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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第十章「女子中学生 北原麻理沙 2」
「……んんっ」
 西日を浴びて、北原麻理沙(きたはら まりさ)は目を覚ます。
 うーんと伸びをして起き上がると、沈みかけた夕焼けと、まだ残ってグラウンドで練習を続けているサッカー部の選手たちが見えた。
 麻理沙は、屋内体育館の入口にあるベンチに寝かされていたようだ。
「あっ、起きましたか」
 麻理沙の目の前で、長澤珠衣(ながさわ たまえ)が笑顔を見せている。どうやら、寝ている麻理沙を見ていてくれたらしい。
「あら、ごめんなさい寝てしまったんですね。あの、たまちゃん部活は?」
「そんなのとっくに終わってますよ」
 あちゃーと、麻理沙は思った。
 どうやら部活をすっぽかして寝てしまったようだ。昨晩は、夜更かししてほとんど徹夜してしまったから。
「たまちゃんにも迷惑をかけてしまいましたね」
「いいえ、私は保健委員だからこれもお仕事ですよ」
 えっへんという様子で、たまちゃんは頭のボンボンを揺らした。
 相変わらず、この子は変わった子だ。
「んんっと……」
 あれっ、部活したような覚えもあるけれど……部活は出たんだっけ。麻理沙は、記憶が混濁して少し混乱する。
 あまりにも、先ほどまでの『淫夢』が激しすぎて、現実とごっちゃになってしまったのかもしれない。
 まだ強く突き上げられた股間がジンジンして、強く揉まれた胸の感触がリアルに思い出せてしまう。
 もちろん、すっかり紺色の制服を着ているのだからそれが現実にあった出来事なんてことはないのだろうけど、安心だけどちょっと残念にも思う。
 あの非日常感は最高だった、もういちどあんな夢を見られたらいいのに。
「どうしたんですか、北原さんまだお疲れですか?」
「いえっ……なんでもありませんわ」
 私の夢のなかで、『貴方はブサイクなオッサンに恋をして、中出しをかまされてましたのよ』、なんて言ったらこの子はどういう顔をするだろう。
 そんなことをちょっと考えて、麻理沙は苦笑したのだ。
「大丈夫なら帰りましょうか、もう下校時間過ぎてるから怒られちゃいますよ」
 あんまり厳密ではないのだけれど、下校時間は決められていて、それ以上の部活は許可がないとできないのだ。
 屋内体育館にも見回りが来るからあまり残っていると怒られてしまう。
「私のために遅くまで残らせてしまって、ごめんなさいね。私が迎えの車を呼びますので、たまちゃんも送らせてください」
 麻理沙はそう言うと、携帯電話を取り出して手配させた。

     ※※※

 珠衣を自宅まで送らせたあとで、麻理沙が北原家の玄関前に止まった黒塗りのハイヤーから降りると、執事の中沢が「お嬢様今日は遅かったのですね」と出迎えてくれた。
 有能だが、相変わらず口うるさい老人だ。
「私も、いろいろと付き合いがありましてよ」
 そう言って牽制すると、三階建ての豪華な邸宅へと入っていく。
 姉も独立して、両親と麻理沙と使用人しか住んでいないお屋敷だ。
 こんなに大きな家は必要ないといつも思うのだが、これも家の格式というものだからしょうがないのだろう。
 そもそもその両親も、麻理沙の手がかからなくなってからはあまり家に帰って来てこないから余計に、ガランとしたロビーに寂しさを感じる。
 これで使用人もいなければ、もっと寒々しいのであろうから、口うるさい老人でもいないよりは良いという者だろう。
 エレベーターもあるのだが、あえて階段をゆっくりと登って、三階にある自分の部屋へと歩いていく。
 そろそろ日もくれるが、夕食の時間にはまだ早い。
「ふうっ……」
 着替えしようとして、制服の上衣とブラウスを脱ぎ、ふと姿見に映る自分の姿を見て悲鳴をあげた。
「ぎゃあああぁぁ!!」
「おっ、お嬢様どうなさいましたぁ!」
 たまたま同じ階で掃除でもしていたのだろう、メイドの坂田さんが慌てて扉をドンドンドンと叩く。
