、私達を嬲るつもりじゃないでしょうね?」
「なんでそうなるんだよ」
 まるで、そんな酷い目にあいたいと言うようだ。
「いまならそんなにキツくないのに、堕胎できるギリギリまで引っ張るなんて、ハァハァ……そんな非人道的な扱い。赤ちゃんが産めなくなってしまうかもしれませんわ」
 そう言いながら頬を紅潮させて口元がヒクヒクと歪んでいる麻里沙は、想像して嫌がりながら興奮しているようだ。
 本当に、とんでもない変態である。
 はぁーとため息を吐いてから、ミノルは言う。
「何度も言わせるなよ。堕胎なんかさせない。二人とも、ちゃんと俺の元気な赤ちゃんを産んでもらう」
「そんなむちゃくちゃな!」
 妊娠していることも後期まで進めば隠しようがないし、出産ともなれば確実に家や学校にバレてしまう。
 女子中学生が妊娠、出産、恐ろしいニュースである。
「なにがむちゃくちゃなんだよ」
「こんなことが知られたら私達も破滅ですけど、貴方もただじゃ済みませんことよ。北原家を舐めないでいただきたいですわ。娘を傷物にされて、うやむやに済ますような甘い親じゃないんですのよ?」
 逮捕どころか、殺されるかもしれない。
 ミノルを一人消すぐらいわけない権力を持っている怖い親なのだ。
 そんな厳格な両親にギュウギュウと真綿で締め付けられるように育てられていなければ、麻里沙だって十四歳にしてこんなに変態に歪むわけがない。
「大丈夫だよ。なんとかなるよ」
「なりませんわよ!」
 麻里沙は、自分の将来の心配をしているのだが、ほんの少しだけこのミノルという男の心配をしていた。なんとか守りたいと思っていた。
 だってこんなに気持よくしてくれて、好きだと言ってくれた初めての相手なのだ。
 ミノルはブサイクである。
 北原家の娘が、こんなどこの馬の骨ともしれない男の子供を産むわけにはいかないという気持ちと、今子のお腹に宿っている豚児と蔑まれるような醜い赤ん坊を産んでしまいたいという気持ちが相反していた。
 いえ、なにを考えてるんですの。
 そんなこと絶対に許されるわけがない。

 麻里沙がそんなことを悩んでいる間にも、ミノルは珠衣を抱きしめてイチャイチャとし始めた。
「コーチ、またするの?」
 ミノルにキスされると、珠衣はトロンとした顔になってそんなことを聞いた。
「いや、安全期になるまでセックスは避けたほうがいいだろうな」
「そう……コーチはしなくて辛くない?」
「大丈夫だ。元気な赤ちゃんを産んでほしいからな。そうだ、安定期まではマンコはダメでもケツ穴で出来るようにするか」
 二人の話を聞いていて、麻里沙は呆れたが、はたと気づくことがあった。
「そうですわ! 堕胎しなくても激しいセックスをして流産すればいんですのよ!」
「何だお前、またとんでもないことを言い出したな」
 今度は、ミノルが呆れる番だった。
 確かに激しいセックスは避けたほうがいいという話があるが、それで流産を狙うとは話が飛躍している。
「そうと決まれば、たっぷり乱暴なファックをしてもらいますわよ」
 結局のところ、淫乱お嬢様な麻里沙は、セックスしたいだけなのだろうとミノルは思った。
「孕ませるならともかく、せっかくできた自分の子供を殺すようなセックスはしたくないな」
 そう言いながら、ミノルは珠衣の身体を優しく愛撫してやる。
「コーチ。気持ちいい」
「そうか。いいか珠衣、お前のコンプレックスだった乳輪の大きさも、妊娠で胸が大きくなれば気にならなくなるからな」
 そう言いながら、ミノルは乳首を吸ってやる。
「はぁん、ありがとうございます。コーチに付いてきて良かったです」
 それがどこであっても、ミノルの手が触れるだけで気持ちいいらしく、珠衣は顔を真っ赤にして色っぽい声を上げた。
 麻里沙は構ってもらえないのが不満らしく、横からネガティブなことを言う。
「珠衣さんはツルペタなんだか胸なんかそんなに大きくなりませんわよ。それより、お腹が不格好に大きくなりますし、乳輪だって黒ずんじゃいますのよ」
 そうやって、必死に現実に引き戻そうとする。
 珠衣は、抱いているミノルに甘えたように聞く。
「乳首が黒ずんじゃったら、コーチは嫌?」
「嫌じゃないぞ。お前の乳首は俺好みに育てて、一生可愛がってやるから、胸を大きく育てて母乳をたくさん出してくれよ」
 そう言って、ミノルはチューチュウと乳首を吸った。
「はぁ、コーチがそう言ってくれるなら、私はそれでいいです。頑張ります」
「可愛いな珠衣。たっぷり可愛がってやるからな」
 乳首だけでなく、股ぐらにも顔をうずめてたっぷりと舐め回すと、珠衣は「あっ、ああ!」と、いともたやすく気をやってしまった。
「もう、バカばっかりですわ!」
 ミノルに構われないのが不満なのか、麻里沙はプイと顔を背けた。

「なんだ、麻里沙。スネてるのか」
 執拗なクンニリングスで珠衣をひと通りイカせてやると、ミノルは汁気たっぷりの股から顔を上げる。
「スネてるとかスネてないとか、そんな問題じゃないでしょう」
「じゃあなんだ」
 不満気に身体をくねらせている麻里沙の肩を乱暴に抑える。
 じっと、ミノルの目を見つめると、麻里沙は言う。
「これからどうするんですのよ」
「だから、どうにかするって言ってるじゃないか」
「どうにかできるわけないでしょう」
 そう言われて、説得する言葉はなかった。
 その代わりに豊かな乳房を嬲る。
「あんっ」
 すぐに嬌声をあげた。
「なんだお前、感じすぎじゃないか」
「だから、犯してくださいとは言ってるじゃないですか。赤ちゃんが死んじゃうぐらい激しくお願いしますよ」
「じゃあ、やってやるよ」
 あえて乱暴に挿入したが、俺達のまぐわいを見ていたせいか、すでに濡れ濡れだった。
 遠慮の必要はないなと、さらに乱暴に突き入れる。
「あっ、あっ!」
「孕むと締りが良くなるとは聞いたが、ここまで具合がいいとはな」
「もっと、もっと、もっと!」
「言われなくてもやってやるよ」
 荒々しいピストンは、麻里沙の肉襞をえぐるように突き上げる。
 結合部からは、ジュボジュボといやらしい音が響き、愛液よりも濃厚な本気汁が飛び散っていた。
「あうっ! あうっ!」
「うおお!」
 お互いに、獣のような声をあげる。
 でかい胸を痛いほどに鷲掴みにして、グリグリと乱暴に揉みしだく。
 腰を力いっぱい引いて突き上げる。凶暴なファック。
「うぁぁ」
「おら! おら!」
 ミノルは、いつになく凶暴な気分になっていた。
「いいです、これなら赤ちゃん死んじゃうかも」
 麻里沙が、そんなことをいうからミノルは凶暴な気分になっているのだ。
「わかった、そんなにいうなら殺してやるよ」
「あっ!」
「死ね! 死ね!」
「死ぬぅ!」
 強烈な突き上げの中で、麻里沙の意識はすぐにぶっ飛んだ。
 激しく揺さぶられるようなエクスタシーに音をあげたようだが、まだ許さない。
「まだ序の口だぞ!」
 腰を強く打ち付ける、全体重を子宮口へと叩きこむ、凶暴なファック。
 本能のままに強く打ち込むファック。
「死ぬ! 本当に死んじゃいますわ!」
「死ね、麻里沙死ね!」
 麻里沙の全身がガクガクと震える。キュウウウッと、膣壁が男根を千切らんばかりに締め付けてくる。
 強烈な締め付けで、ミノルも気をやった。
「はぐぁああー!」
 ドクンッと、麻里沙の中の肉棒が波打つと、膣の最奥部に焼け付きそうなほどの熱い精液が叩き込まれる。
 子宮口から赤ん坊のいる小袋にどっと流れ込んだ。
「ハァハァ……」
「ああ……これで赤ちゃん死にますかね」
「うるせえよ。次だ」
「はい、もっとやりましょう」
 麻里沙は調子に乗っているから、釘を刺しておく。
「約束を忘れたのか。お前は俺の子を孕んだ段階で俺の孕み奴隷なんだ。流産したって新しい子をすぐ孕ませてやるよ。逃さないからな!」
「そんなあ……」

 麻里沙とのまぐわいを見て、隣でぐったりと寝ていた珠衣もオナニーを始めている。
 二人を満足させるには、ミノルも頑張らないといけないようだ。

 麻里沙達が妊娠したって、ミノル自身は幸運の星に守られているので、どうにかできるとわかっているのだが、それは後になってみないとわからないことだ。
 説得する必要はないだろう。麻里沙にも、すぐにわかることだ。
第十二章「女子中学生 北原麻理沙 4」
「はあ、こんなの絶対にいけませんわね……ううっ、イクッ!」
 自宅に戻った北原麻里沙十四歳は、自分の部屋で猛省していた。
 猛烈に反省するとなると、なぜかオナニーしてしまうのは麻里沙の癖である。
 フラストレーションや不安は、オナニーで解消というのが、この変態お嬢様の癖であった。
 今回は本格的な猛省であるので、指でクリトリスの皮を剥いて、シコシコと男のように指の腹でつまんでシコリながらの本格オナニーである。

 机の上に並べられているのは、同じクラスの少女、山王寺 鈴猫(さんのうじ すずね)の痴態の写真。
 つい先程、スマートフォンのカメラで撮影したものをプリントアウトしたものだ。
 これはもし鈴猫が心変わりしたら、脅すために必要なものだった。
 性的に異常な興奮で我を忘れていたとはいえ、なんであんな危うい行為をやってしまったのか、麻里沙は自分でも不思議だった。
 レズじゃないのに、鈴猫に対してとても嗜虐的な愛情でいっぱいになる。
「箍が外れてしまった、ということなのでしょうか……やはり私は元からこんな変態、ああ、うっ……」
 両足をビクンと跳ねるように震わせて、麻里沙はまた小刻みに身体を痙攣させた。内にこもるような、静かな快楽の波が広がる。

 学校から家に帰ってシャワーを浴びて、汗と一緒に身体の卑猥な落書きも、男に汚された股ぐらも綺麗に洗い流している。
 せっかくさっぱりとしたのに、ネグリジェ姿の麻里沙は、またパンツを濡らすような真似をしている。
 身体は疲れているのに性欲は高まり、何度オナニーして絶頂に達しても、なかなか寝付けなかった。
 悪い想像ばかりが頭をよぎる。
 仮に自分が妊娠していなくても、鈴猫にあんな真似をして鈴猫が万が一妊娠していたらどうすれば始末すれば良いのか。
 いや、鈴猫のマンコに注いだ精液は出されてからだいぶ経っているものだから、精子は死んでいるのではないか。
 鈴猫が、受精する確率はとても低いはずだ。まして、妊娠している可能性なんてほとんどない。そうやって自分を説得しても不安感が募る。
 鈴猫が秘密をぶちまけてしまえば、麻里沙も終わりなのだ。
 何らかの対策は打たねばならない。
 そのために、口止め用に鈴猫の恥ずかしい写真をプリントアウトして用意しておく。
 他に何か、抜けている点はないかしら。

 しばらく煩悶と悩みながら眠りにつく直前に、またミノルの居るマンション行こうと思った。
 鈴猫にあんな真似をしたのは、元はと言えば戸隠ミノルのせいだ。八つ当たりだと思いながら、麻里沙はそう感じずにはいられなかった。
 この心配をあの男にも相談して、あの男も自分と同じように不安な気持ちにさせてやろう。
「フフッ、それがいいですわ」
 いっそ、この問題をあの男に丸投げしてやろう。きっと、あの男は私よりもずっと困るはずだ。あれでもミノルは大人だから、もしかしたら麻里沙が一人で悩んでいるよりもいい対処法を思いついてくれるかもしれないし。
 そう思ったら、ようやく安心できた気がして、麻里沙はようやく眠りについた。

     ※※※

 一晩ぐっすりと寝て体力を回復した麻里沙は、今日は学校に行って鈴猫を口止めしなければならないと思う。
 だから、プリントアウトした鈴猫の痴態の写真まで持ちだしたのだが、どうしても踏ん切りが付かなくて、その日は学校をお休みすることにした。
 だって、あんなことをして、鈴猫とどんな顔をして会えばいいというのだ。
 休む理由は、風邪がぶり返したとでもしておけばいい。そこは、使用人に命じておけば良いようにしてくれる。
 使用人に車を回させて、麻里沙が行先は学校ではなくミノルを住まわせているマンションであった。

「まあ、汚くしてるのね」
 もう朝も遅い時間だというのに、ミノルはベッドで寝息を立てていた。
 キッチンを覗いてみると、勝手に冷蔵庫を開けて食べて飲んでしたらしく、残骸が散乱している。
 そのために食料を入れておいてあるのだし、定期的にメイドが掃除に来てくれるから散らかしても問題はないのだが、気分は良くない。
 ベッドで寝ている、三十路過ぎのだらしない男を見ると溜息が出る。
「どうして私は、こんな醜い男と……」
 冷静に考えてしまうとぞっとする。
 このブーブーいびきを書いている豚のごとき男の精子の受精卵が、麻里沙のお腹の中で育っている。
 健康な受精卵は、トクントクンと、細胞分裂して赤ちゃんになろうと企んでいる。
 もちろんこんな男の子供が着床しては絶対に困るのだが、自分のお腹の中で危ない卵が泳いでいると思うとそれだけで子宮がキュンとなってイッてしまいそう。
(こんな男の精子と受精、着床、孕まされて出産、赤ちゃん、母乳、育児……)
 強烈な嫌悪感があるのに、それ以上にそれを考えると股間が熱くなって気持ちよくなってしまうのは麻里沙の変態性であった。
 卵管で受精を終えた卵は、早くて五日で着床する。
 その間は、逆にどのような痴態を行なっても、もう関係ないのだ。逆に妊娠を気にせずに楽しむ事ができる。
 毒を食らわば皿までという。
「ちょっとあなた、起きなさい」
 まあ、あなたなんてまるで奥さんみたいと思って、麻里沙は身体をくねくねさせているのだが、ミノルは眠たそうにボサボサ頭をかきむしるだけである。
「んっ、もうご飯か……」
 その情けない姿を見て、麻里沙は深い溜息を吐く。
「ご飯ぐらい作って差し上げてもいいですけど、せめて顔を洗って髪ぐらい整えたらどうですの?」
 シャワーぐらいは浴びているのだろうが、天パー気味の髪がボサボサで酷いことになっている。
 おざなりに顔を洗ってきたミノルに手早くパンを焼いて、卵とベーコンを焼いてやって食べさせてから、散髪に行くようにと命じた。
「だって、俺。金なんか持ってないよ」
「もう、じゃあ散髪代ぐらい差し上げますわよ」
 長財布を取り出して、シワのない万札を差し出す麻里沙。中学生とはいえ、お金持ちのお嬢様である麻里沙はそれぐらいの金は常に持っている。
 まったくミノルと話していると、おじさんとはとても思えない。
 まるで年下の子供と話しているようだと思えた。
 この男は、そう言う扱いでいいのかもしれない。
「悪いなあ」
「悪いと思うなら、もうちょっとぐらい悪そうな顔をなさいませ」
 本当に、呆れてしまう。
「じゃあ、散髪に行ってこようかな」
 そう言うミノルを麻里沙はさっと止めた。
「待ちなさい!」
「えっ、でも散髪に行けって?」
「それは後になさい。今はそうですね、髪を整えるぐらいでいいでしょう……」
 ミノルのボサボサの髪を櫛で整えてやりながら、麻里沙は耳元で続けて囁く。
「……せっかく今日も学校を休みにしたのですから、先に私の相手をなさい」
「お前、昨日散々やっただろ」
「昨日は昨日です。今日はもうゆっくり休んで食事もしたのだから、こちらのほうも回復したでしょう?」
 ダルダルのシャツの下のパンツに、手を突っ込まれてしまう。
 女子中学生の繊細な指にさすられると、昨日あれほど酷使した一物がまた痛いほどに勃起してしまう。
 麻里沙もそうとうなものだが、ミノルも性欲を持て余すほうだった。
「でも、昨日の今日だし……」
「次の生理予定日までしか、ナマのおちんちんは楽しめませんもの」
「お前……そういうこと赤裸々に言うのな」
「あら、なんて言い繕っても一緒でしょう。ここには二人しかいないからいいじゃありませんの」
 そう言うと、麻里沙はクスクスと笑う。

