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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第十五章「発露」
 命からがら管理人室から逃げてきて、やっぱりたどり着いた先は美優の部屋だった。ここがいまは、河田の部屋であり安全圏であるからだ。
 美優も、美優が不在の間に部屋を片付けているメイドもいまは居ないようなので、とりあえず汗を落とすためにひとっ風呂浴びようと思う。
 このマンションの浴槽は小さいサイズの美優のところでも十人家族がゆったり入れそうな大きさで、材質に使われているヒノキが樹の香りを放ち、大理石の側面は常に磨き上げられ、気が向いたときに常時入浴できるようお湯が張られている。
 その無駄とも思える贅沢さに、同じ上流階級に区分されるとはいえ、普通の成金の息子である河田と、美優たち財界の天上人との明確な差を感じさせられる。
「ふぃーーー」
 それにしたって、心地よいほうがいいのだ。いつも風呂に入れる贅沢というのは、一度味わうとやめられないものがある。
 どっちかといえば風呂に入るのは好きなほうではなかったのだが。お湯にどんな成分が含まれているのだろう。ほのかに花のような香りがして、身体の芯から温まるような風呂に緊張を強いられた河田の四肢は優しくほぐされていく。
 だから、音もなく入ってきた美優が湯気の向こう側から来たのに、河田は呆けていて俊敏な反応ができなかった。
 湯気の向こうから来る美優は、当然のように輝くような裸体を見せつけて隠すことがない。いつもながら、可愛らしい顔と豊かな胸とのアンバランスが、河田の身体を芯から奮わせるような魅力を発揮する。
「誰……妖精さん?」
 勃起を隠しながら、お湯に身をすくめる河田。
 美優は、首を傾げながらこっちを見ている。
「ああ……美優ちゃん。もう帰ってきたんだ。はやかったね……」
 そういいかけて、大変なことに気がつく。

(ぼくはいま透明状態じゃない!)

 ばしゃばしゃと身体を慌てさせる。苦し紛れにお湯に沈んでみたが、どうしようもない。
「どうしたの……妖精さん」
 美優はのんびりしたもので、お湯に沈みこんでしまった河田を見つめ続けている。
 終わった、確実に終わってしまった。お湯に沈みながら、そう思う河田。通報される恐怖より、美優と終わってしまうという絶望のほうが深かった。このまま水死したかったが、そういうわけにもいかずオズオズと、お湯から悄然と姿をあらわす。
 そんな河田を不思議そうに見つめて美優は「妖精さんの姿が見えるようになったんだね」といった。
 まてよ、と河田は思う。いまの美優は、河田を拒絶していない。
 姿を、このデブオタの醜い姿を見せたら必ずや拒絶されるであろうということはもう生まれてこのかた、長きにわたる人生の中でDNAに刷り込まれるまで、痛すぎる経験としてなんども繰り返されてきた。
 だから、姿をちょっとでも見られたらアウトだと思い込んでいたが、これは!

 即座に、風呂場から上がるとシャワーから冷水を出して全身に浴びた。
「冷てぇ!」
 身を切るような冷水は、心臓が止まるかと思うほどであったが。呆けた河田の脳をクールにさせる効果はあった。
 薄い髪が張り付いた、デブオタらしい自分の顔を見る。それでも昔より、自分はましになったかもしれない。そういう変化があったとしたら、それは全て美優のおかげだ。
 だから――いける。
 いや、いくしかないのだ。美優を騙し切ることにしか自分の生きる道はない。

 そんなおかしな河田の様子をみて、きょとんとしていた美優だが。大丈夫だと思ったのか、お湯を身体にかけ湯してから風呂に入った。汚い身体でそのまま湯船に飛び込んだ河田とえらい違いだ。ここらへんに躾けの違いが垣間見える。
「ぼくも、一緒に入っていいかな」
「うん……いいよ」
 鷹揚にうなずく美優。男が一緒に入っていても、特に恥ずかしがる様子を見せないのは育ちが良すぎるからなのだろうか。
 デブオタたる河田が隣にいるにもかかわらず、なにか美優は楽しそうだ。
「こんなおっさんと一緒に入ってて、嫌じゃない」
 素直にそう聞いてみた。
「別に……魔法をかけられて、そういう姿になったっていってたじゃない」
 そういえば、そういうことをいったような気がする。
 相変わらず美優は良く覚えている。
「声が一緒だったから、すぐ妖精さんだってわかったよ。ふつーの人なら、このマンションに入れないし。魔法使ったんでしょ」
 不可解な現象は、魔法で納得。さすがに、美優のお花畑的解釈は健在だ。
(まさか、一緒にお風呂に入れるとは思わなかったなあ)
 やってしまえば、いけるものだったか。いろいろと感慨深い河田。
 暖かい湯船に身をゆだねて、横に美少女がいるというのはいいものだ。
「私ね……誰かとお風呂に入るとかなかったから。楽しいよ、妖精がいてくれてよかったです」
 そんなことをいいながら、はしゃいでいる美優。
 美優も高校一年生の十六歳。大人の階段はすでに河田と一緒に昇ってしまっているのだが、それでも相貌には幼さが残る。身長も小柄だし、子供料金でも十分通りそうな雰囲気がある。
 お湯に浮かびまくってるグラビアアイドル張りの巨乳がなければのはなしである。
 そのアンバランスな曲線を描く肌は、男を知って輝きとともになめかましさを増したようにも見えた。
「乳って、お湯に浮くんだね」
 そんなことをいいながら、後ろに回りやっぱり乳いじりを始めてしまう河田。
「あっ……妖精さん相変わらず、おっぱい好きですね」
 河田が見えるのに慣れないのか、いまいち他人行儀で引いてる美優。
「嫌ならいってね」
「嫌じゃないですよ、妖精さんが好きなように触ってください」
 後ろから、自分の胸を撫で回す手が見えるのが、恥ずかしいのか俯いてる美優。
 やっぱり、見えないときと一緒のようにはならないかと河田も思う。
 それでも、河田の要求に素直に応じてくれているのは、これまで培った信頼感が生きているのだろう。
 風呂場で、美少女と戯れる。
 しかも自分の姿を見せたままで!
「あっ……妖精さん、今日はお風呂場でですか」
 いつしか、勃起したものを後ろから押し付けていた。
 そんなものも、美優の吸い付くような肌は優しく受け入れてくれる。
 全身で感じる美優の暖かさに、河田は生きてることを感謝した。
 たとえ嘘偽りで塗り固められた関係でも、この姿を拒絶しなかった美優は、河田にとって幸せの塊だった。
 喜びを抑えることができない。だから、喜びの塊をぶつけよう。
 すでに何度も何度も身体のかかわりを続けた河田と美優のあそこは、お互いに慣れ始めている、さほど準備もせぬ美優のオマンコにニュルンと入り込む。
「はうう、妖精さん……いきなり」
 ゆっくりと押し込んでいく。
 美優の中はお湯よりも、暖かかった。
 突くたびに、お湯の上で豊かなバストが揺れる。
「ふぅ……ふぅ……あっ」
 無心で、腰を振った。
 いきなりで、困惑した美優もやがて身体だけはあわせて。
 キューっと、亀頭を膣で締め上げてくれる。
 後ろから抱きかかえるようにして、我慢せずに気持ちよく射精する。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 お湯のなかで、ドクドクと流し込まれる精液を感じて。
「ああ、出したんですねザーメン」
 などと、美優がいう。
「そうだ、見えるようになったからには、おチンポ様にも挨拶してもらおうか」
 調子に乗った河田は、その後チンポを舐めてもらった。
 そんな絶好調の河田だったが、調子に乗りすぎてお湯で固まった精液が浴槽に流れ出して、メイドに掃除してもらうわけにも行かず後始末に苦労した。
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第十四話「警備の花」

 一番の危険日に中出しを終えてから二十日あまりが過ぎた。
 河田にとっては、安心ですこし残念なことに妊娠はしなかったらしく女の子の波はまたやってきて、そして引いていった。
 その間にも美優の身体は、さらに女らしさを増す。
 それは、すこしだけ肥大化したクリトリスに現れていた。
 毎日男の精液を注ぎ込まれていれば、当たり前といえるかもしれない。
 初めてあったときには、外見からは見られなかった妖艶な女の香りが、いまや美優から漂っていた。中身の無垢さはそのままで美優はそのアンバランスさをさらに増していた。
 すっかり美優の身体にはまった河田は、今日もすぐにでも美優を抱きたかったが、それを我慢してなぜか管理人室に足を伸ばしている。
 美優が妊娠したらどうするか――河田が出した結論は、美優を誘拐することだった。 もちろん、美優本人には承諾を得るつもりだが、相手は未成年のうえ親の承諾もないから、略取誘拐には違いない。
 河田には資産がある。そして、変態の世界ではそれなりの地歩を築いてる河田は、金次第で犯罪に関連していても黙って懐妊から、出産まで面倒を見てくれる病院も知っている。変態の世界の闇は深い。
 病院の近くには、風光明媚なリゾートもある。普通に観光を楽しむこともできるし、場合によっては、監禁を楽しむこともできる特殊施設。温泉もあるし、海水浴もできる。金さえあれば、なんでもできてしまう。
 休養をかねて、ゆっくり一年ほど美優と過ごすのもいいだろう。
 そんな穏やかな日々を思うと、河田は笑みを抑えることができない。
 美優の親が捜しても、いくらでも誤魔化すことができる。なぜなら、そこは近隣の某国で、日本ではないのだから。
 日本さえ出国してしまえば、いやこのフェルリラントさえ無事に抜け出してしまえば、あとは簡単だ。学園や通学路で連れ出すことも考えたが、どう考えてもすぐに気がつかれて捕まる。あの学園の警備については、つい最近も河田は痛い目を見せられている。
 このマンションに帰ってきた直後抜け出せば、少なくとも半日の時間が稼げる。それだけあれば、確実に国外まで逃げ出せる自信はある。
 だから、フェルリラントの警備をなんとしても出し抜かなければならない。河田は透明だが、美優本人が出られない――屋上から出す。無理だ。
 表から、堂々と出るしかない。


 アイディアが湧かない、そのアイディアを手に入れるため危険を侵しても管理人室を見に来たのだ。管理人室に誰も居なかったので、中央管制室を見ると警備のほとんどのもの居た。各種のモニターを確認している警備員が三人、それもすべて女性。モニターを見るとさらに巡回警備が二人、メイドが三人ほど清掃業務に当たっている様子もここからなら的確に把握できる。徹底した警備と管理、まるで将軍の大奥みたいだ。
 その警備員たちに、きびきびと指示を飛ばしながら、油断のできない笑いを浮かべているのが枝川律子である。
 鍛えぬかれば身体はまるで抜き身のナイフのようで、それはそれで河田にも魅力的に見える。それに乳房やお尻は、意外と女性らしいラインを描いているのだ。
 美優とはまた違った引き付けられるような魅力。そして、枝川が選んだであろうえり抜きの女性警備員たちも、それなりに容姿が整っている。だけではなく、警備としても優秀なのだろうことは物腰から感じられる。


「南雲……監視を頼めるかしら」
 律子が、ここの警備では古株の副長格、南雲梨香に声をかける。
 梨香は、その律子の声に微妙に含まれる艶に、嫌な予感を感じる。
「もちろんそれはいいですが、あの……隊長」
 梨香の応答を聞けば、用は済んだとばかりにモニターに目をやる一番新人の隊員、水品サクラの後ろに気配を感じさせず近寄り、その腰をそっと両手で押さえる。
 ここの隊員にしては、可憐で気弱げなサクラの身体がブルッと震えた。
 また、隊長の悪い癖が出たと梨香は呆れた。律子は、いわゆるレズビアンなのだ。ここの警備には、自分の好みの子ばかりを配置して、次々に食べてしまう。
 高校では剣道を嗜み、小柄ながら全国大会にも出場したという水品サクラは、竹を割ったようなさわやかで快活な性格で、目上のものにも素直だし、職場の雰囲気も明るくしてくれる貴重な人材だった。
 だからこそ、律子の目にも止まって高給で雇われてることになったわけだが。どれほど武術を嗜んでいても、高校を卒業したばかりの女の子だ。
 たくさんの女を抱いてきた律子の手管に、勝てるわけがない。
「水品も私と一緒に休憩にはいるからね」
 そう独断で決めてしまうと、すっと水品の手をとって隊長の自室にもなっている管理人室に消えていく。
 ああまただ、梨香は思う。あの癖のおかげで、貴重な隊員が辞めなければいいんだけど。せめて、あの趣味を出すのは自分だけにしてくれれば。それは、梨香の女性としての嫉妬も含まれているのだが、それは意識には上らない。
 そうやって嫉妬に歯を食いしばりながらも、警備は仕事としてきちんと続ける。南雲梨香もプロだから。


「あの……隊長」
 サクラはか細い声をあげる。ちょっと声が上ずっているのが可愛い。ベットをチラッと見て、頬を染める。
「可愛いわねサクラは」
 そういって、頬をなでる。指に吸い付くような……若い子はいいわね。そういう律子もまだ二十三歳で十分若いのだが。
 律子の身体には無数の傷がある。砂漠で、荒野で、ジャングルで、生まれたときから戦場に生き、否応なしに傷つき傷つけられた身体。整形手術でも消しきれぬ深い傷も背中にくっきりと残っている。
 それでも、サクラは自分の前で服を脱ぎさった律子の裸体を美しいと思った。
 律子は傷だらけの自分の身体を卑下しない、戦い抜いた証だから。
 それは、決して人に媚びることのない誇り高い雌豹のような、厳しい美しさだ。
 呼ばれた段階で、何をされるかはサクラはわかっていた。
 律子は楽しむように、サクラの服を脱がしていく。
 抵抗は、しなかった。自分から積極的にする勇気もないけれど。隊長の性癖は知っていたし、同じ女性として尊敬もしていたから、いいと思った。
(うーん、でも初めては男性がよかったなあ)
 そう思ってしまうサクラである。
 動きやすい服装というよりは、脱がせやすい服装になっているのも律子の趣味なのか、サクラもあっというまに裸にむかれてしまう。
 女の身体は女が一番良くわかっている、それ以前に律子は手馴れすぎている。触れられるときには、やっぱりビクッと震えてしまうが、それでも抵抗らしい抵抗はできなかった。


 目の前で二人の女性が裸になっているのを見て、これは面白いところに来たと河田は喜びを隠せなかった。
 いきなり、管理人室に二人が消えていくので何かと思えば、こういうことか。
 鈍い河田にも、女性が二人で裸になって何をやるかぐらいは理解できる。そういう趣味があることぐらい知っている、というかそういうのを見るのは好きだ。レズものは、河田のお気に入りのジャンルのひとつだった。
 股間の逸物がムクムクと動き出すのを感じる。


「ふふ、硬くなっちゃって初めてなの」
「そう……です。ううっ」
「一応確認しておくけど、初めてはわたしでいいのかしら」
「あの……はい、隊長は尊敬してるし、好きですから」
「可愛い子ね」
 そういって、軟らかいサクラの唇を味わう。
 すっとした律子の身体に比べて、サクラのほうが女性的で豊かだ。胸もそこそこに大きいし、お尻も豊かだ。それでもやはり鍛えているので、たるんだところがない。
 なぶりがいのある身体だと、尻をさすりながら律子は思う。
 ペッティングを繰り返しながら、どうしてあげようか少し悩む。初めてだというから、忘れられないものにしてあげないと。
「ふにゅ……ん」
 吸い付くようなきめ細かい肌。優しく愛撫するたびに、サクラが可愛らしい声をあげるのがたまらない。
 思わず、力強く抱きしめてしまう。
「すいません……慣れてないからたまらなくて」
「いいのよ、我慢しないで声が出るときは出してしまいなさい」
「でも、隣に聞こえたら」
 なるほど、そういうことか。同僚に嬌声を聞かせたくないわけか。恥ずかしがっているサクラはやっぱり可愛い。
「大丈夫よ、ここの壁は大砲で撃たれても穴が開かないほどの強度だから、声なんか届きっこないわよ。サクラの声は可愛いんだから、声が出るなら出るだけ鳴きなさい」
 そういって、股に手を滑らせる。
「ふぁ……い」
 早くも快楽の波に翻弄されるサクラはもう、されるままだ。


 そこで行為を中断して、道具を取り出す。
 ペニスバンドらしきものだ。
 いわゆる、模造のチンコであるディルドーが革のパンツの内側と外側の両方についていると考えるとわかりやすい。
 レズもののアダルトビデオにはありがちなシチュエーションなので見たことがある人も多いだろう。残念ながら、サクラはそういう知識がなかったのでなにか異様な物体。かろうじて男性のあそこに似通ったものであることを理解しただけだが。
 暴力的な男性性を嫌うレズビアンは、普通はこういうものを使わない。律子には軽くSM趣味があったため、あえて普段嫌悪する男根を使用するのだ。
 その影には、自ら嫌悪し恐怖する男根と一体となり、女性を支配する喜びを味わうことで、レイプされた忌まわしい過去を克服しようという複雑な心理があるのだがここでは触れない。
 律子の意識の表層にあがるものは、ただサクラの身体を模造の男根で責めてやりたいという欲求。そして、サクラを完全に破瓜させてやりたい。二人の愛撫の証拠に、優しい傷跡をつけてやりたいということだ。
 自らぬらさないでも、これからサクラとやれるという思いにすでに律子の陰唇はかるく濡れそぼっていた。だから、凶悪なディルドーを深々と埋め込むに苦労はない。
「く……このディルドーはあいかわらず……来るわね」
 まるで、不定形生物のようにスルスルと律子の膣内にはまり込み、その大きさに合わせてきっちりと形を変える。こうなると手動スイッチを切るか、満足するまでオーガニズムを感じて射精してしまうまでは、根が生えたように取れない。
 ここまで凝った機能まで別にいらないのに、そう思いながら快楽を抑えてディルドーをきっちりと自分の腰と股に固定する。
 散々なぶられ、濡れそぼって高まったサクラの無防備な身体に、ディルドーが迫る。それでも、なぜかそのディルドーは勃起していなかった。
「ふふ、可愛い子ねサクラ」
「あの……その……やさしくしてください」
「大丈夫よ、激しい運動してる子は始めてでも処女膜はほとんど破れてるから」
「いっ……ひっ……」
 律子は、指を二本入れてサクラのオマンコをこれ見よがしにかき混ぜる。
「そんなに痛くないでしょ、始めから気持ち良くなれるんだから……ありがたいとおもいなさいね」
「ふぁい……」
「いい顔ね、可愛いわ。こんな模造のチンコじゃなくて、本当のが私に生えてたらもっと喜ばせてあげられたのに」
「そのお気持ちだけで十分です……」
 サクラが思ういつもの律子よりも、愛撫する律子から優しさが感じられる。時には、激しすぎるときもあるが、それは愛が感じられるものであったから、律子に自分の最初をもらってもらってよかったとサクラは思っていた。
 愛撫なのだから、いつも仕事で接しているときよりも優しくて当然なのだが。いつもとのギャップが、サクラには嬉しいらしかった。
 身体は、心よりも正直に受け入れる。サクラの緊張がほぐれて、インプットのひとつひとつに、心地よい反応を返しえてくれることを律子も感じていた。
「このディルドー面白いでしょ、バイブみたいなものと違ってかなり高性能なのよ」
 ちょっと見てくれ、これをどう思う?
 そういわんばかりに、慣れてないだろうと思うサクラに作り物のチンコを見せ付ける。「なにか……そのふにゃふにゃしてますね」
「ふふ、面白い表現ね。このチンコは、男のモノと同じように勃起したりしぼんだりするのよ。私の膣の律動に一致して動くようになってるの。私が、イッたら射精だってするのよ」
「……そんなのがあるんですか」
 日本のこの方面の科学の進歩はトンでもないものがある。
「もちろん、出るのは偽物の精子だから、中出ししても大丈夫よ……ンフフ」
「それは……心配してないですけど」
「精子も本物のほうがよかったかしら、まあいいわ。ちょっと舐めてみて」
「……わかりました」
 なれない手つきで持ち、ペロペロと舐め始める。
 律子はいろいろ指示をして、さらに深く加えてもらう。
「ふりゅえた……」(震えた)
 男根は、震えてにょきにょきと勃起する。
 同時に、膣内の男根も激しく振動して律子に快楽を伝える。
「ふっ……気持ちいいわね。その調子ですぐフル勃起するわよ」
 男根の感じた快楽を、律子の膣内で快楽に変換してその反応でまた男根が反応するという楽しい機能。
「まりゅで、ほんものみたいでふね」(まるで、本物みたいですね)
 偽の男根をくわえながらそんなことをいうサクラ。本当の男根がどういうものかわからないくせにと、律子は面白がるが、まあ本当の人間の皮膚みたいだという意味でいっているのだろう。
 実際の男性とのセックスは、痛みと悲しみと屈辱のなかでしか経験していない律子は、だからそんな本当の男根の感覚など、サクラは一生味あわなくていいと思ってしまうのだ。
 正しい男女の感覚からは外れているという常識があってなお、そう思ってしまうことは仕方がない。ただ、仕方がないという認識ではサクラに失礼だから、そういうことは考えないことにして行為に没頭する。
 自然だろうが不自然だろうが、偽の男根は確実に律子の快楽をサクラの口内に伝達する。まるで本物のように、完全に勃起したペニスはヒクヒクと痙攣する。
「も、もういいわよ……十分」
 さすがに気持ちよすぎて、出てしまいそうだった。カウパー、先走り液まで忠実に再現するディルドーの高性能さに、律子も恐れ入る。通常の男性の感覚というのが、いまいちよくわからないが、感じすぎてしまうのが逆に欠点だと感じる。
 何度でもいけてしまう女性に合わせるから、このディルドーは男性で言えば早漏ぎみの絶倫に近くなる。
「今度は、私が舐めてあげるわね」
 サクラの味は、ほのかに香る程度だった。処女にしては、手入れが行き届いている。けっこう覚悟して口をつけたのだが、こういうところも躾けがいいということなのだろうか。
 いつでも挿入可能、むしろ焦らし過ぎたぐらいだろう。
「じゃ、入れるわよ」
 サクラは祈るような表情で、目を閉じている。
 にゅるっと先っぽから入った。ゆっくりと亀頭から埋めていき、抵抗を感じたラインを少し力をこめてズブズブと突破する。
「ふぅ……」
 初めてのサクラのために、小さめの設定にしたのだが。それでも、初めての男根を受け入れるのは辛いらしい。
 血は出なかった、やはり運動で処女膜のほとんどは破れてしまっていたのだろう。好都合でもある。
「ちょっとずつ、動くから、痛かったらいいなさいね」
「はい……んっ」
 浅く浅く、深く。試すように、ピストンを始める。
「どう?」
「んっ……はい、大丈夫だと思います。少し慣れないですけど、大丈夫です」
 そういってけなげに笑う。
 胸やお尻にちょっと肉がつきすぎてるように感じるが、サクラだって武道少女だ。骨格はしっかりと鍛えられているし、鍛えれば皮膚も強くなるので多分オマンコも丈夫にできてるのだろう。
 案外、こういう可愛らしい印象のサクラのほうが強いものなのかもしれない。逆に、副長格でいばっている南雲など、最初にされるときは痛がって痛がって、鉄の処女を破るのに苦労したものだ。


―― 壁一枚向こう側 ――


 厳しい視線で監視している南雲が、クシュンっと可愛らしいくしゃみをした。
「南雲さん、お風邪ですか」
 差し出されたティッシュを受け取って、鼻に当てる南雲。
「おかしい……私は風邪なんてひいたことないんだが」
 誰かに噂されてるんじゃないですかねとは、怖くていえない平隊員だ。


―― 管理人室に戻る ――


 ついに挿入プレイまで始めた女性二人をみて、河田はビンビンだった。
 秘蔵のレズものアダルトビデオにそっくりだったので、やっぱり現実もこういうものなのかと、間違った納得をしてしまう河田である。
 聞いているとサクラちゃんは、初めてらしいのに律子と来たら容赦なくピストンしてしかもそれに感じているようである。
 サクラちゃんがぶるぶると震えて。
「ん!」
 といったまま、動かなくなった。
「私もいくわ!」
 そういって、律子も感極まったのか偽ペニスからドピュドピュと放出する。


 見ている河田も一緒にいってしまいたかったのだが、精液の匂いをさせたら明らかにばれるだろうというのは、河田も学習済みであるのでくっとこらえる。


 ほのかにだが、接合部から精液の匂いがするような……もしかすると、偽精液というのは匂いまでいっしょなのだろうか。だとしたら、ぼくが射精してもばれないかなと、河田は思う。


 二人は二回戦目に突入したらしい、サクラちゃんは何度も何度も気をやっているようだ。律子は、サクラの豊かなバストをもて遊びながらやや楽しげに腰を使って反応を楽しんでいるようだ。
 二発目を射精後、今度はサクラを縛って目隠しプレイを始めた。サクラの手を縛って目隠しをして、後背位で突きまくっている。
 いくらなんでも、処女にやりすぎじゃないだろうか。
 まてよ、これ使えるんじゃないかと河田は考えた。
 このまえ作って、結局使えないから無理と思った陽動トラップを作動させてみる。
 とたんに、ウィーウィーという警戒音が管理人室にも鳴り響いた。
 律子は動きを止める。
「何かしらね、侵入者。不審者……まあいいわ。サクラそのままでいてね。部屋の鍵は外からかけておくから。ちょっと見てくるわ」
「ふ……ふぁい」
 もう完全にいかされすぎてしまって、夢見心地のサクラは抵抗もせずじっとしている。 服をさっと羽織ると、がちゃりと鍵をかけて律子は部屋を出て行った。
 チャンス到来!
 すぐさま、サクラの後ろに移動する河田。
「……たいちょー?」
 さすがに気配を感じたのか、声をかけてくるサクラ。身体を触ったら、さすがにばれるので手の紐の部分をもちあげて、そのまま後背位で突き上げる。
「ふじゅーー」
 混乱して、サクラはまた嬌声をあげる。抵抗はない、すぐに律子がもどってきたと考えているのかもしれない。そんなことは、どうでもいいとにかくいまは時間内にさっきから溜まりに溜まっている欲望を解き放つときだ。
 無心でセックス。
「ふっ……はぁ……たいちょー、いいですぅ」
 無心で腰を使っていると、こみ上げてきた。そのまま我慢することなく射精してしまう。


 ドピュドピュドピュドピュドピュ!


