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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
「おすそわけ」前編
 浅生ユウジ、二十一歳の自堕落で引きこもりな大学生だ。本当なら今年で、三回生になってないとおかしいのだが、すでに一回留年しているので二回生のままだ。今年もほとんど講義に出てないので、きっと留年してしまうだろう。それでも半ば自暴自棄になっている彼にはそんなことは瑣末な問題だった。
 幸いなことに、実家は名士の家柄だったので仕送りは潤沢にある。学生の分際で、家賃十二万のマンションに住んでいるのもそのため。つまり大学生とは仮の姿、都会で夢破れた彼は高等遊民、現代風にいえばプロニートの道を一直線に歩んでいるのだった。

「ふぅ……」

 自分のため息が、男の一人暮らしの部屋に響く。パソコンの画面で傷めた目をこすり、マンションからの窓から見る空の色はどこまでも澄んでいた。田舎も都会も、空の色はかわらない。
 あのバスが二時間に一本しかないド田舎から脱出して、さえない自分でも都会では薔薇色のキャンパスライフが待っているはずだった。とかく若者は夢を見がちであるが、彼も愚かだった。
 さえない高校生が大学デビューしても、さえない大学生になるだけなのだ。
 ああ、思考がまた自分の傷をえぐる方向に向かっている。空気を切り替えるため、パソコンでエロ動画を収拾して徹夜した重い腰をあげて、ベランダへと出る。

 初夏の爽やかな風が吹き込んでくる。疲れた目を瞑り、ユウジは耳を澄ます。閑静な住宅街の午前十時。音はまったくしなかった。マンションから見える前の道にも誰も居ないことを確認。

「……」

 別にユウジは、都会の喧騒を聞くために耳を澄ましているわけではない。マンションの隣のベランダを覗き込んで……干してある女性モノのパンツに手が届かないと知るや、手すりに足をひっかけるようにして乗り越えた。
 火災などの非常時に対応するためベランダの壁は薄い……とはいえここは三階だ。なかなか大胆な行動である。その手際のよさには、これが初犯ではないということを示していた。
 ユウジの隣の部屋には、一組の夫婦と赤ちゃんが一人住んでいる。奥さんの名前は上代ユイ、年齢は二十代半ばぐらいだろうか。すでに子持ちの主婦なのだが、そこらへんもユウジのストライクゾーンなのだろう。
 紫に綺麗なレースが入ったパンティー、生地はシルクで薄い。さすがに人妻は妖艶なパンティーを穿いている。一緒に干してあるブラは、ビックサイズであり爆乳であることを思わせた。出産してまだ日がないということもあるので余計だろう。

 すぐに下着に飛びつかず、室内の様子を伺う。テレビがあって、ソファーがあって普通のリビングである。赤ん坊のベットがある、そっと覗くとちゃんと寝ていた。赤ん坊は成人と生活サイクルが違うので、別にこんな日の高い時間に寝ていてもユウジのように生活が乱れているというわけではない。
 カーテンも全開で網戸が開いているので、部屋に風を通しているのだろう。ユイの姿は見えない。
「ユイさんはいないのかな……」
 とりあえず、洗濯物から紫のパンティーをはずして、鼻でくんかくんか匂いを嗅ぐと影に隠れるようにしながら手の中で弄ぶ。匂いは洗濯後なので、しなかったがそれに勝る妖艶なデザインである。
「ユイさんのパンツ……相変わらずすごいな」
 あのムチムチの太ももで、このちっさい布を穿いたらどうなるのだろう。それを想像するだけでも、三回は出してしまえそうなユウジである。徹夜明けで、妙にハイテンションというのもあいまって、ユウジは勃起したものをすでにズボンのチャックから出している。
 ユウジのものは、この二十一年間使用されることもなく、今後もソロ活動以外には使われないであろう息子にしては、なかなか黒々として立派なものであった。
 その宝の持ち腐れを、器用に紫の布の股の部分に当たるところにこすりつけていく。ユウジの気分が高まってきた。

 そのとき、音もなくリビングにユイが入ってきた。びっくりして身体をビクンッと反応させるが、さすがに物音を立てるほどユウジは馬鹿ではなかった。まさか、隣室の変態大学生がベランダに忍び込んでいるとも知らず、部屋の換気を終えて出てきたユイであった。
「赤ちゃんがいると……やっぱり気をつけないとだもんね」
 なにが、だもんねなのか分からないが初めての子供なのでユイもいろいろと気を使うのだろう。ユイの鈴が鳴るような可愛らしい声を聞いて、また股間のものがムクムクと動き出してしまうユウジ。音を立てないように注意しながら、ユイのパンティーにこすり付ける。まったく元気なものだった。
 ユイはそんなユウジに気がつかず、ベビーベットに眠る自分の子供を覗き込む。
「いーちゃんはやっぱ寝てるか……起こすわけにはいかないし、うーんどうしよう」
 なにやら考え込んでいるみたいである。ユイは、結構おっとりとした性格でいちいち考え込んでから動作をするので、ユウジは安心して観察できる。いわゆる天然系という奴かもしれない。ユイに隙があるからこそ、ユウジにこんな大胆な侵入を許しているのかもしれない。
 そんなユイの様子伺いながら、鼻息を荒くしていたユウジであったが。思わず、そのパンティーで来るんで息子を握っている右手の動きがとまる。
 なぜか、ユイが急に上着を脱ぎ始めたのである。ゆったりとした動作で、するすると部屋着を脱ぎ取ると黒のブラだけになり、そのブラもゆっくりとはずしてしまう。まったくわけが分からなかったが、初めてユイのおっぱいを見て、ユウジは思わず見ただけで射精しそうになってしまった。
 だが、ここまできたら手より目で焼き付けるべきだろう。カメラか何かを持ってこなかったことを後で後悔したのだが、このときはそんな余裕すらない。