「あと、今日はする前に言っておくことがあります」
 そう言うと、麻里沙は鈴猫の痴態が映った写真を取り出す。
「なんだこりゃ、何でお前こんなエロ写真持ってるの?」
 麻里沙はカクカクシカジカで、と理由を説明する。
 それに対する、ミノルの答えは「お前本当にバカなんじゃないの?」ということだった。
「だだ、だってそういうテンションだったんですもの!」
「何がどういうテンションになったら、そうなるんだよ」
 呆れるのを通り越して笑いがこみ上げてきてたまらず、ガハハとミノルは快活に笑った。
 笑われるとは、麻里沙が予想もしていなかったリアクションだ。
「これが笑ってる場合ですの?」
 深刻な話のはずである。
「そりゃ、笑うよ。まあこっちとしては興奮するけどな。麻里沙に中出ししたら、同級生も孕んでたとか、別にいいんじゃねえの?」
「良いわけないでしょう、鈴音様がもし貴方の子を孕んだらどうするつもりですの?」
「産めばいいんじゃね」
「う、う、産めるわけないでしょう。相手は十四歳の女の子ですのよ!」
 相手は十四歳なのだ。
 妊娠中絶すら、公になれば身の破滅となる。
 相手は誰なのかという話にもなり、鈴音が苦しむだけではなく、ミノルにだって司直の手が伸びるかもしれない。
 それだというのに、ミノルは脳天気に笑っている。
 一瞬、その笑顔を見ているとどうにかなるんじゃないかと麻里沙は思ってしまって、いやいやと頭を振った。
 そんなわけはない。どうも、この男の脳天気さに影響されて、自分も随分とおかしくなってしまっているのだ。
 この空気に流されてしまってはいけない。

 一方で、ミノルとしては麻里沙にやいのやいの言われても、肩を竦めるだけだ。
 自分の運の良さでどうにかなってしまうのだが、そう説明しても麻里沙は納得しないだろう。
 どうすべきかと少し考えて、ミノルは考えるのを止めた。
 騒いでいる麻里沙の不安まで含めて、そのうちどうにかなってしまうのだから、考えるだけ無駄なのである。
 そうやって、ミノルは短絡的に生きていた男だ。
 そうして、食欲が満たされればムクムクと鎌首をもたげるのは股間の性欲である。
 食べた朝食の分ぐらい、あるいは貰った一万円の分ぐらい、麻里沙の変態性欲に付き合ってやってもいいかなと思っている。
 いや、ミノルのほうに付き合う気があってもなくても、すでに舐め始めているのだからしょうがない。
「ほんとすごいですわね。もう大きくなって、三十路の男の性欲とは思えませんわ。中学生よりも、凄いんじゃありません?」
 男の陰茎を舐めさすりながら大きくして、麻里沙はこんなことを言うのだ。
「男のイチモツを躊躇なく舐めるんだな。お前の変態性欲も、十四歳の女の子とは思えないよ」
「そこはお互い様ですわ。あなたと私ではお似合いのカップルとはとても言えませんが、んっ……。一皮剥けば、人間なんて性欲の塊ですわね」
 固く勃起したミノルの陰茎の先っぽをちろちろと赤い舌で嘗め回しながら、そんな悟ったことを言ってみせる。
 まだ幼い顔立ちのくせにねちっこい舌技は一流、そしてミノルを下から見上げる淫欲に濡れた瞳はしっかりと女であった。
 ただ、どこか演技しているような感じがする。
 こういうの、アダルトビデオでよく見るよって既視感を感じるのだ。
「そういうの、ビデオをみて覚えたのか?」
「分かりますか?」
「そりゃあな、撮影したり写真撮ったりばっかりじゃねえか。どうせ今も、ビデオを撮ってるんだろう」

 そうミノルが揶揄すると、なんと部屋に三百六十度撮影できる特注のカメラを置いてあるという。
 あとで、編集してオナネタにするそうだ。やることが徹底している。
「ふふっ、じゃあ一回ビデオみたいに、顔に出してくれます?」
「それは、おねだり次第だな」
 石のように固くなった陰茎が、麻里沙のザラザラと肌理の細かい舌に刺激されて、さっきから射精したくて震えている。
 それを、麻里沙は奉仕している舌で敏感に感じ取っておねだりしている。
「麻里沙の顔にぶっかけてください」
 顔を上げ気味にして、大きく舌を出す。アダルトビデオでよくあるぶっかけ顔というやつである。
「クソッ、望みどおりぶっかけてやるぞ、この変態お嬢様め!」
 たまらず、ミノルは勢い良く精を抜き放った。
 どびゅんと、麻里沙の美しい顔にめがけて、大量の白濁した液体が噴水のように注がれる。
「はあ、暖かい。これが顔射ですのね。一度やってみたかったんですわ」
 蕩けるような顔をして、どぴゅどぴゅと注がれる精液を、舌で必死に舐め取ろうとする麻里沙。
 精液を浴びた麻里沙は、完全にアヘ顔だった。精液の残りを垂らすチンポを舌で必死に舐めて綺麗にしている。
 顔に精液をぶっかけられただけで、恍惚となり感極まっている。
 ミノルのような醜いおっさんに汚されているということ自体が、麻里沙にとっての絶頂なのであった。
 顔に精液パックされながら、麻里沙は射精したばかりでまだ硬い陰茎を舐め啜っている。
「今日は、アレ言ってくれないんだな。赤ちゃんに栄養くださいってやつ」
「だって、本当に妊娠しちゃったら困りますもの。あれは貴方を興奮させるために言っただけですわ」
「そうなのかよ、まあ妊娠を嫌がる女の子をやるのレイプみたいで興奮するけどな。ほら、俺の子を孕ませてやるぞ」
 半脱ぎになった麻里沙の胸から、シルクのブラジャーを外す。十四歳にしては大きめのDカップの形の良い乳房がポロリとこぼれ出る。
「いやー、貴方の赤ちゃんなんかいりませんわ……っていえば、貴方は興奮するんですの?」
 そう口では言いながら、興奮で頬を赤らめている麻里沙。
 そして、乳房の先端にある桜色の可愛らしい乳首は、すでに興奮で尖っていた。

「でもお前の方は、嫌がらないほうがいいんじゃないか?」
「えっ、それは、どういうことですの?」
「ほら、レイプみたいにされたほうが、女の身体は妊娠しやすくなるって言うぜ」
 ミノルにとっても、さほどこだわりはなくどっちでも良いことだが。
 どちらかといえば、乱暴で一方的なセックスよりも、お互いに望んでのセックスをしたいと思っている。
 だから、そういう誘い文句を言う。
「そうですの……そんなこともありますのね?」
 レイプみたいだと妊娠しやすくなるという話は、麻里沙にとっては初耳だった。
「そうだよ。レイプされたほうが、生存本能が刺激されて妊娠しやすくなるとかな。分かるだろ、女の身体もようは獣と一緒だってことだ」
 ミノルは、形の良い胸を変形させるように強く揉みしだきながら、そんなことを言う。
 その理屈は、ピンチに陥ると刺激で排卵しやすくなるということで、すでに排卵日を終えて受精卵を泳がせている麻里沙にとってはあまり関係ない話なのだが、麻里沙はよく知らないので納得した。
 ミノルの性知識だけは凄いと思っていた身体。
「じゃあ、妊娠したいと思ったほうがしにくくなると?」
「そういう理屈になるな」
「ふうん、さすがは貴方も大人ですわね。くだらないことばかりよく知ってること」
「そんなに褒めるなよ」
「褒めてはいません。でもそれでは、しょうがありませんね。赤ちゃんが欲しがる演技をしたほうが、妊娠しにくくなるということでは、しないわけにはいきません」
「こっちも、嫌がる女を抱くより、そっちのほうが楽しいしな」
「じゃあ、顔を洗って来ますから、ちょっとお待ちになって」
 口では仕方がないという素振りで、そのわりには軽い足取りで、麻里沙は嬉しそうに洗面台に行った。
 ミノルは、お茶を飲んで一息入れると、「さっきまで寝てたのに、また寝ることになるとは、変態お嬢様に付き合ってると爛れた生活になるな」などと、愚痴とも惚気とも付かないことを言いながらベッドで待つ。
 激しいセックスがあるので、運動不足にならないだろうが……。

 顔を洗って戻ってきた、麻里沙は半裸だった。
 なぜかシルクのブラジャーだけはまだ付けている。パンツを履いていないのだ。
「なんで、全部脱いでこないんだよ」
「あら、殿方はブラジャーを外したいものなんじゃないですか?」
 うん、まあ外したくないこともない。
 とりあえず外してみるかと、ベッドから立ち上がる。
 それにしても、また麻里沙は、お腹にマジックペンで例のボディーアートをかましている。
 今回は、『受胎告知』って腹にデカデカと書いてきたので笑ってしまった。
「どんなマリアだよ」
 ミノルがそう言うと、麻里沙は「ふふっ、貴方も聖母マリアぐらいは知ってるのね」と笑った。
 自分を聖母に例えるとは、悪いジョークである。
 これには、ミノルも苦笑いした。

 まだ生白い頬に幼さの残る麻里沙だが、もう処女ではない。清楚な見た目に反して、淫乱な非処女マリアとは、これは皮肉なものだ。
 むしろ麻里沙は、聖女に自分を例えて、その神聖さを汚してみようということなのだろうか。
 本当にプルンと形の良いDカップの双乳。
 十四歳という年齢を考えれば、巨乳であろう。若いから肌は、蜂蜜を塗ったみたいにテカテカのツルンツルンで、おわん型で美しいおっぱいだ。
 こいつにダメ押しのザーメンを注ぎ込んでやって、早く妊娠確定にさせてやりたいという気持ちが、イチモツを持ち上げた。
「まあ、なんでもいいや。早くやろうぜ」
「望むところですわ」
 ブラの肩紐を外して、麻里沙はブラを放り投げると、ベッドに飛び込んだ。ギシッと音を立ててベッドをたわませる。
「やる気満々だな」
「さあ、いらして」
 仰向けに、両手を広げて麻里沙が待っているところにミノルも飛び込んでいく。
 勢い、正常位になる。
 麻里沙の膣は、すでにヌレヌレであっという間にミノルの陰茎を飲み込んでいく。よく濡れていて包み込んでくるのに、まだ数度しか男のものを受け入れたことのない狭い膣は、喰い付くようなフィット感がある。
「たまらねえ」
 軽く挿れただけで、また射精してしまいそうになる。
 それはもったいないと、ミノルは不意に気をやってしまわないように、ケツに力を入れて深々と差し込んだ。
「あぁぁああああ!」
 ぐんと奥まで貫いて、子宮口をコツンとノックすると麻里沙は感極まった叫び声をあげた。
 このマンションなら、誰も見ていない。
 好きなだけ乱暴な男の手に抱かれて、快楽の波に翻弄されて、叫び狂うことができる喜びに麻里沙は喘いだ。

「おら、どうだ」
 ジュボジュボといやらしい音を立てて、ミノルは腰を突き上げる。
 最初からトップスピードだった。
「ああっ、あああっ! 最高です、最高ですわ!」
「そうかよ、このスキモノが」
 本当にこいつは十四歳の中学生なのだろうか。膣はもう濡れ濡れだし、淫蕩すぎるとミノルは思った。
 この前まで処女だった女が、ミノルの突き上げに腰を合わせて膣を締めてくるのだ。
 思わず射精しそうになる高まりを、ぎゅっとDカップのパイオツを握りしめて耐える。これは男の意地だ。絶対に先にイかせてやろうと、ミノルは必死に腰を振り続けた。
 やがて、その高まりは絶頂へと近づく。
 ミノルから与えらる強烈な快楽に、麻里沙は全身を震わせた。
 もう完全に、二人の身体は馴染んでいる。蕩け合うような心地の中で、絶頂へのラストスパート。
「イクッ、イクッ、イクッ!」
「いっちまえ、このドスケベ女子中学生め! イケッ、孕め!」
「孕む、孕みますっ!」
 待ちわびたピストンを受け入れて、麻里沙の蜜壷は恐ろしいほど熱を持っている。
 後少しでイケるというところで、ミノルは腰の動きを止めた。
「ふっ……」
 あまりに強い吸い付きなので、射精しそうになってしまったのを辛くも堪えた。
 極上の快楽。そのまま射精してしまいたい程だが、だからこそこのまま気をやるのは惜しい。
 その思いが、ミノルの腰を止めさせた。
「ああっ! なんでやめちゃうの、もう少しですのよ!」
 オーガズム、一歩手前で止められた麻里沙は、激しく身悶えする。
 もう一回、強く子宮口に硬い肉棒を叩きつけてくれたらイケるのにと。
 自ら腰を振るって絶頂に達しようとする麻里沙の身体を、ミノルは大人の力で抱き竦めて止める。
 麻里沙の膣は、恐ろしいほどに吸い付いてくる。
「麻里沙、孕んだらちゃんと俺の子供を産めよ」
 ミノルは、強い射精欲に耐えるために、ぎゅっと麻里沙の柔らかい身体を抱きしめて、耳元でささやく。
「産みます! なんでもしますからイかせてぇぇ!」
 それに答えて、息も絶え絶えの麻里沙は、泣きながらなんでもすると答える。
「よし、いかせてやる!」
 女子中学生にしては豊かすぎる乳房を揉みしだきながら、再び膣の中に肉棒を根本まで力強く押し込んだ。
 強いピストンで、ゴツンゴツンとぶつけるように子宮口に肉棒を叩きつけた。
 その瞬間に、ミノルの腕の中で麻里沙の身体が爆発したように振動した。
 絶頂へと駆け抜ける肉体。押し寄せる快楽。
「イッちゃう! イクイクイクっ! ああああっ!」
 オーガズムに達した麻里沙の膣にチンポを締め付けられて、ミノルもすぐに限界を迎えた。

 ドピュッ!

 ドピュッ! ドピュッ!