 我慢しすぎたのか、ちょっと黄みがかったぐらいの濃いのが出やがった。
 これで、サクラが妊娠すると面白いのだが。
 そんなことを考えるまに、足音が近づいてきたのですぐさまサクラから離れる。鍵をあけて、まっすぐにサクラに向かって歩いていた律子だが。急に立ち止まって鼻をヒクヒクとさせたと思うと……。


 立てかけてあった木刀を律子が手に持ち、河田のいる空間を一閃!
(ぬう!)
 河田が身体を倒すようにして避けられたのは奇跡だった。木刀の一閃の風が感じられるぎりぎりの距離だった。
 突然の命の恐怖に、驚きすぎて返って声が出なかったのも幸い。
 律子は、凍るような目で宙を見つめる。
「どどど、どうしたんですか隊長!」
 突然の剣戟の音に、サクラはびびっている。
 さっとサクラの手の縄を解き、目隠しをはずしてやる律子。
「男の、気配が、した……」
 サクラも律子の目の先を見つめる。
 でも、なにも感じられないし見えない。
「気のせいじゃ……ないかなあと」
「そうかしら、おかしいわね」
 シュッともう一度、木刀を振るとまた壁にたてかける。
 剣道経験者のサクラが見ても、惚れ惚れとするような一閃だった。
 動きに無駄はないが、隊長の刀は、武術ではない。人を殺すための牙なんだ。
 あまりのかっこよさに、惚れ直してしまうサクラだった。
 二人が着衣を整え、連れ立って退出するまで、部屋の端っこで河田は息を殺し、身動きすらできなかった。
 なんとか気がつかれなかったのは、河田も透明人間としての技量が上がっているのだろう。しかし、脱出する方法を探しにきたはずの河田は、陽動トラップまで無駄に使用してしまって何をやっているのだろう。
 冷や汗をかいて、命まで危険にさらして、自分でも自分の行動がどうしようもないなと思う河田であった。


第十三章「罪」

 美優の処女を無理やり破ってしまって数日、河田は放心したように美優にはなにもしなかった。
 美優の加えた婦人体温計のハートマークがチャンスを示していても、なにもしなかった。
 一回だけオナニーしてもらって、愛液をすするだけ。それで終り。


 それだけでも罪悪感が高まる。そのため、それをすべて吉河佐江子にぶつけた。
 いい迷惑な、佐和子は夜中に寝入ると同時に、精液を膣に叩き込まれ続けていた。
 一日五発。
 そうやって、発散する以外は、河田は眠りもあさくなり。
 美優のベットにすわりこんで、日がな一日唸っていた。
「どうしたらいいんだろう」
 河田は、自分が何に迷っているのかすらもわからなかったのだ。
「本当に、どうしたらいいんだろう、ぼくは」


 そんな河田の落ち込んだ姿は、美優には見えない。
 今日も学校から帰ってくると、ちゃんと教わったとおりに婦人体温計を咥える。
 いつもどおり、ハートマークが出るだろうと美優は予測して
 わくわくして待つ美優。
 予想に反して、今日はハートマークがどっかに消えてしまう。
 そうして、ピーという終了音と共に、上から天使マークが跳んでくる。
 天使のような赤ちゃんは、ぐっと美優に向かってオーケーサインをだす。
「お母さん、今日おねがいしますよ」
 婦人体温計は妊娠するためにあるので、今日がチャンスといいたいわけだ。
 それをみて、可愛い可愛いとはしゃぐ美優の可愛らしさ。
 それは、落ち込んだ河田の心を慰めるに足りる。
 高級なアニメーションするやつを、買っておいてよかったなあ。
「ねね、妖精さん、これどういうことなんだろうね」
 婦人体温計をふりふり、方向がわからないから空中に向かって聞く。
「排卵日ってことなんじゃない」
「排卵日ってなに?」
「……」
 しまった、美優がどこまで理解しているか分からないから、そういう妊娠に関する情報は考えて教えようと思ってたのに。
 でも、もうどうでもいいやっていう気持ちが湧いてくる。
「妊娠しやすい日ってことだよ」
「妊娠って赤ちゃんできることだよね」
「そうだよ」
「私と妖精さんでも、赤ちゃんできる?」
「できるよ」
 もうどうでもいい、拒否されて、止めてもいい。
「美優ちゃん、ぼくと子供作ろうか」
「……んー」
 美優は、少し考えてると婦人体温計の中の天使がピーと音を立てて、消えた。
「ん、そうだね……いいよ」
 え、いま良いっていったかと驚愕する。
 河田は、妊娠させられると知ったら絶対美優が拒否すると考えていたのだ。
 美優は、ただ可愛い赤ちゃんなら良いと思っただけだ。
 赤ちゃんが可愛いということはあっても。
 実際に妊娠や出産というのがどういうことかというイメージもない。
「本当にいいの?」
「おっぱいも出るんだよね、そうか……赤ちゃんに飲ませるために出るってことだったんだね。妖精さんも喜ぶだろうし、別にいいよ」
 そういって、ニコっと笑った。まったく深刻さがない。
「じゃ、子供つくろうか」
 そういって、河田は欲望に誘われるままに、美優をベットに誘った。
 河田には深刻さがある。美優より分かっている。
 たとえ今日妊娠しなかったとしても、やり続ければいつかは妊娠する。
 自分がやっている行為がどういう結果をもたらすか考えると怖い。
 神様というものが、この世界にいるのなら、どうかなんとかしてください。
 この子を助けてと、河田の理性は叫ぶ。
 自分が美優を罪へと落とし、また地獄へと落とすかもしれないのに、欲望を抑えることもせずにそう願うだけ願った。
 都合のいい願い。
 この時の河田は、どこまでも卑小だった。
 そして、美優の優しさはどこまでも深い。
「おチンポ様、オマンコしてください」
 その言葉の罪も恥じも、美優は知らない。
 そして、その心と同じように河田の卑小なチンポを、美優の深い女性器が飲み込む、受容していく。
「痛くない?」
「んっ……もう大丈夫みたい。動いても平気だよ」
 どんなに歪んでいても、抱合は自然の摂理。
 十六歳の少女と、三十路すぎたデブオタのセックスなど社会的にはありえない。
 ありえないことが、自然には起こりうるというのは
 奇跡であり、奇跡が起こったいまとなっては必然であったのかもしれない。
「んんん、凄い変な感じ、すごいよ妖精さん」
 体重をかけないように気をつけながら、正常位で河田は、腰を躍らせる。
「んんー、あっあっあっ、何か……来る!」
 美優の腰で、初めての何かがはじけた。
 それは、オナニーでイクとかいってたのの何倍も凄いもので。
 快楽の大きなウエーブ。
 はじけ飛んだ。
「ふぁぁーーー」
「大丈夫?」
 あまりの変貌振りに驚いて、腰を止めた。
「……はぁはぁ、気持ちよすぎて、なんだろう腰が浮くよ。妖精さん」
 安心して、またピストンに没頭する河田。
「魔法……だね。セックスって」
 美優にとっては、すべてが魔法なのだろう。
 彼女の家庭の宗教観や親の地位から考えて、こんなことが許されるわけもない。
 河田さえいなければ、この奇跡さえなければ、このようなこと起きるわけもない。
 セックスに伴う罪悪感も、背徳もなく、素直に女になってしまった美優。
 だとすれば、その罪はどこへ行くのか。
「あっ……おチンポ様、苦しそう。ザーメン出してください」
 美優はすでに、射精前の男根のこわばりすら察知するようになっている。
 もともとが聡明な子だから、河田が射精を堪えていることすら感じ取れる。
「うん、出すよ美優ちゃん……妊娠して」
「いいよ、沢山出してね」


 ドピュドピュドピュドピュドピュ!


「んっ!」
 小さい身体を震わせて、美優はすべてを受け止めた。
 危険日の子宮へと、すべての精液は注ぎ込まれた。
 河田は、快感のあまり何もいえなかった。意識が、飛ぶのを感じた。
「気持ちよかったね……妖精さん」
 震える河田の頭を撫でる美優。
 河田とその逸物が元気を取り戻すまで、美優は撫で続けた。
 夜は、まだ暮れても居ない。長い一夜になりそうだった。


第十二章「破瓜」
 今日も今日とて、学校から帰ってくるなり日課の婦人体温計で計測する美優。
「うあー真っ赤ですー」
 今日はハートマークがまっかっかだ。妊娠可能期間に入ったことを示している。
「じゃ、今日も……」
「うん」
 それだけで、真っ裸になって始めてくれる。手馴れたものだ、もう何日目になるんだっけかな。
 ちゃんと、教えられたようにクリトリスを剥いてから、オナニーを開始する。
「クリトリスは、もう大丈夫」
「うん……そうだねお湯かけても染みなくなった」
 やっぱり高校生だからね、なれるのも早い。
 だけど、やっぱり触って刺激は怖いらしい。
 身体は大人なのに、必死に愛液を出そうとがんばっている美優の胸を、そっと触る。「あっ……」
 そのまま勢いよく揉んでいく。
「はっ……はっ……妖精さん今日はなんかっ」
 ちゃんと、胸も感じてくれているようだ。
 それでも、小さく声をあげる美優は、身体にはそぐわない子供っぽい声だ。そういうアンバランスさが、美優の魅力だと思う。
 食らい突くように右のおっぱいを激しく弄りながら、左のおっぱいを吸う。それに慣れてきたら、逆のオッパイを吸う。おっぱい両成敗だ。
 ピン立ちする乳頭の愛らしい桜色。
「ごめんね、妖精さん、オッパイでなくて」
 いやあ、十分だよ。おいしい、おいしいと思いつつ必死で。
「ぅ、今日もイクよ……」
 そういうって、小さく唸って身体を振るわせる。
 さて、ここからだな。そういって、顔を美優のオマンコにつけると、力いっぱいクリトリスを吸い上げた。
「ひゃー」
 美優がおかしい叫びをあげる。
 その後、愛液を美味しく舐める河田。
「クリトリス、痛かった」
「ううん、痛いって感じじゃなかったけどー強すぎてー」
 もういけるってことだろう。
 やさしく、舐めてやる。
「ひゃぁ……んっ……うん、大丈夫」
 ちゅっちゅと、強めにクリトリスをすすってやる。
 最初は、本当にあるかないか分からなかったお豆さんだが、小さいなりにピクンと存在を自己主張してきたような感じだ。
「気持ちいぃかも……」
 奥まで、といってもそんなに奥はないが強く舐めてやる。
「んんっ……妖精さんまた」
 そういって、クックっと身体を振るわせる。
 次から次へと、愛液が出た。困ったことに、河田の逸物もビンビンだ。
「じゃ、今日もちょっと先っぽに入れてみようか」
「おチンポ様を、オマンコに入れるんですかー」
「そうだよ」
「はい、この前もやったし、大丈夫だとおもいますー」
 ビンビンになっていた亀頭の先っぽをつきたててみる。
「あぅ……妖精さん、まだお願いしてないです」
「あ、そうか」
 焦りすぎたようだ。ちゃんと儀式があったんだな。
「おチンコ様、オマンコしてください」
 これが、美優の心の準備にもなるのだろう。
 亀頭を突き立てると、意外にもあっさりと亀頭部分がズッポリと入った。
「おおっ」
 思わず感嘆の声をあげる河田。
 慣れがあるようだ。弱いようで、成長期の身体の力は凄い。
 処女膜の防衛ラインを先で感じつつも浅いところでは前後にピストンもできる。
「痛くない?」
「んんっ、大丈夫です。ちょっとなら動いても」
 亀頭を出して入れて、出して入れて。
 ジュッジュと嫌らしい音を立てながら。
「どう?」
「なんか熱い、変な……感じです」
 そういって、顔を真っ赤にして眼を瞑る美優。余裕はないらしい。
「もうちょっと……」
 浅く出して入れて、している間に、もっと中まで入りたいという気持ちが湧き上がってくる。
 ミシミシという感じで、押せば押すほど入る。とても処女膜はやわらかいような気がする。
 もう亀頭が中ほどまで入ってしまった。
「あっ……あっ……」
 そうして、その欲求を河田は押えきることができなかった。
 引かない河田、延びきった処女膜をおチンポ様の亀頭は、ブチっとやぶりきってしまった。
「あっ」
「―――――――――!」
 ウネウネと、暖かい肉の襞が河田のチンコを包む。
 これが、美優の膣。
 その快楽に、数瞬河田は我を忘れた。
「――痛いぃ」
 快楽を感じる河田とは違って、処女膜を切り裂かれた美優に、これまで感じたこともなかった痛みが走る。
 そして、涙のように接合部から血がスーと流れ落ちていく。
「妖精さん……痛いです」
「ああ、ゴメン」
 動いてしまった、快楽に負けて、処女を破いたばかりだというのに。
「血が出てますー」
 それまでの気持ちよさも吹き飛んでしまったんだろう、美優はただ泣きじゃくっている。そうして、きっちりとチンコをオマンコに押し込んだままで、河田は動けなくなってしまった。
「どうしよ、ゴメン……ゴメン」
 謝るしかない。
「うっ……動かないで……くださいね。おねがいです」
 美優は、知識がないから痛いのはどこまでも怖いのだ。どこが終りとか分からないから、人の何倍も怖い。美優は、酷いことをしないでと泣くしかなかった。
 そんな自分の胸の中で、苦しんでいる美優を見て、河田は絶望を。
「……俺なんか、死んだほうがいい」
 河田は、多くの人から傷つけられてきた。それでも、自慢できることがあるとしたら、人を傷つけることがなかったということだ。
 河田は弱い、最弱だった。人生の底辺だった、変態で最低だった。
 それでも、暴力的に人を傷つけることはしなかった。
 それなのに、こんな力を手に入れて、こんなに調子にのって
「妖精さん……死んだらだめです」
 美優は、思わず河田を握る手に力を込める。
 優しい子を傷つけたのだ、致命的に。
 それだけは、してはいけなかったんだ。
 これまで感じたこともないような激欝が、河田を襲う。

 見えない河田を、自分の痛みを堪えて、まさぐるように、かき抱く美優。
「妖精さん、大丈夫……大丈夫だから」
 泣きながら、そういって笑う美優は。
「痛くても、大丈夫だから」
 そういって、こんどは意を決して笑った。安心させるように。
 自分よりも一回り以上も年下の少女が、初めての痛みを、人のためになら耐えられる。
 その姿に、打たれたように河田もボロボロと涙を流した。
 少なくとも、自分の心の傷を舐めて感傷に浸ってる場合ではない。
 いまも、河田の汚らわしいチンポは、美優のオマンコを貫いている。
「ごめんね、すぐ抜くよ」
「だめ! 抜かなくていい、妖精さん……」
 だめといわれて、河田の体は呪縛されたように止まる。
「じゃ、どうしたら……」
「妖精さんは、気持ち……いいんだよね」
「うん……それはそうだけど」
「じゃ、いいよ、動いても」
「それは、できないよ」
「痛くても、いいから」
 こうやって、涙を溜めて上目づかいに見られて、それで動ける男がいるだろうか。
「わかった、動かずになんとかザーメンだすよ」
「うん、オマンコしてください、おチンポ様……」
 そうやって教えられたように言って、微笑む美優。
 さて、どうやって自分を興奮させて射精までもっていこうかと考える。
 いったん抜いて、入れなおしたほうがいいんだがそれは絶対に出来ない。
 健気にも、傷ついた美優の膣は、必死に河田のチンコを締め付けてくる。
 胸でも、弄るか……それか……そうだ。

「美優ちゃん」
「……なに」
「キスしてもいい?」
「……いいよ」
 そうだ、キス。これだけ、ずっと美優を犯してきてきて。

 ぼくは、どうして……くちづけすらしなかったんだろう。

 涙の流れたあとに、そっとくちづけをして。そして、口にもそっとキスをする。
「んっ……」
 美優は、無言で答えた。

 それだけで、河田の心は漲り、その熱は下半身を超えて破裂した。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 つまり、この射精は美優を好きだってことだ。
 言葉はでなかった。
 行為だけがあった。
 河田の初めての奥底での射精を受けた美優は、小さく足を振るわせた。
 そして、もう一度ぎゅっと河田の身体を抱きしめた。

 精液が、美優の無垢だった膣内を子宮を汚しつくしてなお。
 ずっとそのままで、河田はもう一度美優にキスをした。
 ほどなくして美優の涙は止まった、そして今度は河田が泣く番だった。
第十一章「パイズリ」
「昨日ので、おっぱいでるようになったかな」
 おっぱいに食らいつかれながら、わくわくって口調で語る美優。
「そうだねえ……」
 万が一、昨日ので妊娠してもおっぱい出るのは八ヵ月後ぐらいなんだけどなというセリフはおっぱいに吸い付いて、飲み下す。
 子供が居る気分で出る人もいるぐらいだから、こんなにおっぱい大きいんだから、もしかした本当にすぐ出るかもしれない。
 子供ができたら、母乳で育てなきゃもったいないっていうぐらい、いい乳してるんだから。子供が羨ましいよと、十分吸ってるくせに河田は勝手なことを思ってる。
 美優の口には、お気に入りの婦人体温計がぶらさがってる。
 帰ってきてから、すぐ計るのが最近の日課だ。
 ピーって音が鳴って、ハートマークが半分赤くなっていた。
「あー、ハート半分だ、かわいいねー」
 意味もわからず、はしゃいでる。妊娠の確立は順調にあがってきているようだ。

「んっ……」
 今日も、帰ってから早々に妖精さんのためにラブジュースを出そうと、オナニーに励んでいる美優の音だけが響く。
 頭では、エロでなくても、身体は正直にエロの臭いを出す。甘いような、ネットリとした、そういう少女が大人になっていく臭いを、お腹一杯に吸い込んで河田は満足している。
 美優はおずおずと下を、やみくもに擦る。もっと効果的な方法がありそうなのだが、あえてそれは指摘しない河田。クリトリスは剥けと教えたので剥いてはいるが、一切指を触れない。やっぱり、まだ痛いのだろうか。
「美優ちゃん、クリトリスはどう」
「昨日、お風呂でお湯かけたけど痛くって、無理かなー」
 無理なものは無理なのだろう、男でもその痛みは分かる。
 河田のような包茎でなければ――最近河田も包茎は克服したが――クリトリスも退化しているだけで、陰茎と一緒なので、剥き始めの痛みというのは一緒だ。
「無理しなくていいからね」
「うん」
 そうやって、素直に頷いて、懸命にオナニーする。こういうことを懸命っておかしい気もするが、美優は真面目だ。やがて、感極まったのか身体を小さく振るわせる。
「んっ……イク、妖精さん」
 なんか、小動物みたいでいとおしくなる。そのいとおしさを表現すべく、河田はさっさと美優の股を開いて、チュッチュと吸い付く。
 河田の口の中に、あの味が広がる。
「少しずつだけど、日に日に女の子の味が濃くなってくよ」
「……それって、いいことかな」
「いいことだよ」
「ふぅ……よかった」
 快感に身体をぴくつかせながら、一片の後ろ暗さもなく、喜びに頬を染める。
 味が濃くなったのは、快楽に目覚めてきたのか、それとも排卵日が少しずつ近づいてきたからか。どっちにしても、いい傾向だと思う。
「指、いれてもいいかな」
 さっと、美優の顔が青ざめる。やっぱり怖い
「……いいよ」
 だから、控えめに。
「んっ……痛くない。昨日よりは」
 そうやって、美優は自分の痛みよりも、相手のことを思う。河田も、指を使うようになってから、部屋にある爪きりセットで、爪を短く切って手入れまでしている。
「んんっ……」
 美優は小陰唇をまさぐる、河田の指の刺激に耐えている。昨日の射精で、膜が傷ついてしまったのかもしれないが、逆に我慢できるぐらい刺激になれてきたとも言える。
 一通り弄って、膜の存在を確かめると、あとはまた舌で嘗め回して消毒。
「あっ……」
「よし、今日はこれで終わり」
「オマンコ……しないの?」
 そういって、見上げるようにする。美優からは見えないが触れられるから、大体どこらへんに妖精さんがいるかは理解しているのだ。
「昨日の今日だからね、無理はしないよ」
「ありがとう……」
 妖精さんの気遣いには素直に喜ぶ。
「その代わり、ここを今日は使わせてもらおうかな」
 そういって、胸をむにっと掴む河田。
「おっぱい?」
「そう、パイズリというのをやろうと思ってね」
「パイズリ?」
 そう不安げに聞き返す美優。
「大丈夫痛くはないよ、いつも口でやってるおチンポ様にザーメンを出してもらうのを、胸でやるだけだから」
「ええ、そんなことできるの」
「うん、今日はローションをもってきたからね」
 そういって、高級ローションを出す。整髪のついでに、買ってきておいたのだ。
「油みたいなのだね」
 胸に塗りこめる河田の指に触れて、感触をたしかめる美優。
「そうだね、これですべりを良くしておっぱいに挟んで、射精するんだ」
「出たザーメンはどうするの」
 出たものは、飲まなきゃいけないと思っている美優。
「胸に刷り込んでおけばいいよ」
「おっぱい出るようになるかな」
 ザーメンは魔法の薬だと思ってる美優ならではの発想だ。
「いや……おっぱいはでないかな。胸が大きくなるかもよ」
「いやん、これ以上大きくなっても困るー」
 普段から、胸が大きすぎて生活に支障がでてる美優だ。
 肩こりはまだ若いから心配ないが、ぽよんぽよんするせいで運動しにくい。
 妊娠したらワンサイズ大きくなるんだけどなと思ったが、当然黙っておく。
「じゃ、大きくならないように魔法をかけるよ」
「おねがい、します」
 準備完了だ、美優の大きな双球の谷間に、チンコを挟み込んで刷り上げる。
 シュッシュッシュ、美優は自分はやることがないので手持ちぶたさのようだ。
 相手の姿が見えないから、よけいにだろう。
「どんなかんじ?」
「ちょっと……くすぐったいですー」
 現役女子高校生の巨乳パイズリプレイに、感動で涙がちょちょ切れそうになっている河田には、気遣う余裕もない。ハァハァとピストンするのみ!
「あと、妖精さん、ちょっと重いですー」
「あ、ごめん」
 さすがにこれはまずい。必死にピストンするために、体重をかけてしまったみたいだ。デブオタなので、腰を浮かすのも大変だ。
 腰を浮かせながらは、体力的にきついなこれ。
 ベットに寝そべってもらうんじゃなくて、椅子に座って美優から奉仕してもらえばよかった。 
 今度、ご奉仕のやりかたを教えて、してもらえばいいかなと思いながら、感極まってるのでとりあえず今日は、このまま最後までやってしまう。
 ハァハァと、汗を流しながら、必死でピストン。
 きつくても、美優の胸は最高だ。
「美優ちゃん、そろそろ出るよ」
「はい、おチンポ様、ザーメンおっぱいにいっぱいください」
 美優は、事前に教えられたように言う。

 ドピュドピュドピュドピュ!

