| 標的四「アンケート」 |
私も時には街頭に立ってアンケートをお願いしたりもする。「アンケートおねがいします!」もちろん、若い女性にだけお願いする。私のような小汚い親父でも、話術でなんとかカバーして書いてもらうところまでこぎつければ(そこまでいくのが、大変なのだが、自分の容姿にはほとほと困る)成功したも同然である。 「ええ、彼氏はいますか……○×」「えっと、普段避妊具はつけてますか……○×」「ピルなどの避妊はしてますか……○×」 「あの、ちょっとこの項目おかしくないですか」眉を顰めて美人系のお姉さんがこっちを睨む。結構、意思の強い人もいてアンケートの最初のほうでは、そういう疑問を投げかけてくる人も居る。 「あーでも、そのアンケートの模様みてると答えないといけないって気になりませんか?」 「そうですね……たしかにそういう気にならないこともないですけど」 「だったら、お願いしますよ。ただのアンケートですから」 「それじゃあ……最近セックスはしましたか……○×」「生理周期を自分で測ってますか……○×」 全て答えるころには、これだけ意志の強い子でも目がトローンとなってきている。アンケート用紙を見ると、合格のようだ。当然、アンケート用紙の最後には名前や住所などを記入する欄もあり、そこには全ての個人情報が書いてある。 「えっとじゃあ、アンケートの続きをするんで、石谷さゆさんっておっしゃるんですね」石谷さゆと名前が書いてある、受付嬢をしているという美人OLがコクンと頷く。 「ちょっと、今度のアンケートは街頭でやり難いんで、あそこの休憩所でお願いしてよろしいですか」アンケートという理由があれば、どこでもついてくるようになっている。賢明なる読者諸兄はすでにお分かりと思うが、このアンケート用紙の模様にはある種の催眠効果がある。知り合いの催眠術師に作ってもらったものだ。そんなに強いものではないが、自分から書こうと思ってアンケートに取り付くと、ものの見事に引っかかってしまうのだ。人間「自らの意志」であると勘違いさせられると、簡単に引っ張られてしまうものだ。 近くに用意してあった、別室に連れ込む。ベットまであって、もうただの連れ込み宿の趣きであるが、彼女はもう気がつかない。 「えっと、それじゃさゆちゃん。アンケートの続きをします」 「はい」 「確認しますが、あなたは彼氏がいて避妊しています。妊娠はしていない。性病はなし、基礎体温は測っていて排卵日が三日後の予定……危険日ですね」 「はい」これが、安全日ならデータを取ってあるので後日来てもらうところだ。 「それじゃ、あなたもお仕事があるでしょうから手早くすませましょう」 「はい」 「あなたはオナニーは月に二回ほどするんですね」 「はい」 「じゃあ、いまからここで服を脱いでオナニーしてもらえますか」 「ええ……オナニーをですか」 明らかにたじろいだ様子のなゆちゃん。ここで強く押さないと駄目なのだ。 「勘違いしては困ります、これはただのアンケートです。どんなオナニーをするか、データを取るためにするんですよ」 「はい……わかりました」 そそくさと服を脱ぐと、不器用にオナニーを始める。月二回ってのは本当なんだろうな、なんというか……へたくそだ。排卵日前で、女性だったら高まってきてるはずなんだけどなあ……。 「えっと、それじゃびっくりしないでくださいね。私も服を脱ぎます」 「あ……え、あなたも脱ぐんですか」 「アンケートをとるためですからね」 「はい……う……」 拙いオナニーでも、それなりに感じてはいるようだ。私が服をぬいで、愚息を屹立させると、手が早まった。裸の男に見られているというのは、やはりオナニーを多少は艶っぽいものにするらしい。この子面白いから、長引かせたいんだけど仕事もあるみたいだし時間もないからなあ。 「えっと、それじゃオナニーはそこまででいいです」 さゆちゃんは、ほっとした様子だ。明らかにイケてないが、挿入できるほどには濡れているだろう。このアンケートを始めてから、自分で濡らせるに限ると分かった。 「それじゃ、本番のアンケートなんですけど、いまから私のちんちんをあなたの膣にいれますね」 「ええ……!そんな、それってセックスしろってことですか」びっくりした様子。それでも術中なのが、このアンケートの面白いところだ。 「セックス……いやそんなに難しく考えてもらわなくていいんです。あくまで、データを取るためのアンケートですから」 「ええ……でも……」 「じゃあ、私はベットの上に寝そべりますから。