「ううっ……締め付けて来やがる」
 締め付けと、凄まじい吸い付きだ。
 打ち付ける精液のほとばしりを、膣全体がバキュームして、子宮口に吸い上げていく。
 ドクドクと鈴口から大量の精を放出したのだが、それが射精するなり子宮に全部吸われていく感じがする。
「イグッ、イグッ……」
 麻里沙は、精を下の口から吸いながらも、全身を快楽に震わせる。
 涙を流して、顔をくしゃくしゃにしてイキ続けた。
「ふうっ」
 ミノルは、長い長い射精が終えて、ヌルッと腟口から柔らかくなった陰茎を引きぬく。
「あっ、舐めて綺麗にしますね」
 気を取り直した麻里沙は、率先してミノルの陰茎を舐めて綺麗にした。
 お掃除フェラなど当然のようにやるのが変態の麻里沙なのだが、その奉仕には熱がこもっていた。
 この肉棒が自分を気持ちよくしてくれたのかと思うと、麻里沙には愛しいものに思えたのだ。
 見上げるミノルのブサイクな顔も、オーガズムのあとでは格好良く見えるから女の心は不思議である。
「上手いじゃないか、麻里沙」
 あれほど射精を受けたのに、麻里沙の膣はまだ射精された精液を中に溜めたままだった。
 きっちりと入り口を締めて溜め込んでいるのだ。
 これが、麻里沙の特技のようだった。
 こういうことができるから、麻里沙の膣はいい締め付けと吸い付けがあるんだなとニマニマ見ていると、舐められているミノルのものがまた硬くなりだしてくる。
「また、大きくなってきましたね」
 麻里沙は、期待に満ちた瞳を輝かせる。
「また気持よくして欲しいのか?」
「はい!」
 一度気をやった麻里沙は、とても素直になった。
 そのまま今度はバックから、挿入していやる。
 今度はさっきのように激しくではなく、ゆっくりとした腰使いだ。
「あっ、あっ」
 挿入されて膣口が開いたことで、ベッドにポタリポタリと愛液と精液の混ざり合った白濁がこぼれ落ちる。
 その量は決して多くなく、中出しされた精液の多くを子宮に吸い込んでしまったことを示していた。

 ミノルが、バックから突き上げながら、艶やかな麻里沙の腹を撫でる。
 その下腹部には、麻里沙が自ら書いた『受胎告知』の文字がある。
「今日あたり、着床か?」
「それはまだ、分かんないですけど……」
「まだ言ってんのか、お前はもう俺の子供を孕むって決まってんの。孕むまで何度でもやってやるからな」
「何度でもですか、ああああっ!」
 理性ではダメだと分かっていても、それを嬉しいと感じてしまう麻里沙がいる。
「俺の子供を孕んだら、今度はケツ穴を可愛がってやるからな。腹の子が大きくなったら、こうやって乳搾りしてやるよ」
 後ろから勃起した2つの乳首を摘まれて、強く引っ張られる。
「ちっ、ちぎれる」
「これが気持ちいいんだろ」
「ちぎれちゃいそうなのに、気持ちいい!」
 乳首を上下左右に嬲られると、麻里沙の快楽の炎はより一層燃え上がった。
 膣はまた、痛いほどに勃起したミノルのものを締めあげている。
「お前は俺の子を孕んで、母乳を出すんだよ。たっぷり搾ってやるからな」
「ハァハァ、そんなことになるんですか」
 ダメだと思いながら、ダメだと思えば思うほど淫蕩な快楽は麻里沙の脳を燃やす。バカになってしまう。
「どうだ、孕みたいか」
「孕みたいです……」
「じゃあ、そう宣言してみろ。着床宣言だ!」
 パチンと、麻里沙の白いお尻を手形が残るほど強く手のひらで叩いた。
 それすら、今の麻里沙には強烈な快楽となる。
「私は、北原麻里沙十四歳は、どこの誰とも知らないおっさんの受精卵を子宮で着床して受胎することを誓います!」
 この映像はきっちりと撮影していることを麻里沙は知っている。
 受精宣言に続いて、着床受胎宣言。変態女子中学生の麻里沙は、それで堪らなく興奮する。
 あとで編集してオナニーに使おうと考えていた。
 そんな麻里沙の性癖を知っているので、これはミノルのサービスだった。
「ハハッ、自分で言ったんだから孕めや」
 そう笑いながら、内心でここまで蕩け合ってもまだ麻里沙にとっては俺は見知らぬおっさんなのだなとミノルは苦笑する。
 そのうち身も心も落としてやる。
 そう思って、強く乳房を握りながら二度目の射精をする。
 膣内をたっぷりと汚してやる。
 麻里沙が俺のものだと示す、ミノルのマーキングだった。
「んほぉ、イクゥ、着床確実ッ!」
 バカになってしまった麻里沙は、バカなことを言い続けながら、ぐったりとベッドに倒れ込んだ。
 その膣からは、二度目の射精の証が流れ出る。
「まだだ、まだ終わらないぞ。確実に受胎させてやるからな」
 勢いがついたミノルは、陰茎の屹立を緩めないままで、三回目の行為に及ぶ。
 今度はまた強く、腰の動きにひねりを加えてピストン。
 ちぎれるほどに強く乳房を握りながらピストン。
 若い変態であり、どこまでも求めてくる麻里沙の相手をしていて、性的に強くなったような気がしている。
「ああっ、赤ちゃん産みますから、お願いだからたっぷり可愛がってください!」
 二人しかいないマンションの一室で、また麻里沙の嬌声がこだました。
 疲れ果てるまで、狂ったようなセックスが続いた。

     ※※※

 ミノルと一晩かけてたっぷりと愛しあったあと、いろいろと吹っ切れてしまった麻里沙はそのまま学校へと足を運んだ。
 教室で会った鈴猫は、平然とした顔で「あら、昨日もお休みでしたが、お風邪はもうよろしいんですか」と何気ない顔で言った。
 ミノルが大丈夫と言った通りだった。
 どうやら、麻里沙の心配は杞憂だったようだ。
 やや緊張しながらも「よくってよ」と鷹揚に応えた麻里沙の耳元で、鈴猫は「お待ちしておりましたわ、今日もまた保健室に行かれますか」と尋ねたのだった。
 抱かれたあとにそのまま学校に来たのだ。今日も、麻里沙の膣の中にはたっぷりとミノルの精液が詰まっている。
 ペロッと小さく舌なめずりすると、麻里沙は鈴猫と連れ立って、保健室へと向かう。
 昨晩の麻里沙の宣言通り、そのお腹ではミノルの受精卵が無事着床して、細胞の塊から一つの生命へと姿を変える準備を始めていたのだった。

第十一章「女子中学生 北原麻理沙 3」
「ハッ、ハァ……」
 麻理沙は、肩で息をしている。
 男が麻里沙の中でたっぷりと射精した。欲望を叩き込んだ。繋がったままでその余韻を感じていたかった。
 妊娠の危険がある中出し。しかも、行きずりの男を相手にして。
 こんな危険なこと、人生で何度も出来るものではない。
 だからこそ愉悦。脳を蕩けさせるような愉悦。こんな強烈な刺激は人生にそうそうあるものではない。その記憶を刻み込むのに、麻里沙は必死だった。
 お腹がキュンキュンと痙攣して、下がった麻里沙の子宮口がミノルの亀頭の先に吸い付いて名残惜しげに最後の一滴まで精液を啜っていた。
 あれほどタップリと出されたのに、もっと欲しいと麻里沙の膣道は蠢動する。
「なあ、麻里沙。俺の子を産みますっていってくれよ」
「まだ、そんなこと言ってるんですか」
 本当に赤ちゃんができてしまったら、麻里沙は破滅だ。
 そのことを考えると、お腹が熱くなるけれど、理性では絶対にいけないことだと分かっていた。
 それなのに麻里沙の身体は、四肢を巻きつけるようにしてミノルを抱きしめると、新しい精液を求める。
 もっともっと、子宮のなかを白濁した汚液でいっぱいにして欲しかった。
「なあ言ってくれたら、このまま抜かずに濃いのをもう一回出すぞ」
「そんな……」
「なあ、言うだけでいい。演技するだけでいいんだって、なあ俺は麻里沙のオッパイが飲みたいんだよ。俺の子供を孕んで、母乳を出すって言ってくれよ」
「女子中学生のオッパイが飲みたいって、変態だー。変態おじさんがいる」
 麻里沙はクスクス笑う。
「なあ、演技するだけで良いんだよ。それなら出来るだろ」
「ううーん、じゃあ赤ちゃんください」
 麻里沙がそう言うと興奮したのか、ミノルは再び腰を動かせ始めた。
 本能的に、男の孕み汁を求める麻里沙のいやらしい膣道は、キュンキュンと締まってミノルの硬くなった陰茎を刺激する。
「おお、嬉しいな……」
「ミノルさんのが、中でまた大きくなった」
「麻里沙のも吸い付いてくるよ。これだったら抜かずにもう一発できる。……なあ、やっぱりセックスは子作りなんだよ。そうじゃないと面白くない」
「でも、本当に赤ちゃんできちゃ困るんですよぉ」
 セックスの快楽に蕩け、喜悦に緩む頬。可愛くてエッチな麻里沙の顔は、むしろ誘っている。
 理屈の上では妊娠を拒絶しながらも、だからこそ身体は強く求めている。
「だから演技だけ、俺が後一回射精する間だけ」
 ミノルがそう囁いて、切なそうに身体を震わせてお願いする。演技という逃げ道、そう口で言うだけならと、麻里沙もその気になった。
「じゃあ、本当に言うだけですよ。困るんですからね」
「おおもちろんだ。演技でいいから頼む。そうでなくても、お前の下の口吸い付いてくるけど」
「またおじさんくさいジョークですわ」
「アハハッ、なあ下の口と一緒のように、俺達もキスしようぜ」
 ミノルの言うことはおっさん臭いのだが、生殖器をピッタリとすり合わせているこの状態で言われると、頭がバカになっている麻里沙には不思議と何かとても素敵なセリフに聞こえるのだった。
「んんっ、じゃあキスしてください」
「ああ、喜んで……」
 舌と舌とを絡め合わせる。
 麻里沙の中で、きゅうううっと切なく硬くなった陰茎が絞られる。
「はっはっ、はっはっ、ああっ!」
 突然、身体を痙攣させるのでびっくりした。
「どうした、麻里沙!」
「んあぁ、はっ、排卵しちゃいそうですわ……」
「排卵ってお前、分かるのか」
「お腹のここあたりがすごく熱くて、ああこっち側ですわ」
 下腹部の右側をほっそりとした指で示す麻里沙。その柔らかい肉の内側には赤ん坊の卵子がたっぷりとつまった卵巣がある。
「ここに、麻里沙の卵が……」
 排卵を感じるというのは科学的ではないが、排卵は女性ホルモンの急激な分泌によって促されるのであながち嘘でもないのかもしれない。
「ああ熱い、たまらない……麻里沙の中をぐちゃぐちゃにして。もっと奥を、もっと深く、一番奥に届くように挿入してください!」
 麻里沙の喘ぎ声とともに、膣圧が強まる。
 接合部分からジュッと白く泡立った淫蜜が漏れだした。
 根本まで咥えた状態で、お腹の奥に向かって雄々しく肉棒を突き上げた。
「肚を突いて卵巣を刺激してやればいいんだな。ほらっ、卵を出せ」
 コツンコツンと一番奥を突かれるうちに、もう壁だと思っていたさらに奥に男の肉がめり込んだと感じた。
「おほぉおぉおお!」
 子宮口にめり込んで、子宮の中に亀頭の先が入っちゃったとエロい本を読みまくっている妄想力豊かな麻里沙は錯覚する。
 実際はそうではなく、子宮口の入口を擦り付けられることで、秘肉を最奥部をこじ開けられただけだったのだが、麻里沙は子宮姦されたつもりで「オホウッオホウッ!」獣のような声を上げている。
 生まれて初めて、男の肉のカサでこすられる自分の穴の一番奥。
 もはや声もなく四肢をを震わせて、あまりの強烈な快楽に耐えるため、両手でシーツを掴みながらグイッと背を仰け反らせる。
 自然と腰が浮き上がり、最奥にミノル自身を咥え込む。
「おらっデカ乳!」
 ミノルはすかさず、Dカップの胸を揉みしだいた。
 ミノルの手で変形させられた乳肉、その先ではピンク色の乳首が面白いほどに勃起していた。
 その先端に口をつけて、チュッと吸いあげてから根本をガリッと噛み締めた。
「うわあああーっ!」
 その激しすぎる快楽に、麻里沙は悲鳴を上げた。
 もうめちゃくちゃだった。
「どうだ、気持いいかエロ娘っ!」
「いいっ、もっと麻里沙のエロ乳首いじめてください!」
 調子に乗ったミノルは、クリクリに勃起した乳首をぎゅううううっと引っ張った。
 それが、思いの外伸びるので面白い。
 その途端、ビクンビクンッと恐ろしいほど麻里沙の身体が震えて、身体の中で何かがパシュンと弾けた。
「おらっ、どうだ卵子は出たか?」
 性器で繋がっているミノルも、何となくそう感じたのだ。
 麻里沙は声を絞りだすように叫んで、肯定した。
「今ので……卵、飛び出ちゃいましたァ!」
 そうかと、ミノルはニヒルな笑いを浮かべた。
 女をちゃんとイカせた。排卵させてやったという満足感は、この上ない。
「気持良かったんだな」
「はっ、排卵アクメでしたぁ……」
 なんだそりゃと、ミノルは笑う。
 このお嬢様は、やっぱり頭がおかしい。でも息も絶え絶えに、頬を赤らめて喘ぐ仕草はたまらなくエロかった。
「じゃあ俺も、排卵アクメ中出し射精決めるぞっ!」
「どっ、どうぞっ!」
 さっきから射精欲が限界だったのだ。
 麻里沙が排卵したというからもういいだろう。ずっと我慢していた欲望を一気に解き放つ。