「きゃ!」
 お願いされたおチンポ様は、気分よく胸に精液を撒き散らした。
 その飛沫は、勢いあまって、美優の顔にも飛ぶ。
「ふぅー」
 どすっと、美優の横に座り込んで安堵のため息をつく。
 体力的にきつかった、身体も鍛えないといけないかな。
 セックスは結構体力勝負なのだ。デブオタの河田にはきつい。
「こうすれば、いいのかなあー」
 美優は、練り込めろといわれていたので、胸にローションと出された精液が混ざった液体を塗りこむ。顔の周りに出されたものも、とりあえず塗りこんでおいた。
 生臭くはあるが、この香りにもすっかり慣れた美優だ。
 妖精さんが必要なものを拒否したくないから、ドクッとザーメンをだされる瞬間も早くなれるといいなと祈りつつ、健気な美優は顔や胸に塗りこめる。
「そうそう、よーく塗りこんでおいてね」
 美優は本当に、ものわかりがいい。
 河田も、右手を伸ばして胸を弄りながら塗りこみに協力してやる。
「胸もうちょっと、形がよくなって小さくなるといいです」
 そういいながら、美優は自分の理想ぐらいの大きさをイメージして練りこんでる。
「まあ……それはちょっとどうかな」
 せっかくの巨乳なのに、小さくしたいという気持ちが男の河田にはよくわからなかった。

 結局、その日は胸に練りこんでいるうちに河田が興奮してしまい、舐めて奇麗にしてもらっているうちに、フェラチオになってしまい、もう一発飲み込むことになった美優だった。
第十章「解放」
 河田の心配は異常な記憶力を誇る小家美優に、痛みの記憶を与えるとこの関係がすべて駄目になってしまうかもしれないという恐怖だった。
 だから、寝る前に吉河佐江子の所にいって、三発は無理やりにでも抜く。未亡人とはいえ、まだ二十代だというのに河田の性欲処理の道具にされてしまう佐江子も悲惨だった。
 流石にピストンなどの無茶はしないが、寝入っていたら、オマンコをぱかっとこじ開けられて注ぎ込まれるし。居なかったり、佐江子に向けて射精するチャンスがなければ下着に次々と射精されるのだ。
 おかげで、佐江子の履こうと思う下着はカピカピになってしまった。おっとりした佐江子は、それでも気がつかなければ履いてしまうし、なんかやだと思ったら捨ててしまうのだ。だから騒ぎにもならない。
 ここまでいくと、おっとりというより鈍感というほかはない。気がついたところで、効果的な対処が取れるわけでもないし、知らないほうが幸せかもしれないが。
 それでも、晴れない性欲があれば、おチンポ様は美優の小さいお口が満足させてくれるし、今のところ美優と河田の関係は円満なものだった。

 夜は二人で裸になって、身を寄せ合って寝る。ぎゅっと、どこかへいってしまわないように。美優はもう、お父さんとはいわなかった。ちゃんと、寝言でも妖精さんっていう。とっても幸せそうに。
 だから、河田はせめて寝るときは激しく触ったりして安眠を妨害したりはしなくなった。夢の中だけでも、本当の妖精さんと幸せであってほしいと思うから。

 河田が始終求めるから、自宅に居るときはほとんど裸になってそれが普通の感覚になってきてる美優だ。最近の美優は、帰るとすぐに婦人体温計を口に咥える。基礎体温を測るために、するように促したのだが、絵が動くのが面白いのか、率先して毎日楽しみにしている。
 今日のマークは、外側のラインだけのハートマーク。完全に安全日だと、安全マークが出るので、少しだけ危険ですよということだろう。
 目安程度のものだが、結果が一緒でもこういう小道具もあると萌え方が違う。
 まるで新婚夫婦みたいでいいじゃないか、違いの分かる男なのだ、河田は。
「腋毛も股の毛も奇麗に剃らないとなー、レディーのたしなみだから」
「うん、ありがとう妖精さん」
 透明化が溶けてしまうので、流石に風呂に一緒に浸かるわけにはいかないが、こまめに脇の毛や股の毛をそってやる。自分が触るときチクチクするからだ。
 そうして、美優が食事を取っているときにこっそりお風呂に入る。美優と抱き合って寝るのだから、髭とか体毛の処理も自分もしっかりしないといけない。
 前みたいに面倒だから、風呂に入らないとかとんでもない話だ。少し危険を冒して、フェルリラントを抜け出して、硬い髪をなるべくやわらかくなるように、行きなれない美容院で整髪してきた。
「妖精さん、髪がなんか前よりやさしくなったね」
 魔法でなんとかしたといっておいたが、そうやって褒めてもらうのが嬉しい。
 自分が努力して、素直に薬を飲んだり、ラブジュースを飲ませたりしているから、妖精さんの呪いが解けてきたのだと、美優は河田より喜んだ。
「臭いも、前よりましになってきてるよ……あ、ごめんいい臭いだけど」
「ハハ、いいんだよ。美優が嫌がらずにがんばってくれてるからさ」
「そうかー、もっとがんばるねわたしー」
 そうやって、まるで花が咲いたような満面の笑みを浮かべる。自分が苦しんでも、人の喜びのために喜んであげられる少女なのだ。
 罪があるとしたら、そんな少女にこんなデカパイがついてることだなあ。
「いいよ、もうちょっと強くしても。先っぽ……噛んでも少しなら我慢するー」
 オッパイを弄んでいると、強くしてしまうことがあって
「うっ」
 などと、つい呻いてしまうことがある。やっぱり、まだ美優は河田の全ての欲望を受け入れる身体にはなってない。
「妖精さんがいいなら、少しぐらい痛くてもいいよ」
 そういう風に、はかなく笑うのだ。
「じゃ、胸よりお尻の方が皮が厚いだろうから、お尻」
「ああ、お尻の穴はだめー」
 そういって、お尻を隠して笑いあう二人だった。
 よく膣が駄目だからお尻でとかいうロリータ漫画があるので。
 お尻の穴も、考えたんだけど。こう冗談めかして先手をつかれると駄目と思う。
 これは美優の凄いところで、本当にいま駄目な部分は相手を傷つけずに冗談めかして拒否してしまえる。
 だから、自分の欲望最優先の河田でも、美優を傷付けずに済んでいるのだ。
「じゃ、今日もラブジュース飲ませてね」
「はーい」
 鼻歌交じりで、オナニーぐらいできるようになっている美優。雰囲気がでないとおもうのだが、エロスの精神と行動が結びついてない美優は、鳩にえさをあげるぐらいのつもりで、オナニーができてしまうのだ。
 まあ、このまえうんこまでさせたのだから当然かもしれない。物理的に、いけるからエロっぽくならないままで、イクということを覚えた。
 もちろん、それは肉体的な浅いオーガニズムであって、深い絶頂ではないのだが、
その違いは、今の河田には分からない。
「ふっ……イク」
 それでも、その瞬間はやはり傍目から見ても気をやったメスそのものだ。
 愛液がにじみ出たオマンコにむしゃぶりついていく河田。
 そっからが長い、指はようやく一本中に入れるだけは大丈夫になった。クリトリスは剥くのは大丈夫だったが、ちょっとした刺激でも、まだ痛いらしい。
「クリトリスは剥いて、お湯をかけてならしていってね。最初はしみるかもしれないけど、清潔になきゃいけないし、あとあと気持ちよくなるからね」
「はいー、わかりました」
 オナニーを長らくやってなかったから、クリトリスは本当に小さくて豆粒というのがよくわかる感じだ。それでも、十分美優の歳から成長させられるはずだ。
 いつまで付き合うか分からないが、終りのときはなるべく考えたくない河田だ。
「妖精さん……どうしましたか」
 河田は、美優のオマンコをじっと開いて見つめる。処女膜は、堅固な壁になって膣口の周りを取り巻いている。
 膜といっても、穴は開いているのだが小さなものだ。
 処女膜なんて、よく考えたらなかなか見られないものだからなあ。
 処女膜は、小陰唇と呼ばれる膣の入り口と、膣口から内部を分断するように設けられている。
 外陰唇つまり、外のビラビラがあって上に可愛くクリトリスがついている。
 その下あたりに開いている小さな穴が女性の尿道であり、おしっこが噴出すところだ。そして、その尿道を含めて膣口までの間が小陰唇といわれる。
 つまり、膜までを下についている小さな唇と捉えることもできる。下のお口とかいわれるのは、そのためだ。膣前庭とかいわれたりもする、本来の膣にはいるまでの庭先のようなものだ。
 この庭先に亀頭だけ埋め込んで、処女膜というドアを壊さずに射精したらどうだろうか。どうせ、破るのかもしれないが処女受胎って感じでいいかもしれない。
「あのさ、おチンコ様は入らないと思うんだけど、痛くない程度に先っぽだけ入れてみたらどうかなと思って」
「えー」
 顔が曇る美優。やっぱり、怖いのだ。美優は口でしてるから、おチンポ様が指より大きいことは知っている。
「ちょっとでも入って、おチンコ様がザーメンを射精してくれれば、おっぱいが出る可能性があるよ」
 だから、河田の決め文句はこれだった。
「おっぱい……そうなんだ。ふーん、じゃあ本当に痛かったらいうからやめてねー」
 そういって、顔をちょこんとかしげる美優がいとおしすぎて、壊したくなったのは内緒だ。狂想にまかせてしまいたかった、臆病で卑小な河田の中にも居る魔物に。
 それでも堪えられたのは……きっとやっぱり河田が臆病だったからだ。
「じゃ、おチンコ様に、オマンコしてくださいって言ってあげてね」
 オマンコの意味も分からず、いや子供ができることだと聞いてわかってるのだが、おっぱいを出すことに全力で取り組んでいる美優に、深い感慨はなかったのだろう。
「おチンコ様、オマンコしてください」
 そういって、見えないおチンコ様に笑ってお願いする美優に、一切の迷いを見せず言い切った。具体的にどういうことなのか、理解してないのが強みだ。
 河田の指が全力で、オマンコを押し開き、ぐぐっと亀頭が入っていく。
「うっ……いっ」
 カキーンと擬音が聞こえそうな感じでビクッと身体を後ろに後退させた美優。
「大丈夫、痛いなら止めるけど」
「うーん、まだ大丈夫……」
 一度発動したおチンコ様は、我慢しきれずに前へ前へとお進みになる。すでに、小陰唇はお腹一杯になっている。あとは、膣の中へとぐぐぐっと処女膜を押すだけだ。
「ちょっとまって!」
 言われたとおりに止まる河田。
「うん、もうちょっとだけいいよ」
 ぐぐっと音がしそうなかんじだ。何かが自分のオマンコではじけそうだと、美優は思った。
 粘膜同士のねっとりとした刺激は、経験のない美優にはきつすぎる。
「ストップ!」
 なんとか、亀頭が入り込んだ。河田のものが、標準より小さかったのが幸いだったといえる。
「限界だよ、妖精さん……もうこれ以上は、ゴメン……怖いです」
 そういって、ごめんねって感じで謝る美優。本当に駄目なのだろう、これ以上やるときっとこの娘の心を壊してしまう。
「分かった、がんばってくれてありがとう。なんとか、おチンコ様の首まで入ったよ」
「よかった」
「美優ちゃんのオマンコががんばってくれたおかげだよ」
「そうか、偉いね私のオマンコ」
 恥かしげもなくオマンコオマンコいう美優が面白い。このまますくすくと育って欲しいと思う河田だ。
 このまま、しばらくこの姿勢でにらみ合いが続いた。おっぱいを触ったりして、刺激をしているのだが、下手に動くと本当に膜をやぶってしまう恐れがある。二人とも怖くて動けないのだ。
 でも、河田のチンコも昔の皮被りではなく、フェラチオの快楽に鍛えられた仮性へと進化しているので、いくら小陰唇がきつく締め付けてもこの刺激だけでは射精にいたらない。
「うーん、おチンポ様ご機嫌斜めなのかな、ザーメンなかなか出してくれないね」
 そういって、甘えたように言う。
 そんなセリフにも、ピクりと反応する愚息に苦笑いの河田だが、たしかにこれではらちがあかない。
「そうだ、美優ちゃん。応援してあげて」
「え、応援ってどうやってするの」
「ぼくはオッパイ握ってるけど、美優ちゃんは手が自由でしょ。ほら、よくお口でやってるみたいに、手でおチンポ様の竿を擦ってあげるんだよ。怖いだろうからゆっくりでいいよ」
「うん、おチンポ様、これでいい」
 そういいながら、やわらかく竿をいい子いい子するみたいに撫でる美優。
「いいよ、ザーメンを出すようにそのままお願いして」
「おチンポ様、お願いします。私のオマンコの中に、ザーメンを出してください」
 教えなくても、ちゃんと刺激するようにいえるようになったか。
 ここ数日の間の進歩に、まあ連日やってればこうなるわけだが、満面の笑みの河田だ。おチンポ様もピクピク震えて喜んでいる。
「いいよ、すごくいい。おチンポ様喜んでる! その調子、美優ちゃん」
「うぅ、おチンポ様、私オッパイが出せるようになりたいの。妖精さんを早く助けてあげたいから」
 こみ上げる思いに、涙を滲ませる美優。
「だからお願い、おチンポ様。私にザーメンをください!」
 手をやさしく竿に添えたまま、そうやって心からお願いした。
「美優ちゃん、ありがとう、出……出るよ」
「うぁー、すごい脈打って、ひぃ!」

 ドッピュドドピュドピュドプドププ……

 膣前庭で爆発した精液の塊はプクッと膨らむと、行き場を失うように膣口の処女幕に開いた小さな穴から膣の内側へと流れこむ。
 処女膜の小さな穴と、河田の尿道が、ベストポイントであたったため、膜を超えて膣内へとザーメンが飛び込んだのだ。
 もしかしたら、子宮口へと飛び込んだのもいるかもしれない。しかし、やはり穴が小さすぎた。まったく刺激を受けていない、膣の中に暖かいザーメンが流れ込む気配と、あまりの濁流に処女膜が傷ついた痛みを同時に感じたのだ。
 美優が、叫んでしまっても仕方が無い。
「うぅ……大丈夫。大丈夫だよ、妖精さん」
 弱い処女膜だが、まだ刺激を受けただけできっちりと保たれていた。膜というぐらいだから、わりと柔軟な組織でもあるのだ。
 本来子宮を守るべき役割は果たせず、河田の子種がもう飛び込んでるのだが。
 河田は、気遣う言葉すらかけられなかった。さっきの萌え死にするほどのシチュエーションからくる、射精の快楽で、声がでなかったからだ。
 河田がこの少女を本当に骨の髄まで愛したのは、この瞬間に他ならなかった。
 口が開けたとしたら、一人の男として「愛している美優」というだろう。
 でも、それはここでは言ってはいけない言葉かもしれない。
 美優は、愛している男にではなくて、妖精さんを助けるためにしたのだから。
 でも暖かさを感じたから、言葉がなくても大丈夫だよって美優は言ったのだ。

 その日は、たとえようもない満足で二人とも抱きしめあって眠った。
 騙し騙され、妄想と欲望にまみれた関係でも、歪んでいてもそれは相思相愛。
 セックスとはいえなかったかもしれない、でもそれ以上のものをもらったと、河田は確信していた。
 河田が、こんなに夜に気持ちよく眠れたのは生まれて初めてかもしれなかった。
 河田の傷ついてひねくれまがった心は、遅ればせながら今日、解放されたのだ。あらゆるコンプレックスから。性的な意味でも、そうでない意味でも。
 下腹部に充満するゆるぎない力が、この哀れな三十路のデブオタを勇者に変えた。
 男になるということは、こういうことなのだ。
第九章「おっぱいを出したい」

 美優が朝起きると、顔がべとついていた。精液の濃厚なオス臭さを、本能的に嫌悪して、美優はジャバジャバと顔を洗う。徹底的に奇麗にして、ふーと一息ついた。
「あー、顔洗っちゃったんだ」
 後ろの中空から声が聞こえる。洗面台の鏡に映しても何も見えないから、妖精さんは誰にも見えないのだ。
 もしかしたら、鏡に映したら妖精さんの姿が映るかもしれない。そう期待したけど、やっぱりだめだった。
「妖精さん、そりゃ朝だから顔ぐらい洗いますよー」
 朝は流石に不機嫌なのか、少しむくれている美優。
「うーん、ザーメンついてたでしょ」
「あ……顔がベトベトでした」
 そういって、あの不快感を思い出す美優。あのベトベトのおかげで、昨日のことが全て夢だったと思えるようなすっきりした目覚めがなかったのだ。
「ザーメンは、まあおちちゃったのはしょうがないけど、口の周りぐらいは舐めて」
 美優は思う。そうやって、無茶なことばかりいう妖精さんは困る。
「でもー、そのー、寝てるときは止めて欲しいというか」
「そうだねゴメン、起きてるときじゃないとごっくんできないもんね」
 そういうことじゃないんだけどなと、美優は朝から嫌な汗をかく。


 そんなこんなで、日中は学校にいって、夜は妖精さんと戯れるというのが日課になった美優だ。
 実は、河田がやったことが刺激になったのか、次の日から月経が来てしまったのだ。月経は生理周期でいうと、排卵日の真逆にあたる。だから、その付近は安全日という理屈にはなるわけだから、がっかりだ。
 まあこれで周期が測れると、気を取り直す河田。生理周期のことについて尋ねてみると、当然のごとく美優にその知識はなかった。
 まったく性のことを知らない環境で、情報もなく誰も教えてくれなければ、こうなってしまうのかと親のことを聞くと。
「お父さんとお母さんは……忙しいから」
 ほおりっぱなしで、相手にしてくれないということなのか。金持ちは、こんな頭の中お花畑の少女を育ててどうするつもりなんだろうな。憤りを感じた河田は、これも偏って間違っていて、自分に都合のいい性の知識をどんどん教えていくのだ。
 婦人体温計を口に咥えさせてみると、ハートマークが出て可愛いという。


 生理中に、襲うわけにもいかないし。でも性欲はあるわけで
「おチンポ様、ザーメンを……のませてください」
 薬だから、魔法だから、身体にいいからと生理で駄目な間はずっとこうやって飲んでもらっている。


 ドピュドピュドピュドピュ!