「えっと……冷凍しても大丈夫なんだったよね」
 何を言っているのだろう。上半身裸になって、その巨乳に少し黒ずんだ乳輪をむき出しにして、台所からボールを取ってきたユイだ。
 裸になってクッキングだろうか、ユイが天然だとしてもそれはありえないだろう。もはや、固唾を呑んで見守るしかない。
 ユイは、ボールに向かって片方のおっぱいを差し出すと両手で根元を掴んで、思いっきり絞った。ユイの勃起した乳頭から、乳が四方八方に広がる。
「搾乳だ……」
 思わず、ユウジは呟いていた。口を押さえるのも忘れて。小さい声だったので、聞こえなかったのだろう。ユウジにまるで乳を差し出すように、こうやって搾乳するんですよといわんばかりに、ピューピューミルクを噴出している。
「はっ……おっぱいって、けっこう張っちゃうもんなんだね」
 誰かいるわけでもないのに、自分に言い聞かせているのかそんなことをいいながら、もう片方のおっぱいも搾り出す。ボールにおっぱいが溜まった。あんなに出るものなのかとユウジは思った瞬間。ユウジの腰にドクン!と衝撃が走った。
 それは余りにも、激しい射精だった。あまりにも、激しすぎてユイの小さいパンティーではカバーしきれずに、ベランダにポタポタと零れてしまった。ドンだけ溜めてたんだよといえば、これでも昨晩オナニーしたというから驚きである。
 ユウジにとって、それだけ目の前で搾乳されたのが衝撃だったということもあるのだろう。ミルクを出すのを見て、ユウジもミルクを出してしまったと。そんな下らない思考を振り切って、とりあえずこの場から脱出しなければならないと思った。
「えーと、容器はどうしたら」
 ユイはおっぱいをむき出しにしたままで、自分の搾乳した乳を生まれて初めて冷凍する作業に取り掛かっていたが、後ろ髪引かれる思いで自分の部屋へと帰るユウジ。
 床に落ちた精液は乾燥してしまうだろうし、パンティーもそのまま取ると犯人がモロばれなので乾燥させて返すのだ。あんまり汚れが酷いときは、手洗いしてしまうが、ちょこっとついたぐらいならそのまま返してしまう。
 ユイは、そういう変化に鈍いことをユウジはよく知っていた。それにしたって、今日のあの衝撃的な出来事は、若いユウジを搾乳マニアにしてしまうほどの威力を持っていたのであった。

……それから数日

 ユウジは悶々としていた。あの数日前の隣のユイさんのおっぱいと搾乳シーンを見てから、普通にパンツを盗んで射精するだけでは我慢できなくなってたのだ。忍び込んでパンツ盗むだけでも十分に危険だとおもうのだが、ユイは相変わらずユウジが忍び込んできても気がつかない鈍さである。
「このまま閉じこもってると、欲求不満でユイさん襲っちゃうよ」
 このマンションはベランダの警備はゆるゆるだが、さすがに外はちゃんとガードしてある。マンションの中でユイが襲われたら、怪しい引きこもり大学生のユウジは余裕で第一容疑者であり、即刻に逮捕であろう。
 ユウジはどっかに行って気晴らしでもしようと少し考えて、他に行く場所も思い浮かばないので大学に行くことにした。普段引きこもっていて、気晴らしに大学に行く学生ってどうなってるんだろうと自分でも思うユウジである。

 校門に入ると、いつにない人出だ。白いテントがあちこちに立って模擬店がでてるのが見える。
「あー学祭やってるなあ」
 自分の大学で学祭やってるのを知らないっていうのはどうなんだろうが、引きこもり学生なんてそんなものなのかもしれない。
「せっかくだし、見てくるかな」
 どうせ授業など最初から出るつもりはなかったのだ、お店を冷やかしていくのもいいかもしれない。入り口で、とりあえずコーヒーを買ったユウジはどんどん人気のないところに歩いていく。
 さすがは引きこもりの習性。こんなときでも、人のないところを選んで歩くとは。そんな歩きかたをしているとすぐ壁にぶち当たってしまう。しょうがないので、くるりとユーターンしてまた歩き始めようとした、ユウジにまた壁がぶち当たった。
「オウフッ!」
 壁ではなくて、ユウジがぶつかったのは人だったようだ。かわいそうに、ユウジのちょっと弾力がありすぎる身体にぶつかって、金髪の女の子が跳ね飛ばされていた。飛びながらも、空中で身を翻して、見事に着地したのには拍手を送りたいが、少女が手に持っていたらしい飲み物は床に飛び散ってしまったようだった。
「だっ……大丈夫!?」
 目の前に座り込んでいるのは、目も金色で、高校生ぐらいの女の子である。すっきりとした体つきに淡い紺のワンピースを纏っている。これで麦わら帽子でもかぶっていれば、まんま避暑地のお嬢様という格好だ。若い女の子のうえ、外人でしかも美少女ときているので、対人恐怖症気味の普段のユウジには話しかけるのは不可能なのだが、そんなことを言っている場合でもなかった。
「痛っ――天才たる私が、よろめくとはなんたる不覚か!」
 幸い日本語が喋れるらしいのはよかったのだが、発言の意味がわからない。
「あっ……あのさ」
「おい、お前!」
 立ち上がったその小柄な少女にギロリッと睨まれた瞬間、周囲の重力が重くなったように感じた。その目に絡みとられたように身動きが取れない。爛々と輝きを放っている瞳は、まるで本当に星が飛び出しているのかと思うほどだ。
「はっ、はい!」
「天才たる私に土をつけるとはできるな。何か特別なことをやったか?」
「いえっ……歩いていただけです、すいません」
「ふむ、偶然というわけか。私がぶつかって倒れるなど、ありえない現実でも、目の前にしては認めるのが科学者の――あっ!!」
「どっ、どうしました?」
 少女は、もうユウジを無視して下に散らばってしまった飲み物のカップを、悲しみと怒りに小さい身体をわなわなと震わせて、悲しげな表情で見下している。
「私の、私のプレミアムローストコーヒーが! 私の可愛いカフェインたちが!」
 模擬店の百円のコーヒーに、かなり大げさなリアクションである。
「あっ、あのこれあげます! また口つけてないですから」
 ちょうど、同じコーヒーを買っていたのでユウジは自分のを差し出すことにした。
「んっ、そうか。実はくれないかと、目をつけていたんだ。いやぁ悪いね」
 すぐに表情を和らげて、少女はそれをすぐに受け取る。
 プレミアムローストコーヒーは、うちの大学の模擬店ではたいていの店が入れている。匂いは芳醇にして、粉っぽい香りがし、味はインスタントコーヒーを思わせるというか、ただのインスタントコーヒーである。
「飲み物ぐらい、また買えばいいですから」
 少女は、蓋を開けて鼻をつけてコーヒーの匂いを嗅ぐと一口飲み干した。すぐに機嫌が直ったらしい。いちいち大げさで偉そうなわりに、案外満足させると可愛らしい顔で笑う。ユウジはほっとして身が軽くなったように感じた、さっきのはコーヒーが欲しいための演技だったのだろうか。
「ふぅ、やっぱりこれがないとね。生き返ったよ」
 楽しげにコーヒーを両手で抱えてちびりちびり飲んでいる。百円のコーヒーで、それだけ喜んでもらえればよかったとユウジは思った。