 ドクッドクッと子宮に直接、精液を吐き出される灼熱感。
 怒涛のごとく流れこんでくるミノルのエキスが子宮に溜まり、さらに卵管へと流れこんでくる。
 そこには排卵したばかりの麻里沙の卵があった。
「うああっ、お腹が熱い! 一気に受精しちゃうぅ!」
 子宮には感覚はないというが、流れこんでくる精液の熱さぐらいは分かるかもしれない。しかし、さすがに受精までは分かるはずがない。
 そこは麻里沙のイメージである。
「どうだ」
「はぁ……はうん、たぶんいまので受精しました。私の卵子が、ミノルさんの精子にレイプされちゃいました……」
「分かるのか、そんなこと」
 分かるわけが無いと思う。
 それでも、若い女の子特有の思い込みでも、眼の前で頬を赤らめて荒い息を吐いている女の子が、自分の精子を受精したと意識していることが、ミノルにとってたまらない愉悦だった。
 ズルッと緩くなった陰茎を腫れ上がった膣から引き抜くが、精液が零れてこない。
「ありゃ、出てこないな」
 あれほどかき回してやったのに、麻里沙の膣はぴっちりと入り口を閉じている。
「ウフフッ、ちゃんと力を入れて出ないように止めてますからね」
「もしかして、自分で踏ん張って止めているのか?」
 そんなことが出来るのかとミノルは不思議に思うが、現に出来てしまっているのだから認めるしか無い。
 度重なる変態オナニーを繰り替えすことが、麻里沙の膣圧を鍛えることにもなっているのかもしれない。
 さすが有能な麻里沙お嬢様。変態行為をさせても、たった十四歳にして変態として一流の実力を極めつつあるのだ。
 麻里沙は、超変態の極みに達しつつあった。
 魔理沙は、そのままベッドから起き上がると、枕元に用意してあったマジックペンでお腹に大きく『北原麻理沙 受精済み』と書き入れた。
 自分のお腹に文字を書くというのは、とても難しいことなのだがやけに手馴れている。
 これは初めてではない。前から、セルフボディーペインティングの経験があると見ていい。
「ふふっ、これで良しです。北原麻里沙十四歳、どこの誰とも知らないおっさんの精子でしっかりと受精いたしましたわ!」
 麻理沙は、がに股になって絶妙の角度で撮影されているカメラに向かって笑顔でダブルピースした。
 やり切ったところで力が抜けたのか、大きく開いた股からミノルに中出しされた大量の精液が滝のようにダラダラと流れ出している。
「なんだ、まだ撮影にこだわっているのか」
「生まれて初めての受精記念日ですもの、ちゃんと記録に残しておかなくてどうします」
 これで十年はオナネタに困らないと、変態の麻里沙は思っている。
 そのド変態お嬢様の勢いに、さすがのミノルもついて行けない。
「よくやるよ……」
「いいですことミノルさん。貴方の精子で、受精はしてあげますけど、これで勝ったと思わないことですわね。約束は守ります。もし受胎したら私は貴方の奴隷ですが、もし受胎しなかったら、貴方のほうが一生私の奴隷として仕えるのですよ。分かってるんでしょうね」
 分かっているもなにも、麻里沙は撮影されたビデオ映像を奪い返して、ミノルと関係を断ちたいのではなかったのか。
 いつの間に、「どっちが奴隷になるか」という勝負に話が摩り替わってしまっている。こいつは、とんでもないなと呆れて嘆息するミノルであった。
 謎の宣言をしてみせた麻里沙は、続けざまにミノルの腰にすがりついて射精しすぎて柔らかくなった一物の根本を握りしめて舐めてくる。
「おい……。さすがに、もうでないぞ」
「あら、もうへたったんですの?」
「いや、あんなに激しく射精させておいて……ちょっと休憩いれないと無理だ」
 ミノルはもう射精しすぎて、一物が痛い。
 限界だと股間が訴えている。
「ミノルさんつれないですよ。せっかく女の子が大事な卵で受精させてあげたのに……。今度はフェラしてあげますから、精液を飲ませてください。貴方の赤ちゃんに栄養ください」
 麻里沙はクスクス笑いながら、柔らかくなった一物をペロペロと舐めて、イタヅラっぽくささやいた。
「おっ、おいそんなことを言うなよ」
 現金なもので、ミノルの赤黒い陰茎は、ムクムクとまた痛いぐらいに勃起してしまっている。
 射精して赤くなっている亀頭を舐められるのは、痛気持ちいい。もう限界はとっくに超えてしまっているから、これは明日に響く。
 痛気持ちいい愉悦に包まれて、ミノルは麻里沙にぺろぺろと陰茎を舐められ、吸われながらドクドクと麻里沙の口の中で最後の射精をした。
 ほとんど白いものが残ってなくて、透明な液体に近いそれを麻里沙は、お口で啜り上げてゴクンと喉を鳴らした。
「んふっ……ごちそうさまでした」
 気持ちいい、最高に気持ちいいのだが……。
 この超変態な女子中学生の飽くなき性欲と付き合うのはかなり大変だぞと、ミノルは身震いした。

     ※※※

 ミノルと関係を持った後、麻理沙は少し休んでから、そのまま学校の制服を着て登校した。
 お嬢様は、そうそう学校を休んでられない。
 一日ならともかく、二日三日と休んでしまうとさすがに家に連絡されてしまう。
 そうなると信頼して任されている自由な生活にも支障をきたす。
 油断してボロを出すわけにはいかないのだ。

 麻里沙は、お風呂に入らないで学校に行くなんて初めてのことだが、昨晩の昼前に入ったわけでそこまで匂いも問題にはならないだろう。
 変態である麻理沙がシャワーを浴びなかったのは、身体中に書いた卑猥な文字を消したくなかったし、何よりも中出しされた膣をすぐに洗いたくなかったというのが理由である。
 どうせ受精してしまったのだし、精液を子宮にたっぷりと貯めておいたほうが得ではないかと思ったのだ。
 何が得なのかは、麻里沙にしかわからないが、中出しされた精液は子宮の中にたっぷりと残っており、こぼれ落ちて股を汚さないようにタンポンで蓋までされていた。

 麻里沙が教室に入ると、彼女と釣り合いの取れたハイレベルな学友が声をかけてくる。みんな、お嬢様ばかりだ。
「麻里沙様、もうお具合はよろしかったんですか」
 昨日は、風邪で病欠ということになっている。
「ええっ、季節外れの風邪を引いてしまったのですけれど、もうすっかりよろしくてよ」
 艶然と微笑む麻理沙を見て、女の勘なのか学友の一人は微笑みかけながら尋ねた。
「麻理沙様、今日は何かとても楽しいそうですわね。何か良いことでもおありになったんですか。もしかして、良い人がお出来になったとか」
「うふふっ、それはどうかしらね」
 笑って誤魔化した麻理沙は、そっとふくよかに盛り上がる制服の胸をさする。
 ブラウスの下に薄っすらと透ける文字、そこにはミノルが書いてくれた『俺の子を孕め麻理沙!!』という汚らしい字が書いてあるのだ。
 ナマの男の欲望を身体に刻み込まれるようで、それが麻里沙には愛おしい。
 その上でブラジャーを付けていないので、さすがにブラウス姿だけだとバレてしまう。なので、ブラウスの上から白いカーディガンを着て隠している。
 風邪気味で寒いのだと思ってくれるだろう。
 またどんなに注意深く観察しても、身体に書かれた文字はほんの少し黒いのがブラウスから透けて見える程度だから、おそらく誰も気が付かない。
 だけど、こんな格好で一日過ごすリスクを冒すと考えただけで、早くも麻理沙はイッてしまいそうであった。

 担任の女教師が入ってきて、いつもどおり授業が始まる。
「北原さん、もう風邪は良くなったのね」
「はい」
 先生に、そう尋ねられたときも麻里沙は平然と答えながら、嬉しくて仕方がなかった。
 麻里沙は、男の受精卵を腹に抱いて、神聖な学び舎にいるのだ。
 今日の国語の授業では、梶井基次郎の『檸檬』という小説を読んだ。
 百貨店の丸善に、果物屋で買った檸檬を爆弾に見立てて置いていくという話である。
 今の自分の境遇に似ていると麻里沙は思った。
 麻里沙は、自分の人生だけではなく学校の秩序すら破壊しかねない受精卵という爆弾を子宮に抱えている。
 まるで自分がテロリストになったような気分で、麻里沙はその危険な香りにワクワクしていたのだった。

     ※※※

「麻里沙様、やはりお具合がよろしくないんですはないかしら!」
「はぁ……どうしてかしら」
 午前の授業もそろそろ終わろうかと言う頃、隣の席でもありクラスでも親しくしている、山王寺 鈴猫(さんのうじ すずね)という少女に声をかけられた。
 普段は内気で、どちらかと言うと胸も性格も控えめな少女なのだが、今日は意を決したように声をかけてくる。
 ジッと熱い視線で麻里沙を見つめてくるので、一瞬バレてしまったのかと心配したが、そうではなかったようだ。
「だってだって、息が荒いですもの! 最初は元気になられたのかと思いもしましたが、熱っぽそうで、お顔の色も優れない様子ですわ」
「ええそうですね。まだ少し熱が出てきたのかも……」
 麻里沙が熱い呼吸を繰り返しているのは興奮しているからだ。実は、こうして座っているだけで何度もエクスタシーに達している。
 股は、愛液でドロドロになっていた。
 まさか、性的に興奮していると言うわけにはいかない。
(でも、この子は確か……)
 鈴猫は、麻里沙に対して強い好意をぶつけてくる女生徒だった。
 完璧なお嬢様を学校では演じている麻里沙は、男子だけではなく女生徒にもモテる。
 鈴猫は特に麻里沙が好きで、席が隣というだけで、やけに仲良くスキンシップを図ってくるのが目についた。
 一度は、ラブレターめいた手紙を寄越したこともあった。
 真性のレズとまでは行かなくとも、百合趣味のようなものがあって、そのような愛情を度々麻里沙にぶつけてくる。
 可愛らしい手紙で、レズの趣味はない麻里沙はそれに応じる気はなかったが、度を越さなければ良いと思っていた。
 同性への淡い恋心など、中学生の女の子がかかる麻疹のようなものだが、その好意を利用できないかと、ふいに思いついたのだ。

「それはいけません、保健室に行かれたほうがよろしいのではないですか。私が付き添います!」
「そう、ではお願いしようかしら」
 好意を持っている麻里沙の点数を稼ぐためなのだろう。鈴猫は、ふざけてわざとよろけてみせたりする麻里沙のヒッシと掴んで、保健室へと連れて行く。
「保健室の先生はいらっしゃらないみたいね」
 保健室のなかを見回した鈴猫は、残念そうに言う。
 期待を込めてではないところを見ると、本当に麻里沙の身体を心配して連れてきたらしい。
 それだけに、鈴猫が麻里沙に一方的に抱いている恋慕は、本当であるように思える。
「少し横になれば、大丈夫よ」
 おあつらえ向きに、保険医はいなかった。
 麻里沙はワクワクしてきた。
 後ろ手で、そっと保健室の内鍵を閉める。これで邪魔者は入ってこれない。
 入ってくるにしても、扉をガチャガチャと鳴らすので気が付くに違いない。保健室は一種にして安全な密室と変わった。

 どうもここ最近、ツイている。自分の妄想がそのまま形になるような万能感が麻里沙の身を包んでいた。
 神のみぞ知ることだが、それは幸運の星の下に生まれた戸隠ミノルの受精卵を腹に宿しているからであった。
「どうぞ、シーツを整えておきました」
 勝手にそんなことをしても良いものだろうか。テキパキと、保健室のベッドのシーツを新しい物に変える鈴猫。
 せっかくなので、そこに寝かせてもらう。
「しばらく一緒にいてくださる?」
 もちろん、麻里沙を憎からず思っている鈴猫は否やとは言わない。
「そばについていて差し上げます」と、手を握る始末だった。
 しばらく微睡んでいると、鈴猫が奇妙なことを言い始めた。
「あのっ、麻里沙様は好いた男の方がお出来になったんですか」
 変な言い回しだ。お出来になった……彼氏が出来たかということなのだろう。
 そう言えば、他のクラスメイトにもそう聞かれた気がする。恐るべきは女の勘、やはり雰囲気に出てしまっているのだろう。
 あれを彼氏と言えるかしらと、自分の倍も年上のミノルを思い出して皮肉な気分になったせいか、苦笑が漏れた。
「うふふ……」
「やっぱりそうなんですね! それでもアタシはやっぱり、麻里沙様が好きです!」
 まさかこんな場所で迫ってくるとは、意外にも大胆な女の子だったのだなと思う。
 名前が鈴猫だからというわけでもないが、どこか子猫ちゃんみたいな愛らしい顔が勢い良く覆いかぶさってきて、可愛らしくチュッとキスされた。
 それだけで、鈴猫は顔を真赤にして飛び上がった。
「ごっ、ごめんなさい、迷惑でしたよね!」
 そして、自分でキスしたくせに出ていこうとした。
 きっと小鳥がついばむようなキスをしただけで、勇気が尽きてしまったのだろう。
 麻里沙があらかじめ鍵を閉めていたので、部屋を飛び出ようとした鈴猫は扉をガチャガチャやって「あっ、あかない!」と騒いでいる。

 その様子を麻里沙は、冷静に見つめている。
 以前の麻里沙なら、同級生の少女のキスされたらビックリ仰天で腰を抜かしたことだろう。
 同級生の女の子にキスされるという非日常感に、驚きでどうしようもなくなっていたかもしれない。
 しかし、さっき三十路のオッサンとセックスしあってた麻里沙にとって、こんな小娘にキスされてもなんとも思わない。
 可愛らしいと思うだけだ。
 ベッドからゆっくりと立ち上がると、鍵を開ければいいだけなのにそれが思いつかないのか、まだ扉をガチャガチャやっている鈴猫の肩にそっと手を触れた。
「落ち着いて、鈴猫様」
「ああっ、ごめんなさい麻里沙様、愛してます……」
 振り返った鈴猫は、そう言ってへたり込んだ。
「ありがとうございます、鈴猫様。私みたいな女の子を好きになってくれて、貴方が心を込めて手紙をくれたとき嬉しかったわ」
「麻里沙様、そんなもったいない! アタシにとって貴女は天上の女神なんです」
 同性とはいえ、そこまで言われると麻里沙も悪い気はしない。
「鈴猫様、私は本当はそんな綺麗な女じゃないのですよ」
「ちっ、違います。麻里沙様は本当にお綺麗です!」
「綺麗じゃないのよ。本当はね……。私は、エッチな子なの」
 そこまで言えば、麻里沙の言うことが鈴猫にも伝わった。
 もう純潔ではないのだと言っているのだ。
「そのもしも、麻里沙様が男の人とエッチなことをしていても、私は全然そんなの気にしませんから」
「そうなの、どうしてそんなことが言えるの……ゆっくり聞かせてくれる。もっとこっちに来てくださる」
「はい……麻里沙様」
 どうやって、麻里沙が鈴猫を口説いたかは端折る。

 ウブな鈴猫をベッドに押し倒して、話を誘導するのはわけなかった。
 なにせ、今の麻里沙はもう、これまでの耳年増なだけのお嬢様ではない。
 実際に男と経験したという自信が、鈴猫のような未経験な小娘を圧倒する。
 麻里沙が、「自分は男と関係して汚れた浅ましい女」だと告白すれば、鈴猫は自分はもっと汚れていてエッチな女だと言い返す。
 そう言いながらも、性的に興奮してきたのはお互い様のようで、お互いに小鳥がつつきあうようなキスがだんだんとエスカレートしていって唇のなかの唾液を啜りあい、舌を絡めあうまでいくのもすぐだった。
 同性愛の趣味はないが、レズプレイも悪くないじゃないかと麻里沙は思った。
 麻里沙は、醜い男と舐め合った舌をそのまま無垢で汚れない鈴猫の舌に絡めていると思えば、その興奮はひとしおである。
 男と舐め合った舌を、貴女は舐めているのよと言ってやれば、そんな顔をすることだろう。
 まだ早い。
 まだ、そんなことを言ってはいけない。
 麻里沙が鈴猫を落とすには、もう少し雰囲気を高めていかないといけない。