「なんでもありませんわ!」
「なんでもって、尋常じゃありませんでしたよ」
 坂田さんを安心させるように、がちゃっと扉を開けて顔を覗かせる麻理沙。
「そっ、そうだ、今日はご飯はいりません。もう先に休ませていただきます」
「お嬢様、お具合でも悪いのですか」
「そうですね……コホコホ、ちょっと風邪気味なのかも、薬でも飲んで寝ますので」
 呆然とするメイドの坂田を残して、バタンと扉が閉じられた。

「はぁ、どうしましょう~!」
 姿見に映る、麻理沙の白いお腹には少し滲んでいるが『2-2 北原麻理沙』との文字が書かれている。
 制服のプリーツスカートをサラリと落として、美しいレースの入った黒いシルクのパンティーを脱いでみると、股のクロッチの部分にベッタリと精液が残っていた。
「わ、わたし……」
 大変なことをしてしまった。
 あのブサイクな男性とのまぐあいは、夢ではなかったのだ。
「ううっ、夢じゃありませんよね」
 クロッチで乾きつつある、白濁した汚れをマジマジと見つめてため息をつく。
 思わず嗅いでしまい、顔を歪めた。パンティーの染みとなって残るその雄臭さは、紛れも無い現実。
 まず麻理沙がすべきことは、たっぷりと中出しされてしまった膣の洗浄であろう。お風呂に行って洗うべきだった。
 それなのに何を考えているのか麻理沙は汚れたパンティーを握りしめたままで、フラフラとサイドボードの上に置いてあるデスクトップパソコンの電源を入れた。
 ブラウザを立ちあげて、キーボードで検索ワードを入れる。
 調べたのは、『妊娠』と『排卵日』について。
 なるほどである、妊娠の危険がどの程度かを調べるのは当然と言えた。すでに中出しされてだいぶ経っているのだから、今更洗っても仕方がないのも道理、賢い麻理沙はクールである。
「妊娠の危険性が高いのは、排卵日二日前って、ドンピシャじゃないですの!」
 思わず声を荒げてしまった。
 正確には、排卵日を計測出来ないものの、前の生理日は思い出せるのでそこから特定できる。
 麻理沙の排卵日はもうすぐだった。
 なんでよりにもよってこんなタイミングにとも思うが。
「ある意味で、必然ですわね……」
 元々の原因は、麻理沙の異常な性欲の高まりにあった。おそらく排卵日が近づいてくることによって、身体が準備を始めていたのだろう。
 十四歳にして、メスとしての成熟を迎えていた麻理沙の身体は、荒々しい雄を求めていた。
 そこであの男と出会ってしまった。決して良い男ではなく、それどころか最底辺のブサイクな男。そういう下等なゲスにレイプされて妊娠してしまうシチューエーションは麻理沙のお気に入りだった。
 そのせいだろう、てっきり夢と思い込んで、自分の欲望を解放してたっぷりと感じて中に何度も出されてしまった。
 麻理沙、痛恨のミス。
「はぁ、終わったことはしょうがありませんわ」
 排卵時期に集中的に中出しされても、受精する確率は八十五パーセント、その受精卵が無事に子宮内膜へ着床する確率は二十五パーセント。
 まだ若い麻理沙の卵子は元気なので、ほぼ百パーセント受精するかもしれないが、子宮への着床率はまだ若すぎて万全ではないのでむしろ確率は低まる。
 幸いなことに、危険日に中出しされても、妊娠の確率は二十パーセントほどなのだそうだ。
「良かった……確実に妊娠するってわけでもないんですのね。八割の可能性で着床しないなら、分の悪い賭けとは言えないでしょう」
 ちょっと安心して検索を続けていると、精虫が泳ぎまくる画像なども出てくる、精虫が卵子に群がって受精する瞬間の画像なども出てくる。
「あの醜い男の遺伝子をたっぷり含んだ精虫が、私のお腹の中で泳ぎまくっているなんて……はぁ、わたしったらなんてことをしてしまったんでしょう」
 膣に中出しされた精液は、射精後の五、六時間で子宮の奥にある卵管峡部にある精子貯蔵所にたどり着き、排出される卵子を待ってスタンバイする。
「……そして、卵子を貫かれて赤ちゃんを受精しちゃう」