 そこに、でっかいダンボールを抱えて、白衣の男がやってきた。さえない容姿で三十ぐらいの男だった。大学の講師かなにかだろうか。
「師匠探しましたよ、ここでなにやってんですか」
「ああっ、すまんコーヒーが切れていたので補給だ」
 少女はさっさとコーヒーを飲み干してしまうと、片手で容器を放り投げて、綺麗にゴミ箱に向かってシュートを決めた。そして、男性がもっていたダンボールの中におもむろに手をつっこむとごそごそと何かを取り出す。
「少年」
「えっ……ぼくのこと?」
 高校生ぐらいの年下の女の子に、なんで少年呼ばわりされないといけないのだろうか。一応、二十歳超えてるんだけどなとユウジは思うが、反論の余地を許さない声の響き方である。
「私は、ありえない偶然が二度続いた場合は注意することにしているのだ」
「はあ」
 相変わらず少女のいうことはわからない。
「この場合は、私が人にぶつかる不覚、そしてたまたま同じコーヒーを持っていて私にくれたことだな」
 そうやって、先生口調で話を進める。白衣のおっさんに師匠って呼ばれていたので、若く見えるけど何かの先生なのだろうか。
「そこで、君にこれを授けよう」
 そういって、少女はユウジにダンボールから小さい箱を取り出した、なんかの機械だろうか。断れる雰囲気ではなかったので「ありがとうございます」と受け取ってしまうユウジ。彼は、道で配られるティッシュも断れないタイプなのだ。
「あー、師匠そんな危ない機械を勝手に知らない人に!」
 白衣のおっさんが困惑した声をあげた。
「私が設計したものだ、たくさんあるんだからひとつぐらい、かまわないだろ」
 少女はそういって、ユウジのほうに向きなおし楽しげな笑顔を浮かべる。
「説明書はちゃんと付属しているから、うまく使いたまえ。それを使えばここらの店で飲み物ぐらいわけてもらえるだろう。飲み物のお礼としてはちょうどいい。これが、私の『おすそわけ』というわけだな」
 そうして何が楽しいのか悪戯をした子供のようにクックッと笑い、手を振って白衣の男と去っていった。

 小さい箱ひとつもって、建物の影で途方にくれるユウジ。
「いったいなんだったんだ……」
 さっきの金髪美少女と白衣のおっさんは、まるで最初から存在しなかったように去ってしまった。現実で起こった出来事であるという証拠はもらった小さな箱だけである。
 すぐそこでは模擬店の喧騒が聞こえる。ユウジは建物の側壁を椅子にして座り込んで、とりあえず箱を開けて見ることにした。
「これが説明書?」
 なぜか和紙に毛筆で書いてある。楷書文字だろうか、達筆すぎて逆に読みにくい。
「えっと……日本には古来より『おすそわけ』の精神があるそうだ。余っているものを人に分けることで、みんなが幸せになろうということらしい。美風といえるね。感動したので、今回はこんな催眠装置を作ってみました。この装置の先端を人に向けながら話すと、余っているものを何でも分けてもらえます。逆に、先端を自分に向けて話すと、自分が余っているものをなんでも貰ってもらえるわけです。会話にはキーワードとして必ず『おすそわけ』という言葉を入れて説得するのがコツだよ。説明終わり」
 最後に署名が入っていた、アルジェ・ハイゼンベルクと読める……さっきの外人の女の子の名前かな。アルファベットを毛筆で書くというのは、どういう神経なのだろう。それに。
「催眠装置?」
 そんなものが、あるとも思えないんだが。ユウジの手元には小さいリモコンのような機械が一つあることは確かだ。
 まあいいやと、ユウジは立ち上がる。もともと彼は、深く物事を考え込まないたちなのだ。
 とりあえず近くの模擬店で試してみることにした。駄目ならお金を払えばいいだけのことだ。
 店員のお兄さんに矢印を向けて、こういってみた。
「飲み物を『おすそわけ』してくれませんか」
「あー、そうだねえ……コーヒーなら粉があまってるからあげるよ」
「うぁ……」
 カップに注いでコーヒーをもらえた。ほんとにもらえるとは思わなかった。模擬店で試してみたところ、食べ物でも使用できた。ただ、説明書どおり余っているものにしか使えないみたいだった。数が不足しているものは指定しても、断られる。
 これなら飲食には困らない。ただ、もらえるのはいいのだが、相手に貰ってもらうという機能はよくわからない。いい使い方があるのだろうか。
「まあ、とにかく便利なものを手に入れたな」
 喜んで家に帰ることにした。もしかしたら、隣のユイさんに使えるかもしれない。