「麻里沙様! 私もセ、セ、セックスはまだですけど。毎日オナニーしてたり、だからエッチなのは、そんなの普通だと思います!」
「ふうん、鈴猫様は真面目そうに見えるのに、本当はエッチなんですのね」
「はいそうです。麻里沙様、私だってエッチなんです」
「どんなことを想像してしてるんですか」
「それは、麻里沙様とこうなったりとか……」
「鈴猫様はお優しいから、私に気兼ねして、そんなことを言ってくれてるのではありませんか」
「ち、違います! 本当に毎日オナニーしてます」
「じゃあ、ここでしてみてくださる」
「……分かりました」
 鈴猫は意を決すると、スカートを押し上げて股間を手でさすり出した。
「服は着たままでオナニーされるのですか」
「普段はそうです。でも激しいときは濡れちゃうから、インナーは脱ぐかもしれません」
「じゃあ、脱いでしまいましょうか」
 そう言うと、麻里沙はスカートの中に手を差し込んでするっとパンティーを脱がしてしまう。
 純白にピンクのリボンがついた鈴猫らしい小さなパンティーだった。
 同性愛の趣味がない麻里沙でも、若々しい女の子が顔を赤らめて恥ずかしがる仕草にはゾクッとしてしまう。
 無垢なものを汚す歓びを感じる。
「ああっ、麻里沙様。そんな……」
「可愛いお尻ね」
 麻里沙の手が、鈴猫の小さな臀部に触れただけで、ビリッと電気が走ったように身体を小刻みに震わせた。
 すでに愛おしい麻里沙とキスをしていた段階で、鈴猫のあそこはビショビショに濡れていたのだ。
 だから、こうまでされると股は洪水のようになった。
「みっ、見ないでください!」
「あらまあ~、鈴猫様の下着は凄いことになっているのですね」
「返してくださいー」
 パンティーを裏返して、汚れを確認している麻里沙に慌てて鈴猫が奪おうとする。
「あら、私に汚れたところを見せてくれるのではなかったのですか」
 そう言われると、鈴猫は抵抗を止めた。
「そ、そうでした。すみません」
 小刻みに肩を震わせた小さな鈴猫は、まるで小動物が怯えているようで、麻里沙の嗜虐心を刺激する。
「じゃあ、見ていいのですね」
「は、い……。鈴猫の汚れてるところを、どうぞ見て下さい」
「記念撮影してもいい?」
 麻里沙の口からそのような言葉が出た。
 淫行の証拠を残すなど、愚の骨頂だと分かっているのだが、溢れんばかりの性欲の箍が外れてしまっている麻里沙は止まらない。
「麻里沙様がそう望むのでしたら」
「じゃあ、オナニーは続けていらしてね」
 麻里沙は、鈴猫のブラウスのボタンを外してブラを抜き取った。
「綺麗な胸ね」
 Aか大きくてもBカップか。まだ小さいけれど、形の良い美乳といえる。十四歳といえばまだ発展途上なのだから、これぐらいの胸で当然なのだ。
 Dカップに達している麻里沙が大きすぎるのである。
「麻里沙様みたいに、大きくなくて形も良くないですから……」
「あらそんなことないですわよ。鈴猫様の胸も、可愛らしいではないですの」
「麻里沙様……」
 鈴猫はどこで自分の胸を見たのだろうかと麻里沙は思った。
 体育の着替えのときだろうか、さすがに同性愛者だけあって、鈴猫は麻里沙のおっぱいを目ざとく観察しているらしい。
 そんなことを考えながら麻里沙は、スマートフォンのカメラで鈴猫が小さく喘ぎながらオナニーする様子を撮影しはじめた。
 麻里沙の持っているのは最新機種なので、最近はスマホのカメラといってもバカにできないほど高画質である。
 撮る行為自体が興奮するということもあるが、あとでミノルに見せてやれば興奮するのではないかと思うと、麻里沙はまるで自分が責める男の側になったような気分でより一層ドキドキするのだ。
 悪いことをしているという気分が、冒険心を盛り上げてくれる。
「ほら、自分でパンティーを広げて見せなさい」
「はい! 鈴猫の下着はエッチなお汁で汚れてます。エッチでごめんなさい麻里沙様!」
 そんなこと言えとも命令していないのに、鈴猫はそんなことを口走る。もともと、被虐趣味があったのか、相手が大好きな麻里沙だからなのか。
 鈴猫は極度の興奮状態で、顔は真っ赤でブラウスがずり落ちた肩まで紅潮しているので、もう訳が分からなくなっているのかもしれない。
 興奮は伝染する。
 スマートフォンのカメラを握りしめたまま、麻里沙はもっとよくしているところを見せなさいとスカートを一番上までたくし上げた。
 鈴猫の可愛らしいオマンコがよく見える。
「鈴猫様のここ、びしょびしょになってますのね」
「はい、ごめんなさい。ああっ、鈴猫はエッチではしたないです!」
 そこが一番感じるのだろう、クリトリスをいじる指を上下させる。
 極度の興奮で鈴猫は股から太ももまでもが、びっしょりと濡れている。それでも、綺麗なものだと麻里沙は思った。
「中を自分で開いて見せてみなさい」
「はい……麻里沙様」
 真っ赤に膨らんだクリトリスの皮が半ば剥けていて、ピンク色の穴は興奮で広がっているが、綺麗な処女膜が残っているのが見える。
 自分はおっさんに犯されて処女膜などなくなってしまったのに、同い年の鈴猫にはそれが綺麗に残っている。
 なんだかズルイなと麻里沙は思って、ちょっと意地悪をしたくなった。
「ちゃんと洗ってるの、マンカスがついてるんじゃなくて」
「ごめんなさい、鈴猫のは汚いです。ちゃんと洗いますからご容赦ください」
 たぶん白く濁っているのはカスではなく、滲み出してきた愛液だろう。
 そう分かっても、あえて詰る。
 茶褐色の瞳に涙を浮かべた鈴猫の様を見て、麻里沙は興奮を禁じ得ない。
 だから、舐める。
「ん……本当に、汚いマンコね」
「ああっ! ダメです! 麻里沙様そんな汚いところを……ああっ!」
 ダメダメといいながら、腰を押し付けてくる。
 感じている鈴猫の可愛い顔を見ながら、自分もじんわりと濡れてくるのを感じた。
 精液がこぼれ落ちないように、麻里沙の股間に埋め込んである極太のタンポンがキュッキュと締まる。
 ベッドの頭に背中を押し付けるようにして丸まった少女は、一番感じるお豆を舐められてとろとろに蕩けている。
「なにが、ダメなの?」
 手で舌で、少女を弄ぶのは楽しかった。
「はっ、はう……!」
 ビクビクッと身を震わせて、感極まったのか耳たぶまで真っ赤にして顔は涙でぐしょぐしょになっている。
 股間の洪水は、壊れた水道のようだ。
 息も絶え絶えに、なったのを見て気持ちが高ぶりすぎた麻里沙は危険なことをした。

 自分の股ぐらを見せたのだ。
 男にタップリと中出しされて、タンポンが詰まった膣をである。
「ほら、鈴猫様。私のをよく見て、汚れているでしょう」
「あっ、ああ……麻里沙様はやっぱり、男の人ととなされたのですね」
 それを誰かに話されたら、麻里沙は破滅なのだ。
 それなのに、麻里沙は見せた。
 鈴猫ならば、信じてもいいと思ったからだが、こんな迂闊なことをしたのはやはり興奮しすぎていたからだろう。
「そうよ、男の精をタップリと注がれて、タンポンで蓋までされたわ。汚いと思うでしょう、汚らわしいと思うでしょう」
「いいえ、麻里沙様は全然汚れてなんかいません。男の汁にまみれても、麻里沙様のここはこんなにお綺麗ですもの」
 そんなことをしろと言ってないのに、鈴猫は麻里沙の股ぐらからこぼれ落ちる、男の苦い汁を舐めてさえみせた。
 麻里沙の液が混じっていれば、見知らぬ男の液でも舐められると思ったのだ。
 その姿に真心を感じて、麻里沙はついにとんでもないことを言い始める。
「本当に? じゃあ汚い私のあそこから出てきたこのタンポンを貴方の膣に入れてもいい?」
「いいです、入れてください!」
「本当にいいの? だいぶ時間が経ってるから大丈夫とは思うけど、見知らぬ男の精で妊娠しちゃうかもしれないわよ」
「麻里沙様と一緒の男の人にされるなら、私は大丈夫です! どうか一緒にしてください」
 麻里沙も、鈴猫も、極度の興奮状態で何を言っているのか分かっていないのだ。
 それはもはや、うわ言だった。
 あるいは、性的な行為はやはり、男の精を介すべきという女の本能だったのかもしれない。

 売り言葉に買い言葉というわけではないが、麻里沙は鈴猫の上にたって命じた。
「じゃあ、注ぎ込んであげるから自分で股を開いて上を向けなさい」
 タンポンを抜いて、股ぐらをこすり合わせて、麻里沙の中に出された精液を鈴猫の無垢な女性器に注ぎ込んでやる。
 その愉悦。
 もっと上手に股を合わせたいが、さすがに麻里沙にもそんな経験がなかったのであまり上手くできなかった。
 差し込む漏斗か、注射器か。せめてスポイトのようなものがあれば、もっと上手く精液を注ぎ込めるのにともどかしくも思う。
 次々と、そんな変態的な発想が出てくることに、ゾクゾクしてしまう。
 麻里沙は、まるで自分が射精して、鈴猫を孕ませるような気持ちで、感極まった。

 そして最後に、鈴猫の無垢な膣口にタップリと精液を吸ったタンポンをぐぐっと挿入してあげる。
 鈴猫の膣に力強く押し込まれるパンパンに膨れたタンポンは、ゴリゴリと膣口を広げる。
 鈴猫の処女膜を削り取りながらも、すっぽりと収まった。
「ああっ!」
「フフッ……」
 麻里沙は、自分が鈴猫の処女を奪ってやったような、不思議な高揚感と満足感に包まれたのだった。
 このとんでもない危険行為は、麻里沙の手によって撮影されて終了となった。
 最後に記念撮影を行ったのは、鈴猫が心変わりして訴え出ようとするのを防止するためだったのかもしれないが、すっかり麻里沙のドSな本性に魅了された鈴猫に、その心配はなかったのであった。
第十章「女子中学生 北原麻理沙 2」
「……んんっ」
 西日を浴びて、北原麻理沙(きたはら まりさ)は目を覚ます。
 うーんと伸びをして起き上がると、沈みかけた夕焼けと、まだ残ってグラウンドで練習を続けているサッカー部の選手たちが見えた。
 麻理沙は、屋内体育館の入口にあるベンチに寝かされていたようだ。
「あっ、起きましたか」
 麻理沙の目の前で、長澤珠衣(ながさわ たまえ)が笑顔を見せている。どうやら、寝ている麻理沙を見ていてくれたらしい。
「あら、ごめんなさい寝てしまったんですね。あの、たまちゃん部活は?」
「そんなのとっくに終わってますよ」
 あちゃーと、麻理沙は思った。
 どうやら部活をすっぽかして寝てしまったようだ。昨晩は、夜更かししてほとんど徹夜してしまったから。
「たまちゃんにも迷惑をかけてしまいましたね」
「いいえ、私は保健委員だからこれもお仕事ですよ」
 えっへんという様子で、たまちゃんは頭のボンボンを揺らした。
 相変わらず、この子は変わった子だ。
「んんっと……」
 あれっ、部活したような覚えもあるけれど……部活は出たんだっけ。麻理沙は、記憶が混濁して少し混乱する。
 あまりにも、先ほどまでの『淫夢』が激しすぎて、現実とごっちゃになってしまったのかもしれない。
 まだ強く突き上げられた股間がジンジンして、強く揉まれた胸の感触がリアルに思い出せてしまう。
 もちろん、すっかり紺色の制服を着ているのだからそれが現実にあった出来事なんてことはないのだろうけど、安心だけどちょっと残念にも思う。
 あの非日常感は最高だった、もういちどあんな夢を見られたらいいのに。
「どうしたんですか、北原さんまだお疲れですか?」
「いえっ……なんでもありませんわ」
 私の夢のなかで、『貴方はブサイクなオッサンに恋をして、中出しをかまされてましたのよ』、なんて言ったらこの子はどういう顔をするだろう。
 そんなことをちょっと考えて、麻理沙は苦笑したのだ。
「大丈夫なら帰りましょうか、もう下校時間過ぎてるから怒られちゃいますよ」
 あんまり厳密ではないのだけれど、下校時間は決められていて、それ以上の部活は許可がないとできないのだ。
 屋内体育館にも見回りが来るからあまり残っていると怒られてしまう。
「私のために遅くまで残らせてしまって、ごめんなさいね。私が迎えの車を呼びますので、たまちゃんも送らせてください」
 麻理沙はそう言うと、携帯電話を取り出して手配させた。

     ※※※

 珠衣を自宅まで送らせたあとで、麻理沙が北原家の玄関前に止まった黒塗りのハイヤーから降りると、執事の中沢が「お嬢様今日は遅かったのですね」と出迎えてくれた。
 有能だが、相変わらず口うるさい老人だ。
「私も、いろいろと付き合いがありましてよ」
 そう言って牽制すると、三階建ての豪華な邸宅へと入っていく。
 姉も独立して、両親と麻理沙と使用人しか住んでいないお屋敷だ。
 こんなに大きな家は必要ないといつも思うのだが、これも家の格式というものだからしょうがないのだろう。
 そもそもその両親も、麻理沙の手がかからなくなってからはあまり家に帰って来てこないから余計に、ガランとしたロビーに寂しさを感じる。
 これで使用人もいなければ、もっと寒々しいのであろうから、口うるさい老人でもいないよりは良いという者だろう。
 エレベーターもあるのだが、あえて階段をゆっくりと登って、三階にある自分の部屋へと歩いていく。
 そろそろ日もくれるが、夕食の時間にはまだ早い。
「ふうっ……」
 着替えしようとして、制服の上衣とブラウスを脱ぎ、ふと姿見に映る自分の姿を見て悲鳴をあげた。
「ぎゃあああぁぁ!!」
「おっ、お嬢様どうなさいましたぁ!」
 たまたま同じ階で掃除でもしていたのだろう、メイドの坂田さんが慌てて扉をドンドンドンと叩く。
「なんでもありませんわ!」
「なんでもって、尋常じゃありませんでしたよ」
 坂田さんを安心させるように、がちゃっと扉を開けて顔を覗かせる麻理沙。
「そっ、そうだ、今日はご飯はいりません。もう先に休ませていただきます」
「お嬢様、お具合でも悪いのですか」
「そうですね……コホコホ、ちょっと風邪気味なのかも、薬でも飲んで寝ますので」
 呆然とするメイドの坂田を残して、バタンと扉が閉じられた。

