| 第四章「緑の目」 |
「タワーマスターの、催眠が強すぎると普段の会話ができなくて面白くないと思ったんだが、弱すぎても困るので少し強めてみたんだがこれぐらいでよかったかね」 「そうですね、今のバランスで支障ないですし、これぐらいがちょうどいいかと思います」 あいかわらず、しばらく休んだあと製作者に報告して、相談を受けている正夫。 「あと、一日目の報告書を読んだのだが、早いうちに梶井素子くんのところに再訪したほうがいいと思うぞ」 「そうですか、じゃとりあえず休憩終りってことですぐ行ってきます」 素子の部屋は一階なので、すぐに行ける。反応がないので入ってみて驚いた。まるで幽霊のような素子が、自慢の胸を抱えてあの脱がした部屋着をそのままに、自慢の胸を抱えるようにして部屋の隅で固まっている。普段はぷっくらと健康的なはずの頬はやつれ、目にはくっきりとクマの後がまるで縁取りのようだ。 一体、いつからそんな風にしていたんだろう、カレーの食った後も片付けずにそのままになっていた。 「おい……おい、大丈夫か素子ちゃん!」 しばらく、やはり呆然と目の前を見つめて、虚ろな眼で。 「あ……い……管理人さん?」 「そうだよ、大丈夫。どうしたの」 「記憶がないんです……管理人さん私に何か酷いこと……しましたか」 酷いことと言われて、ズキッと心が痛む。たしかにしました酷いこと。やり終わった後、すっきりして頭は次の陵辱にいってしまってほったらかしにしてしまったのだ。 「管理人さんが……あがってきて……服脱がされて……そこまでは覚えてるんですが……起きたら、私……裸のままで……何故かお腹と……あの、大事なところがズキズキと痛んで……トイレにいったら血が出て、生理じゃなくて……ドロッとした白いのも出て……」 うあーやっちゃったみたいだ。これどうしたらいいんだろ。催眠のマニュアルにも、製作者の助言にもこんなときの対処法がない。そうなったときの正夫はやっぱりただおろおろデブオタだった。 「うーん、どうなんだろうね」 「私と……最後まで一緒にいたの管理人さんですよね……ベットに寝かせたのも管理人さんですか」 次第に、素子の眼に光が戻ってきたのはよかったが、それは普段おっとりとして優しい素子が見せたこともないような、深い緑色をした……それは辛い辛い思いつめた顔だった。 「そうだよ、ぼくが寝かせたんだよ」 「じゃ、管理人さんが私を……犯した」 そういい切って、目をあげた。正夫が見つめたその目は怖い怖い目だった。まるで、正夫の全てを飲み込んでしまいそうな、耐え切れなくなって素子の肩を抱いては言い放った。 「素子ちゃん、ぼくは何?」 「何って管理人さんです」 乾いた目で、乾いた唇で、かすれるように素子はいった。 「そうだね、宿主といえば親も同然と昔は言ったんだ。管理人といえば、恋人も同然……わかるかい素子」 「えっ……はい」 目の色が緑から黒色に戻っていく、それは催眠が浸透した印か。 「つまり、ぼくは管理人で君の恋人なんだ」 「……はい」 「君の身体に起きた変調は、全てぼくが恋人として愛した証だ、だから何も心配することはない。心配することは無いんだ」 そういって、正夫は素子の身体を抱きしめた。素子は、ただ無言でウワーーと泣き崩れた。数時間後、素子は正夫に付き添われて一緒にお風呂に入って、ゆっくりと寝た。さすがに、憔悴し切って寝た素子を襲う気になれず「ちょっと出てきます、また何かあったらぼくの部屋に来てね」とメモを残して去った。性欲処理のほうは、沢石亜沙子のほうでしようと三階に向かったのだ。 亜沙子は、やっぱり来たという暗い顔で正夫を出迎える。 「種付けに来ました、子供さんはどうですか」 「寝てます……残念なことに」 「じゃ、今日も協力お願いしますね」
「じゃ、出すよ」 「いやぁー!」
ドピュドピュドピュドピュドピュ!!!
亜沙子種付けに向けて、今日も三発。デブオタの湧き上る性欲は尽きることが無いかのようだった。
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