 とりあえず、気持ちを落ち着けて、次の日に綿密な計画を立てて望むことにした。
 そうして、迎えた次の日の午前十時。すでに旦那は、朝方出勤したことを窓から確認している。
 今部屋にいるのは、ユイと赤ん坊だけのはずだ。初めて隣の部屋にチャイムを鳴らして入ろうとしているのだ。マンションの外からの客は、入り口のインターフォンを通すわけで、マンション内に他に知り合いのいないユイに警戒されないだろうかと一瞬、心配になる。
 ガチャリと音を立てて、ユイは扉を開けた。
 全開であった、おいおいユイちゃん、普通チェーンぐらいかけるもんだろ。
「無用心な人でよかった……」
「えっと……」
「いえっ、こっちの話です。ぼくは隣に住んでる浅生ユウジと申します」
「あっー、お隣の学生さんですね」
 顔は知っていてもらっていたようだ。警戒も少しは解いてもらった。実はユウジのほうは緊張でガチガチになっている。一方的に知っているのだが、向こうにとってユウジは見知らぬ男性。そういう相手と話すのは、もう百年ぶりぐらいに思えた。グルグルと鳴るお腹に気合を入れて、何とか話す。
「えっと……その、ちょっと話したいことがあるんですが中に入れてもらえませんか」
「えっ……ああ、ここではだめですか。お隣さんとはいえさすがに知らない人をあげるのはちょっと」
 催眠装置の矢印はすでにユイに向けている。それだけがユウジを支えている。
「普段、ユイさんところは家族で三人ぐらしなんですよね」
「そう……ですね」
「それで、いま、旦那さんはいないから二人ですよね」
「えっ……はい」
 ユウジもこんな警戒させるような言い方をしなくてもいいのに、なんか微妙な空気が漂ってきた。
「部屋に場所が余っていると思うんですが、『おすそわけ』してぼくを入れてくれませんか」
「あっー、そうですね余ってますから、いいですよ」
 おすそわけという単語を聞いて、納得したらしいユイは、部屋の中へとユウジを招き入れた。ユウジは冷静を装っているが、冷や汗をかいている。それでも、なんとかうまくいった。
 ソファーに通されて、居間に座っている。ベランダから、覗いていただけのここに自分がゆっくりと座る日がくるとは信じられない思いであった。
「ふぅ……喉が渇いたな。すいませんけど、なにか飲み物を『おすそわけ』してくれませんか」
「はい、お茶でよければ余ってますから」
 こうやって、細かくかけていくのはいい方法だ。ユウジは無意識的に、かかるかどうか確かめてやっているのだが、一つ暗示を受けるたびにユイの判断能力は低下していく。そうして、新しい常識を受け入れる素地ができあがるのだ。
 冷たい麦茶を、喉を鳴らして飲み干していくユウジ。渇いた喉が潤うと、気持ちも落ち着いてきた。
「旦那さんは何時ごろ帰られるんですか」
「そうですね、早くても午後の七時ぐらいですね、平日は」
「そうか、少なくともそれまでには帰りますね。部屋を『おすそわけ』してもらってるだけですからね」
「そうですよー、『おすそわけ』してるだけですからおかしいことはないんですけど、夫が居ない間に知らない男性をあげてしまったと思われると変な誤解を招いちゃうかもしれないですからね」
 そういって笑う、ユイの笑顔は可愛らしくてユウジは鼓動を早める。とても年上とは思えない可愛らしさに欲情が高まってくる。
「あの、ユイさん下着を『おすそわけ』してくれませんか」
「えっ、下着ってブラやパンツのことですか」
「そうです、そうです」
 ユイの下着がほしいというのがとりあえずの目的であった。
「申し訳ないですけど、余ってないからあげられません」
 そういって、ユイはユウジの無理な注文に、本当に申し訳なさそうにする。
「いやっ……いいですよ」
 最初から、無理をするつもりはない。
「最近まで妊娠しててマタニティーのものが多かったし。あと、結構高いんですよね、だからあんまりたくさんは買ってないんですよ」
 そうやって、干してある下着を見つめるので、ユウジもついそっちを見てしまった。綺麗なレースが入った、それはユイにはあまり似つかわしくない大人なデザインのものが多い。
「そのっ、ユイさんはけっこう派手な下着つけてますね」
「あっ……ええそうですね。なんかこう、妖艶な人妻って良くないですか。そういうのに憧れてまして」
 そういって、恥ずかしそうにするユイは一児の母にはとても見えない可愛らしさだ。
 下着は手に入らなかったが、こういう会話ができる雰囲気になれただけで満足のユウジであった。

「そういえば、お子さんいらっしゃるんですよね」
 そういって、ベビーベットを覗き込むと可愛らしい赤子がスヤスヤと寝ていた。
「いーちゃんです。女の子なんですよー、今の時間は、大人しく寝てくれてるんですけどね。ユウジさんのところも隣だから、やっぱり音が響くでしょう。ご迷惑をおかけしますね」
 そういって頭を下げるユイ、いい人なのだ。
「いえ、ぜんぜん。たしかに音が聞こえることもあるけど、お互い様ですから」
 このマンションの壁は別に薄くないが、やはりベランダや通路が繋がっていることもあって赤ん坊が夜鳴きしたりすれば、音が聞こえることもある。
 ユイと旦那の夜の生活の音も実は聞こえていた。聞こえていたというよりは、注意深く聞き分けていたといったほうがいい。大学に入った当初は、それで夜な夜な悶々としたものだった。ユイの夫妻と、ユウジが隣り合って住むようになってもう三年近い。
 考えたら、ユイの夫妻がいまのこの子供を種付けしてユイが妊娠して、出産にいたる過程をずっとユウジは隣の部屋で聞いていたことになる。
 目の前でスヤスヤと眠る赤ん坊を見ていると、なぜかとても感慨深い気持ちに襲われた。その空気が、なぜかユウジに勇気を与えた。