「おいしかったです、おチンポ様……ザーメンありがとうございました」
 ゴクゴク飲み干したあとに、わなわなと震える唇が、本当にそう思っているとはとても思えないのだが、教え込んだセリフをきっちり言えるようになった美優に進歩が感じられる。嫌がらずに、きっちり飲んでしまう腰の据わり方が美優は大物だ。
 こうやって、毎日飲んでもらってもやっぱり性欲は溜まるので、ムチムチプリン未亡人、吉河佐江子に夜中にこっそり膣内に射精したりして遊ぶのだった。
 強い刺激をあたえなければ、佐江子は起きないこともわかったし、夜中だと高確率で巡回中の夜行性の雌豹女、枝川律子に遭遇するので、新規開拓は美優がきっちりできてからにした。
 数日して、美優の生理が完全に終わった。もちろん、貴重なナプキン交換シーンも押えてある。タンポン挿入シーンも本当は見たかったんだが、まさか処女の美優にそこまでさせるわけにはいかない。
 そういうことは、もっとぬっぽりずっぽりいってからのお楽しみだ。
「じゃあ、今日から妖精さんのためにラブジュースを出してもらいます」
 生理が終わった日、そう宣言した。
「あー、もしかしておま……オマンコでしたっけ、アレを擦るですか」
 河田は鬼ではないので、生理中はむしろ弄るのを止めていたぐらいだが。生理さえ、あがってしまえば勝ったようなものである。
「そうそう、ごめんね妖精はラブジュースの栄養がないと死んでしまうんだ」
「が……がんばります」
 死ぬという言葉をきいて、責任の重大さに打たれる美優。
 さっそくと、率先して服を脱ぎ捨ててかかる。
「あーそんなに、必死にやらなくてもいいよ」
 気合をいれて、蟹股体勢になった美優にあきれて声をかける。
「えー、そうなんですか」
「最初はゆっくりとソフトに、そして気分が高まってきたら一気にというのがオナニーの基本なんだ」
「基本、オナニー?」
「旧約聖書のオナンという人が語源でね、女だとオマンコを擦ってイクことだよ」
 聖書という話を聞いて、もっともらしい話だとほうほうと頷く美優。
 ま、嘘はいってない。
「とにかく、蟹股にならなくてもいい……あー風呂場にもいかなくてもいいから。ベットとか、ソファーとかゆったり出来る場所で寝ながらするのが一番いいんだよ。リラックスリラックス」
 右往左往している美優を、ベットへと誘う河田。姿が見えないと、全部声で指示しないといけないから大変だ。
 ベットに寝かせると、手取り足取りゆっくりとオナニーさせる。
 もう自分が、全部やってぐっちょぐちょにしてやりたいが、そこは我慢だ。
 もうぼくは童貞じゃないんだ、お兄さんなんだからなと自重する。
 いくら巨乳でも、美優の印象は手折れてしまう花のようにもろく感じる。吉河佐江子のような、完全に成熟した女性と比べてしまうと、無理したらすぐ壊れてしまうんじゃないかと怖くなるのだ。
 美優の無知につけこんで酷いことをやっている河田だが、そういう勝手な一方的な愛情も同時に持っている。いやそれすらも、美優のやさしさに触れ合うことで生まれたというべきか。
 河田が自分で思っているのとは別の意味で、少しだけ人間的成長があったのはたしかだ。
「ふっ……ふっ……やっぱり変な感じです」
「唾をつけたほうがいいよ、ちょっとだけ舐めてあげるね」
「ふにゃ」
 可愛らしい声をあげる美優。でも、顔は真剣でそのオナニーとやらを妖精さんのためにがんばってやろうとしている。
「おっぱいもさわったほうがいいよ、あとでさわってあげるけど今日は自分でやってみて」
 美優は、奇麗な身体なのに、脱ぎっぷりが爽やかなので裸だけでエロくまでいかない。まだ処女だから、女の香りが足りないのかもしれない。
「ふぁいー、こんなかんじかな」
 くにゅっと、左手で乳を持ち上げる美優。エロいというより滑稽かな。
 真剣さが、身体の硬さになってなかなか感じられないもどかしさ。
 生理直後のため、そういう欲求もさほどではないのだろう。
 なあに、開発する時間はゆっくりあるさと河田は思う。
 どのようにしたって
「はっ……ふぅ……あう、こんな感じかなー」
 人間の身体は、いつかは感じるようにできているんだ。
「あっ……あっ……妖精さん、変な感じ来ました」
 手の動きが若干はやくなる。
 カクカクカクと、可愛らしく腰を浮かす美優。
 ねっとりというほどではないが、唾だけの湿り気ではない。ちょびっとずつ、愛液を出してるようだ。
「じゃ、いただきまーす」
 自然と、手をどける美優。身体を弛緩させる。
 そのぱっくりとひらかれた、可愛らしいオマンコにむしゃぶりつく河田。
「ひゃぁ」
 また、いい声をあげてそれが河田を興奮させる。生理中我慢してたのだ、犬のように舐めまわしたって、いいだろう。
 チュッとかクチュっとか、音を立てて舐る河田。
「うっ……妖精さん……はっ、はっ、気持ち……いいかもーしれませんー」
 どっちなんだ、まあちょっとは気持ちいいってとなんだろう。
 ためしに、人差し指を差し入れてみると。
 ツンとしただけで、ピクンと飛び上がって
「妖精さん、痛いですっー」
 そう、なみだ目になる。
 舌は湿り気があるからいいけど、指は早いか。
 指一本でも痛がるのだから、おチンポ様の挿入はまだ無理……だな。
 河田のエロゲ脳に突然。


・無理やり挿入する
・我慢して、挿入は諦める。


 という選択肢が出た。
「救いようのないエロゲ脳だな」
「え、妖精さんなに、エロゲノ?」
「いや、なんでもないこっちのはなし」
 こんなもん、迷わず『我慢して、挿入は諦める』だ。
 頭に、無理やり挿入されて血だらけの壊れた美優を呆然と見下ろす自分のビジョンが見えたが、頭を振って妄想を吹き飛ばす。
 現実は、セーブポイントまで戻るという選択肢はできない。
「正しい選択肢を選び続けるしかないんだ」
 そういって、美優をギュッと抱きしめる。
「はう……どうしたんですか、妖精さん」
「いや、美優ががんばってくれたから、ありがとうって気持ちで」
 そう妖精さんがいってくれたから、自分は正しいことができたのだと、美優も嬉しそうに笑った。
 河田は思う。この笑顔を壊さずに、自分の欲望も満足させて。現実の主人公は、よっぽどエロゲより鬼畜で欲張りだな。
「ハハハ」
「……ふふ」
 なぜだか知らないが、笑いあっていた。
 結局、今日もおチンポ様は、美優のお口で満足してもらうしかなかったわけで。
 昨日よりも、その前よりも、美優はいい顔で
「おいしかったです、おチンポ様おいしいザーメンありがとうございました!」
 おチンポ様にお礼が言えたのだ。


 なんとなく、何も言わずにいちゃいちゃと布団の中でくっつきあっている。
 お風呂とご飯以外は、特に美優にやることはない。河田にも当然のごとくない。
 普段の美優なら、妖精さんと話ができるように童話の本を読んだり
 光の中に見える、妖精さんに話しかけたりいろいろするんだが。
 いま、自分の手の届くところに、ちょっと大きくて臭いけど、妖精さんがいるからそんなことをする必要はないのだ。


「おっぱい、好きなんですね妖精さん」
 中途半端に、不完全燃焼な性欲を河田は、美優の巨乳に向けていた。やや、乱暴に引っ張ったり、乳頭を甘噛みしてみたり。
 さすがに、痛かったら「痛いですぅ」と止めるが、それ以外は美優は何も言わない。
 眠りを妨げられてるわけでもないし、性的な意味合いなどまだ頭で理解できないのだ。こんなに必死なのだから、なにか必要があってのことなのだろうと思っている。
 正直なところ、少しだけ心地よい気もするし、生理のときは痛いときがあるので、そのときを避けてくれた妖精さんに密かに感謝していたりもするのだ。
「ぼくは、ママがいないからおっぱいが恋しいんだよ」
 さっと、適当に言ったつもりが、ずっしりと自分の心に答えた。母親がいないというのは、本当のことだ。河田が小さいときに、離別してそれっきり。
 父親は放任主義だったし、河田の寂しい心を埋めてくれたのはエロゲだけだったのだから、これは性格が歪んでもしょうがない。
 自分が乳に執着するのは、本当に母を求めてなのかもしれない。
「そうなんですかー、妖精さんも寂しいですねぇ」
 美優も、両親が忙しくてほったらかしにされている。小さいころは両親の仲も良くて可愛がってもらってたのに、最近は。人の痛みが分かる子だから、おっぱいにむしゃぶりついている河田の頭を、お母さんのようによしよしと撫でた。
 それにこたえて、チュッチュとおっぱいを吸う河田。もう半ば幼児退行しているのかもしれない。
「どうしたら、おっぱい出るんでしょうね」
 突然、そんなことを言い始めた美優にびっくりした河田。
「出る? ……ああ、母乳のことか」
「こんなに必死に……妖精さんおっぱい飲みたいんですよねー」
 吸うだけじゃなくて、弄りまくってるんだし性的なものだと気付きそうなものだが、それを気がつかないのがこの少女なのだ。美優の心は、妖精さんをなんとか慰めてあげたいという母性で一杯になっていた。
「私、妖精さんのーお母さんになってあげたいですー」
 そりゃあ、妊娠したらお母さんになれるよというのを言いたいのをぐっと堪える河田。冗談を言ってる場合ではない。
 これはチャンスかもしれない。
「そりゃ、おチンポ様に、オマンコの中にザーメンをたくさん注いでもらってたらおっぱい出るようになるよ」
 そんなことをいってみる。
「そうなんですか」
 不思議そうな顔をする美優。彼女にとって、全ての性情報は神秘だ。
 妊娠というリアルな連想ではなくて、ファンタジー的なイメージで解釈しているのかもしれない。
 ファンタジーのイメージなら、河田のほうがもっと凄いのだが。
 すごい勢いで、巨乳から乳を噴出す美優を想像してさらに勃起している。
 危ない危ない、そんな風に母乳はでないから。
「だけど、指入れても痛いぐらいだから、おチンポ様はまだ早すぎるよ」
「ううーそうですね」
 指をいれられたときの、チクっとする痛みを思い出す。おチンポ様を入れるなんて、口でも苦しいのに、臍に突っ込まれるといわれるのと一緒の気分だ。できれば避けたい美優。
「まあ、ゆっくりやろうよ。本当は入るようには出来てるんだけど、最初は痛いから徐々にやっていけばいいよ」
「はいー、痛いのはー怖いですー」
 そういって、嫌々する美優。痛みへの恐怖が、母性に勝ったようだ。
「でも、先っぽだけでも入れば、ザーメンだせるし、オッパイ出るようになるかもね」「あーそうかー」
 美優は、ようやくわかったと納得した顔をした。
「あの私のオマンコに、ザーメン刷り込ませたのは、おっぱいを出して欲しかったからなんですね妖精さん」
 河田も忘れてるようなことを言う美優。これでも、学年十位以内を勉強しなくてもキープしてるのだ。頭はお花畑でも、記憶力は完璧だ。
「そうだっけ……ハハ」
「よーしー、がんばりますー」
 いろいろ妖精さんがしてくるのは、おっぱいを出して欲しいからだと理解した美優。それに嫌悪感はないし、できるなら力になってあげたいと思うのだった。
 でも、できれば痛みのない方法で……。


「午後八時五十九分の悪魔」(時間操作系解答編)

 恵まれない人生を送ってきた産婦人科医、犬居伊知朗の人生が変わったのはあるサイトにアクセスしてからだった。


 デブオタ解放機構 - the Debuota Liberation Organization - 《DLO》


 タイトルにそう書かれていて、下に簡単な組織の趣旨が書かれているだけの一枚だけのページ。BBSすらなく、匿名メールのアドレスだけが書いてある。用があれば、ここにメールしろというわけだ。
 簡素すぎて、まるで子供の悪戯にも思える。ただ、一つこのページが異彩を放っているのはカウンターの来場者数だった、いつからあるか知らないが、こんなページに三十万を超える人間がアクセスしている。
 それは、最近このページにまつわる噂がネットの掲示板で噂されているからだ。様々な噂によるとDLOという組織は、適格者――つまり有能なデブオタであると認定された人たちを仲間に入れて、救済するという。


 馬鹿らしいと一笑に付すこともできる。でも、伊知朗はDLOのページを見ながら自分の人生を振り返る。彼は、昔からモテなかった。女性は人一倍好きだったけれど、酷い容姿のせいで人一倍モテなかった。それでも、頭だけは良かったので産婦人科医になって、自分の性欲を歪んだ形で満足させている。
 来る日も来る日も、妊婦のオマンコを診断して、あるいは中絶や出産させる。伊知朗の目や手つきがイヤラシイという非難もあったけども、産婦人科医はいま国中で不足している、探せば仕事はいくらでもあった。
 それでも、風俗以外で女を抱いたことはなかった。医師は勝ち組で、看護婦に人気だというけれど、そんな出会いもなく。三十五歳の誕生日を素人童貞で迎えてしまったのだ。気がつけば、そういう伊知朗の日常の愚痴のすべてを吐き出すようなメールを書いてDLOに送っていた。


 数日後、宅急便が届いた。手紙には「貴方は適格者として認定されました」と書かれている。中身は……二個の時計。
「この時計は、あなたとあなたのターゲットの時間を繋げるものです……」
 最後に、DLOに参加して活動に協力することを求めていた。産婦人科医として自分の持つ技術はDLOに役に立つそうだ。もし、したくなければ書かれている住所に時計を送り返せばいいそうだ。
「もちろん、参加するに決まってるじゃないか」
 そして、自分は三十五年の鬱憤を晴らすんだ。『時計』の説明書を熟読しながら、震える思いを抑えきれない伊知朗だった。


 ターゲットは道峪切子十六歳。白亜高校一年C組、副級長を務めている。家族構成は両親と二人暮し、学校では名前だけ文芸部に所属しているが、ほぼ幽霊部員で駅近くの有名学習塾に通っている。
 いたって真面目で、帰ってからもほとんど勉強に時間を費やしているらしい。なぜ、ここまで深く知っているかというと、彼女が伊知朗のストーキング対象だからだ。
 大人しめの容姿でありながら、どこか引かれる感じで、なんといったらいいのだろう伊知朗が女性に求める清潔さとか、内に秘めた知性の輝きとか、たおやかな一輪の花ような愛らしさを持っている女の子だと思った。
 一目見て、気に入ってしまったわけだ。
 伊知朗は、無駄に金を持っているので一人暮らしなのに高級住宅街に住んでいるのだが、彼女もそうなのだ。家が近いということもいい条件だ。
 もちろん、産婦人科医の仕事は忙しいので、伊知朗が自分で集めたデータではない。いまどき、金さえ出せばいくらでも調べてくれる興信所や探偵事務所があるのだ。今の時代、倫理観より金だ。口座に金さえ振り込めば、依頼主が誰でも関係なく調べてくれる事務所はある。
 部屋から一歩もでることなく、彼女のすべてを知ることができる。嘆かわしい時代になったものだが、使えるものは使わせていただくのが伊知朗の主義だった。


「それにしても、趣味のストーカーが役に立つとはなあ」
 いくら、彼女のことを知ったところで、指一本触ることすらできないのだ。かえってフラストレーションが溜まって、いろんな事件とか事故とか起こしてしまいそうで、もう止めようと思っていたのだが、今回のこの『時計』を使うのに役に立つとは思わなかった。


 一番頭を使ったのは、切子に『時計』を手に入れさせることだ。彼女にターゲットを合わせているのだから、見てしまえば必ず手に入れたくなる。彼女がよく気晴らしに通う駅前の店に、安い値段でそっと置いてもらったのだ。
 彼女の眼が『時計』に止まって、それで買うまでの数分を同じ店でハラハラしながら見守っていた。そうして女の子が買うには不釣合いなほど大きめの『時計』を抱えて店を出て行く彼女の姿に、伊知朗は小さくガッツポーズをしたのだった。


 こうなってからは簡単だった。切子と伊知朗の時は、時計を通して繋がっているのだ。時間は何時でも良かったのだが、ちょうど仕事が終わって暇ができそうな午後八時五十九分に伊知朗は時間を設定した。
 毎日その時間になると、二人の時空が繋がる。伊知朗はこうして、午後八時五十九分の悪魔になったのだ。


 五十五分……五十六分……五十七分……五十八分……五十九分。


 時計の針がその時間を指すと世界の時は、伊知朗と切子の二人を除いて止まる。正確には、世界の時は正常に動いているのに、二人の一分間だけが異常に引き伸ばされているのだがそんな細かい理屈はどうでもいいだろう。
 この時間だけ、伊知朗は自由に切子の部屋にいくことができる。
 伊知朗の目の前には、眠りながら机に突っ伏している切子がいる。
 手を触れるほど近くにいるのだ。大事なのはその事実。
「夢にまで見た……」
 同じ部屋に、切子がいる。同じ空気を吸っている。ただそれだけで、深い興奮を覚える伊知朗。
 伊知朗と一緒に、切子が動き回ったら意味がないので、切子は時間が止まっている間は眠っているようにされている。催眠術とまではいかないが、このとき切子の耳元で囁けばその言葉は確実に切子の心に残る。
 だから切子への言葉は気をつけないといけないが、うまく使えば暗示になる。
「さて、まず何をするか」
 おそるおそる、寝ている切子の身体に触れる伊知朗。
「やわらかい……」
 女の子の身体はこんなに温かく、やわらかいものだったのか。
 そっと、後ろから抱きしめて、切子の若々しい髪の香りを楽しむ伊知朗。
 これまで、自分がいじりたおしてきた年増の女どもなど、この無垢な少女に比べれば何の価値もない。
「おお……」
 感動のあまり声が漏れる。
 これからゆっくりと……
 肩を抱く力が思わず篭る。この無垢な身体を汚しつくしてやろう。
 そして、私は……。
 伊知朗は、その醜い身体に相応しい醜悪な顔を、切子の頬に寄せて乱暴に唇を奪うのだった。
 そして、そっと後ろに手を回して上着の中に手を回しブラジャーを外す。診察でもすることがあるので、簡単なブラなら手馴れたものだ。
「ブラは……今日のお土産にもらっていくね」
 そうして、切子の無垢な乳頭を目前にする。それは、まるで春の桜を思わせる。
「美しい……こんなに奇麗なものだったのか」
 小さいながらもやわらかい曲線をいだいている乳房も、その穢れを知らぬピンクの乳頭も、すべて伊知朗が頭に描いていたとおりだ。いや、それ以上。
 思わず、吸い付いていた。
 甘咬みすると、若々しい肌の味がする……仄かに甘い。
 それは、伊知朗が三十五年間味わうことがなかった青春の味。
 一心不乱に、赤子が乳を求めるように吸い付き。甘咬む。それを繰り返す。
 やがて、それに飽きて今度は乳房を揉みあげるようにして反応を楽しんだ。やや吸い付きが乱暴だったのか、乳頭が赤く腫れ上がってしまう。
「ううぅ……」
 初めて、切子は嫌そうに声を上げた。それでも、起きることは絶対にない。
 やはり……切子は寝ているだけで時が止まっているわけではない。
 呼吸もすれば、ちゃんと揉んでやれば、反応だってする。
 揉まれたことないだろうから、あくまでも生物的な反応だなと伊知朗は思う。
 ひとしきり遊んだら、もう胸が一杯になってしまった。
 もっと、いろいろやるつもりだったんだけどゆっくりでいいか。
「今日は、このぐらいにしておくよ切子ちゃん。これからよろしくね」
 切子は、苦痛か、あるいは快楽かに顔を歪めていた。
 その唇を乱暴に奪って。
 そうして、時計を通じて伊知朗が自分の部屋に戻ったとき、世界はまた動き出す。
 時間は、二人の時が繋がった初めての午後九時を迎えていた。


 次の日、また午後八時五十九分に来たときに伊知朗を驚かせたのは部屋の内側から掛かっている大きな鍵だった。
 昨日ブラジャーがなくなったのを切子がどう考えたのかはわからないが、警戒されたのは、拙かったな。
 それにしても、昨日の今日で部屋にこんな鍵をかける切子の行動力に、伊知朗は惚れ直す。ただ、大人しいだけの少女ではないのだ。自分が、存在を賭けて汚す少女はこうでなくてはいけない。
 楽しくなって笑った。こうなると、昨日のブラジャーも返さないといけないな。ちゃんと、もってきてよかった。
「昨日は上を攻めたし、そうなると今度は……下だな」
 スカートをたくし上げて、パンツを脱がす。部屋着にしたって飾り気のない娘だなと思うが、そういうところがこの娘のいいところだろう。
 職業的にオマンコは見ているが、そっと開いてみるとやはり高校生。ちゃんと造詣はしっかりしている。しかし、ゴクッと喉を鳴らす伊知朗。
「処女膜……リアルでは始めてみたな」
 こればっかりは、どこでも見かけることはない。職業柄、写真などの資料的なものはたくさん見てきているが、こればっかりはリアルの圧巻というものがある。
 目の前の、甘い香りのする十六歳の少女についているものだからこそ、処女膜という有機物の塊が、無垢の象徴としての意味を持っているのだ。
 やぶってしまおうかという気持ちを強く抑える。もったいないではないか。
「まあ、ここはパンツからだよなあ」
 切子にチュッチュしてから、パンツの内側に亀頭を擦り付けるようにしてオナニーする。ほどなくして、どばっと精子がでる。
 実は昨日も、ブラジャーの香りでオナニーしたのだ。地味な下着でも、切子のものだと思えばイケる伊知朗だ。ゴワゴワの安物だけど、それだからこそ純白というのがポイントが高い。
 さて、このパンツをどうしてやるか。ちょっと考えたあげく、急にドライヤーを取り出し乾かし始めた伊知朗。ゴワゴワした厚い生地だから、すぐに精液のほとんどはシュンでしまい、温風によってほどなくして乾く。
 切子のほうには、着替え用に用意されているらしい下着をはかしておく。こうしておけば、すぐには気がつくまい。そして、昨日拝借したブラと乾かしたパンツは、下の洗濯籠にでも入れておこう。
 部屋に内側からかかっている鍵はなりこそ大きかったが、ホームセンターで売ってるようなやつで、部屋を探したら鍵が見つかったので何の問題もなかった。
「詰めがあまいんだよ、切子くん」
 悪戯されたパンツがいつ見つかるかわからないが、それを見つけるときにどういう反応をするか想像するだけで、恍惚の表情を浮かべる伊知朗だった。


 次の日、やはり同じようにやってくる伊知朗。いつもと同じように机に向かって寝ている切子にすこし拍子抜けした気持ちだ。警戒して、違う行動をとるかとも思ったんだが、もしかしたら昨日の下着が発見されてないのかと、一階の脱衣所を見たらなくなっていたので、気がつかなかったということはないだろう。
「まあ、いかに時計の力でも心の中までは読めないからなあ」
 時計は、うまく使いこなしていくと機能が増える仕様らしく、もしかしたら心まで読めるようになるかもしれないが、とにかく今は無理だ。
「さて、今日はなにをするか」
 抱きしめた伊知朗の胸の中で眠る切子は、今日も清いままだ。
「そうだ、フェラチオをやってみるか」
 寝ている相手にやると、イマラチオになってしまう。しかし、若い女の子の口内というのは独特な熱さがある。
 その熱に、無垢な切子の寝顔に、容易に伊知朗の逸物は強度を増す。
「舐めて……切子ちゃん舐めて」
 寝ている切子が舐められるわけないが、舌に無理やり絡めるように強度を増した亀頭を押し込む。
「ゲッホ……ケホッケホッ」
 生理的な拒否で、咳き込む切子。その反応さえ伊知朗の快楽となって、無理に押し込む。すっかり切子の口内は喉の置くまで、伊知朗の逸物に占拠される。
「いいよ……いいよ切子ちゃん」
 ねじりこまれる肉棒、交じり合うカウパーと切子の唾液。苦しみに眼を覚ますこともできず、切子は苦しみに顔をゆがめる。それを邪悪な顔で見下ろす伊知朗。
 これほど征服欲が満たされる姿勢もない。無垢の少女を汚す歓喜に、伊知朗は震えていた。さて、どこに出すべきか。
 顔にかけるのもいいが、やはり体内に放出すべきだろう。苦しむ切子の頭を抑え、全力で喉の奥底まで一気に押し込み、欲望の塊を解き放った。


 ドピュドピュドピュドピュドピュ!