 麻理沙は、マウスをまさぐるようにいじりながら、人には見せられないような蕩けた顔で、ハァハァと艶かしい吐息を漏らす。
「どうしましょう……。赤ちゃんが出来るのは、絶対に困ります。絶対にあってはならないことです……あんな男の赤ちゃんを授かったら身の破滅ですわ」
 そう言いながら、麻理沙が検索するのはなぜか『妊娠しやすい体位』である。
「うわぁ、オーガズムに達すると妊娠しやすくなるって書いてありますわ」
 性的快楽が大きい時に、お腹が張ったような感覚をバルーン現象と言い、膣が締まり、膣奥が風船のように空洞化して子宮口が下がっていく
 そして膣が男性器をしっかりと捉えて、膣壁が蠕動して、精子を吸い上げる状態になる。
「バルーン現象、しっかりとありました、わよぉ……」
 あの男との獣のように激しいセックスで、何度イッたことだろう。
 麻理沙の意志に反して、健康な麻理沙の中の女の子はたっぷりと感じさせられて、はしたなく男の精液を啜り上げて妊娠を求めていたのだ。
 何せ妄想しまくって、ずっと求めていた本当のセックスだ。その刹那は、気持よくて気持ちよくて堪らなかった。
 いや意志に反してではない、麻理沙自身「妊娠したい」と言ったではないか。麻理沙は、自分から「あの男の赤ちゃんが欲しい」と宣言したのだ。
「夢だと思ってたから、しょうがないじゃありませんの!」
 麻理沙は、パチンと乱暴にパソコンの電源を落とすと、大きなベッドに向かった。
 ベッドで股を開いて、手鏡で自分のアソコを覗きこむ。
「うわぁ、なんてことですの、やっぱり汚されてますわね」
 膣の入口にはまだ、男の白濁した精液の痕跡が残っていた。夢ではない、本当の本当に女性器の奥底までも、征服されてしまったのだ。
 しばらくパクパクと物欲しげに口を開いた眺めていると、ヌルっとした液体がまた溢れてきた。
「まだ出てくるなんて、一体あの男はどれぐらい私の中に射精したんですのよ」
 はぁ~と深いため息を吐いて、形の良い眉根を顰めた。夢と思っていたとはいえ、思い返すと自分はなんて軽率な、なんて愚かな真似をしたのだ。麻理沙は深い後悔の念にブラウンの瞳を潤ませて、涙が出てきそうになる。
 それでも、時の針は戻せない。
「しょうがありませんわね、こういうときはアレをするしかありません」
 絶望に心を揺さぶられたとき、感情が高ぶったときに変態の麻理沙がすることといえば、オナニー。それしかない。
 パチンと、ブラジャーのホックを外すと、麻理沙は全裸になってベッドの上に寝そべった。
「膣から零れてくる液体で、ベッドが汚れてはいけませんからね」
 腰の下にクッションを置いて、腰の位置を高くする。これで、逆流した精液でベッドのシーツは汚れない。
 そんな言い訳を自分の中でして、その実はあのブサイクな男に中出しされて子宮まで汚し抜かれたことに、麻理沙は興奮している。
「さっきサイトに書いてありましたものね……」
 腰の位置を少し高くすることで、麻理沙は膣奥に溜まった精液は、子宮口から麻理沙の赤ちゃんを作る部屋にどんどんと流れていく。
 こうすると、中に出された精子がスムーズに移動できるようにする。そのままじっとしていることで、妊娠率が高まる。
「いえ、いえっ、ダメですわっ! 妊娠しちゃダメ。……受精するだけ。そっ、そうですわ、受精しても着床しなければまったく問題ないですもの」
 大問題だと思うのだが、麻理沙はもう中に出されてしまったので仕方がないと割りきっている。
 二年ほど前に初潮が来てから、生理は軽いほうで、これまで生理周期が乱れたことも健康な身体の麻理沙の卵子である。受精はもうほぼ確実にしてしまうだろうと思えた。
 それでも、その卵子が子宮内膜に着床する確率は、たった二割だ。
 どうせ確率が同じなら、それをオナニーのネタにしてしまうほうが良い。
 北原麻理沙は、恐ろしいほどに前向きな変態お嬢様だった。
「ああんっ、今私のお腹の中に、いっぱいあの男のオタマジャクシが泳ぎまわってるんですわね」
 そう考えるだけで、すごく下腹部が熱い。