「そうだ、ユイさんおっぱいを『おすそわけ』してくれませんか」
「ええっ!」
「前、おっぱいが張ってるっていっていましたよね。それって余ってるってことではないですか」
「なんでそれを……たしかにいーちゃんが寝ちゃうと、飲んでくれないから……」
「でしょうでしょう、余ってるものを『おすそわけ』してもらうだけですからね」
「前に絞ったのが、冷凍庫に……」
 そういって立ち上がろうとするユイを押さえた。
「待ってください、いまユイさんのおっぱいに余っているのを直接いただきたいのです」「えーー、直接……それってちょっとまずいような」
 そういって、ユイは困ったような顔をして左右を見る。もちろん、部屋には二人と赤ん坊しかいないのだ。
「まずくないですよ、鍵はかけてあるし、誰も見てませんから」
「でも……でも、直接って直接飲むって……」
「おっぱいは赤ん坊が吸うものですよ。それが、いまいーちゃんが寝てて吸ってもらえないから、ぼくに『おすそわけ』してもらって吸うだけなんですから何もおかしいことはありません」
「見られたら、それって変な光景じゃありませんか」
 そうやって、心配げに上目遣いに見てくる。たしかに、とても変な光景です。
「大丈夫ですよ、ここはぼくらしかいませんから誤解される心配はありません」
「んー、うーん」
 ユイは癖である考え込む体勢に入った。
「何も変なことじゃないですよ、『おすそわけ』してもらうだけなんですから」
 そうやって、耳元で『おすそわけ』を連呼されて、ついに押し切られたようだ。
「わかりました……そうですよね、別に変なことじゃないし誤解されないようにだけしたら大丈夫ですもんね」
「わかっていただけて、ありがたいです。ちょっと先にトイレを借りてきますから、おっぱい出して待っててくださいね」
「……はい」
 そういうと、トイレを通り越して脱衣所に走った。洗面台を調べると、ユイが昨日穿いていたらしい紫のパンティーがあった。すぐに下半身裸になり、それを匂いをかぎながら股間に装着して上からジーパンを穿いて戻る。
 股間への食い込みがたまらなくいい、この感触だけで、すでにズボンの中でユウジのものは勃起していて紫の布の股間を部分を持ち上げている。
 もどると、すでに上着を脱いで前を肌蹴て、ユイが待っていた。授乳の体勢だ。完全な上半身裸にならずに胸だけ出しているのは、ここがユイの譲歩のラインなのだろう。
 たしかに、おっぱいをあげるだけなら裸になる必要はない。
「おー、やっぱり乳頭も黒くなるんですね」
 前にも一度見たが、遠目から網戸ごしに見ただけなので細かい乳頭の形状などわかるわけもない。授乳の体勢になっているのか、見ただけで感じているのか、黒々として少し出っ張った乳頭は爆乳の先っぽで、ぷっくらと膨らんでいていまにも乳を噴出しそうだった。
「あんまり……見ないでくださいね」
 恥ずかしいからという言葉をユイは飲み込んだが、恥ずかしいのは良く伝わってくる。人妻だというのに、なかなかウブなことだ。
「じゃあ、右から吸いますね」
 そういって、おもむろに口をつけるとチューと吸い付く。おっぱいの吸い方など、ユウジはしらない。そりゃ、赤ん坊のときは吸っていたのかもしれないが、そんな記憶はもうすでにない。女性経験もないユウジにとっては未知の領域というわけだ。
「はぁ……ん」
 女性は授乳中感じることもあるという。ユウジの吸い方が、赤子が効率的に乳を搾り出そうという吸い方ではなくて、もっといやらしい吸い方であったからかもしれない。
 ユウジが先っぽを口に含んで、吸い付くたびにジューと音を立てて母乳が染み出してくる。初めて飲んだ母乳の味はとても甘かった。
「はぁ……おいしいな。甘いものなんですね」
「私は……自分では飲んだことないからわかりません」
「もっと、もっと飲みたい……」
 興奮した、ユウジは思わずユイの爆乳を根元から掴んで思いっきりひねりあげた。
「あっ、そんなに強く絞ったら駄目!」
 ユイの忠告は遅かったようだ、ユイの乳房から幾筋もの白い線を引いて、爆発するように大量の母乳が飛び出た。
 まるでユウジが顔射されてしまったみたいに、乳白色の液体がユウジの顔や服に飛び散った。絞られた母乳は、ちろちろと乳頭から垂れ下がるように流れている。そのミルクの川をユウジは丁寧に舐め取っていった。
「たくさんでましたね」
「ごめんなさい……服が汚れてしまったわね、いま拭くものを」
 強引に絞ったのはユウジなのに、自分の母乳でユウジを汚してしまったことをユイは悪く思っているようだった。
「いいから、もうちょっと座っていてください」
 いま、すごくいいところだからという言葉を飲み込んで、ユウジは名残惜しそうに右の乳頭に吸い付き、絞り上げて中の母乳を全部吐き出させてしまう。乳腺のすみからすみまで吸い上げ垂れた右のおっぱいは、満足げに見えた。
「ふぅ……」
 おっぱいの持ち主であるユイも満足げである。やはり、溜まっていたものが抜かれるというのは気持ちがいいのだろう。
「じゃあ、次は左のほうをいただきますね」
 そういって、左のほうに吸い付く。こっちにも、たっぷりと中に乳を溜め込んでいるようだった。こんどは、ゆっくりとこぼさないようにすする。全部を飲み干すつもりだった。
 左乳を吸われながらも、次第にユイは冷静な判断力を取り戻しつつあるようだ。
「よく飲みますね……あの前に出したとき、ボールに結構な量が出たんですけど、これ全部飲み干すってすごいと思いますよ。いーちゃんも全部は飲んでくれないですからね」
「こんな美味しいもの、残したらもったいないですよ」
「そうなんだ、美味しいんだ……私も今度飲んでみようかな」
 ユウジが本当に美味しそうに飲んでいるので、ユイもなんだか美味しいもののように思えてきた。まあ、ユイが自分で出した乳を飲むというのは、なんだか共食いみたいな話だが。
「あの……もう全部出たとおもうんですけどおっぱい」
「まだです、まだいってません」
「えっ……イクってなにが」
「ごめん、もうちょっとだけ」
 ユウジはすでにおっぱいを出し切った左の乳を吸い上げている。中にユイのパンツを穿いた股間を、ユイの足にこすりつけながら。乳頭はその刺激で痛いほど勃起して、それでもなお空っぽになった乳を強烈な勢いで吸いつけられるのだ。
「あのあんまり吸われると……変な気分になってくるんですけど」
 そういって、ユイは恥ずかしいことをいってしまったというふうに頬を赤らめる。
 妊娠してから旦那とのセックスの頻度は下がる一方で、出産してからもそれは回復の傾向を見せない。不倫はないとおもうのだが、単純に今の時期仕事が忙しいのだろう。
 つまり、ユイは欲求不満ぎみではあったのだ。
「はぁはぁ……変な気分に……なってしまえばいいじゃないですか」
「そんなのはー、困りますよ、もういいでしょう」
「だめです、イクまで……じゃなかった最後の一滴を搾り取るまで終わりません」
 そういって、ユイは自分の胸に吸い付いている若い男をみて困惑する。なんかこれって、ほんとにそういうまずいことをやっているような雰囲気だなあと。胸を強烈に揉みしだかれて、乳頭を力強く吸われてこねくられて。
 それで感じないほど、不感症でもなかったのだ。
 乳を吸うという名目があるので、子供に授乳しているようなものなので、抵抗の術を持たないユイは、もう恥ずかしそうに俯いて唸っているしかなかった。
「うっ……うぅ……」
「はぁはぁ、ユイさん気持ちいいですか」
「そりゃ、あのね女の子はちょっとは感じるんですよ、授乳だから変な気持ちにはならないですけどね……うぅ」
 授乳だから変な気持ちではないけど、ちょっとは感じるらしい。正直なのか、どうなのか分からない反応だった。
「おぉ……そろそろイク!」
「えっ!? 何が、なにがですか」
 腰をガクガクと震わせて、ぎゅっとユウジが抱きついてくる。
「ああっ、イタ! 乳首を噛んじゃ駄目です!」
「ユイさん……ああっ」
 股間のなかの、ユイが昨日穿いていたパンツに精液をたっぷりと吐き出したユウジである。またたっぷりと出したのだろう、ユウジはもともと精液の多いタイプなのかもしれない。よく股間をみれば、紫のパンツが吸いきれずに、ジーパンの先の部分も精液が染み出してきて濡れているのがわかる。それを、ユイの足になす繰りつけているわけである。
「あのっ……急にがくっとしちゃって大丈夫ですか……あと噛んだら痛いですよ」
 心配そうに、ユイは自分の胸の中でぐったりとしたユウジを見つめる。何があったんだろうということだ。既婚者とは思えない鈍さである。