「……!!」
 切子の身体が一瞬、はぜるように震えた。喉の奥底に吐き出された精液は、飲み込んでしまうしかない。ドクドクドク、切子の意思に関係なく喉が為り、熱い粘液は喉から胃へと流れ込んでいく。
「ふぃーー」
 伊知朗は、満足に醜い頬を膨らませた。ご満悦だ。
 あふれ出た唾液と精液を垂らしている口を、適当にふき取ってやると今日はこれぐらいにするかと、伊知朗は戻った。そして午後九時、時はまた動き出す。


 次の日、伊知朗がまたやってくると流石に机の前に切子の姿はなく、ベットに寝そべったまま午後八時五十九分を迎えたようだ。
「ちょっとやりすぎちゃったかなあ」
 蒼白な表情で眠りについている切子に、追い詰めすぎてしまったかと感じる。急ぐ必要はないのだ、切子を壊してしまったら……元も子もない。
 ごそごそと、切子の下半身に手を伸ばし、パンツを脱がしてオナニーを始める伊知朗。左手は、上半身にもぐりこませ、ゆっくりと切子の胸を弄る。それも強いものではなくて優しいものだった。
「うっ……」


 ドピュドピュドピュドピュ!


 ほどなくして、ゴワゴワした感触の切子の白いパンツにたっぷりと射精をした。それを無言でドライヤーで乾かす伊知朗。
「こんなもんでいいか」
 そうして、またそれを切子に履かす。今日はこんなものにしておこう。


 そして、次の日から切子は生理になった。切子の赤く染まるナプキンを見たとき、ちょうど間を置くにはいい期間だろうと伊知朗は考えた。
 そして、切子を弄るのをやめて『時計』の新しい機能をテストし始めた。
 今後のために役立ちそうなものがたくさんある。もともと医師であり知的探究心も強い伊知朗は、飽きることもなく新しい機能とその効果的な使い方に、切子の生理期間を当てることにした。
 機能をためしながらも、切子の顔は毎日見にきていた。日に日に、回復して元の調子を取り戻していく切子。
「やっぱり、この子は強いんだな」
 細い身体に、どこか芯の通った強さがある。切子はそういう少女だった。


 切子の生理が終わったころ、伊知朗は第二段階に移行した。生理が終わって数日は我慢していたが、もう気付かれないように、抱きしめるだけでは我慢できない。
 切子も元の生活を取り戻しつつあるようだし、ついに挿入に至る道を突き進む決心をしたのだ。
 そのためには『時計』の新しい機能が役に立つ。時計が、切子と伊知朗の時間を繋げてから、切子には二つの状態が並立している。伊知朗が自由に陵辱している切子と、現実世界で普通に生活している切子の二つだ。
 一種の並行世界のようなものだが、どっちが偽者でどっちが本物ということはない。どちらも同じ切子なのだ。スイッチを切り替えるように、この二つのモードを操ることができる。
 つまり、切子をめちゃめちゃに陵辱しても、モードを完全に切り替えれば切子は無事な外見のままだし、周りにも気付かれることはない。調節が難しいが、うまく使えば長便利機能といえた。
「これで、切子ちゃんをやれる条件がそろったってことだよ」
 そういいながら、机に突っ伏して安眠している切子の口に指をひっかけて、にっとさせて笑う伊知朗。
「よかったでちゅねー切子ちゃん」
 そういって、両方から口を引っ張って無理やり笑い顔にさせる。寝苦しそうに切子は呻く。
「さてと……」
 さっさと切子をベットに寝かせて部屋着をはいでしまう。
「いよいよ、この日が来たか」
 ベットの上には、真っ裸になった切子が横たわっている。肌寒い季節だが、伊知朗も服をすべて脱ぎさってしまう。まぐわっていくうちに、すぐ暖かくなるだろう。
 そっと添い寝をする。
「スゥースゥー」
 呼吸が聞こえる。そっと切子の左胸に手を添える。やわらかい感触と共に、生きている鼓動。
 そっと手に力を込める。小振りだが、いい胸をしている。揉むほどに答えるきめ細かい肌の弾力は、伊知朗の手に入れたかった青春の塊を握り締めているようだ。
 そっと、抱きしめる。まるで優しい恋人のように。
「ああ……」
 規則正しい呼吸、鼓動。陵辱者である伊知朗だが、この瞬間だけは。
 巨躯とまではいかないが、大柄な三十五歳の男性である伊知朗の胸の中に、切子の小さくてはかなげな裸体はすっぽりと抱きしめられてしまう。
 切子の首筋に食らいつき、香りを楽しむ伊知朗。
 抱くだけで、触れるだけで、深い喜びに包まれる。自分が生きている意味を始めて、肯定できたように感じる。
 そんな変態的な伊知朗とは対象的に、切子はただただ眠り続けるだけだ。
 寝息を嗅ぐように、そっと顔を近づけてみる。
「スゥースゥー」
 おとなしい切子の息は、どこまでも芳しく感じた。そっと口を吸う。プニュっと、軟らかい唇の感触。絡みつく舌、伊知郎の汚い舌が切子の口を蹂躙していく。
 甘い、あまりにも甘い、圧倒的に甘い!
 何でこんなにも、切子の口内は甘美なのだろうか。ズズっと音をたてて、口いっぱいに切子の唾液を味わう。
 ただそれだけで、切子の太ももに当たっている伊知郎の逸物は痛いほどに勃起し、タラタラと先走り液を垂れ流している。
 この年で、初めて伊知郎は童貞を切るのである。本当はもっとゆっくりじっくりしたかったのだが、ビンビンの逸物が耐えられそうにない。
 慌てて、切子のオマンコを舐めにかかる。男を受け入れたことのない、オマンコは伊知郎の舌の刺激にもきつそうだった。
 切子は、自らオナニーをすることもないような真面目な子だと知っている。
 最近、ほどほどには刺激してやっていたが、それでも成人男性の逸物を受け入れるとなると苦しいだろう。
「なんか、もったいないような気もするのだが」
 執拗な愛撫を続けながらも、切子の綺麗に内陰唇に付着した、標本のような処女膜と別れを惜しむ伊知郎。
「うっん……あっ……んん……」
 愛撫を続けるたびに、目を覚ますことがない切子の意思はともかくとして身体は激しく反応して、舌の口からも涎をたらす。
 切子がどんなに真面目な女子高生をやってみても、身体は初潮を迎えて数年経った健康で熟れた女の身体なのだ。
 どんなに意思が拒否しようとも、的確で力強い愛撫に逆らえないことは産婦人科医である伊知郎が一番よく知っている・。
「あっ……」
 切子の小さい乳房を握りつぶすように揉み、その小さな乳頭を戯れに指ではじく。
「もう……もういいだろ」
 伊知郎は覆いかぶさるように、切子の小さな身体に巨体をぶつける。
 そして、濡れた切子のオマンコと伊知郎のビンビンに反り返って先走り液で濡れそぼっている亀頭の先っぽが、キスをした。
「!!」
 ビクンっと震える。どうしたことだろう、伊知郎の胸の鼓動が張り裂けんばかりだ。
 風俗で、もちろんゴムを介してだがプロ相手にセックスは一応しているつもりだった。
「こんなに違うのか……こんなに」
 亀頭の先が、ずぶっと切子のオマンコに覆いかぶさる。ちょっと上下させるだけで、オマンコはまるで吸い付いたように亀頭を離さない。
 ガバガバの風俗嬢たちのマンコとは、同じものとは思えなかった。
 粘膜が触れ合った、声にならない快楽が、伊知郎の理性を完全に奪い去ってしまった。
 頭が真っ白になって、気がつくと処女膜ごと奥の奥底まで男根を押し込んでいた。
 初めて男を受け入れる、切子の膣内の襞の一枚一枚が伊知郎を歓迎してくれているようだ。
 無言で、もう一度力をこめて男根を押し込めると、切子が苦しげに呻いて、処女を奪った証の鮮血が接合部から流れ出した。
「ああっ……」
 長年の念願を達成した伊知郎が感じたのは、切子の中のあまりにも圧倒的な熱さだった。
 切子と伊知郎のものは、まるで一体になったように溶け合ってしまったと感じた。
 真面目で、清潔なタイプの女子高生と三十五歳のデブオタ。
 決して交わることがないはずの二人が接合しても、オマンコは拒否することなくその満腔で受け入れる。
 デブオタの精子を、懸命にうごめいて吸い出そうとする。
 それは理性を超えた本能だった。
 最初の真っ白い感動から身を起こして、少し頭を冷静にさせながらピストンを開始する伊知郎。
 切子はやはり苦しそうだ。
 それでも身体は痛くても、破瓜の痛みの記憶は残らないはずで、それだけが伊知郎の免罪符だ。
 最初は誰だって辛いものだから、早めに終わってやるのが慈悲というものだろう。
 そんなことを考える間に、数回突いただけで絶頂に達してしまう。金玉がぐるんぐるんとひっくり返るような衝撃のあと。


 ドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュプ!!!


 生まれてから、こんなに強くしたことはないほどの精子が伊知郎の金玉から飛び出して、初めての男の飛沫を容赦なく切子の無垢な子宮へと叩き込んだ。
 切子は苦しく呻くだけだったし、伊知郎も大量の精子を射精し終わるまで無言だった。
 ただ、そのまま精液と鮮血を垂れ流してまぐわった格好のままで、伊知郎は生まれてからもっとも長いキスをした。一方的でも、切子を愛していた。
 鳴り止まない鼓動を、一方的なまでの愛情をどうしようもできずに伊知郎はそのままじっとしていたが。
 やがて億劫そうに、身体をあげた。
「ごめんね切子ちゃん、生で全部射精しちゃったよ」
 そういって顔を歪ませる伊知郎、笑っているのだ。始めから中出しで妊娠してしまえと思っている。
 切子は、そう言われてもただ苦しげに息を吐くだけだった。
 いや……一筋、涙が零れた。
 その涙に、動揺して伊知郎は慌てて飛びのくと、時計を捻り回し始めた。
「大丈夫……大丈夫のはずだ。ちゃんと機能している」
 涙はただの身体の反応だったのか、やはり切子は意識を失ったままだ。
 それなら、先ほどの涙はなんだったのだろう。
 伊知郎は、少しだけ良心の痛みを感じた。
 そんな思いを振り切るように、乱雑にティッシュで自分の股間と、切子の股間を拭き取って、後片付けをすると時間を動かした。
「いっいやぁーーー」
 時計は――午後九時。
 すでに二人の間はモードで繋がっている。時計を通して、伊知郎は切子の様子を視ることができた。
 父親が切子の叫びに近づいて部屋の前まで来たところで、切子のモードを陵辱してないほうに切り替える。
 これで、切子は元通り。
 証拠は残らない、あるとすれば拭ききれなくて、今日のパンツに垂れてしまったであろう数滴の精液だけだ。


 こうやって、伊知郎は切子の反応を楽しみながら数度の陵辱を繰り返した。
 あるときは、洗濯バサミを乳頭に挟んだまま時間をもどしてやったり、中出しした精液を吐き出すさまを見せて楽しんだり。
 切子は、現実的価値観を大事にしているのか。どんなに酷い陵辱を見せても、スイッチを切り替えてまともな状態に戻してやれば、騒ぐことがなかった。
 残酷にも切子の危険日は、どんどんと近づいてくる。そうして、女性を抱くことに慣れてきた伊知郎の技巧は次第にあがってくるのだった。


「さあ、切子ちゃん。今日こそ妊娠しよーね!」
 切子の中が熱く感じる。伊知郎の産婦人科医としての経験が、切子の危険日を察知していた。
 抱きなれてこなれてきた切子の身体をまさぐりながら、必死に腰を振る伊知郎。
 快楽を覚えてきた、切子の身体は突くたびに甘い吐息。
 切子は、抱けば抱くほど、愛おしさが増していく。
 与えれば、必ずきちんとした反応を返す。そんな切子が愛しくてたまらない。
 別に機会はないが、他の女なんか抱けても抱く気にならないだろう。
 こみ上げてくる快楽に、切子の身体が震え、伊知郎も限界を迎えた。


 ドピュドピュドピュドピュドピュ!


「ふう……妊娠するといいなあ」
 切子の愛しげにそうやって摩ると、時を元に戻す伊知郎だった。


 陵辱を開始して数ヶ月、ついに切子に妊娠の兆候が見え出した。
 いつでもモードが切り替えられるので、生理もあるように見せかけられる。
 ”切子にのみ”妊娠している様子が見えるようにして、切子がどう行動するか確かめた。すると、自分の勤務している総合病院に通院し始めたのには驚いた。カルテは調べられる、どうも各科をたらい回しにされて、最後は精神科に行き着いたようだ。
 健康な切子の身体を、精神病の薬などに汚されたくはない。
 なんとか、自分の手元に着てほしい。
 その一心で、毎日耳元で「これはつわりだ、君は妊娠しているんだ、産婦人科を受診すべきだ」そうやってつぶやいた。
 効果があったのか、ついに産婦人科を受診してくれたときは、ちょっと泣きそうになったぐらい嬉しかった。
 切子が、現実と事実のギャップに苦しんでるさまはちょっとおかしかったが、丁寧に診察して優しい言葉をかけてやる。自分を信頼してくれたようだ。
 毎夜、自分を陵辱して妊娠までさせられた男を信頼する。
 日本ではまだ医師が尊敬されている。患者として来てくれるなら、ちょろいものだ。
 懐妊の兆候が顕著になるにつれ、不安が増した切子は頻繁に伊知郎の元を訪れるようになった。
 昼は、切子を診察し医師として優しい言葉をかけ、夜は大きくなった切子の乳房を絞って乳を吸いながら、ひどい言葉で身体を攻める。幸せの絶頂にあった伊知郎にも心配がないわけではない。


 伊知郎の心配は、このまま臨月に達し、切子を出産させたあとの子供をどうするかだ。最近は赤ちゃんボックスという身分を明かさずに、子供を捨てられるシステムもできたが、切子と自分の愛の結晶にそのような悲惨な運命をたどらせたくはない。
 切子の臨月も迫るある日、伊知郎は切羽つまってDLOに連絡することにした。
 DLOからの回答は明確だった。DLOは、秘密裏に女性を懐妊出産させる病院を探しており、いい機会なので伊知郎の勤める総合病院をその施設にしてしまうということだった。
 たった一ヶ月で、病院の経営母体と主だった医長などの人員が入れ替わった。病院は増築され、見知らぬ職員が大量に入り込んできた。ある企業の出資により、近代的な育児施設も完備され、うちがこの県の小児科の基幹病院になってしまった。それどころか、保育園・幼稚園・小中高校までの私立教育機関までもが次々と併設されたのだった。
「まさか……ここまでやるとは」
 DLOという組織の力に、伊知郎は戦慄を覚えた。それと同時に、その組織の一部となって働ける自分に喜びと自信を持ったのである。組織の秘密を知っている自分は、近々産婦人科の医長に押されるとのことであった。何がきっかけで人生が好転するかわからない、伊知郎は平静を装いながらも、ひそかに一人で祝杯を挙げた。


 後顧の憂いをたち、安心して切子をもてあそぶ。周りになんの同情もされず、身重の身体で学生生活を続ける切子は、傍目から見ても辛そうだった。
 その罪悪感の分、伊知郎は切子に親身になって優しくするから切子の信頼は深まるばかりだった。
「あの……舐め」
「どうしましたか?」
 だから、こうして目の前で乳を搾り出して舐めるようなまねをしても、医師の診断と信じて、不審にすら思わないのだ。
 まったく切子はいい子だった。現実的価値観を重んじ、こういう異常事態が起こったときは、全て自分が悪いと思い込むのだから。
 そうして、ついに出産が近くなった。
 次第に近づく出産の恐怖に、泣きそうになっている切子にことさら優しい声をかける。出産も、子供のことも全部自分に任せろと言ってやった。
 他に頼るすべもない切子は、ただわかりましたと頷くだけだった。


「ううぅ――」
「切子さん、はっはっすーです。呼吸をあわせて」


 自分の子供を自分で取り上げることになろうとは。半ば自分を麻痺させるように、仕事で機械的にこなしてきた作業のひとつひとつが、感動と命の奇跡を思い起こさせる瞬間に変わった。
 そうか、これが父親になるということなのか。
 切子の身を裂かれるような痛みの代償として生まれてきた命の産声に、伊知郎の目にも一筋の涙がこぼれた。
 初めて自分の仕事に誇りが持てた。
 感動に打ち震えながらも、ベテランの自分の腕は自動的にへその緒の処理を終える。


「がんばりましたね……」
「わたしの……赤ちゃん……」


 そういって、微笑むまだ幼さすら残す切子の顔は、誇らしげな母の顔だった。
 手が震えどうしようもなくなった伊知郎は、切子と赤ちゃんの事後の処理を助手に任せて、伊知郎も控え室で声を殺して泣いた。悲しみではない、身体を貫く感動と喜びで。自分の子供、ああ自分の子供。
 初めて、生まれてきて心からよかったと思えた。


 涙を拭いて、立ち上がったとき。もうそこにいる男は、うらぶれたデブオタではなかった。たとえ姿は醜くとも、守るべきものを持った父親の姿だった。
 産婦人科の医長として、風格と自信を手に入れ、千人の子の命を抱き上げた伊知郎はのちに希代の名産婦人科医と呼ばれるようになる。


 もちろん、『時計』を使い続けることはやめなかった伊知郎。それからも、数々のターゲットを陵辱し妊娠させ続けた結果として、その抱き上げたうちの一部は自分の子であったのだが。それは、人々に知られることのなき話である。


第八章「妖精との邂逅」
 いよいよ、当初の目標にしていた本丸を攻めると河田正平は意気が揚がっていた。
 まあ、そう意気込んでも、やることは地味である。
 四階の小家美優の部屋に忍び込んでチャンスを待つだけだ。
 十二階の吉河佐江子の部屋に比べて、小家美優の部屋はこじんまりとしている。そうはいっても、並みのホテルのロイヤルスイートぐらいの大きさはある。質でいけば最上級だ。
 別に吉河グループに比べて、小家が貧しいわけではない。美優が二女であることを計算にいれても、むしろ家柄からいえば奈良時代から続く近衛二十三家の一つである小家美優のほうがグレードが高い。
 親が持つ資産だって立派なものだ。部屋が小さいのは、七階から、三階までは、セントイノセント女子高校の学生寮であることを配慮してのことだ。
 学生にそれほどでかい部屋を与えるのはよろしくないという配慮なのだろう。それでも、ロイヤルスイートというのが並の常識では測れないが、そこが上流階級。
 成金であっても、資産家の息子、河田でなかったら威圧されてしまうところだろう

 いちいち材質とか描写していっても空しくなるだけなのでしないが。庶民としては、ティッシュの代わりに高級タオル使い捨てというところが、もういけすかない。どれだけ汚そうが、気がつかないうちに奇麗にされてしまう環境なのだ。
 こんなところに住んでいるお嬢様方の頭が、ちょっとお花畑に飛んだとしてもおかしくないなと河田は思う。彼女たちは生まれたときから白亜の城、絵本の世界に住んでいるお姫様なのだから。
 美優の趣味なのだろう、白一色に統一されていて、目立つものというと、ベットの脇に並べられているお人形の山ぐらいのもの。わりと、シンプルだ。家具にこだわりはないらしい。
 お人形は、動物や妖精、あるいは人間を象ったもの。当然奇麗にされてはいるが、古いものには綻びが見え出している人形もある。むかしから、大事にしている人形を捨てられないという少女趣味だろうか。美優ならありえる。
 本棚を調べると、まともな本は古ぼけた聖書一冊で、あとは童話や昔話の本や、絵本まで大事にしまってあるらしい。きっと、庶民の生活が分からないから、小説とか漫画を読んでも理解できないのだろう。
 調べによると、それでも学業の成績は良いらしいのだ。特進科に在籍して好成績をキープしているとのこと。普通科ならともかく、特進クラスは寄付や家柄で在籍できる場所ではない。
 そして一度耳にすれば、使用人などの人名を忘れない記憶力。ただ、思考能力や世界観がお花畑なだけで、土台の頭は優秀なのだろう。
 美貌とぼんやり、優秀さとお花畑が入り混じったまことアンバランスな少女。
 お約束で脱衣所に進もうとしていた河田は、だから音もなく彼女が入ってきたことに驚愕して尻餅をついた。
 しまったと、心の中で思った。いくら床が柔らかいといっても、デブの河田が転げたのだからガタっと不審な音がしてしまった。
「……」
 ぽーと、目の前の空間に目を凝らす美優。まったく見えないが、その先には透明の河田が尻餅をついている。
「……妖精さん?」
 あの学園での、驚愕と恐怖と安堵が蘇る。彼女がお花畑の住人で、本当に助かった。それと、同時に何か河田の中でアイディアが閃いた。
 彼女が、非現実的なものを信望しているとすると、それを何かに利用できないだろうか。河田の物音と気配を、妖精のものだと思ったのか。
 なにやらベットの隅の妖精の人形に、小さい声で話しかけている。彼女の脳内に入っている世界観は、きっとこの本棚そのものに違いない。
 童話とか、絵本とかまったく興味が湧かない分野だったが、その全てを今晩中に読破することに河田は決めた。
 朝までかかって全て読破して、冷蔵庫のモノを食い散らかして寝たら、もう夕方。もうすぐ、美優が帰ってくる。