「はぁ、どうしましょう~!」
 姿見に映る、麻理沙の白いお腹には少し滲んでいるが『2-2 北原麻理沙』との文字が書かれている。
 制服のプリーツスカートをサラリと落として、美しいレースの入った黒いシルクのパンティーを脱いでみると、股のクロッチの部分にベッタリと精液が残っていた。
「わ、わたし……」
 大変なことをしてしまった。
 あのブサイクな男性とのまぐあいは、夢ではなかったのだ。
「ううっ、夢じゃありませんよね」
 クロッチで乾きつつある、白濁した汚れをマジマジと見つめてため息をつく。
 思わず嗅いでしまい、顔を歪めた。パンティーの染みとなって残るその雄臭さは、紛れも無い現実。
 まず麻理沙がすべきことは、たっぷりと中出しされてしまった膣の洗浄であろう。お風呂に行って洗うべきだった。
 それなのに何を考えているのか麻理沙は汚れたパンティーを握りしめたままで、フラフラとサイドボードの上に置いてあるデスクトップパソコンの電源を入れた。
 ブラウザを立ちあげて、キーボードで検索ワードを入れる。
 調べたのは、『妊娠』と『排卵日』について。
 なるほどである、妊娠の危険がどの程度かを調べるのは当然と言えた。すでに中出しされてだいぶ経っているのだから、今更洗っても仕方がないのも道理、賢い麻理沙はクールである。
「妊娠の危険性が高いのは、排卵日二日前って、ドンピシャじゃないですの!」
 思わず声を荒げてしまった。
 正確には、排卵日を計測出来ないものの、前の生理日は思い出せるのでそこから特定できる。
 麻理沙の排卵日はもうすぐだった。
 なんでよりにもよってこんなタイミングにとも思うが。
「ある意味で、必然ですわね……」
 元々の原因は、麻理沙の異常な性欲の高まりにあった。おそらく排卵日が近づいてくることによって、身体が準備を始めていたのだろう。
 十四歳にして、メスとしての成熟を迎えていた麻理沙の身体は、荒々しい雄を求めていた。
 そこであの男と出会ってしまった。決して良い男ではなく、それどころか最底辺のブサイクな男。そういう下等なゲスにレイプされて妊娠してしまうシチューエーションは麻理沙のお気に入りだった。
 そのせいだろう、てっきり夢と思い込んで、自分の欲望を解放してたっぷりと感じて中に何度も出されてしまった。
 麻理沙、痛恨のミス。
「はぁ、終わったことはしょうがありませんわ」
 排卵時期に集中的に中出しされても、受精する確率は八十五パーセント、その受精卵が無事に子宮内膜へ着床する確率は二十五パーセント。
 まだ若い麻理沙の卵子は元気なので、ほぼ百パーセント受精するかもしれないが、子宮への着床率はまだ若すぎて万全ではないのでむしろ確率は低まる。
 幸いなことに、危険日に中出しされても、妊娠の確率は二十パーセントほどなのだそうだ。
「良かった……確実に妊娠するってわけでもないんですのね。八割の可能性で着床しないなら、分の悪い賭けとは言えないでしょう」
 ちょっと安心して検索を続けていると、精虫が泳ぎまくる画像なども出てくる、精虫が卵子に群がって受精する瞬間の画像なども出てくる。
「あの醜い男の遺伝子をたっぷり含んだ精虫が、私のお腹の中で泳ぎまくっているなんて……はぁ、わたしったらなんてことをしてしまったんでしょう」
 膣に中出しされた精液は、射精後の五、六時間で子宮の奥にある卵管峡部にある精子貯蔵所にたどり着き、排出される卵子を待ってスタンバイする。
「……そして、卵子を貫かれて赤ちゃんを受精しちゃう」
 麻理沙は、マウスをまさぐるようにいじりながら、人には見せられないような蕩けた顔で、ハァハァと艶かしい吐息を漏らす。
「どうしましょう……。赤ちゃんが出来るのは、絶対に困ります。絶対にあってはならないことです……あんな男の赤ちゃんを授かったら身の破滅ですわ」
 そう言いながら、麻理沙が検索するのはなぜか『妊娠しやすい体位』である。
「うわぁ、オーガズムに達すると妊娠しやすくなるって書いてありますわ」
 性的快楽が大きい時に、お腹が張ったような感覚をバルーン現象と言い、膣が締まり、膣奥が風船のように空洞化して子宮口が下がっていく
 そして膣が男性器をしっかりと捉えて、膣壁が蠕動して、精子を吸い上げる状態になる。
「バルーン現象、しっかりとありました、わよぉ……」
 あの男との獣のように激しいセックスで、何度イッたことだろう。
 麻理沙の意志に反して、健康な麻理沙の中の女の子はたっぷりと感じさせられて、はしたなく男の精液を啜り上げて妊娠を求めていたのだ。
 何せ妄想しまくって、ずっと求めていた本当のセックスだ。その刹那は、気持よくて気持ちよくて堪らなかった。
 いや意志に反してではない、麻理沙自身「妊娠したい」と言ったではないか。麻理沙は、自分から「あの男の赤ちゃんが欲しい」と宣言したのだ。
「夢だと思ってたから、しょうがないじゃありませんの!」
 麻理沙は、パチンと乱暴にパソコンの電源を落とすと、大きなベッドに向かった。
 ベッドで股を開いて、手鏡で自分のアソコを覗きこむ。
「うわぁ、なんてことですの、やっぱり汚されてますわね」
 膣の入口にはまだ、男の白濁した精液の痕跡が残っていた。夢ではない、本当の本当に女性器の奥底までも、征服されてしまったのだ。
 しばらくパクパクと物欲しげに口を開いた眺めていると、ヌルっとした液体がまた溢れてきた。
「まだ出てくるなんて、一体あの男はどれぐらい私の中に射精したんですのよ」
 はぁ~と深いため息を吐いて、形の良い眉根を顰めた。夢と思っていたとはいえ、思い返すと自分はなんて軽率な、なんて愚かな真似をしたのだ。麻理沙は深い後悔の念にブラウンの瞳を潤ませて、涙が出てきそうになる。
 それでも、時の針は戻せない。
「しょうがありませんわね、こういうときはアレをするしかありません」
 絶望に心を揺さぶられたとき、感情が高ぶったときに変態の麻理沙がすることといえば、オナニー。それしかない。
 パチンと、ブラジャーのホックを外すと、麻理沙は全裸になってベッドの上に寝そべった。
「膣から零れてくる液体で、ベッドが汚れてはいけませんからね」
 腰の下にクッションを置いて、腰の位置を高くする。これで、逆流した精液でベッドのシーツは汚れない。
 そんな言い訳を自分の中でして、その実はあのブサイクな男に中出しされて子宮まで汚し抜かれたことに、麻理沙は興奮している。
「さっきサイトに書いてありましたものね……」
 腰の位置を少し高くすることで、麻理沙は膣奥に溜まった精液は、子宮口から麻理沙の赤ちゃんを作る部屋にどんどんと流れていく。
 こうすると、中に出された精子がスムーズに移動できるようにする。そのままじっとしていることで、妊娠率が高まる。
「いえ、いえっ、ダメですわっ! 妊娠しちゃダメ。……受精するだけ。そっ、そうですわ、受精しても着床しなければまったく問題ないですもの」
 大問題だと思うのだが、麻理沙はもう中に出されてしまったので仕方がないと割りきっている。
 二年ほど前に初潮が来てから、生理は軽いほうで、これまで生理周期が乱れたことも健康な身体の麻理沙の卵子である。受精はもうほぼ確実にしてしまうだろうと思えた。
 それでも、その卵子が子宮内膜に着床する確率は、たった二割だ。
 どうせ確率が同じなら、それをオナニーのネタにしてしまうほうが良い。
 北原麻理沙は、恐ろしいほどに前向きな変態お嬢様だった。
「ああんっ、今私のお腹の中に、いっぱいあの男のオタマジャクシが泳ぎまわってるんですわね」
 そう考えるだけで、すごく下腹部が熱い。
 そっとお腹をさするように手を触れて、そのままその細い指先は勃起したクリトリスを貪るように弄る。
 そう自分のお腹の奥で、男の精液が暴れまわっているのを想像しただけで、麻理沙の肉芽は、恐ろしい程にビンビンに勃起していた。
 麻理沙の股は、ビッショリと濡れている。
「そうっ、そうですわ。ママの卵はもっと奥ですわよ。ハァハァ……かわいいおたまじゃくしさんたち、お母さんが手伝って上げますからね」
 そう言いながら、腰をクイクイっと天に突きあげて、奥へ奥へと自ら精子を導こうとする。
 バカじゃないのかと思うのだが、自ら受精を求めるその愚かな行為が、たまらない楽しかった。ことが性欲になると、その行為がバカげていればいるほど、気持ち良くなってしまう。麻理沙の厄介な性である。
 あの元気な男のオタマジャクシだから、きっとこんなことをしなくてもみんな奥まで泳ぎきるだろうけどと、思考してふと思い出した。
「そう言えば、私……あのオジサンの名前も知らないんですのね」
 男に関心がなかったから、麻理沙はセックスの前に、男の名前すら聞かなかった。どこの誰かも知らない男の精子を、今まさに受精をしようとしている。
 そう思うと……、麻理沙はすごく興奮する。
 股をまさぐる手の動きが早まり、膣口から愛液がドロドロとあふれだす。胎内に生暖かい熱気が広がっていく。
 クリトリスを指で捻り上げて、柔らかくなった膣奥に指でズコズコすると、意識が飛びそうなほどの性感が全身を駆け抜けて行く。
「ハァハァ……飛ぶ、飛んじゃいそうっ! 種付けアクメ最高ですわ。妊娠するって、こんなに気持ちがいいことなんでしょうか、イクッ、イクッ、イグッ!」
 麻理沙は、だらしない絶頂顔で、舌をベロンと突き出している。
 腰を思いっきり突き上げて、グッと背を仰け反らせてオーガズムに達して、プシュップシュッと音を立てて潮を飛ばした。
「ああっ、私何を言ってるんでしょう。知らない男の子供を妊娠なんてダメですわ、ありえないですわよ。受精するだけ、ほんのちょっと受精するって思っただけなのに……気持よすぎてダメになりそう」
 もし、麻理沙が、見知らぬ男の子供を、本当に妊娠してしまったらどうなる。
 あの北原のお嬢様が、どうしてこんなことにと、後ろを指さされる。
 みんなに何と酷い言葉で蔑まれることか、両親をどれほど失望させることか、身の破滅、身の破滅!
 ああ哀れ麻理沙お嬢様の人生は、たった十四歳にして台無しになってしまう。全てが音を立てて、崩れ去ってしまう。
「ああっ、そんなのいけない、なんて可哀想な私なんですのぉ!」
 ダメなことをやるのが気持ちいい、可哀想な境遇に置かれるのが気持ちいい、胸が張り裂けそうなほどの背徳感がたまらない。
 知らない男の赤ちゃんをお腹に抱えて、途方に暮れる自分を想像しただけで、股をまさぐる手は止まらずに、麻理沙はまた更に深いオーガズムの領域に到達する。
「あぐっ、ふぐっ、くくくっ……もしママになっちゃったら、きっと母乳も出ちゃいますのね」
 いつかやりたいと思っていたプレイに、搾乳プレイがあった。
 麻理沙の頭に、一つの光景が浮かぶ。
 妊娠したことで、さらに大きくなった麻理沙の乳房を、あの男はめちゃくちゃに強く揉みしだいてピュッピュッと褐色の乳首から、真っ白いミルクを搾り出すだろう。
「おっぱいミルク、私のおっぱいミルク……出るっ!」
 もちろんまだ妊娠していないから、母乳など出ないのだが、そんな妄想に浸って、両方の乳房を揉みしだいて、ギュウッと搾乳して勃起した両方の捻り上げて、また絶頂に達した。
「ミルクッ、おっぱいミルクッ、イグッ、イグッ!」
 こんな調子で、麻理沙は一晩中、無様な絶頂顔を晒しながら、思考が蕩けるほどに、身悶えし続けたのであった。

     ※※※

 受精オナニーですっかり盛り上がって、そのまま寝てしまった麻理沙は、遮光カーテンから差し込む朝日を見て、しばらく落ち込む。
「ああっ、私ったらまたあんな変態オナニーを……。名前も知らない男の精子で受精とか、妊娠とか、何考えてるんですのよ!」
 冷静になると、本当に自分バカじゃないかと思うのだが、その時は盛り上がってしまうのだ。
 麻理沙は、気分をしゃっきりとさせるために早朝にシャワーを浴びる。あとお腹にマジックで書いた文字と、股間を綺麗に洗ってから、制服に着替えて家を飛び出していった。
 昨日の夕食も朝ご飯も食べずに、メイドや執事には心配されたが、それどころではない。あんまりお腹も空かないし、オナニーってダイエットに使えるなとか思いながら、今日は早めに出かける。
 妊娠の危険は危険として、麻理沙にはまず、早急に対処しなければならないことがあったのだ。
 昨日の北原麻理沙と長澤珠衣の痴態が映った、ビデオカメラの映像データを回収しなければならない。
 翌日、学校に行く前にすぐに屋内体育館のプールに行って、しまってあったビデオカメラを調べた。
「あれ、映像が無いですわ……」
 もしかしたら、あとであの男か、珠衣がデータを消去したのかもしれない。危険なデータとは言えるので、その可能性も考えられる。
 すでに動画が無くなっていれば問題はないのだが、刺さっているはずのSDカードがないのが不吉だった。誰かが持ちだした可能性もある。
 学校に行って、珠衣に尋ねると。
「ああ、あの映像ならコーチが持って帰ったよ」
 そんな恐ろしい返事が返ってきた。
「なんてことですの……」
 もし、万が一あの映像が表に漏れたら、麻理沙は破滅だ。珠衣だってタダでは済まないのに、ケロッとした顔をしているので、文句の一つも言いたくなったがぐっと堪える。
 この少女は、もうあの男に身も心も奪われているようだ。
 敵対したらコーチとやらの味方をするかもしれない。なるべく優しく、微笑んで麻理沙は珠衣に尋ねた。
「ところで、長澤さん。あのコーチさんは今どこにいらっしゃるんでしょう。身元とか、お名前はご存知なんですよね」
 そう尋ねた麻理沙に、頭にボンボンみたいにくくっているボンボンを、「ううん」と左右に揺すった。
「ううんって、もしかしてご存じない」
「いっつもコーチから連絡があるから、昨日も半月ぶりだったし、そういやコーチの名前ってなんだっけ……」
 ここまで天然ボケなのかこの少女はっ!
 名前も知らないオジサンに中出しされて、妊娠したらどうするのかっ!
 そう叫びたくなったが、そう言えば麻理沙もそうではないか。ブーメラン発言も良い所なので、ピキッピキッさせながら笑顔を強ばらせて、くるりと後ろを向いた。
 携帯電話を取り出して、北原家の執事に電話する。
「もしもし、中沢。すぐに調べて欲しいことがあるんだけど……そう、至急よ。全力で調べてちょうだい!」
 人相書きを手配して、北原家の調査網を使って、街をフラフラとしている浮浪者の足取りを追った。
 そこらにいるとは目星をつけていたのだが、思ったよりも時間がかかり、潜伏先のマンガ喫茶が掴めたのは一日経ってからだった。
「お嬢様、この男が何なのですか?」
「それは、トップ・シークレットよ」
 執事の中沢には、男と会うにあたって運転手を手配しようとか、誰か付き添いをつけようかと提案されたが、断った。誰にも知られてはならない。
 これは麻理沙が一人で解決しなければならない問題だ。