 そっとお腹をさするように手を触れて、そのままその細い指先は勃起したクリトリスを貪るように弄る。
 そう自分のお腹の奥で、男の精液が暴れまわっているのを想像しただけで、麻理沙の肉芽は、恐ろしい程にビンビンに勃起していた。
 麻理沙の股は、ビッショリと濡れている。
「そうっ、そうですわ。ママの卵はもっと奥ですわよ。ハァハァ……かわいいおたまじゃくしさんたち、お母さんが手伝って上げますからね」
 そう言いながら、腰をクイクイっと天に突きあげて、奥へ奥へと自ら精子を導こうとする。
 バカじゃないのかと思うのだが、自ら受精を求めるその愚かな行為が、たまらない楽しかった。ことが性欲になると、その行為がバカげていればいるほど、気持ち良くなってしまう。麻理沙の厄介な性である。
 あの元気な男のオタマジャクシだから、きっとこんなことをしなくてもみんな奥まで泳ぎきるだろうけどと、思考してふと思い出した。
「そう言えば、私……あのオジサンの名前も知らないんですのね」
 男に関心がなかったから、麻理沙はセックスの前に、男の名前すら聞かなかった。どこの誰かも知らない男の精子を、今まさに受精をしようとしている。
 そう思うと……、麻理沙はすごく興奮する。
 股をまさぐる手の動きが早まり、膣口から愛液がドロドロとあふれだす。胎内に生暖かい熱気が広がっていく。
 クリトリスを指で捻り上げて、柔らかくなった膣奥に指でズコズコすると、意識が飛びそうなほどの性感が全身を駆け抜けて行く。
「ハァハァ……飛ぶ、飛んじゃいそうっ! 種付けアクメ最高ですわ。妊娠するって、こんなに気持ちがいいことなんでしょうか、イクッ、イクッ、イグッ!」
 麻理沙は、だらしない絶頂顔で、舌をベロンと突き出している。
 腰を思いっきり突き上げて、グッと背を仰け反らせてオーガズムに達して、プシュップシュッと音を立てて潮を飛ばした。
「ああっ、私何を言ってるんでしょう。知らない男の子供を妊娠なんてダメですわ、ありえないですわよ。受精するだけ、ほんのちょっと受精するって思っただけなのに……気持よすぎてダメになりそう」
 もし、麻理沙が、見知らぬ男の子供を、本当に妊娠してしまったらどうなる。
 あの北原のお嬢様が、どうしてこんなことにと、後ろを指さされる。
 みんなに何と酷い言葉で蔑まれることか、両親をどれほど失望させることか、身の破滅、身の破滅!
 ああ哀れ麻理沙お嬢様の人生は、たった十四歳にして台無しになってしまう。全てが音を立てて、崩れ去ってしまう。
「ああっ、そんなのいけない、なんて可哀想な私なんですのぉ!」
 ダメなことをやるのが気持ちいい、可哀想な境遇に置かれるのが気持ちいい、胸が張り裂けそうなほどの背徳感がたまらない。
 知らない男の赤ちゃんをお腹に抱えて、途方に暮れる自分を想像しただけで、股をまさぐる手は止まらずに、麻理沙はまた更に深いオーガズムの領域に到達する。
「あぐっ、ふぐっ、くくくっ……もしママになっちゃったら、きっと母乳も出ちゃいますのね」
 いつかやりたいと思っていたプレイに、搾乳プレイがあった。
 麻理沙の頭に、一つの光景が浮かぶ。
 妊娠したことで、さらに大きくなった麻理沙の乳房を、あの男はめちゃくちゃに強く揉みしだいてピュッピュッと褐色の乳首から、真っ白いミルクを搾り出すだろう。
「おっぱいミルク、私のおっぱいミルク……出るっ!」
 もちろんまだ妊娠していないから、母乳など出ないのだが、そんな妄想に浸って、両方の乳房を揉みしだいて、ギュウッと搾乳して勃起した両方の捻り上げて、また絶頂に達した。
「ミルクッ、おっぱいミルクッ、イグッ、イグッ!」
 こんな調子で、麻理沙は一晩中、無様な絶頂顔を晒しながら、思考が蕩けるほどに、身悶えし続けたのであった。

     ※※※

 受精オナニーですっかり盛り上がって、そのまま寝てしまった麻理沙は、遮光カーテンから差し込む朝日を見て、しばらく落ち込む。
「ああっ、私ったらまたあんな変態オナニーを……。名前も知らない男の精子で受精とか、妊娠とか、何考えてるんですのよ!」