「妖精さん?」
 気配を隠そうともしないので、昨日のこともあって河田がいると分かったようだ。
「美優ちゃん、フェアリーランドが大変なんだ」
 そうなるべく声を変えていってみる。
 妖精の人形をガシっと掴む美優。
「どうしたのー、大丈夫」
 まるで、子供だ。おぼこっていうのだったかなこういうのは。
「変な声、まるでおじさんみたいな声だよ妖精さん」
 そうやって人形にむかっていう美優。
「ゲホゲホ……いや、魔法で声だけ届けてるから濁って聞こえるんだよ」
 うまく騙せたかな。頭は幼稚園レベルなのに、勘は鋭いから困る。
「そう……なんだ、何か困ったことがあったの、助けて欲しいの!?」
「そうなんだ、助けて欲しいんだよ」
 絵本にはこういうシチュエーションで少年少女が活躍する話が多い。
「わかった、なんでもするよ。私にできることなら……」
 さーて何をさせてやろうか。
「まず、裸になってほしいんだ」
 お安い御用とばかりに、すぐに制服を脱いで裸になる美優。吹き飛ぶ、ブラとパンティーに形のよいおっぱいが揺れる。色は白じゃなくて紫だった。意外だな。
 貴人は、裸を恥かしがらないというが、そういうものなのかな。
 あまりの平然とした脱ぎっぷりに、美優を辱めてやりたいという気持ちがムクムクと起き上がった。
「ああ、美優ちゃん……無駄毛があるね」
「無駄毛?」
 無駄毛なんて聞いたことがないのだろうか。美優は予想通り体毛が薄いタイプだったが、パイパンというわけではないので、腋毛も股毛もボウボウに生やしていた。
 それでも、薄っすらと下地が見えるぐらい薄いものだった。
 お嬢様に、無駄毛処理も教えないなんて教育係はなにやってるんだ。
「脇と、股のところに毛が生えてるでしょ」
「ああ……生えてるね。だめなの」
「だめじゃないけど、子供には生えてないでしょ」
「うーん、そうだね中学ぐらいから生えてきたんだけどー」
「大人になると、フェアリーランドに、魔法が届かないから。無駄毛は剃ってほしいんだよね。剃刀あるかな」
「え……お風呂場にならあるかも」
「じゃ、お風呂場にいこうよ」
 剃刀なんて普段使ってないのだろう。美優と透明化している河田はお風呂場に移動した。
 美優は、ごそごそと備え付けてある化粧品の棚を漁って、剃刀とシェービングクリームを取り出した。
 使わなくても、一通り用意されているわけだ。
「あったよ」
「じゃ、毛が部屋に落ちるといけないからお風呂場で剃ろうね」
「あの、脇だけじゃなくて……お股も剃るの」
「子供はつるつるでしょ!」
「……わかった」
 毛は薄いほうなので、さっさと剃ってしまう美優。これで、フランス人と化した脇も奇麗に純和風になったし、つるつるオマンコになったわけだ。
 美優は、顔や雰囲気は小柄で可愛らしいけど胸と尻はグラマラスで、女を感じさせる。つるつるになったオマンコはというと、見事に高校生らしく若々しくも、成熟した女のものだった。少なくとも外見は。
 ロリータ的な縦筋だったらどうしようかと思ったが、これはいけそうだ。
 それでも成熟していながら、未使用のピンクの襞は、まったく無垢を感じさせた。
「じゃ、蟹股になって、おまんこを開いてみて」
「え、妖精さん。おまんこってなに……」
「ほら、お股のおしっこの穴があるでしょ。お尻じゃないほう。そこのビラビラを開くんだよ」
「子供のころ、家政婦さんとかに大事なところだから、奇麗にする以外では、触らないようにっていわれたんだけど……」
「そうだね女の子にとっては大事なところだよ、でもだからこそ、魔法を使うのに必要なんだ」
 なんか、考え込んでたが。納得したらしく、分かったといって蟹股になって。ビラビラを押えるようにして、開いた。
「ちょっと、力が弱いかな。もっとビラビラを、ちゃんと手で握って中の穴が見えるようにしっかり開いてね」
「うう……なんか恥かしいー」
「それで、おーまんこひーらいたーって言って」
 ビラビラに添えたても話して
「ええ!」
 驚いて声をしたほう、つまり正面の河田に抗議の眼を向ける。
「そんな、恥かしいこと」
「呪文なんだよ、発動させるには犠牲がつきもので、恥かしくないと呪文が届かないんだ」
 ううっと、美優は可愛い目を潤ませた。美優の愛読書であるらしい『フェアリーテール』シリーズには、犠牲によって人間が魔法を使うという話もあるから美優の心に、犠牲という言葉は届いたようだ。
「ぉー……らいた」
 美優は精一杯という感じで、小さい声をで言った。
「もっと、ちゃんと開いて! 声が大きくないと魔法が届かないよ」
 なんどか、叱責してようやく。
「おーまんこ……ひらいたー」
 そう言ってくれた。この言葉の卑猥さは、美優にはまだ理解できない。彼女が感じた羞恥は、ただ裸になって子供っぽい仕草で変なことをするのが恥かしいって恥かしさだった。
「よしー、じゃあその場でおしっこしてね」
「ええー、お風呂場でおしっこなんて……できないー!」
 今度は、完全拒否。叱責の効果があったのか、オマンコを開いた形は保っているが、美優の倫理観には昔の教育係の躾がちゃんと生きていて、そういう下品な行動にはかなりの制限があるのだ。
 さて、このお嬢様フィールドをどう切り崩すか。
 ここで河田が打った一手は、ずばり妖精の危機!
「美優ちゃん、実はフェアリーランドで一ヶ月も雨が降ってないんだよ」
「ええ!」
「日照りが続いて、作物が枯れてみんな餓死しかかってるんだ」
「そんな……」
「美優ちゃんが、ここでおしっこしてくれたら、フェアリーランドに雨が降るんだ」
「そうなんだ……」
 美優の頭の中は、困った妖精さんで一杯になった。彼女の弱点である妖精を人質にとった、卑劣かつ的確な一手に、見事に美優の構えは陥落。さすがは、変態界の羽生と言われた名指し手、河田である。
「だから、お願い」
「わかった、助けてあげるね」
「ああ、急に雨が降るとびっくりするから、おしっこ行きますって叫んでね」
「わかった……うん、おしっこいきます!」
 じゃばじゃばと、まるで雨のように降り注ぐ黄金水。
 まるで、それは天からのめぐみの雨のように、妖精界を潤しましたとさ。
 ちょっと、手で汲んで飲んでみた。
「やっぱ、苦くてしょっぱいな」
「え?」
「いや、なんでもない。ありがとう、みんな雨が降ったってよろこんでるよ」
「よかったー」
 そういって、立ち上がろうとする美優。
「ああ、ちょっとまだそのままでいてね」
「え……どうして」
「実は、日照りだけじゃなくて肥料不足で畑が……」
 そこまでいうと、さすがに美優は理解したのか
「だめ! それは絶対にだめ!」
 そういい始めた。
「美優ちゃん……作物が育たないと妖精さんたちが死んじゃうよ」
 美優はぶわっと涙を溜めて、それが零れ落ちた。
「ちょっとだけ質問してもいい」
 おわ、質問ときたかとびっくりする河田。
「皇女様のお城の奥に隠されてる一番の宝物はなーんだ」
 これは……予習しておいてよかった。そう河田は胸をなでおろす。
「昔助けてくれた、人間の少年の優しい心だよ」
「疑ってごめんなさい……もしかしたら悪い妖精さんの悪戯かと思って」
 敵対する悪い妖精さんは、皇女の城に入れないという設定なのだ。
「いや、疑うのも無理はないよ。ごめんね、無理なこと言って」
「ううん、妖精さんたちに、いっぱいいっぱい勇気をもらったから、私は助けたいの」  そういって、涙を拭いてきっとした顔で美優はもとの蟹股にもどった。
「じゃあ、こんどは手で肛門を全力で開いて、美優おうんこします!って叫んでからうんこを出して」
「ええ、名前まで……」
「疑ったから、魔法の力が弱まったんだよ。だからもっと恥かしくないとだめになってしまったんだ、ごめん」
「ううん、私が悪いの。いうよ……美優おうんこします! ……ううんっ」
 ブリブリっと、音がして健康そうな、やわらかめのうんこがお尻から姿を現す。
 河田にスカトロの趣味はないが、美少女が風呂場でピンクの菊の門を見せ付けるようにうんこをひねり出している姿は、股間にくるものがある。
 美優のおまんこ近くで、必死にカウパー垂らしながらチンコを擦ってみる。
 美優が「ううんー」とうんこを出し切ると同時に

 ドピュドピュドピュドピュー!

 河田は、美優の無垢なオマンコに向かって白濁液を発射した。

 精液をオマンコにべっとりつけられたことは、うんこをするのに必死でわからなかったようだ。
「でたよー、これでよかったかなー」
「ありがとう美優ちゃん、これで救われたよ!」
「よかった……」
 さっきの恥かしい顔もどこへやら、妖精の世界を救えたという満足で一杯になる美優だった。
 ほどなくして、満足も覚めてきて、美優が出したうんこでもやっぱり臭くもあり、ぷーんと臭うその独特の匂いは、河田と美優の心を冷静にさせた。
「あれ、お股の周りに白いのがついてるーねばねばー」
 美優がザーメンが付着しているのに気がついたようだ。
「ああ、その白いのはザーメンといって魔法のお薬だよ。さっき、無理やりオマンコを開いてもらって、傷ついたかもしれないから、オマンコによーくさすっておいて」
 いわれたように、美優がその白い液を穢れなき恥丘に満遍なく塗りつける。
「ああ、ちゃんとビラビラを開いて中の穴にいれるんだよ。おしっこの穴じゃなくて、奥に膜が邪魔かもしれないけど、もう一つの穴があるでしょそっちのほうになるべくいれてね」
 処女の美優に、ザーメンを自分の膣に入れさせるという行為もそれはそれで興奮するものだ。
 美優は素直にいわれたとおりに、中の穴に手をかけて、痛っって顔をする。
「あ、なんか痛かった?」
「痛いってほどじゃないんだけど、あんまり触ったことなかったから刺激が強すぎるのかも」
「でも、貴重なお薬だからなるべくがんばってそそぎこんでおいてね」
 そういわれて、素直に美優は重力の落下に従って落ちようとする精液を、自分のオマンコの小陰唇に刷り込んでいく。それをみて、河田は漲ってきた。
「そうだ、オマンコの中に刷り込みながら魔法の呪文を唱えてね」
「どんな?」
「河田正平くんの子供を妊娠したいっていうの」
「河田……妊娠?」
「河田正平くんってのは、君の未来の王子様だよ。オマンコが子供を生むための大事な器官だってことは知ってるよね」
「え……いや、大事なのは知ってるけど、子供?」
「性教育受けてないのか、美優ちゃん」
 さすがに、これには河田も呆れ気味だ。
「性教育ってなにー」
 箱入り娘の弊害ってのもあるかも、たとえば悪い妖精に騙されたりとか。
「性教育って……つまり、いま美優ちゃんがさすってるオマンコは、子供を生むときに子供が出てくる大事なところなんだよ」
「そうなの……」
「おしっこの穴と、もう一つ穴があるでしょ、いま触ってるとこ」
「うん」
「オマンコすると、そこの奥底の空間で、子供ができるんだよ。美優ちゃんも、お母さんからそうやって生まれてきたんだ」
「そうなんだ、子供……」
「いい子供を生みたいでしょ、だからおまじない。オマンコしたいーオマンコしたいーって言ってみて」
「さっきとセリフが違う」
「いいから、繰り返して」
「オマンコしたいー、オマンコしたいー?」
 半信半疑で復唱する美優。
「もっと必死に、ザーメンを塗りこむ速度をあげて」
「オマンコしたいー! オマンコしたいー!」
 セリフをいう速度もあがってきていい感じ。
 変なセリフを言わされるのにも、慣れてきたようだ。
 意味が分かってないから、さほど恥かしさもない。
 掛け声のノリで、オマンコにザーメンを刷り込む手にも力がはいったようだ。
 しばらくそれをノリよく繰り返していると、急に黙り込んで下を向いた。
「どうしたの?」
「なんか、お股が熱くて……変な感じ……」
 子供っぽいが、美優だって身体は立派な高校生なのだ。したことがないとはいえ、そんだけ擦ってたらオナニーと一緒だし、かすかな痛みと共に疼きを感じてもしかたがないだろう。
 美優の初めての性の目覚めを観察できるなんて、これはいい。
「ぜんぜん変なことじゃないよ、魔法の力も強まるし、どんどん擦って」
「うんーそうなのーじゃあ、そうする……変なの」
 いわれるままに、さらに股を擦る。
「んっ……んっ……やぁ……なんか」
 ザーメンだけじゃなくて、女の子の汁が出てきたようだ。
 初めての愛液が垂れてしまうのはもったいないと思う。
「ふぁー、あぁ……なにこれ、体が勝手に動く……あ!」
 そういううちに、腰をふりながらクックックっと軽くいってしまった。
「……ふぇ」
 くたっとなってしまう美優。
「美優ちゃん、ちょっとオマンコから手を離してじっとしててね」
「え……きゃ!」
 自分のザーメンも結構流れてしまったみたいだし、まざっているけど舐めてやろう。「おいしい……」
「なに、何かに舐められた!」
 そういって、ぐったりした身体を起こして、慌てる美優。
「大丈夫。美優ちゃんの魔法エネルギーをもらったんだよ」
「魔法エネルギー」
「そう、女の子のオマンコはこすると、ラブジュースという魔法の液がでるのさ。これがぼくたち妖精には、栄養なんだ」
「そうなんだ……」
 また妖精の役に立てたということで、納得する美優。
「今日からぼくらのために、一杯魔法の液を出してね」
「うん、わかった……さっきちょっとだけ一瞬気持ちよかったし」
「その、気持ちいいのはイクっていうことなんだよ」
「イク?」
「そう、イクとラブジュースが一杯出るから、なるべくイクようにしてね」
「わかった、がんばる……」
 そういって、全裸で決意を固める美優。
 さて、最後のキメだ。
「じゃ、今日最後のお願いを聞いてもらっていいかなあ」
「なに」
「ぼくと直接触れ合えるように、さっきのザーメンを飲んで美優ちゃんの身体に魔法の力を染み込ませてほしいんだ」
「飲むと、妖精さんと触れ合えるようになるの」
「そうなんだ」
「でも、さっきのザーメンはながれちゃったから」
 愛液をだしたこともあるのだろうが、射精したザーメンはほとんどが排水溝の中に消えてしまっている。
 指についた愛液混じりのザーメンを思わず舐める美優。
「苦い……」
 反射的に唾を吐いた。
「そんな少量のザーメンじゃ駄目だよ」
「じゃどうしようか……」
 悲嘆にくれる美優。去来する思いは、もしかするとまたおしっこしてうんこしないといけないのかというなさけないものである。
「おチンポ様にお願いしないといけないね」
「おチンポ様?」
「ザーメンという液を出してくれる、ありがたい肉の棒なんだけどね」
「肉の棒」
「形状はソーセージみたいなものだよ、大事なものだから噛んじゃだめで、必死に舐めているとザーメンが飛び出してくるんだよ」
「はぁ……」
 あとは、舐めさせるだけだ。
「おチンポ様が、口の中に入ってきてくれやすいようにしゃがんでごらん。そして、おチンポ様、ザーメンを飲ませてくださいってお願いして」
 わけもわからず、しゃがみこんだ美優。
「おチンポ様……ザーメンを……のませてください?」
 もう辛抱たまらなかった河田は、チンコを美優の小さな口にねじ込んだ。
「ふぎゅーふぁみ!?」(なに!?)
「絶対に噛んじゃだめだからね……ハァハァ」
 そういって、ピストンを繰り返す。
「ふぁい」(はい)
 素直に口内を犯すチンコを受け入れる美優。
「アイスクリームを舐めるように、吸い付いてくれてもいい」
「ふぁい……ふぐ」
 いわれたとおりに、舐めて吸い付く美優。
「もっと、愛撫して。愛するように舐めて、ザーメン頂戴って気持ちでちゅっちゅと吸い付くの赤ちゃんがオッパイを吸うみたいに」
「ふぁい……」
 注文の激しい料理店だ、叩きつけられる河田からの言葉にしだいにうまく嘗め回すようになる美優。
 う、カウパーがでてきた。
「どう、おいしい」
「まじゅいでしゅ」(まずいです)
 素直に、答える美優。
「うそでも、おいしいっていわないとおチンポ様が怒っていつまでたっても終わらないよ」
「ふぁい……おいひーでふ」(おいしいです)
「よろしい、ほらカウパーを吸ってくれてるから効果がでてきたよ」
 そうやって、自分の手で美優の手を触ってやる。そして頭をなでてやる河田。
「ふぁ……ひょうへいさんのふぇだ」(妖精さんの手だ)
 美優の暖かい手が、柔らかい髪の肌触りが、さらにおチンポ様を勃起させる。
「ふぁ! ふぉんなとこふぁらわないで」(そんなとこ、さわらないで)
 オッパイをもみ始める、妖精の手。
「ごめんね、でも触らせてこの方がザーメンが出やすいんだ」
「ふゃ……ふぉうがないでふ」(しょうがないです)
 初めて触るおっぱいの感触におチンコ様、大暴走です。
「そこふぁ……ふぁめ!」(そこはだめ)
 妖精の手は、重点的に乳頭を攻めてます。
 どうも、オマンコよりもおっぱいのほうに嫌らしさを感じている美優らしかった。
 パイズリも試したいが、まあ機会はいつでもあるか。いまはおチンポ様が限界を迎えてしまっている。
「よし、よく耐えてくれたね。ザーメン出すから、ちゃんと最後の一滴まで飲んでね」「ふぁい」

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

「お薬だから、苦くても我慢して全部飲むんだよ。吸い付いて最後の一滴まで飲み干してね」
 無言で喉をコクコクと鳴らして、生臭くて慣れない粘液を涙を堪えて飲み込んでいく美優。まさに、一番嫌いな漢方の薬を飲まされる時みたいだなと美優は思った。
「ふぅ……」
 極度の快楽で最高のため息をつく河田。歯が浮くようなファンタジーなセリフを演技した甲斐があった。
 チュッチュと最後まで飲んでしまう美優。吐き出せないから、もうさっさと唾といっしょに飲み込んでしまって、口の中を奇麗にしてしまうに限る。
「さあ、飲み込んで舐めて奇麗にしたら、おチンポ様にザーメンありがとうございました、おいしかったですってちゃんとお礼をいって」
 露骨に顔を顰めて、でも妖精さんのいうことだからとしかたなく復唱の美優。
「……おいしかったです……おチンポ様ザーメンありがとうございました」
「ちゃんと言えたね、偉かったね」
「はい……」
 これで妖精さんと触れ合えるようになったのだが、妖精さんの手がなんか普通の人間の手みたいで、節くれだってて、ぜんぜんファンタジーじゃなくていまいち気落ちする美優だった。
 そんな美優の落ち込みにも、気がつかず大満足の河田。
「じゃ、今日はこれでおしまいだから寝る前にお風呂で体をきれいにしてね」
「はーい」
 気がつくと、さっき自分がしたうんこが空中に飛んでいく。
 ただ、おかしなモノが残ると怪しまれてはマズイので河田がトイレに捨てにいっただけなのだが、空中に浮かぶものをみて、ああやっぱり魔法だと納得する美優は、さっき苦しかった一切を割り切って。
「今日も、いいことをした」
 そういう笑顔で、そのまま身体を清掃してお風呂に入るのだった。
 さっきお薬だって言われたけど、無意識的に必死に口を濯いで、お股のところもいつもより必死に洗う美優だった。

 美優の夜は早い、今日は順番が逆になってしまったが、お風呂から上がってご飯を食べたら後は、歯を磨いて夜は速攻で寝るだけなのだ。育ち盛りは睡眠が一番大切なのである。
 寝巻きに着替えて、欠伸をする美優に空中から声がかかる。
「あーだめだよ、寝巻きなんか着ちゃ」
「えー、いや妖精さん? もう寝るから」
「これから、魔法の力を溜めるためにぼくと裸で抱き合って寝るんだよ」
「え……そうなの」
 突拍子もない話に、唖然とする美優。
「さあ、脱いで脱いでお布団にいこう」
 そうやって、ぐずぐずと寝巻きを脱ぐ美優を手伝って、抱えるように普通の人間なら十人は一遍に寝れそうな天蓋ベットに飛び込む、美優と河田。
 薄手の絹とカシミヤを織り込んだ毛布と一緒に、裸の美優を抱きしめる河田。
 そんな河田に、美優はちょっとためらうように……だけどきっぱりという。
「妖精さん、お風呂入った? ちょっと……その、ごめんなさい臭いかなー」
「ああ、臭いはこれは体臭じゃなくてね……」
 どうすりゃいいんだ! 一応、河田だって女の子と寝るんだから、気にして美優が風呂からあがったあと、食事をしてる間に必死になって身体を洗って、海水かぶって透明になってきたのだ。
 風呂上りだというのにデブオタの臭いは染み付いてとれないのか。
「……魔法の副作用なんだ。しかたないの」
 そう言い訳してみたが、誤魔化せないだろうなと開き直る。
「臭いっていうと、魔法が解けちゃうから、無理でもいい臭いって言って」
「うん……しょうがないんだね、わかったいい臭い」
「顔が、しかめっつらだよ。笑顔で本当にいい臭いだと思っていうの」
「わかった、いい臭い」
 笑顔が無理して引きつっているが、まあなんでもそのうちなれるものだろう。美優がそれで、納得してくれるならなんとでもなるさ。
 こわごわという感じで、美優はちょうど前にあった河田の三段腹から、背中にかけての肉の塊を触る。
「うあー、妖精さん、女の人? これ胸?」
 自分が巨乳なので、美優はこのタルタルの脂肪が胸かと思ったのだ。
「いや、お腹に背中だよ……」
「そう……なんだ」
 そのまま、顔を触ってみる美優。河田は、されるままになってる。
「顔……うーん」
 お肉がパンパンで、肌触りもあんまりよくない。
 学園の用務員の三鬼さんの手がこんな感じだったなあと美優は思い出す。だからといって、三鬼はいい人で美優は大好きなのだから……。
「それも魔法の副作用で、そういう感じに触られるようになってるんだ」
「そうなんだ……苦しくない?」
 美優は、なんだか河田の身体がパンパンで苦しそうに思ったのだ。もとからの姿とは違うというのなら、絵本に出てくる小さい妖精が魔法で呪いをかけられて巨大になったみたいな、そういうイメージで苦しそうだと思ったのだ。
「ううん、苦しいのは大丈夫だよ」
「そう……痛くもないのね」
「そうだね、美優ちゃんが、これで嫌じゃないなら大丈夫」
「うん、嫌じゃないよ。大丈夫だからね」
 美優は、透明な河田のごわごわの髪を、ごしごしと撫でてやる。まるで、野良犬を撫でてるみたいだなと美優は思ったけど、そう考えると悪いものでもない。臭いだって、なれるはずだ。臭くない、汚くないと美優は思うようにした。
「ありがとう……」
 河田は、美優の心の優しさに触れて、本当に泣きそうになった。
 ちょっと電波で、そこにつけこんだんだけど、酷いことをしてしまったかもしれないと、河田は悔やむ。
 それで、全てを止めるような善人ではないが、少なくとも今日は大人しく抱きしめるだけにして、この子を大事にして寝ようと思った。
「じゃ、寝よう美優ちゃん」
「うん、寝よう……ふぁー、私眠くて」
 この時間は、もうおねむの時間なのだ。

 ……五分後……

「妖精さん……オッパイ吸わないでー、眠れないから」
「ごめん……」
 やっぱり、感動より性欲が勝ってしまう河田だった。
 そうして、そのまま河田は美優に抱きついて眠った。
 夜中に、美優が薄っすらと涙を浮かべながら。
「お父さん……」
 などと、可愛い寝言をつぶやいたので、河田は溜まらずに。
 寝ている美優の口を使って、顔全体に精子をぶちまけてしまった。
第七章「美優の善意」
 もう半年以上も前のことだ。
 河田は、変質者仲間たちと共にセントイノセント女子高に忍び込んでいた。
 お嬢様学校で、しかも女子高。警戒は甘いという予測。
 だが考えていたより、警備までは甘くなかったのだ。

 ウィーンウィーンウィーン!