「ふぅ……」
 ぎゅーと抱きしめて、頭をユイの膝の上に乗せて、しばらくユウジはだらりとしていた。ユウジはなんとなく、満足はこれにきわまっていた。
 なんとなく弛緩した空気。
 ユイもさっきまで、自分の胸に吸い付いていたものを憎らしくは思えなくて、ユウジの頭を撫でていたりしていた。気分が悪いのかもしれないし。吸うのは別に構わないけれど、あとで噛まないようにだけ注意はしておこうと思っていた。

「全部飲んだので、もう胸はしまっていいですよ」
「あっ、はい」
 今日は青いおわんみたいなカップのブラをつけるユイ。
「じゃあ、ちょっとまたトイレを借りますね」
 そういって、洗面台にいって、パンツを脱いだ。本当にユイのパンツにたっぷりと吐き出していた。軽く水洗いして、あとは洗濯機に放り込んでおく。ユイのことだから、これでごまかされてしまうだろう。

 あとはユイがお昼を作るというので、『おすそわけ』してもらって、起き出してむづがっているいーちゃんに挨拶したりしていた。これから、長い付き合いになりそうだから、赤ちゃんのご機嫌を取っておくのは悪いことではない。とりあえず、一回出したことでもあるし、ユウジはその日はお暇することにした。

……次の日

 やはり、きっかりと午前十時にユウジが訪れた。ちょうどこの時間は、子供が寝ているので着てくれるならたしかにお互いに、都合がいい。
「どうして、こんな風になっちゃってるのかな……?」
 ユイは、飲み物を出しながらそう嘆息しているが、その答えは『おすそわけ』としかいいようがない。余っているものを人にあげるのは当然なのだ。
 催眠の効果もあったのだが、ユイもあんまり深いことは考えない性格だった。
「じゃあ、今日もおっぱいを『おすそわけ』してもらいますね」
 そういって、ユイに前を肌蹴るように即して、胸を吸う。
「ひゃっ……ふぅう……分かってますか、昨日も言いましたけど、吸ってもいいですけど噛んじゃだめですからね……」
 やっぱり、胸を吸われるのは慣れそうにないとユイは思う。自分の子供に吸わせているのとは、感覚が全然違うのだ。違って当然なのだが、ユイはこれを授乳だと感じさせられているので余計である。
 やっぱり、チューチューと深い吸い方をされると、腰にくるものがある。自分の赤子が掴むのと、胸の掴み方も違ってしっかりとしたものだし、まるで旦那としているような、そんな思いを深く抑えて沈み込ませるユイである。
 その思考は、抑えられただけで働かないわけではない。
 今日はユウジは、パンツ弄りはしなかった。別のやり方を考えて、試してみようと思ったのだ。
 それは、この『おすそわけ』装置の、もう一つの使い方である。