     ※※※

 フラッと雑居ビルから出てきたミノルに、待ちぶせしていた麻理沙は声をかけた。
「ちょっとお待ちなさい!」
「んっ、誰だお前……」
「誰だって、つい二日前に会ったばかりですのよ」
「ああっ、珠衣のやつと一緒に居た変わった女の子か」
 変なオジサンに、変な子って言われた。ミノルのようやく思い出したという反応がリアルで、本当に忘れられていたのかと思ったらプライドをいたく傷つけられた。
 麻理沙ほどの美少女、一目みたら忘れないであろうのに、それどころか初めてをあげた相手であるのに、それを忘れたというのか。
 愕然と立ち尽くしてしまうが、今はそれどころではないと気を取り直して叫ぶ。
「わっ、私は北原麻理沙、北原麻理沙ですのよ。昨日は、ろくに自己紹介してなかったからしょうがないけど、忘れないでくださいね」
「うんそれで、その麻理沙がどうした」
 ぼんやりとした、間の抜けた顔だ。本当に麻理沙の痴態が映ったSDカードを所持しているのかどうか心配になってくるが、とにかく話を進めないといけない。
 すぅーはーと深呼吸してから、びしっと指さして麻理沙は言った。
「戸隠ミノル(とがくれ みのる)、貴方のことは調べさせてもらいましたわよ」
 ミノルはそれを聞いて、感心した顔をする。人に名前を呼ばれたのは久しぶりだ。
「ほう、俺の名前をどこから調べた」
「貴方が昨晩宿泊した、マンガ喫茶の会員登録データからです。戸隠ミノル、三十二歳、独身、両親もすでに他界。高校を卒業後、停職につくことなく住所不定で各地を転々としていることまでしか分かりませんでしたわ。……と申しますか、無職はまだ分かりますけれど、住所不定ってなんなんですの。貴方は、どうやって生きてますのよ!」
 そんな人間が存在するなど、麻理沙にとっては想像の埒外だった。
「そんなこと、俺に怒られても困るよ」
「と、とにかく、私の痴態が映ったビデオのSDカードを返してください」
 ああこれかと、ミノルはポケットからSDカードを取り出す。
 ミノルとしても滅多にない面白映像であったので、あとで見なおして楽しもうと思っていたのだが、別に対して大事だと思ってない。
 ただ、この麻理沙という女の子がそれにこだわっているようなので、ミノルはわざと意地悪を言ってみた。
「嫌だねと言ったら?」
 警察に……と言いかけて、麻理沙は押し黙った。
 この男に元からそんな脅しは通用しない。身元を調べあげて詰問してやってるのに、平然とした顔をしている。この男には、おそらく失うものなど無いのだ。
 下手に刺激するほうが危険だと、聡明な麻理沙は思う。
 ここは、出来る限り穏便に事を運ばなければならない。
「お金なら多少は用意してます、私のお小遣い程度ですけれど」
 麻理沙のお小遣い程度という金額が、札束で分厚くなった茶封筒なのだから、やはりお嬢様だ。
「金なんかいらないな」
「金では転ばないというわけですか。その日暮らしをしてるのに、立派ですわね。もっとも、貴方は不思議とお金には困ってないみたいですから、何か秘密があるのか……」
 北原家の力は金だ。
 金も地位もいらないという人間を相手にするのは、麻理沙にとって初めてであった。それはある種の恐ろしさと、奇妙な尊敬も感じる。
 異形の存在を前にした、畏怖の念に打たれたと言えばいいのかもしれない。本当に訳の分からない、ミステリアスな男だと思った。
 あの時の麻理沙が、夢だと思ってしまうのも無理はない。ここに確かに居るのに、次の瞬間にはふらっと消えて、どこにも居なくなっているような、ミノルからはそんな感じがした。
「つまらないな。そんな話をしに、わざわざこんな場所までやってきたのか。お前は中学生だろ、こんな平日の昼間っから学校はどうしたんだよ」
 ミノルこそ、いい大人が平日の昼間っからなんでブラブラしているのか。
 そう言い返しては、ミノルのペースにハマるばかりだ。
 努めて冷静になると、麻理沙は新しい提案をする。
「ミノルさん、金がダメなら女ならどうですか」
 金がダメなら、あと麻理沙に使えるのは女の武器だけ。
「女ねえ……」
「私を抱かせてあげますわよ。それと交換に、SDカードを返してください」
「ふんっ、面白いことを言うなあ、それなら構わないけど」
「じゃあ、私の後を少し離れて付いてきてください」
 少し離れてと言っているのに、近づいてきて肩を抱こうとしてきたので、麻理沙は跳ね除ける。
 当たり前だ。今日は念の為に制服では来ていない。私服のワンピース姿に、帽子を深々と被って顔を隠しているけれど、さすがに年格好まではごまかせない。
 ミノルみたいな三十路過ぎのオジサンと、幼さの残る女の子が平日の昼間っから親しげに歩いていては、怪しすぎる。
「ちょっ、こんな街中で、何を考えてるんですの!」
「なんだ、抱かせてくれるんじゃないのか」
 麻理沙に拒絶されると、ミノルは意外にも素直に肩をすくめて下がった。
「我慢なさい、部屋についたら、いくらでもさせてあげますわよ」
 やはりこの男、底が知れないと麻理沙は内心で恐れた。大人の男ですら、舐めて掛かっている麻理沙が、こんなに心震わされるのは初めてだ。
「お前さ、名前なんだっけ。ちゃんと覚えておくわ」
「もうっ、北原麻理沙ですわよ。二度と言わないからちゃんと覚えてらっしゃい!」
 一定の距離を保ち、こんな言い合いをしながら、二人は大きな賃貸マンションへと入っていく。
 ホールからエレベーターで七階に向かう。
「立派なマンションだな」
 そう言えば前、ここに何度か来たことあるなあと、ミノルはチラッと思った。
 ミノルは、どこにでも入れる男だからこの街で入れない場所などないのだが、マンションなどの人が日常的に生活する場所は結構好きで、よく忍び込んでいる。
 それはおそらく、ミノルが落ち着いた定住先を持たない反動なのだろうけれど、本人はそのことに気がついては居ない。
「うちの家が所有するマンションの一つですわ。八階は姉が使ってますが、私も七階のワンフロアを使ってもいいことになってますのよ。まさか、こんなことに使う嵌めになるとは思っても見ませんでしたけど」
「ふうん。麻理沙は、お嬢様なんだなあ。すごく、大きな部屋じゃないか」
 大きなフローリングの部屋だ、生活感はまるでないが綺麗に片付いて掃除されていて、埃一つ見当たらない。
 大きなダイニングキッチンに、テーブルに、ソファーに、ひと通りの家具は揃っている。寝室には、大きなベッド、大きな液晶テレビと、高性能なビデオカメラと、クローゼットの中に、ミノルが使えそうな着替えまで用意されている。
 ここらへんは準備のいい麻理沙が、あらかじめ用意させておいたものだ。
「そう言えば、ご飯まだですか。何か作りましょうか」
 麻理沙は、エプロンを付けると冷蔵庫を開けた。
「ああっ、えらくサービスがいいんだな」
「そりゃ、ご飯ぐらいわね。うーんと、でもここしばらく使ってなかったから、ろくな材料がありませんの。買い置きを頼んでおけばよかったですわ、冷凍食品なら充実してるんですけど……」
「じゃあ、それでいいよ」
 最近の冷凍食品は美味しいので、大好物だ。
「そんなのダメですわ、ちょっと待って下さいね。有り合わせで何とかしますから」
 麻理沙は、台所でニンニクを刻み始めた。鍋ではパスタを茹でて、フライパンで刻んだにんにくと、鷹の爪と、缶詰のオイルサーディンをカリカリになるまで炒める。
 美味しい香りが漂い、テーブルに座ってぽつねんと待っているミノルは、鼻をひくつかせた。
 茹であがったパスタにあさつきを乗せ、オリーブオイルと塩コショウで味を調えて出来上がり。
「材料がないって言ってたのに、立派なのが出てきたじゃないか」
 そんなことを言いながら、言葉少なくパクついている。麻理沙は、無言で食べているミノルにお茶を出しながら、どうやら、多めに作って正解だったようだと思った。
「私もいただきますわね、お味はいかがでしたか」
 自分で食べてみると、失敗ではないと思えるのだがミノルのような大人の男の口に合うか少しだけ不安だった。もっと濃い目の味付けのほうが良かったのではないかとか、いろいろ考えてしまう。食べ終わったミノルは、「美味かったよ」と言った。
 そうですか~と、麻理沙はホッとして笑顔を見せた。
「材料がないって言ってたのに、上手いもんだな」
「あら材料がない位、何とかできますわ。私は、お料理の実力もパーフェクトでしてよ」
 ちょっと不安だったくせに、麻理沙は腰に手を当てて自慢気な顔をしている。
「そうかい」
 そんな様子に、ミノルは苦笑した。十四歳にしては、本当に上手いほうだと言えた。麻理沙は、お嬢様育ちにしては何をやるにも卒がなく、機転が利くほうなのだ。
「ミノルさんは、家がないんでしょう。なんならしばらく、この部屋を使っても構いませんわよ。ただ、ここは女性専用のマンションなのであまり通路には出歩かないでくださいね」
「そりゃ、嬉しい申し出だね」
 女性専用マンションとの響きは魅力的だが、ミノルは一所に定住するつもりはない。まあ、食料はあるようだし、何日かは泊まって行っても構わないとは思うが。
「さてと、食事したんだし、ちゃんと歯も磨いてくださいね」
「うるさいなあ」
 飯を食わせてもらったし、それぐらいの希望は聞くかと、洗面所に行って素直に備え付けの歯ブラシで磨くミノル。
 誰が補充しているのか、部屋には真新しい生活用品やタオルが揃っている。
「それぐらい常識ですよ。お風呂には入ったんでしょうね」
「まあ、入ってきたよ」
 ミノルが昨晩、シャワーを浴びたのは事実だった。風呂に入らないときもあるから、御の字といったところだろう。
 麻理沙のほうは、事前にお風呂で身体を磨きあげた上に、膣内をビデを使って洗浄してきてもいるのである。そのため、麻理沙の亜麻色の髪からは、ローズの香りも漂っている。
「では、私を抱かせてあげてもいいですわ」
「そのことなんだけどさあ、本当に良いのか」
 無造作に約束のSDカードをテーブルの上に投げだしながら、ミノルは聞いた。
「何が良いのかですか」
「俺がセックスするって言ったら、ゴムとか使わないぞ」
 つまり、生セックスでいいのか。換言すると、中出しされて妊娠してもいいのかと言っているのである。
「構いません。あーでもちょっと待って下さい。勘違いしてはいけませんわよ。妊娠して良いって言ってるわけじゃないですからね」
「どういうことだよ」
 普通の大人とはかけ離れた無頼漢であるミノルから見ても、この北原麻理沙というお嬢様の感覚はどうもぶっ飛んでいる。
 詳しく聞いておかないと、何をやりだすか分からない。ちょっと面倒くさいとも思ったが、ミノルは詳しく聞いて置かなければ怖い気がした。
「私はすでに中出しされてますから、今回の周期ではもう手遅れです。だから何回中出ししても構いませんわ」
「じゃあ、俺の子供を孕んでもいいってことなんだな」
 チッチッチッと、細い指先を左右に振る麻理沙。
「違いますわね、私の子宮には貴方の精虫がたっぷりと泳ぎまわってますから、おそらく排卵があれば受精してしまうでしょう。そして、私は今日おそらく排卵日ですからね」
「だったら……」
 ミノルが開こうとした口に、プラスチックのケースを突きつける。
「……なんだよこれ」
「昨日の排卵検査薬です。ほら紫のラインが薄っすら出てるでしょう。多分今日あたりが排卵日ですわよ。私も、こんな便利なものがあるなんて初めて知りましたけれど」
 薬局で、膣内を洗浄するビデと一緒に買っておいたのだ。
「お前、なんでこんなものまで……」
「私は今日貴方の子供を受精します。そこまでは許してあげても結構ですわ。でも、妊娠はしませんのよ」
 麻理沙の不可解な言動に、ミノルの眼がはてなマークになった。
 ここまで、マイペースなミノルを翻弄した女の子も久しぶりである。変な子と言ったミノルの言葉も、まったく言いがかりというわけではない。
 麻理沙は、ミノルに『受精はするけれども、着床の確率は二十パーセントほど』という話を説明した。
「つまり八割方は妊娠しないから、中出しされても良いと……」
「そうですわ、まったく頭の働きの鈍い方はいけませんわね。ようやく私の言わんとすることを理解したのですね」
 えっへんと麻理沙は腰に手を当てて笑っているのだが、これどうしたものだろうとミノルはポリポリと頭を掻いた。
 ミノルは幸運の星の元に生まれた男だ。ミノルが強く孕ませたいと思ったら百パーセント孕ませられるのだが、それは黙っておくことにした。
「分かったよ、じゃあこれは麻理沙と俺の勝負だな」
「勝負?」
 これまで一方的に話を進めてきた麻理沙が、そこで止まった。
「そうだよ、お前は受精はするけれども妊娠しないようにする。俺はお前を孕ませたい。なっ、これは勝負だろ!」
 麻理沙を孕ませたい。ミノルの赤裸々な欲望を耳にして、麻理沙はゴクッとツバを飲んだ。だんだんと、胸が熱くなってくる。
「わ、分かりました……。いい度胸ですわねぇ、この北原麻理沙に対等の勝負を挑もうとは、まったくいい度胸です。後悔しても知りませんわよ!」
 ズカズカと、わざと下品に大股開きで歩いた麻理沙は寝室に向かった。そして、大きなレンズのついたビデオカメラを設置して、調整する。カメラをリアルタイムでテレビに繋げて録画をチェックできるようにしている。
 それだけかと思ったら、補助カメラをベッドの端や、棚の上に二台も置いた。どうして、そこまで撮影の質にこだわる。
 いや、それ以前の問題としてなぜ撮るのだ。
「なあ、麻理沙。それって、この前みたいにセックスの様子を撮ろうとしてるのか」
「そうですわよ」
 呆気無い返答。
「お前は、SDカードの映像を俺から取り戻したくてセックスするんだよな。なのに、なんで新しい映像を増やそうとする」
 意外にもミノルに冷静な指摘されて、麻理沙は手をバタバタさせてあたふたと慌てた。男はセックスしたがるから、そんな理由付けはいらないと思っていたのに、意外にこのオジサンは鋭いなと麻理沙は目を見張る。
 そして、その場限りの適当な理屈を語り始めた。まさか、あとでそれを使って自分がオナニーに耽るためなどとは言えない。
「それは……。えっと、記念撮影してあとでオナ……じゃない、証拠を残しておくため! そうですわ、これから行われるセックスが完全に合意の上によるものだと証拠が残らないと、貴方だって困るでしょう。考えても見なさい、私がレイプされたと主張したら、貴方を陥れるのなんて簡単なんですのよ。もちろんフェアな私は、そんなことはしません
つまり、この撮影は貴方のためなんですのよ」
 長い……、しかも、かなり考えこんでから答えた。
「お前、その理由……、今考えて言っただろ」
 図星である。
「そっ、そんなわけありませんですのよ。貴方のためって言ったでしょ、さあ撮影を開始しますわよ。ちょっとそこで見てなさい」
 麻理沙はカメラの前で、純白のワンピースのスカートをたくし上げた。
 ツルンとした股で申し訳ない程度に栗毛色のマン毛が薄っすら生えているだけ、パンティーを穿いていなかった。
 大きな液晶テレビと連動しているので、画面に麻理沙のマンコが大写しになっている。
「なんでパンティーを穿いてないんだ……」
 そんなミノルのつぶやきには、全く答えずカメラに向かってアピールするのに夢中になっている。
 ワイングラスを持っているので、何をやるかと思えば、いきなりオシッコを始めた。
「ああっ、検尿中ですので、ちょっとお待ち下さい」
「何やってんだよ……」
 ミノルは、もう突っ込むのも面倒になってきた。
 いや、いまからこのお嬢様にチンポを突っ込むのだが、あまりにも行動が奇矯過ぎるので面食らっている。
 そんなミノルを他所に、麻理沙は波々と黄金色の液体が注がれたワイングラスに、プラスチックの棒を突っ込む。
「フフッ、見えるでしょうか。紫色の印が色濃く出てきました。これが私、北原麻理沙十四歳が本日、危険日まっただなかの排卵日であるという証明です」
 証拠の排卵検査薬を、カメラに見せつけている。
「見ていただければ分かりますが、私は正気です。酔っているわけでもなく、誰に言われたからでもなく、明確な自分の意志で、この戸隠ミノルさんに抱いていただきます」
 そう言ってから、抱いていただくは大人しすぎる表現だと思った。桜色の唇に手を当てて、少し考えてもっと扇情的に言い直した。
「自分の意志で、濃厚な種付けセックスをしていただきます。私がお願いして生殖行為をしていただくので、赤ちゃんが出来てもミノルさんは責任を取らなくて良いです。私のマンコを使っていただいて、オナニーするようなものです。私の女性器に、無責任に好きなだけ排泄していただいて結構です。ちなみに、私はこれが人生で二回目のセックスです。一回目の相手もこのオジサンでした」
 わざわざ、卑猥な言葉に言い換えた。カメラの前で、麻理沙は何を言っているのであろう。排卵検査薬を握りしめて、まるで自分の罪を懺悔する敬虔なシスターのようにも見えた。
 自分で卑猥な言葉を口にして興奮しているのか、だんだんと息が荒くなり頬が上気し始めている。
「麻理沙、謎の儀式は済んだか……」
「はいっ、合意の上でのセックスの証明としてはこれで十分でしょうか」
 十分どころか、余計なセリフが多すぎたぐらいだと思われる。
「よっと」
 ミノルは、抱き上げてベッドに仰向けに寝かせると、股を開いた。そこはもう濡れ濡れで、前戯の必要はない。
「さあ、好きなだけ私のマンコに、チンチンズポズポしてください!」
 全てを受け入れるように、麻理沙は身体も股も全開に開く。
 しかし、そんな麻理沙にミノルはのしかからず、股ぐらに顔を突っ込んで愛液に照らつくマンコを舐め始めた。
「ダッ、ダメですわ、そこは汚いですわよ! なんで舐めるんですか、さっきオシッコしたばかりですのよ……」
 あれほど変態的なセリフを言ったくせに、オシッコをした尿道を舐められたぐらいで麻理沙は慌てて、羞恥に顔を真っ赤にした。
「いいから、大人しく舐められてろよ」
 ミノルの舌先に、しょっぱい味が広がる。確かに、ションベン臭い股を舐めるのは、普通ならちょっと抵抗感があるだろう。
 しかし麻理沙は、数日前にミノルの精液を呑んでくれたのだ。マズくて苦いと言いながらも、たっぷりと呑んでくれた。
 そんな女の子のションベンなら、ミノルはいくらでも舐めてやる。肛門の穴だってたっぷり舐めて綺麗にしてやっても良いぐらいだった。
 ぺちょ、ぺちょ……。
 わざとイヤラシイ水音を大きく立てながら、執拗に舐めていく。そうすることで、麻理沙が喜んでいるのが触れている太ももの震えから感じる。
「それにしても、すっげえクリトリスだなあ」
 すでに皮が剥けきっていて、小指の先程の大きさに成長した小豆の頭が見えている、十四歳で、ここまで育っているのは珍しい。
「だって、毎日触ってオナニーしてますもの」
 小五で性に目覚めてから、毎日しごいているうちに皮も向けて成長したという。
 麻理沙は、もともとクリトリスが大きかったのか、若いだけあって赤く滑りまるで真珠のような輝きのクリちゃんだった。
「ふうん、でもオナニーでは、これはできないだろう」
 ちゅーと吸い上げた。その瞬間に、怖いほどに全身が跳ねた。