 カメラは殺してあったが、二重警報とは!
 警報と共に、学園警備が動き始めていた。学内にいる生徒が巻き添えになるのを避けるため、猟犬や飛び道具は使われないはず。逃げる時の鉄則で、蜘蛛の子を散らすように、バラバラに逃げる。
 お互いハンドルネームしか知らない変態仲間だから、誰か捕まって、自白剤を使われようが拷問を受けようが、仲間のことはわかりっこない。むしろ、誰か捕まってくれればその間に自分が逃げられる。
 運の悪いことに、仲間のうちで河田が一番運動神経が悪かった。
「ハァハァハァ……」
 河田は、足が動かずに頭ばかりが回転する。仲間は、もうとっくに外に逃げ出しただろう。なんて敷地の広い学校だ、河田の足ではとても塀を越えられまい。
 河田の目の前に、小さな森への小道が見えていた。
 学園の中に森って……まあ、誰も近づかないだろうし、姿を隠せるかもしれない。しらみつぶしにされたら、終りかもしれないが。このままだとどっちにしても終わりだし。
 そうして、森の中に足を踏み入れた時。河田は、彼女を見つけた。

 学園のなかの小さな森の陽だまりで座り込むその少女は、まるで不思議の国からやってきたニンフのごとき神秘的な印象を与えた。
 セントイノセント女子高校特進科一年二組、小家美優。
 あとで、調べて彼女の経歴と名前を知るが、この時の河田は何も知らない。
 某有名服飾デザイナーに作らせた、この学園の制服。白と青を基調とした控えめなデザインは機能美にあふれ、それでいて不思議と気品を感じさせる。高貴な紫のスカーフがアクセントだ。
 不思議そうな顔で河田を見上げる美優の相貌は、そんな制服の助けなどいらない。
 怪しげな男が来たというのに、焦るそぶりも逃げるそぶりもない。
 河田はというと、感激のあまり固まってしまった。
「可愛い……」
 恐怖あまりではない。感激のあまり、なのだ。
 小家美優の妖精のような白い肌、軽く束ねただけなのに奇麗にまとまった髪は、肩へと流れている。神秘的な雰囲気。そして、その雰囲気に逆らうような大きな胸。だが、ゆったりとした美優の立ち居振る舞いには、その胸の大きさも似つかわしいかもしれない。その、微妙なアンバランスで成り立っている奇跡の結晶に、河田は眼を奪われた。
 ちょうど、森の真ん中で影になっているとはいえ、大きな声一つ出されたら、人が飛んでくるだろう。
 この子が、一声あげれば、哀れ河田は警備へと引き渡されるのである。
 それでもよかった。
「このような、美の女神に通報されて捕まるなら」
 悔いなどない。変態一代男、河田正平も男であるのだ。

 ちょっと間をおいて、初めて目の前の河田に気がついたというように、美優は口を開いた。
「あれ……おじさんはどなたですか」
 遠くから、緊急警報が聞こえる。それと、あわせて考えるということはしないらしい。
 この反応の鈍さ、お嬢様育ちにしても――巨乳には天然が多いという俗説を信じたくなった。
 美優の問いには答えずに、河田は質問で返す。
「あなたは、こんな森の中で何をなされていたんですか」
 そんな質問している場合ではなく、すぐ逃げないといけないのに。美優と少しでも長く話したい思いが尽きない。
「ああ……わたし」
 そういって、顔をほころばせる美優。
「森の妖精さんと話をしていたの、ほら」
 そういって、美優が木漏れ日の光に手を伸ばすと、森のくぐもった大気はキラキラと煌いて、一瞬本当に妖精が見えた気がした。
 一種の詩的たとえかもしれないが、電波も少し入ってると河田は心にメモした。それも考えようによっては、萌え要素だろう。
「やばい……」
 森の外側から、男たちの声が聞こえてきた。口々に何か叫んでいる。
 河田は焦って、茂みに身を隠した。そして、茂みから。
「すいません、誰も居ないって言ってもらえますか、追われてます」
 そう、一か八か頼んでみた。
「おやすい……ごようですよ」
 そういって、またニッコリと微笑む美優。疑うことを知らないのだ。
 そうこうしているうちに、追っ手の警備員の谷城と用務員の三鬼がやってくる。
「ああ……谷城さん、それに三鬼さん。どうしましたか」
 美優は、天然で妖精と話をしているような女の子だが、学園の下働きの人の名前まできっちり覚えて声をかけるので、とても人気がある。
 おっとりしているけれど、透き通った声で、必要なときには相手より先に声をかけられるのが美優の不思議な特技だ。
 警備員の谷城は、一瞬美優に目礼し、三鬼に視線を向ける。
「小家様、失礼!」
 すぐさま走っていく。警備員の谷城は、とりあえず全ての区域を見回ってしまうつもりなのだろう。後手に回ってしまって、もう追いつかないかもしれないが、一応全箇所確認しておくのは、学園の安全確保のためだ。
 三鬼に視線を向けたのは、お前は小家美優から事情を聞けという合図である。
 お嬢様がたはともかく、鋭敏な使用人しかいない学園内だ。五十代でもう白髪交じりの三鬼だが、全力で走ってきたにもかかわらず。息も切らさず、すっと息を吐くと。
「小家様、怪しい人影を見ませんでしたか」
「いえ……特に。なにかあったんですか」
「何もなかったら、よろしいのですが。賊が……いえ良からぬ輩が侵入したようです」 さっきまで、用務員室で水戸黄門を見ていたので、つい時代劇の用語が出てしまった三鬼だ。美優は、人を油断させる不思議な空気を持っている。
「良からぬ輩……ですか。どのように、良からぬのでしょうねー」
 そういって面白い冗談を聞いたという風に笑う。手ではまだ、光の中の妖精を追っているようだ、美優はのんきなものだ。
 だが、無事だったのだろう。最悪の事態を避けることができて三鬼も一息つく。どっちかというと、美優がではなく犯人がであったりする。もし、とち狂って犯人が人質でも取れば、三鬼でもすぐさま犯人を射殺する。
 そのための銃も、実は密かに携帯している。だがたけ狂っていた昔ならともかく、この歳でもう人など殺したくない三鬼なのだ。
「詳しくは分かりませんが、警報機に引っかかってすぐ逃げてしまったのでしょうね。逃げ足が速いのはこしゃくですが、誘拐などが目的のプロではなく。きっと、デバガメの類でしょう。一年に一度ぐらいあるんですよ、こういうことが」
「そうなんですかー」
 デバガメの意味も分からぬ美優である。
「ええ、あっ警報が止まりましたね。もう大丈夫だと思いますが、念のため学園のほうに戻られてください。先生たちも心配していると思いますから」
「はい、それじゃ……無事にお逃げなさいー」
 そういって、手を天にかざした。
「は、小家様……誰にいってるんですか」
 茂みが、ビクンっと動く。
「森の妖精さんにですー」
 そういって、また美優は無垢な顔をほころばせるのだった。
 いつものことなので、お嬢様にはかないませんとかいって連れ立って去っていく。
 彼女にとっては、別に河田に危害を加えられたわけでもないし、戯れの一日一善のつもりだったのかもしれない。しかし、彼女のかけた小さな善意は、巨大な悪意となってお返しされる運命にある。
第六章「童貞喪失」
 今日も今日とて、佐和子を見つめ続けている。河田、もう三日目になる。風呂場や、台所などで間接的に佐和子に襲い掛かったりはしているのだが、佐和子はまったく気がつかない。
 だが、怖い――寝ているときや、隙があるときは沢山あるのだが、小心者の河田には万が一にもバレルのが怖い。
 考えても見ろ、佐和子の部屋は安心だが、一歩外には鬼の管理人がいるのだ。億が一、バレルようなことがあれば、必ず追い詰められ、河田の友人のように地獄へと送られるだろう。その可能性を考えると、最後の一歩が踏み出せない河田を追い立てたのは、佐和子であった。

 ベットルームで、オナニーを始めたのだ。佐和子とて、女ざかり。淡白なほうだとはいえ、排卵期になれば性感は高まる。彼氏もいない、佐和子は未亡人らしく、吉河誠二郎の遺影を見ながら、オナニーにふける。
 誠二郎は、老境にあっても、いや死ぬ寸前までシモのほうは元気で、若い佐和子を満足させてくれたものだ。
「誠二郎さん、なんで死んじゃったの……うぅ」
 気持ちよいのか、悲しいのか、そういう感極まった気持ちで、一心不乱に自分のオマンコを擦り続ける佐和子は、器具も使わずに、簡単なオナニーで気をやってしまい、ふとんをかぶって寝てしまった。
 まるで娘のようなオナニーだが、女性のオナるシーンなど見たことがない河田は実に興奮した、そしてその興奮に押し立てられるようにして、河田は恐怖心を振り切って佐和子に近づいていった。

 そっと布団を剥ぎ取る。起きない。
 そっと、胸を触る。起きない。
 胸を、ゆっくりと撫でるように回転させる。
 すると、むずがって
「んんっ……」と、佐和子は寝返りを打った。
 それだけで、この広い部屋の壁の端っこまで吹き飛ぶように河田は逃げた。
 河田は姿が見えないというだけで、佐和子に睡眠薬を飲ませているわけでもないのだ。
 いつ起きるか分からない佐和子に対して、臆病すぎるとはいえないだろう。
 性欲と恐怖心の狭間、それでも性欲が勝ったのか。またゆっくりと近づいていった。 優しさではなく、起こさないように布団をかけてやる。
 もちろん、その立派なオッパイは見えるようにしてお腹にだけだ。
 股とオッパイを見比べて、河田はチンコをこすった。
 裸の女を目の前にしたのも、初めての河田だ。
 余談になるが、河田は怖くて風俗にもいったことがない。金はあるのだから、もてなくても金で解決すればいいのに、それすらできないでいる臆病者であるからこそ、こんな能力が与えられたのかもしれない。
 とにかく、むれた女の臭いに、河田は発狂しそうになった。
 恐怖心も忘れて、ついその蒸れたオマンコに指を伸ばす。
 ねちょっとした、感覚が指に届いた。反応はない。
 佐和子はオナニーしたばっかりで、愛液はまだ乾いていなかった。
 その手についた愛液をねぶる河田。
 初めて味わった、女の味だった。決して悪くはない。
 心臓がはじけ飛ぶ勢いで高鳴る。
 そして、その血流は全て股間へと流れ込む。普段は、小さい河田の逸物が、それでも成人男性のものとしては小さいのだが、最大限に膨張していた。
「ああ、入れたい。入れたい」
 河田の頭には、もはやそれしかない。擦るのが普通であった河田だが。生物としての本能が自分のチンポを目の前の穴に挿入することを求めていた。
 この瞬間、先ほどまでの恐怖心は頭になかった。
 冷静な判断力などくそくらえだ、河田は佐和子の股を開いて、オマンコにあてがった。
 河田の逸物は、まるで準備していたかのようなオマンコににゅるっと入り込んで。
 河田は、初めての挿入を果たす。
「んんー」
 佐和子がうなっても、今度はお構いなしに腰をぶつけていく。
 情けないほど、河田の腰が痙攣して踊る。
 そして、その次の瞬間。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 河田の逸物が、佐和子の膣内ではじけた。
 見事に、中だしを果たした。
 ドクドクと、佐和子の膣をそして子宮を河田の精液が汚していく。
「あっ……ああ」
 河田は、感極まって思わず涙を流した。いま、童貞を喪失したのだ。
 すべて、精液を出し切ってしまうと。
 河田の頭に冷静さが戻った。俺はなんて危ない真似をやっているのだと!
 すぐさま、河田は腰を引く。垂れ流された精液が、膣からドクドクとあふれでている。慌てて、それをティッシュで拭く。
 しかし、拭いても拭いても、精液はあふれ出してくる。
 いつもオナニーのとき処理している精液の量を考えても、これは多すぎた。
 オナニーのときとは違い、セックスのときはこうなるのだと河田は思った。
 なんとか、ゆっくりと佐和子からなるだけの精液を拭き取ると河田はティッシュをゴミ箱の奥底に入れて、一息ついた。
 とりあえず、とても疲れたのでソファーに横になって眠った。

「ふあーー」
 今日もおはようと、伸びをしてから佐和子は今は亡き旦那の写真に挨拶をする。爽やかな朝だった。なぜか、とてもお腹が充実しているような気がしたが、ややのんきな佐和子は気がつかなかったようだ。
 とりあえず、中出しはしたし、ここでの目的は果たしたと、河田は部屋をあとにすることにした。
 他にもターゲットはいる。またしたくなったら、ここに来ればいい。
 童貞を喪失するとは、こんなに違うものか。河田は、なにか自信のようなものを手に入れたような気がした。
第五章「覗くデブオタ」
「あれ……」
 なんとなく冷蔵庫の食材が減っているような気がする。しかも極端に。
 完全メイド宣言!を売り物にしているフェルリラント内では、自宅を留守にしている間に足りない食材は買い足され、古い食材は処分される。
 頼めば調理も専門の料理人が来てくれる。ただ、佐江子は自分で食材を買って調理するのが好きなので、それを配慮してくれているはずだ。少なくとも、これまで食材が一気に減るなんてことはなかった。
「ま、いいか」
 しかし、のほほんとした性格の佐和子は特に気にしないことにした。自分の今日食べる分は、十分に買ってきたのだ。特に困らないし、こういうこともあるだろう。さっと冷蔵庫に食材を入れてしまうと、寝室にある小さい仏壇の前に行って
「ただいま、誠二郎さん」
 そう小さくつぶやいて、線香あげてチーンと鳴らして手を合わせた。そのときも、自分のベットの端っこに異様な膨らみがあることに、気がつかないどこか抜けている佐江子であった。
 タッタッタと、調理場に駆けていき調理を始める。

 ジャーー

 肉がフライパンの上で焼ける音で、河田は眼をさました。ちょっとの仮眠のつもりが本格的に寝入ってしまったらしい。もう、佐江子も帰ってきているようだ。気が付かれなくて助かった。ごそごそと河田は置きだして様子を見に行くと、ピンクのエプロンをつけた佐和子が調理をしていた。彼女にとっては、ほんの肌着だがエプロンの下の服から下はスリッパまで、見る人が見れば一流ブランドのものであることがわかる。
 ひとりで食べる分には、ほんの少しだけ多く作りすぎてしまう佐江子。そんな料理を横から気がつかれないようにパクパクとつまみ食いをする河田。
「こりゃうまい……」
 野菜を炒める音にまぎれて、河田のつぶやきは届かない。作り置いた、焼肉がちょっと減ってることも佐江子は小首を傾げただけで、気にしなかった。

 一人なのに、妙に几帳面に食事を並べて食べ終える。
「さあ、お風呂に入らなくっちゃ」
 お風呂場に向かうようだ。いよいよだ、そっと河田も追う。
 追った先では、もうすでに佐和子がほとんど脱いでいる。黒いブラジャーに手をかけて、あっけなくプルンと脱いでしまう。
「おおー」
 弾力が、すごい。三十前の身体には見えないなあと思っているうちに、下着もするりと脱いでしまう。シモの毛は、なぜか前は薄くて、尻毛が濃かった。そういうタイプもいるのか。
 アダルトビデオならともかく、生身の女性の身体はあまり見慣れない河田はもうビンビンになっている。見せ付けるわけに脱いでいるわけでもないので、すっとお風呂場のほうに入ってしまう。
「それにしても、黒いパンティーか」
 人妻らしいなあとおもい、脱衣所で裏返して股の部分を確認したりしてみる。それで、やっぱり河田は舐めてみる。
「女の味と匂いだよなあ」
 そうして、気持ちを高めてそっとお風呂場に侵入する。湯船に入るような馬鹿なことをしなければ、ちょっとした庭園のように緑の多い浴場では、ばれる心配はないだろう。
 入ってみると、たとえが悪いが、まるで水に浮いた死体みたいに身体の力を抜いてプクーと浮いていた。お湯に広がる、長い髪が絵に描いたような美しさをかもし出している。あと、やっぱおっぱいでかいよな。
「Eカップは確実にあるな」
 そうやって、胸を鼻息荒く観察されているとも知らず。鼻歌を歌いながら、死体ごっこみたいに仰向けでずっとプクプクと緩やかに動きながら、浮いている佐和子。意外に、子供っぽいが、楽しそうでそれはそれでいい。
「ああ、出そうだな……」
 どうするか、シャンプーにでも。そう思ったとき、ザバっと佐和子が湯船からあがった。また、鼻歌交じりに、髪を洗い出した。
「おお、チャンス」
 佐和子の形のいい乳をマジかで確認して、なめてぇーとか思いながらも、フィニッシュに向けてしごく。うう……

 ドピュドピュドピュ……

 ちょんまげみたいな感じに、後ろから精子をたっぷり髪にふりかけてやった。頭洗ってる途中だし、ぜんぜん気がつかなかったようだ。やがて、髪をお湯で流してそれがいつもの洗い方なのか、上から順番に洗い始めた。
 胸を洗うところや、シモをどれぐらい洗うかなど楽しく拝見させてもらった。
第四章「侵入、再び」
 我が畏友、職業的盗撮家・家宅不法侵入者であった佐伯一敏の遺産。フェルリラントの詳細なデータにも中央電算室の情報はない。
「内部のシステムは、完全なイントラネットになっている。ペンタゴンでもあんな警備はやってないよ」
 佐伯は、よくそう言っていた。かつて、米国防省の情報を丸裸にした伝説的天才ハッカーがいたが、フェルリラントを手中に収めるには、それに匹敵するだけの能力がいるそうだ。堅固な城なら、内側から崩すというアイディアも、実は佐伯のもの。もしもいま彼がいれば、河田の攻略はもっと容易になっていたはずだ。
 止める河田を振り切って、激しい雨が降りしきる闇を、佐伯は飛んだ。フェルリラントの死角である屋上を目指して。計画は完璧だった、屋上に仮の基地を設営して空調の端末からシステムに侵入、空調のチェックシステムを擬似データに切り替えて、あとはダストシュートを通って、各階の排気口から自由に出入りできる。佐伯は、自分の計画に自信を持っていた。
 彼にとって不幸だったのは、佐伯律子自らが監視の矢面に立つ時間だったということ。彼女は、佐伯が侵入を開始した数分で擬似データの揺らぎを発見、空調の全チェックを行った。ダストシュート内で追い詰められた佐伯は、脱出を試みたがダストシュートの出口には網が待ち構えていたのだ。
 留置所の面会。
「あんなブービートラップにひっかかるなんて、俺も焼きがまわったよ」
 そう割れたメガネを手でこね回してなんとかくっつけようとしながら、自嘲した彼を見たのが最後だった。起訴に至らぬよう、河田は自分の資力を尽くして友人を助けようとしたが無駄だった。
 起訴されるどころか、精神鑑定で病気と認定されて、どこかの精神病院に永久に隔離されたそうだ。八方手尽くしても、行き先は分からなかった。彼は闇に葬られたのだ、おそらく永久に。
 その見せしめの効果があったのか、今はもうフェルリラントに挑戦しようという馬鹿ものはそうはいない。
 変態たちのネットワークで、フェルリラントの話題はタブーになっている。関わったら命はないぞと。
 この透明になる力は、佐伯の遺志を継げと言っているのかもしれない。
「仇は、とらなきゃな」
 河田は二度目の侵入を開始した。

 一番の問題であったのは、海水の補給である。いちいち、海水の詰まったペットボトルを運んでいたのでは、目立ちすぎるし置いておく場所もない。
 透明になる要素として、海水中に含まれるミネラル分がキーであると考えた河田は、海水を乾燥させた粉を運びそれを水に戻すことで透明になれる海水を確保できることを発見した。
 粉のポカリスエットを水に溶く要領だ。粉なら、屋上の消防施設の隙間に大量に隠して置けるし、水は屋上の給水塔に山ほどある。これで、一回の輸送で恒久的な進入を可能にしたのである。

 まず真っ先に、一番近い十二階の吉河佐江子の部屋に侵入することにした。恐る恐る複製したマスターキーを差し込む……カチリ。ゆっくりと、扉が開いた。
 ようし、中をそっと見回す。留守か……真昼間に有閑未亡人ってやつはどこにいっているのかな。
「若いツバメとの逢引だったりしてね」
 マンションに男を引っ張り込むのはタブーだが、外で囲っていても別におかしくはない……室内をくまなく回ってみる、まず風呂場からだな。
「うあーなんだこの豪奢な風呂は」
 思わず叫んでしまった、まだ湿気を残す風呂場はそこだけで軽く一間をとっている。湿気があるのも当然だ、湯船に近づくと湯気が一面にたちこめを、湯がはられているのがわかる。
 あれか、常に循環していつでも入れるようにしているタイプか。広さも十人家族が余裕で入れそうだ。
 佐江子の趣味なのだろう、壁面には木々が生い茂り、その影からお湯が滔々と流れ出している。ちょっとしたジャングル風呂だ、これは手入れが大変そうだぞ。まてよ、この木々を利用すれば、佐江子の裸体が拝めないだろうか。
 鏡も壁面の約半分が見える豪奢なもので、自分の姿を確認するのに使える。いまも透明状態は続いており、湯気程度では、透明状態は解除しないようだ。万が一の際の持ってきた海水を木々の間に忍ばせて……いけるかもしれない。

 まあまずは一服と、ゆっくり湯船につかりだした。壁面の鏡を見ているとぼんやりとした、人型が現れてゆっくりと輪郭を強めていき河田の姿が現れる。まるで、幽霊が出てくるみたいだなあと河田は思った。
 お湯に触れた部分だけじゃなくて、見えるときは全身が見えるし、消えるときは全身が消える。やはり、化学反応じゃなくて魔法的要素がからんでいるのかなと、ぽかぽかと温まりながら、灰色の脳細胞を無理やり酷使して考えてみるが答えがでるはずもなかった。
「この湯船に射精してみても、循環されてるからすぐに浄化されてしまうんだろうな」 わざと声に出して邪な考えをしゃべってみる。
「ボディーシャンプーに精子を入れておくとかな……」
 なかなか、面白い考えかもしれない。久しぶりの入浴で、頭がシャキっと働き出してきた。
「そういや、佐江子さん。この前ドレッシングにした精子は食べてくれたかなあ」
 たしかめたかったのはやまやまだが、あのときは見つかる恐怖に震えていてここにもどってくる余裕がなかったから。のほほんと、警戒もせず過ごしているんだ。きっと気がつかず食べてくれたに違いない。
 長湯する趣味はないので、早々にあがる。脱衣所はさほど広くない、木目調の棚の上段に未使用の下着とタオルが並んでおり、下に使用済みのタオルや下着や洋服が脱ぎ捨ててある。一日に一度、メイドが来て衣服をクリーニングに出すのであろう。
 近くにあるタオルでごしごしと身体を拭くと、河田はためらいもなく一番近くの下着を装着する。佐和子は豊かな腰つきだが、デブオタの河田が地味な黒地のショーツをはくと、ピッチピチになってしまう。上質の絹が台無しである。ブラジャーはなんとかしてみようとおもったが、さすがに諦めた。
 未使用の、佐江子のショーツを装着するだけでピッチピチの中の愚息はむくむくと置きだしてきた。河田は、こんどは下にある昨日彼女がはいていた濃い紺のショーツを手にとって、その薄っすらと濡れた股の内側を舐め取る。
「はぁはぁ……佐江子さんって、こんな味がするんだ」
 カマンベールチーズの味と聞いたことがあるけど、そこまで臭くは無い。もっとこう芳しいようで、それでもやっぱり濃厚でいやらしい佐江子の味がした。河田が佐江子の残り香を舐め取るたびに、腰を逸物は強度を増してうねりやがてカウパーでネットリと内側の股にあたる部分が湿ってきたころ。我慢できなくなって、河田はショーツの上から愚息を擦り始めてしまった。程なくして、愚息は情けなく脈打ち
「はぁはぁ……佐江子さーん」

 ドピュドピュドピュ!