「もういいですか……」
 むき出しになった胸を押さえて、頬を赤らめるユイ。
「そうですね、今日もたっぷりご馳走になってお腹たぷたぷですよ」
「よくそんなに飲めますよね、私は人に言うことでもないんですけど……ちょっと乳の出がよすぎるほうみたいで……困ってたんで、その吸って欲しいってわけでもないんですけど……」
 ユイの百センチを超える巨乳は、その大きさに比例して大量の乳を製造していた。小さい赤ちゃんが飲める量など限られている、たしかに毎日乳が張って、旦那が飲んでくれるわけでもないので、無駄に洗面器に乳を捨てているのは残念なことだったのだろう。
 知らない隣の男に乳を吸われているというのは、とても妙な気分だったが『おすそわけ』に慣れたユイにとって、少なくとも自分のおっぱいが無駄に捨てられるよりは、好ましいことにも思えるようになっていた。

 ユウジは『おすそわけ』装置の矢印を逆方向に向ける。
「そういえば昨日田舎から佃煮を送ってきたので、これは『おすそわけ』です」
「うあー、その箱なにかとおもってたら佃煮だったんですね、ありがとうございます」
 装置を逆向きに向ければ、ユイはユウジから余っているものを受け取ることになる。
「それでその……もう一つ『おすそわけ』として、受け取ってほしいものがあるんですが」
 そういって、股間のものを指差す。
 ジャージの上からも分かるほどに、ユイのおっぱいを吸い続けたユウジの股間はパンパンに膨れ上がっていた。
「えっと、まさか……おしっこですか」
「いや、ユイさんなんでおしっこなんですか」
「そうですよね。あんだけ呑んだら出ますよね。おしっこなら、トイレにどうぞ」
 ボケているのか、本気でいっているのかわからないがまあこういうユイさんである。
「いやそうじゃなくて……精液ですよ」
「えっ! あっあ、そうですかごめんなさい私分からなくて」
 そういって、頬を赤らめるユイ。
「そうなんですよ、ぼく彼女もいないから余ってまして『おすそわけ』として受け取ってもらえますかね」
 喜んで受け取らなくてはならないのである。
「あっ、あのもらえるものでしたらもちろん。それじゃあ、ちょっと待っててくださいね」
 バタバタと台所にいって、何かとって戻ってくるユイ。胸を出したままなので、プルンプルン生乳が振るえている。とりあえず、そっちなんとかしたほうがいいのだが。
「えっとこれは」
 ユウジの目の前に置かれているのは、半円形の入れ物であり……。
「ボールです、中にどうぞ出してください」
「えっ……いや」
 ボールに出させてどうするつもりなのだろう。もしかしたら、自分の母乳と一緒に冷凍するつもりなのだろうか。ユウジもこれで言っていて恥ずかしいのだがしかたがない。あいかわらず、ユイの考えはぶっとんでいるのだ。空気を読んでもらうという思考は放棄したほうがよさそうだった。
「えっと、私なにか間違いましたか」
 そういって、笑いかけるユイ。どうでもいいが立派なおっぱいが出っ放しである。
「そうじゃなくてですね……普段たとえば旦那さんが射精されるときに、どこに精液を出してますか」
「えっと、お口の中とか私の中とかにですかね」
 そんな発言を、恥ずかしげもなくしてしまったりする。
「あっ……やっぱそうなんだ、外には出さないんですね」
「ええ、出したことないですね」
 徹底している旦那さんである。男として尊敬できるかもしれない。
「じゃあ常識的に、そういうところに出したりするんじゃないですかね『おすそわけ』させていただくなら」
「ああっ……そうかごめんなさいね。私、ボールとか持ってきて何考えてるだろ。じゃあ私に出してもらえばいいから……って。あれ。えっと……ええぇーーー!」
 真っ赤になってしゃがみ込んでしまう。
「大丈夫ですか、ユイさん」
「えっと、えっーやっぱりそういうことになるわけですか」
 ユウジの股間を見て、そう言った。
「ええなります」
 ようやく理解してもらえたようだ。
「でもそれって、その他の人から見られたら浮気してるみたいに見えるっていうか」
「この部屋は誰も居ないし、鍵もかかってるから大丈夫ですよ」
 ユウジとしたとしても『おすそわけ』であるかぎりユイは浮気とは思わないけれども、他の人から見られたら浮気と思われて困る。つまり、この催眠装置の構造は相手の理性を完全に狂わせるわけではなくて、相手の常識とか箍を狂わせて誤認させてしまうタイプのものなのだ。
 だからきちんと説明しなければならないし、ユイの天然ボケもあいかわらず。そのかわり理性がきっちりとしているから、周りにばれ難いという利点もあった。
「じゃあその……えっといただきます」
 なぜか、ユイからチャックを開いてパンツの隙間からユウジの一物を出してくれた。ぴょこんと、可愛らしくというかたくましくというか飛び出してくるユウジの一物。
「いやっ……そんないきなりというか下、脱ぎますよ!」
「いいって、このままでもらうから、いいから大丈夫だから」
 よく分からない押し問答である。つまり、ユイはおっぱいと一緒で必要最低限の露出でことを行いたいということなのだ。
 ユイにとっては、これはいやらしい行為や浮気なのではなくて、ただ余っている精液を『おすそわけ』としていただくだけのことなのだから。
 上の口か下の口でいただくか、一応ユイに聞いてみたところ即答で上の口でもらうということだった。あたりまえといえばあたりまえである、下のほうはいろいろと他の問題が絡むのだから。
 やると決めたら、さすがに妖艶な人妻(自称)のユイちゃんである。イカくさいユウジの一物をためらうことなく、一思いにくわえ込んでいった。
 ジュブジュブ……といやらしい音を立てながら舐め始める。口の中になるべく唾液を溜めるようにして、それを潤滑にして上手く舐め取るのがユイのやりかたである。中だししないときは、いっつもお口で飲まされていたというユイのフェラチオは、なかなかどうして胴の据わった見事なものであった。
 その見事なおっぱいは、むき出しのままである。もう乳飲んだから、隠してもいいような気もするのだが、せっかく出してくれているのでユウジは調子に乗ってもんでみる。
 早く精液を出す作業にかかりきりになっているユイは、そういう行動に文句をつけずに必死に舐めているので、ユウジはやりたい放題だった。
「うぅ……ユイさん、そろそろ出そうです」
「ふぉむから」
 飲むからといっているようだ。ユウジはしっとりとした、髪を撫でるようにしてかがみこんでいるユイの頭を持ちながら、溜まった精液をユイの口の中にたっぷりと吐き出した。
「うぅ……ああっ」
「……ゴキュゴキュ……グウッ……プファ……ユウジくんの濃いね」
 グルグルと喉を鳴らして飲み込んでいく。濃くて粘っこい精液なので、飲み干すにも一苦労だった。明らかに旦那よりも量が多くて濃い。若いって素晴らしいことなのである。それでユイは、唾液で薄めたりして苦労しながらもなんとか飲み干した。
 出されたものは、残さずいただく。主婦の鑑であった。
 綺麗に舐めとっていくと、またユウジのものが大きくなっていく。
「すいません、ユイさんまだ余ってるみたいなんで」
「うん……ありがとう。いただきます」
 それが『おすそわけ』であるかぎり、ありがたく頂戴しなければならないという、催眠であるわけで、ふっきれればユイはむしろ積極的に舐めて飲んでいく。
 結局、その日はユイの口のなかに三発射精して、ユウジは腰が抜けたようになって帰宅するのだった。