「はぁ、舐められるって、こんなにも気持ちいいのぉー」
「俺のも舐めてくれたんだ、たっぷり舐めてやるよ」
 しっかりとクリトリスの皮が厚くなっている麻理沙なら、これぐらいの刺激は大丈夫だろうと、ミノルは吸い上げた陰核の根本を、ガリッと噛んだ。
「んはああっ!」

 たまらない、これはダメッ、イクッ、イッてしまう。

「ああああああっ!」
 腰をがくがくと震わせながら、プシュップシュッとお小水を漏らした。それは潮吹きという現象なのだが、結局潮吹きで出てくる水はオシッコの元のようなものだ。
 先程、あれほどたっぷりとオシッコしたのにまた出てきてしまうのは、よっぽど刺激が強かったということなのであろう。
 深い満足とともに、男の顔に潮を振りかけてしまったという申し訳なさに、嗚咽とも感嘆とも付かない声を上げる。
「こんな、ダメだっていったのにぃ」
「それより痛いんだがな……」
 いつの間にか、麻理沙は足で思いっきりミノルの頭をぎっちりとホールドしてしまっている。
「あっ、ごめんなさい」
 慌てて、麻理沙は足にかかっていた力を緩める。
「ふうっ、いいさ。小娘の柔らかい太腿に挟まれた程度じゃ、俺の石頭はどうともならん。それに、それだけ感じてくれたってことなら男冥利に尽きる」
「ふうん、なかなか男気があるんですわね。戸隠ミノルさんは、見かけによらず……」
「見かけによらずは余計だ」
 そうミノルが苦笑するが、麻理沙のほうはそれどころではなかった。愛情を込めた愛撫に、全身が弛緩している。麻理沙の幼さの残る顔がトロトロに蕩けている。
 麻理沙はこの時初めて、本当の意味でミノルのブサイクな顔を見て、愛情を感じた。
 これまで単にミノルの存在は、麻理沙のオナニーの道具に過ぎなかったのである。ただ乱暴に荒々しく犯して、汚らしい精液を射精してくれれば良いだけの影だった。
 それが十四年の生涯で初めて、自分の股を舐められる。クリトリスの包皮まで舌先で丁寧に剥かれて舐め上げられるという愛情に満ちた行為を受けて、麻理沙も相手に愛を感じてしまったのだった。
 眼の前の冴えない男、どこか泰然とした自信を持っていて、麻理沙の女を喜ばせることができる『戸隠ミノル』という相手を初めて見た気がした。

 長澤珠衣(ながさわ たまえ)、同級生のあの可愛らしい女の子がなぜこのブサイクで何の取りえもないオジサンに恋焦がれているのか、少し分かる気がした。
 社会的にはダメな男だが、女の子の愛し方はよく知っている。良い男ではないかと見なおした。
「さあ、私も舐めて差し上げます」
「おおっ、相変わらず上手いな。その舌使い、どこで勉強してくるんだよ」
 ミノルの勃起したオチンチンを熱心にしゃぶりながら、麻理沙は今回一回だけではなくまたこの男に会っても良いなと思っていた。
「ふふっ、ふぁんなの」
「ちんこを咥えながらしゃべるなよ」
「そんなの、アダルトなビデオとか見れば分かりますわよ」
「お前の歳じゃ、見ちゃいけないもんなんだけどな」
「あーら、その歳の女の子にしちゃいけないことをしてるのは誰ですか」
 そう言いながら、唾液で濡れた硬い陰茎をしごいてくるので、ミノルは思わず射精しそうになった。
 舌だけではなく、言葉攻めしながら強く陰茎をこするまでことまでやる。なかなかのテクニックである。
「くっ、強いな」
「あら、精子出ちゃいそうなんですか」
 麻理沙は手で出された困ると思ったのか、亀頭のカリ首をこする力を微妙に弱める。
「なあ、麻理沙。女の子ってさ、なんで精液のことを精子っていうんだ」
 ミノルはイキそうな気をそらそうと、益体もないことを聞く。
「えっ、だって学校で精子って習うじゃないですか。そう言えば、みんな精液とかザーメンじゃなくて、精子って言いますね。考えたこともありませんでした」
 ちょっと驚いたのか、麻理沙の手の動きが止まる。

「女の子同士で言い合ったりするのか」
「しますよ、女の子だって結構猥談好きですし。でも精液とかザーメンって言い方はしませんよ、なんででしょうか」
 おそらく精液と精子の違いを女性が深く認識していないからではないか。ミノルは、そのようなことを考えたが言わなかった。
「お前は、精液とかザーメンとかって言い方も知ってるんだな」
「私は男向けのアダルトなウエブサイトも読みますからね。どっちがいいですか、精液とかザーメンとか言ったほうが興奮します?」
「わからんよ」
 男向けのサイトを見ているというだけあって、なかなか堂に入った誘惑の仕方だった。たどたどしいところもあるが、本人が本気で感じているというのが一番良い。
「じゃあ、お口に出したいですか。それとも私のオマンコに出したいですか」
 麻理沙は、まるでミノルを挑発するように、ビクンビクンッと勃起する根本を掴みながら上目遣いで睨めつける。血色の良い口元が、蠱惑的な笑顔を形作った。
 大きくキラキラと輝く瞳は潤み、頬は火照りまだ中学生とは思えないほど整った顔立ちは魅惑的だった。
 この年で、立派なメスの顔をしている。
「そりゃ、膣だな。他の口でも楽しみたいが、今はお前が欲しいという気持ちが強いよ北原麻理沙」
 名前を呼ばれると、ブルッと肩を震わせた。
「欲しいですか、嬉しいですね。いつでもどうぞ」
 ドサッとベッドの上に大きなお尻を乗せると、麻理沙は挑発するように大きく股を開いて手足を広げた。
「それじゃあ、遠慮なく使わせてもらうかな」
 ミノルは、力強く麻理沙の輝く裸体をベッドに組み敷いた。最初のセックスは、お互いを感じられる正常位の姿勢でやる。
「はぁ、大きいのが入ってきます」
 何度かクイクイッと固い亀頭の根本をこすりつけられるだけで、麻理沙の膣口はニュルッとミノルのモノを受け入れた。

 この男のものを挿れられているのだと全身で感じるように、麻理沙は手足をミノルのずんぐりむっくりな身体に絡みつかせた。
「んっ」
 唇を合わせる。それはすぐディープキスになった。
 お互いの性器を舐めた直後なのに、ミノルはそんなことは気にしないし、麻理沙も普段なら汚いと思ったのであろうが、マンコに欲しかった男性自身を挿れられた今となっては汚いは気持ちいいだった。
 この戸隠ミノルという十歳も年上の男の臭い唾液で、体液で汚し抜いて欲しい。舌も性器も絡め合って、溶けていきたい。
 そんな風に思いながら必死に舌を蠢かせてミノルの苦い唾液を美味しそうに啜った。
「愛してるぞ麻理沙」
「あっ、ヤダ……そんなこと言わないでください」
「なんだ愛してるって言っちゃダメなのか」
 ミノルは、面白がって笑う。
「これは、今回だけの危険な遊びです。本気になられては……困ります」
「大人の女みたいなことを言うんだな」
「そうですわ、私はもう立派なレディーですわよ。だからこうやって気持ちよくもなれるんでしょう」
「違いない」
 何度か腰を打ち付けて、麻理沙を喘がせた。
「はぁああぁぁ」
「じゃあ、大人しく俺の子を孕んでくれよ」
「なんで……。なんで、そんなに私を妊娠させたいんですか、こんなことが表沙汰になったら貴方だって困るでしょう」
「俺は困らないな。心配しなくても、俺が全部なんとかしてやるから。安心して孕んでくれよ」
 男の言うことは無茶苦茶だ。自暴自棄になって言っているのだろうか。麻理沙の置かれている環境が、どれほど窮屈で鬱屈したものなのか何も知らないくせにと憎らしく思った。
 そう憎らしく思う程度には、もう麻里沙はミノルのことを愛し始めている。だけど、まだ心は許していないからそのことは口にしなかった。

「私、いまのがファーストキスですわ」
 代わりに、益体もないこと言った。麻里沙は、ファーストキスに拘泥するような乙女ではない。ただ、話題をそらそうとして言ってみただけだ。
「アハハッ、お前。俺とここまでしておいて、キスもしてなかったのかよ」
 ミノルは笑う。
 こんな上玉の初物が全部戴けるのは、男冥利に尽きると思った。
「しょうがないじゃありませんの、男の人と付き合ったこともありませんのに」
「こうやって俺と突き合ってるのにか?」
「オヤジギャグ……最低ですわよ」
「その割には、そのオヤジに抱かれて嬉しそうだな」
「ええっ、私も最低ですもの。もう認めてしまいますけど、私はみんなと違ってすごくエッチなんですわ。淫乱な女なんですの。だから、だから……」
 ポタリポタリと男の汗が、麻里沙の顔に落ちる。
 クッサイオジサンの体液なのに、それがなんでこんなにいい匂いに感じるのだろう。
 いつしか麻理沙の匂いと、ミノルの雄臭い匂いが交じり合う。
「愛してるよ麻理沙」
「だからっ、なんでそんなこと言うんですか! もっと道具みたいに乱暴に扱ってくれていいのに、どうして気持ちよくするんです!」
「なんで怒るんだ。気持ちいいからいいんじゃないか、どう抱こうと俺の勝手なんだろう」
 ミノルはこれまで女と深い情を交わすようなことは避けていた。
 そこまで強い信念ではなかったのだが、女に愛を囁くようなことはしなかった。面倒なことになるのを恐れたのだ。
 しかし、長澤珠衣(ながさわ たまえ)と深い関係性を持ってしまってから、それが揺らいでいる。
 十四歳という多感な女の子に、セックスの喜びを与えながら愛を囁くことで、どれだけその気持ちを揺り動かすことができるか。
 そんなことを楽しみたいような気分になっていた。
 幸運の星の下に生まれたミノルが望むならば、汚らしいオヤジが美少女に愛情を抱かせることすら不可能ではない。
 そんな奇跡だって起こるのだ。
「そ、そんなことを言っても、今回限りって約束ですわよ」
 麻里沙は、声を震わせて抵抗する。
「妊娠しなかったらお前の勝ちだろう約束は守るさ。お前も約束を守れよ、いいか孕んだら絶対産んでもらうからな。それだけじゃないお前は俺の奴隷だ」
「ああっ、奴隷……そんな、いいっ!」
 奴隷という言葉は、麻里沙の欲望を燃え上がらせた。分かったなと言うように、ミノルは、麻里沙の強く勃起しているピンク色の乳首を摘み上げると、喜びの声が上げる。
「一生とは言わない、奴隷十年契約だ。毎年一人ずつ俺の子供を産んで、十人産むまでは解放しない。十人俺の子を産むまでは、孕み奴隷のままだ」
「ああああああっ!」
 ミノルの提案したプランは、一生を性奴隷になるなどというよりも強く現実的だった。それ自体無茶苦茶な話ではあるのだが、容易に想像できてしまう。
 毎年、一人ずつこの男の子をひりだして、十年。そのとき、麻理沙は二十四歳か二十五歳か。
 女として一番いい時期を男に捧げ尽くして、この醜い男の子供を十人も抱えて十年後に解放されてどうするというのだ。
 その提案の非道さに、麻理沙は子宮が直接手で握り潰されるような興奮を感じて、叫んだ。
 それは、何不自由ないお嬢様として蝶よ花よと育てられた麻里沙にとって、男に支配されるという初めての歓びであった。
「ああっ、愛してるよ麻理沙」
 しかも、この男はそんな残酷なことを命じながら、同じ口で愛を囁く。
 何たる非道だろう、何たる悪辣だろう。
 こんな酷い男に良いように弄ばれて、望まぬ子を孕んで人生までも台無しにされてしまう自分。
 シーツをギュッと掴んで、歯を食い縛りながら麻理沙は絶頂に達した。
 それでも男は許してくれずに、麻理沙の収縮する膣の中に怒涛の勢いで腰を打ち付ける。
 何度もイッた、何度もイッた。
 ああっ、ああっ。
「麻理沙、一度でいいからお前も愛してると言ってくれ!」
 憎むべき悪魔のような男の懇願。
 それならば、付き合ってやろうかという気にも麻里沙はなった。
「あっあっ、愛してます。ミノルさん愛してますわ」
 ミノルが掴みがいのある麻理沙の大きな乳房を強く握りしめながら、膣の奥底に熱い精を放ったのを麻理沙は、満腔で感じた。

 ドクッドクッ、ドクッドクッドク、ドク、ドクッ!

 そんな音、聞こえるはずもないのに。
 身体中に男の膨れ上がった亀頭から、白濁した遺伝子を乗せた粘液が送り込まれていると感じる。
 逃げ場もない子宮口は、男の白濁した欲望を全て麻里沙のお腹の中に吸い上げる。
「麻理沙、愛してる。俺の子を孕め!」
「ああっ、中が熱い……受精しちゃう」
 ミノルの腕の中で、麻里沙の身体がブルブルと震えた。
 麻理沙は、全身を貫く快楽の電撃に打ちのめされて、意識を真っ白に漂白されたのだった。


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おかげさまでプロの小説書きになりました。ちょっと忙しくなるので更新遅くなってます。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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