 佐江子のショーツの内側で、河田は射精してしまった。すっと、ショーツを脱ぐと若干ダルダルになってしまったそれを河田は、自分の身体を拭いたタオルでぬぐって、精子の濃い部分だけをふき取って、あとは自然乾燥に任せることにした。そっと、整えてもとあった場所に奇麗に整えておくと、よく見ないと分からない程度には復元できた。べっとりと精子がついてしまった、股の内側を除いてだが。それに満足すると、河田は海水でまた自分の身体を透明にして、冷蔵庫の食材を食い漁りしばらく佐江子のベットで仮眠をとることにした。
第三章「敵を甘く見るな」
 綺麗な室内を歩きながら、河田はあることに気がついた。
「そうだ……管理人室だ」
 フェルリラント内部が、セキュリティーの甘いマンションだとすると管理人室にはマスターキーがあるはずだ。
 何も苦労して各部屋の鍵を盗まなくても、大元さえ複製してしまえばどこの部屋も侵入できるはずだ。
 なんでこんな簡単なことに気がつかなかったか。河田はさっそく管理人室に来た。
 幸い、管理人室の扉は開けっぱなしになっていた。なかでは、管理責任者の枝川律子がモニターに向けて監視の目を光らせている。
 年の頃は二十歳過ぎぐらいだろうか、研ぎ澄まされた肉体と、その鋭利な相貌は、一点のくもりもみせず視線は鋭い。長めの髪をポニーテールにしてくくっている。あくまで、シンプルで機能的でありながら、その鍛え抜かれた肢体は女性的な美しさを保っている。近くを通りぬける時は、見えていないといっても河田は冷や汗をかいた。
 全体の設計がゆるやかに広く空間どりしてあるおかげで、河田はなんとか枝川律子の監視をとおりぬけ、マスターキーの複製に成功。
 こういう施設のマスターキーはたいてい他の鍵に比べてめだって大き目に作られているものだ。
 さすがにプロのストーカーとして、勉強した河田は、それぐらいの察しは着く。
 キーの管理が、律子の性格できっちり整理されているのも幸運だった。
 さて、このマスターキーをつかってなにをやってやるか、楽しみである。
 ふと、河田が油断したその時だった。ふっと律子が立ち上がると、こっちにあるいてくるではないか。

 うあー! ぶつかるー!

 そう心の中で絶叫して、腰を抜かした河田の直前で律子は止まり、またふっと体を翻すと管理人室にもどっていく。
 そのあいだに、河田は転がるように通路の隅っこに逃れた。警棒等を装備して、すばやく枝川律子は小走りで管理人室から出ていった。
 これから各部屋を見回るつもりなのだろうか。
「とにかく危ない所だった」
 ほっと胸を撫でおろす河田。彼は心の注意メモに、枝川律子、管理人要注意と書いておくことにした。

「おかしいわね、たしかになにか気になる感じがしたんだけど」
 一通り、フェルリラント内の検査を終えたが異常はなかった。彼女の感覚は、たしかになにかおかしいと叫んでおり、それに間違いがあったことは少ないのだが。
 枝川律子二十三歳、フランス外人部隊の将校をしていた枝川大佐を父にもち、生まれつき軍事に特異な才能を発揮していた。父は彼女に天才的な資質を感じ、戦場にともなって実地で教育した。
 律子十六歳のとき、枝川大佐率いる大統領派のフランス駐留軍は、南米の小国アルサロスに進駐。そこで、不幸なことに敵中で指揮官の大佐が戦死した。
 律子は、父の死で混乱しきった進駐軍を一つにまとめ、見事に敵中の真っ只中から国外への脱出に成功した。
 年少ということを考えれば、見事というほかない指導力であったが、軍籍にはないので当然のようにその功績は評価されず、彼女は父の遺産をもって国籍のあるスイスへ、そしてそこで準備をして日本に帰国した。
 日本で、女性のみの警備を歌う枝川総合セキュリティー(ASS)社を立ち上げ、この部門で一定のシェアを確立した。このフェルリラントは、ASS社にとって象徴的な仕事であり、ここでの仕事が上流社会へのコネクションにつながるため、彼女自らが内部の警備を担当していた。

 彼女の横を河田が通りぬけた時、ふっと律子は微かな磯の香りと精液の香りを感じた。そして、それ以上に戦場で嗅ぎなれた男の体臭も……もちろん、ここの近くに海はない。男もいない。
 そのような、香りがするわけがないというおかしさを、彼女は無意識のうちに感じ取り、危険を感じたのである。
 だが、今回は運のいいことに河田は律子の張り巡らせた監視の網に引っかからなかったため、感じた危機感が律子に意識されるほどではなかった。
 透明人間といえども、異変を察知されて追いつめられてはおしまいである。戦闘力でいえば、管理人の律子は河田の軽く百倍はあるだろう。
 目をつぶっていても、五秒で叩きのめされる自信がある。河田は、内部の警備について自分が舐め過ぎていたことを痛感した。
 内部の警備が、システム上は透明人間であるということでかわせても、こと有能な軍人である枝川律子をまともに相手をする危険はさけなければならない。
 そうなると安全な場所は警備の届かぬプライベート空間ということになる。 巡回時間を調べなければおちおち通路も歩いていられない。
 職員が数人詰めているとおもわれる、中央管制室への侵入は危険すぎるだろう。マスターキーが、中央管制室ではなく管理人室にあったのは幸いだったというべきか。思い出したように、河田は肌寒さを感じて震えた。

 お姫様たちは無防備だが、護衛は優秀。敵を甘く見ないことだとこのまま他所を見て回る予定を変更して、河田はいったん戻って体勢を整えなおしてアタックすることにした。
第二章「女の城へと」
 河田正平は、透明になる能力を手に入れた。もっとも有効に使える場所はどこか、あそこしかない。
 最高度のセキュリティー、管理人までもが、厳格に審査された女性だけだという女性専用の超高級マンション「フェルリラント」
 上流階級の女性しか住めない、河田が住んでいる高級住宅地のど真ん中に立っているまさに女の城だ。
 もちろん、自慢ではないが河田の親だって金持ちなわけだが、フェルリラントは別格で多額の賃貸料だけではなく家柄まで審査される。たとえ河田が女性であったとしても、成金では入ることさえできないのだ。
 すべては、完全なセキュリティーのためである。これだけの高級マンションなので、そこに入るだけでも上流社会の独身女性にとってはステイタスといえた。
 当然、そのステイタスのフェロモンに誘われるように、盗聴・盗撮のプロたちがフェルリラント城に挑んでいったが、その全てが途中で諦めるか逮捕されるかのどちらかだった。
 そのことを思い出すと河田は涙が出る。河田にできた唯一の友達だった、盗撮仲間の佐伯一敏もここに挑んで逮捕されいまは塀の中だ。
 河田も、当時ストーカーしていた女子高生の西川エリカがここの住人であったため、完璧な侵入計画を立ててみたこともある。
 だが、計画を立てただけで実行しなかった。侵入することがたとえできたとしても、無事脱出することができないからだ。
 今の河田には透明になれる能力がある。ためらわず、実行に移すことにした。
 フェルリラント攻略……誰もが成し得ることの無かった偉業を成し遂げよと、デブオタの神は河田にいっている。そう信じ込むことにした。
 そういう確信でももたないかぎり、小心者の河田には勇気がわかないからだ。

 侵入路は簡単だ、フェルリラントの隣りのビルは河田の親の持ちビルで最上階は使われていない。
 まず、ここからピアノ線をつったラジコンヘリでフェルリラントの屋上まで行き、ピアノ線をひっかけてこっちに戻す。ひとたび線が繋がれば、あとは簡単だ。徐々に線を結びつけて増やし、強固なものにすればいい。あとは、伝動リールで自由に移動できる。
 計画では、真夜中に黒ずくめで行うのだったが、今の河田なら真っ昼間でも海水をあびて裸になればいいだけだ。鏡で透明になったのを確認し、思い切ってリールで滑るようにフェルリラントへと移動する。
 裸で、空中を移動するというのはなんとたよりないものだろう。河田の巨体に荷物に海水を入れたペットボトルまで抱えているので、ささえるリールがぎしぎしと音を立てる。しかし、あっけなくフェルリラントの屋上にたどりついてしまった。
 ピアノ線は透明、地上から見上げている人がいてもほとんどわからないはずだ。

「ふ、難攻不落のフェルリラントが、あっけなく落ちるとはな」
 にやっと笑う河田。難攻不落な城ほど、内部からの侵入に弱い。基本中の基本なのだが、設計者は(なんと徹底したことに、設計者でさえ女性であると聞く)防御に最新の技術を注ぎ込んだだけで、戦術には疎かったようだ。
「ここまできたんだ、アレは頂かせてもらう」
 おどけ半分に、あのセリフをつぶやきながら、河田大尉にでもなったように軽快に屋上から下へと降りていく。予想通り、屋上の出口には鍵が掛かっていなかった。災害等の避難路になるから、ここに鍵をかけて置くはずもない。
 それにしてもスリルが心地よい、今の河田は透明人間なのだ。アドバンテージはこっちにある。
 遊園地のジェットコースターより、安全なスリルを楽しめる瞬間。
 大雑把に考えれば、まず楽しんでそれからもっと手っ取り早い恒久的な侵入路を探すべきだな。ぶつぶついいながら、階段を降りていく。
 それにしても、やけに長い下りの階段である。階段から、十二階に出てようやくわかった。あの豪華な階段は、非常用の通路でありゆるやかに隠されているのだ。
 なんて嫌みなつくりだ、設計者の顔が観てみたいものだ、まったく。

 ええい、とにかく現状把握と。一回りしてみて、いろいろなことがわかった。
 まず、河田が降り立った十二階が最上級の部屋で、下に行くほどランクが落ちていく。十階までは、二部屋しかなく大きく取ってある。
 九階から三部屋になるが、これでもまあ豪華すぎるほどだとおもう。ここらへんは、一部高級女子寮として貸し出しており、河田が狙っている西川エリカも九階に住んでいるはずだ。
 一階に、管理人室と清掃など職員の部屋、そして中央管理室……内部の空調や外部のカメラなど二十四時間体制で監視している。
 外にも常時見回りが二人。カメラは内部にも通路に多少あるが、お嬢様がたのプライバシーに配慮したのか、主なものはやはり外。
 入り口には、門番が立ち指紋や網膜の照合をクリアーしなければ入ることすらできない。もう中に入っている河田には関係ない話だが。
 職員から、居住者まで美人ぞろいだった。未亡人から、中学生まで選り取り好み。

 ……と一回りした後、最上階の普段使われていない非常階段で休みながら計画したあと河田は座り込んでしまった。侵入者として状況を把握し、計画を立てるまでは頭が良く働くのだが、いざ行動となると河田は持ち前の小心から途方にくれてしまう。
 いったい何から手をつけるべきなのだろうか、逸物は建物全体から漂う女の香りで、さっきから興奮状態で何かをしたくてしょうがないのだが。ばれたらどうしよう、万一見つかったらどうしようという思いが先にたってどうしようもない。
 そんなとき、エレベーターの開く音がきこえた。十二階の住人か?

 スラリとした有閑マダムには、まだちょっと若すぎるといった風体の女性。長身で痩せ型なのに、豊かな張りのあるバストとヒップを持っている。
 Dか――いやEカップはあるだろうと河田の巨乳スカウターは服の上から測定した
 吉河佐江子(二十九歳未亡人)誰がどこの部屋なのかまではわからないが、ここの住人のデータはすべて暗記してきた。
 いまは逮捕されている友、佐伯が残してくれたデータだ。吉河グループ会長、吉河誠二郎に愛され後妻として転がり込んだのちに、誠二郎は他界。グループの実権こそ前妻の息子が握ったが、佐江子にも何十億という遺産がころがりこんだそうだ。
 まだまだ、若いのに浮いた噂が少ないという。用心深い性格なのかもしれないな。
 いや……用心深いとはいいがたいようだ。
 買い物帰りといった佐江子が、鍵を開けて中には行っていくのをまって、そっと開けてみたんだが簡単に扉が開いてしまった。
 これは、入れというお導きだろうな。おずおずと侵入した。
「広いな……」
 ただのマンションだというのに、いったい何ルーム何十畳あるんだろう。ホテルの特別なスイートルームといった内装か。
 そういうのに疎い河田には見当も付かないが、とにかく広いということは透明人間にとってありがたいこと。
 部屋の隅に陣取って、十二階からのよい景色も無視して佐江子を観察する。
 野菜や果物を超巨大な冷蔵庫に入れ終わると、思い出したように鍵をしめている。完全なセキュリティーにたいする安心感が、このような不用心を産むのであろうか。さっと置かれた鍵をとりあえげると……木製の鍵?
 扉も熱帯地方の木を使った独特のもの。後から他の部屋も調べて分かったことだが、完全セキュリティーのこのマンションの内部の扉や鍵は、インテリアの一つなのだ。木の鍵だったり、古風な鋼鉄製の鍵だったり、あるいはアニメのキャラクターが印字された鍵であったりもする。
 凝っているわりに鍵自体の構造は簡単で、破ることは難しくない。
 口の中から噛み締めていたガムで型を取る。それほど大きいものではないが、空気に触れるとパテのように固くなる。
 河田の手先の器用さなら、ここの屋上でだって持ってきた工具で簡易的な鍵をつくることもできるだろう。

 佐江子はエプロンを着けると、料理を始める。実になれた手つきだ、お手伝いも入れずにこれほど広い部屋が綺麗に保たれているとは、佐江子はよっぽど家庭的な女性なのだなと河田は想う。
「ふむ、金持ちの未亡人なんてみんな爛れた生活してるひとばかりかなと思ったけどなあ」
 思わず呟きがもれてしまう。
 そんな佐江子に河田は強い好意を持った。とりあえず最初の標的として、適任であろうと。
「初めては、未亡人♪」
 鼻歌交じりで、じっとチャンスを待つ。

 食事を終えた佐江子は風呂へと向った。思わず追い掛けて行こうとする。
「いや、待てよ……お湯は天敵だったな」
 前回はそれで失敗してるんだ、用心にこしたことはない。
 佐江子の食べ残しは、丁重にラップしてある。またあとで食べるつもりなんだろう
 佐江子の使ったスプーンを心行くまで舐り、それで気が付かれない程度に食べさしを頂く。
「うまい、少々濃いが実にいい料理だ。特にこのアスパラとベーコンのホワイトソースがけなんかは……」
 そうだ、ここに精液を振りまいてやるか。まず最初の一発としては、面白いかもしれない。

 風呂場から鼻歌が聞こえてきたので、行ってみると脱ぎたての下着が置いてあった。それを取ると、河田はそれをもってリビングに戻る。さすが二十九歳……年齢は別に関係ないが、ともかくパンティーの股の部分から強烈な女の匂いがする。
 必死になって嗅ぎ、舐める河田。
「ああ、女のあそこってこんな味がするのか」
 丹念に舐り取ったあとに、パンティーの股の部分で粗末な逸物を挟んで必死に擦る河田。絹のパンティーの軟らかな感触がきもちいい。すぐに絶頂にたっした。
「ああ佐江子! いくいく!!」
 アスパラガスの上でフィニッシュ!
 ドクドクと振り掛けられたそれは、ちょっと多量であったがホワイトソースにうまく紛れた。ばれない程度に、残り汁を他の料理にもまぜる。
 そして、丁重にラップし直しておく。
「次の食事時が楽しみだ」
 そう河田は笑って静かに部屋を後にした。
第一章「消えるデブオタ」
 ぷかぷかと、海原を水草が浮かんでいる。その下を影が通り過ぎるが、気が付く人はいなかった。
「うへへ」
 その男は笑うと、潜水を続ける。上を見渡せばギャル(死語)ばかりだ。粗チンを取り出すと、そっとギャルに近づき、めいいっぱい相手の股に近づけて……うっ!
 なんという早い射精であろうか。ゆらゆらと、精液は流れ出ると女の股間に撒き散らされた。
 この男の名は、河田正平。風俗の女にさえ拒否されるぐらい醜い顔と、ありえないほど弛んだデブデブの体を見れば、どこにでもいる人生終ってる系のデブオタヒッキーであることが一目瞭然。
 彼の夢は女を妊娠させること。そして、その道のりはどんな大事業よりも果て無く遠いように思えた。彼の唯一の特技といえば、水泳ぐらいである。水に浮かぶと動きやすい。最初はプールでこのようなことをやっていたのだが、塩素がきついので精子は死ぬであろうと思ったことと、あまりにも醜い容貌で目立つので、こうしてわざわざ海にまで来て最低行為をやっているわけである。
 多少汚れているとはいえ、生命の源である海水は精子を殺さずに彼のカントン包茎寸前のチンポから、水着を超えて女の股へと届けてくれるような気がしていた。
 アホキモオタがここに極まったと言えよう。そんなに人生終ってるなら、いっそ違法行為にでも走ればいいとおもうのだが、それができない小心が彼らキモオタの共通項なのだ。

 人気の無い岩場に彼の秘密基地がある。といっても、車止めてあるだけなのだが人の知らないポイントであるので、河田は自分の場所のような気がしていた。ふと、車のミラーをみると違和感がある。なんでだろう、振り替えって観ても風景を映しているだけだ……すぐにおかしいことが分かった。
「ぼくが鏡に映っていない!」
 ミラーで全身をチェックすると、海パンが注に浮いているように見えた。シュールな光景だ。なんでこんなことになったのかわからない。
 だが河田は戸惑うこともなく、すぐに行動を起すことにした。これは神様が与えてくれたチャンス!
 まさに天佑であろう。即座にパンツを脱ぎ捨てると、ずんずん人込みでごったがえす海岸へと歩を進めていった。
 わざと、日焼けを楽しんでる女子のまえを、あるいはビーチバレーに興じるギャルのまえを、あるいは子供づれの色っぽい主婦とロリ幼児のまえを、その粗末なものを見せびらかすように歩いて反応がないことを確かめる。
「ぼくは、本当に透明人間になったんだ」
 さっき出したばかりだというのに催してしまったので、ビーチに寝そべりながら寝ている女性の前までいった。人がけっこう通るが、もうその視線を恐れることはない。
 寝ているビキニ女性の股に、おもいっきり密着させてみる。しめた、起きない。もう、正直限界だ。この女が起きてもいいやと思い、水着越しに胸を揉みしだきながらがくがくと腰を震わせて、絶頂に達する。

 ドピューー!ドピュ!ドピュ!

 本日二発目だというのに、極度の興奮のためかいっぱいでたようだ。水着の股をはじめ、ビキニ女性の小麦色の肌に河田の白濁液が撒き散らされた。まだスースーと眠っている。
「ふむ、体は透明でも精液はちゃんと色がつくんだな」
 きっとうんこや小便をしても、透明のは出ないにちがいない。このまま気がつかず、河田の精液がこぼれたところだけ点々と日焼けしなかったら笑えるなと思って、そのままにしておくことにした。
 近くの海の家にむかう。海の家には、更衣室がある。更衣室侵入は、河田の長年の夢であった。高い盗撮の技術をもちながら、そのヒドイ容貌により小心になっていた河田は、逆さ撮りぐらいで侵入まで決心がつかなかったのである。顔を覚えられれば、必ず逮捕される。自分の醜く特殊な容貌をよく理解していた河田にとっては、それは当然の確信であった。
 だが、そんなことはもういい。こうして夢にまで見た透明人間として、海の家の更衣室に踏み込むことができるのだから……河田は何気なく侵入した。
 禁断の扉が、まるで風に煽られたかのようにふっと開いて、また閉じたが気が付いたものはいなかった。
 小規模なロッカールームの前は、まるで夢の花園だった。幼女から熟女まで、さまざまな女の着替えすがたを飽きずに眺めた。
 そして、たったいま脱ぎ捨てた女の下着を気が付かれぬように広げて嗅いでみる。夢にまで見た、きつい香り。
 そのなかでも、もっとも綺麗な女性の裸を見て小さい逸物を極度におったてながら、ふらふらと付いていった。それが、河田の不幸だった。

 ドピューーー!ドピュ!ドピュ!

 シャワールームに入る女、河田はついに我慢できず。女の股近くで、発射してしまった。当然触れてはいないが、後先考えない行動で河田らしくなかった。
 温かい液を大事な部分に振り掛けられびっくりした女は、シャワーで流そうとお湯をだした。ジャーーー

「キャーーーー!!」

 お湯がでると同時に、女は悲鳴をあげた。その視線は、確実に河田を睨んでいる。
 出すものを出して、だらしなくよだれをたらした河田の顔を!!
 興奮状態が覚めた河田は、遅ればせながら自分の透明状態が途切れたと察知した。悲鳴によって、空気が一変しているシャワールーム。
 とにかく、走って逃げるしかなかった!
 混乱が続く更衣室、河田にとってよかったのは混乱の度合いが酷かったことだ。どさくさに紛れて、更衣室は突破できた。
 だが、悲鳴を聞いて駆けつけてきた男が河田の前に立ちふさがる。いったいどこに逃げる!?

 海だ――海しかない!

 男達をすりぬけると、海岸を海に向けて必死に走った。
「痴漢はそいつだ!」
「捕まえろ!」
 海岸にいた男達までもが、追っ手に加わる。必死の思いで、海までたどりついた河田は海に飛び込んだ。
 必死に沖に向って泳ぐが、当然泳ぎについてはプロのライフセーバーも加わるはずと、なぜかこんなときだけ冷静に判断する河田。
 十中八九逮捕だな――乾いた気持ちでそれでも沖に向って必死に泳いだ。
 あれ、おかしいぞ。追手の声が聞こえない。
 海にそっと顔をだして、海岸の方を見てみると、誰も追ってきていない。
 男達は、海岸のへりをずっとうろうろして探している。はて……そうか。河田は、また透明になってしまっていたのだ。

 追手の男たちは、悔しそうに罵ると陸へと帰っていった。
 なぜ、透明が解けたのか……なぜ透明にもどったのか。
「そうか、海水だ!」
 河田はようやく気が付いた。海水に触れることで、透明になったのだ。そう考えれば、透明からもどったのはシャワーのお湯のせいだとすぐわかった。
 たぶん、海水やお湯がかかった部分ではなく全体が左右されるにちがいない。しかし、更衣室の床やシャワールームもお湯に濡れていたはずなのに、まだらにもどらなかったことを観るとある程度の量は必要だということか。それとも、海水の中の何らかの成分が影響しているのか。
 とにかくこれだけの事件になったので、当分はここにはこれないだろう。海水をもっていかなければ。
 透明状態の河田は、ポリタンクを買いに行って、自分が金を払う必要がないことに気がつくと笑って持てるだけもって車に戻った。
 海水をつめるだけ積む、汲んできたお湯を体に振り掛けると、いったん家にもどることにした。
 デブオタヒッキーで暇だった河田だったが、これから忙しくなりそうだ。いろいろな計画を頭に描きながら、河田は家路を急いだ。


プロフィール

ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロの小説書きになりました。ちょっと忙しくなるので更新遅くなってます。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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