上から膣を広げて挿入してください。あくまで、ただのアンケートですからお願いします!」 「わかりました……」 アンケートには、協力しなければならないのだ。恐る恐る、おまんこを広げてずぶずぶっとちんこに差し入れるさゆちゃん。 「じゃあ、抜けないように腰を上下させてください。おっぱいを揺らしたり、キスをしたりするとデータが良く取れるので、工夫して努力してくださいね」 「はい……あう……でもこんなことしてると……ひゃ、駄目!」 「駄目じゃないですよ、アンケートですからね」激しく腰を使いすぎたか、さゆちゃんは結構いいものをもっていて、こっちが先にやられそうだ。彼氏がうらやましい。 「あああ……にゃ……アンケートだからいい……でも駄目……このままだと」 この期におよんで、葛藤しているケースはめずらしい、自意識が強い子だからかな。 「オッパイのデータも取りますね、思いっきり吸いますよ」 「あ……いやぁ」 「いやあ、いいオッパイです。いいデータとれますよ」 「さゆちゃん、アンケートだから私にキスしてください」 「ん……ん――」 こっちも、もう限界だ。 「それじゃ、そろそろ膣内に精液だしちゃいますね!」 「だ、駄目です!」明らかに、腰が引けるさゆちゃん。いいねえ、面白い。 「なんで、なんでアンケートなのに中で出したら駄目なの?」 「だって、中で出されたら妊娠しちゃう……危険日だっていったのに」 「それが、アンケートなんですよ」 「ええ、それがアンケートなんですか……でも」 「危険日に中出しして、さゆちゃんと私の赤ちゃんができるかどうかデータを取るのが最後のアンケートなんです」 「ええ、でも私彼氏が……」 「それとこれとは関係ない! さゆちゃん、アンケートに協力してくれますよね?」 「……はい」なきそうな顔で、うなずくさゆちゃん。その表情に萌えすぎて……あ、ちょっと出ちゃった。 「じゃ、子作りもアンケートのうちなんです。わかりましたか」 「わかり……ました」 「わかったら、もっと笑ってください。そして、いっぱいいっぱいさゆのおまんこに中出ししてください。できたら、彼氏の子供として大事に大事に育てます!って叫んでください」 「そんな……」笑えっていってるのに、なみだ目のさゆちゃん。 「さゆちゃん、笑って今のセリフを叫んでアンケートなんです!」 「んん――アンケート!……いっぱいいっぱいさゆの……おまんこに、中出ししてください!」笑顔になったビバ!アンケート! 「……できたら、彼氏の子供として大事に大事に育てます!」 「よくできました、いいアンケートになりそうです。うう、さゆちゃん出ます。遺伝子データ受け止めてください!」 「うう……あああ!」
ドピュドピュドピュ!
「ああ……だしちゃった」泣き笑いで、顔がぐちょぐちょになっているさゆちゃん、奇麗だ。 「アンケートにご協力ありがとうございました。あー精液ベットにたらさないでね、この特性タンポン使ってください。精液をなるべく長い間膣内の溜めておく効果があります。さあ、早くつけて」 「そんな……こんなものまで」 「アンケートなんです」 「はい」独特で、グロテスクで見ようによっては屈辱的なアプリケーターを自ら膣内に挿入するさゆちゃん。 「今日は一日中はずさないでくださいね。その後は、洗浄してもOKです。十日以内に彼氏とのセックスは避けること。もしどうしようもないとしても、そのときは避妊をちゃんとしてください」 「うう……はい」 「さあ、仕事があるんでしょさっさとパンツはいて服着て仕事にいってください。アンケートですから、後日妊娠したかどうかはちゃんとここの連絡先に連絡をメールでいれてください。そのときの状態に応じて、今後のアンケートをどうするか決めますので」「はい」しゃきっとした服装になったさゆちゃん。アンケートという言葉が二回もセリフに入っていたら、断りきれないだろうな。 「じゃ、またね。さゆちゃん」 「失礼します」仏頂面で、去るさゆちゃん。わかってはいることだが、私は彼女に決して好かれているわけではない。お昼休憩だったみたいだから、仕事少し遅れただろうな。変なアンケートに絡まれてとか、言い訳するんだろう。私も疲れたので、少し休んでから次のアンケートにいくとするか……こんな感じで、日に二・三件しかアンケートは進められないのだった。
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