……その日の夜『家族の食卓』

「んっ今日の飯は珍しい佃煮がついてるんだな」
「ええ、隣の学生さんが田舎からたくさん送ってきたからって、くださったんですよ」
「ふーん、おすそわけってやつか。いまどき珍しいな」
 少し塩辛い佃煮をつまみながら、旦那の道也は少し嫉妬した。なんだ、ユイのやつ隣の大学生なんかと親しくしているのかと少し不満に思う。
 それでも、ユイは、これで昔から一途な奴で、抜けてるようでも肝心なところではしっかりしている。信じられる女なのだ、旦那の道也だから何も文句は言わずにユイと出会ったころを思い出していた。

 一流の大学を卒業して、大手総合商社に就職したまでは良かったが、それからがケチのつけはじめだった。優秀な人材ばかり集まった企画二課で、実務経験の少ない道也は才能を発揮できなかったのだ。出すアイディアは軒並み不採用、評価も同僚の中では最悪。この仕事に自分は向いてないんじゃないか、いっそのこと転職しようかと思った矢先に、道也の事務補助で一緒になったのがユイだった。
 ユイの仕事ぶりは正直にいって出来るほうではなく、可もなく不可もなくといった程度。ただ、ユイは女子社員の中で抜きん出て可愛かった。容姿がだけではない。美人というだけならいくらでもいるのが大企業だ。ただ一流商社の女性社員は、受付嬢から派遣社員までもが上昇志向の高い可愛げのない女ばかりだった。
 そんな中で可愛らしくて少しおっとりしていて、ちょっと抜けている。男心をくすぐる女の子だったユイは、社内でダントツの人気者だった。まさに引く手あまた、色んな男に誘惑されたはずだ。なかには重役の息子もいたという。それなのに、なぜかユイは他の誘いを全部断って、企画二課でもさえない成績の道也の誘いを受けて彼女になってくれたのだった。
 ベットのなかで、道也はユイに悩みを打ち明けていた。ユイは、ただ静かに黙って聴いてくれてた。そうして行為が終わった後は、いつも優しく抱きしめてから「大丈夫、貴方は出来るよ」と、まるでおまじないのようにいうのだった。
 ユイのおまじないが効いたのだろうかどうかはわからないが、それから道也の仕事振りはぐんぐんとよくなっていった。結婚して、第一子をユイが懐妊するころには課長の補佐を任されるまでになった。
 道也の仕事が忙しくなったから文句もいわずに、家庭に入ってくれたのもユイだ。心身両面で道也の生活を支えてくれているのだ。専業主婦で家に居るからといって、万が一にも妻のユイを疑えるわけがない。
 ただ、最近刺激のなかった夫婦生活にはこういう嫉妬みたいなのもいいかもしれないと旦那は思い返す。ユイと結婚してからここに越してきてもう長いが、隣の大学生も何度か見かけることがあった。
 なんか顔色の悪い、さえない小太りの若造で、男性としての魅力はゼロ以下のマイナスに振り切っている。万が一にもユイとどうこうとかは心配しなくていいだろう。
 別に道也も浮気しているわけではないのだが、娘も生まれてからは特に、このところ夜の生活が縁遠くなってしまっていた。最近、仕事が忙しくなってきていたからだ。もう一息だった、いまのプロジェクトが上手くいけば上司の昇進に合わせて、自分も二課の課長になれる内諾が出ていた。管理職も大変だが、部下を持てば自分の仕事もある程度下に任せられるようになる。
 あいかわらず、ゆったりとした動作で、自分のおかわりをもってきてくれているユイを見ると安心できる。今日は、久しぶりにねっとりとやってやるかと道也は考えていた。仕事は順調だし、ユイがちゃんと家計をやっているおかげで、貯金も結構溜まってきていると思えば。
「もう一人ぐらい……子供居てもいいなあ」
「やだ、あなた。ご飯のときに、いきなりなに言ってるんですかー」
 そういってユイは頬を染める。一時の母になっても、魅力的な女だと思う。
「あのさ、今日あたりな……」
「……はい」
 あとは無言で会話を終えた。久しぶりに道也が抱いた妻の身体は、まったくもって満足のいくもので、久しぶりでもしっかりと受け止めていた。そうやって自分の妻に満足していたから、ユイの欲求不満を知ることがなかったのだった。
 その隙に入り込んでいる男がいることにも、注意を払わなかった。
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おかげさまでプロの小説書きになりました。ちょっと忙しくなるので更新遅くなってます。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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