 冷静になると、本当に自分バカじゃないかと思うのだが、その時は盛り上がってしまうのだ。
 麻理沙は、気分をしゃっきりとさせるために早朝にシャワーを浴びる。あとお腹にマジックで書いた文字と、股間を綺麗に洗ってから、制服に着替えて家を飛び出していった。
 昨日の夕食も朝ご飯も食べずに、メイドや執事には心配されたが、それどころではない。あんまりお腹も空かないし、オナニーってダイエットに使えるなとか思いながら、今日は早めに出かける。
 妊娠の危険は危険として、麻理沙にはまず、早急に対処しなければならないことがあったのだ。
 昨日の北原麻理沙と長澤珠衣の痴態が映った、ビデオカメラの映像データを回収しなければならない。
 翌日、学校に行く前にすぐに屋内体育館のプールに行って、しまってあったビデオカメラを調べた。
「あれ、映像が無いですわ……」
 もしかしたら、あとであの男か、珠衣がデータを消去したのかもしれない。危険なデータとは言えるので、その可能性も考えられる。
 すでに動画が無くなっていれば問題はないのだが、刺さっているはずのSDカードがないのが不吉だった。誰かが持ちだした可能性もある。
 学校に行って、珠衣に尋ねると。
「ああ、あの映像ならコーチが持って帰ったよ」
 そんな恐ろしい返事が返ってきた。
「なんてことですの……」
 もし、万が一あの映像が表に漏れたら、麻理沙は破滅だ。珠衣だってタダでは済まないのに、ケロッとした顔をしているので、文句の一つも言いたくなったがぐっと堪える。
 この少女は、もうあの男に身も心も奪われているようだ。
 敵対したらコーチとやらの味方をするかもしれない。なるべく優しく、微笑んで麻理沙は珠衣に尋ねた。
「ところで、長澤さん。あのコーチさんは今どこにいらっしゃるんでしょう。身元とか、お名前はご存知なんですよね」
 そう尋ねた麻理沙に、頭にボンボンみたいにくくっているボンボンを、「ううん」と左右に揺すった。
「ううんって、もしかしてご存じない」
「いっつもコーチから連絡があるから、昨日も半月ぶりだったし、そういやコーチの名前ってなんだっけ……」
 ここまで天然ボケなのかこの少女はっ!
 名前も知らないオジサンに中出しされて、妊娠したらどうするのかっ!
 そう叫びたくなったが、そう言えば麻理沙もそうではないか。ブーメラン発言も良い所なので、ピキッピキッさせながら笑顔を強ばらせて、くるりと後ろを向いた。
 携帯電話を取り出して、北原家の執事に電話する。
「もしもし、中沢。すぐに調べて欲しいことがあるんだけど……そう、至急よ。全力で調べてちょうだい!」
 人相書きを手配して、北原家の調査網を使って、街をフラフラとしている浮浪者の足取りを追った。
 そこらにいるとは目星をつけていたのだが、思ったよりも時間がかかり、潜伏先のマンガ喫茶が掴めたのは一日経ってからだった。
「お嬢様、この男が何なのですか?」
「それは、トップ・シークレットよ」
 執事の中沢には、男と会うにあたって運転手を手配しようとか、誰か付き添いをつけようかと提案されたが、断った。誰にも知られてはならない。
 これは麻理沙が一人で解決しなければならない問題だ。

     ※※※

 フラッと雑居ビルから出てきたミノルに、待ちぶせしていた麻理沙は声をかけた。
「ちょっとお待ちなさい!」
「んっ、誰だお前……」
「誰だって、つい二日前に会ったばかりですのよ」
「ああっ、珠衣のやつと一緒に居た変わった女の子か」
 変なオジサンに、変な子って言われた。ミノルのようやく思い出したという反応がリアルで、本当に忘れられていたのかと思ったらプライドをいたく傷つけられた。
 麻理沙ほどの美少女、一目みたら忘れないであろうのに、それどころか初めてをあげた相手であるのに、それを忘れたというのか。
 愕然と立ち尽くしてしまうが、今はそれどころではないと気を取り直して叫ぶ。
「わっ、私は北原麻理沙、北原麻理沙ですのよ。昨日は、ろくに自己紹介してなかったからしょうがないけど、忘れないでくださいね」
「うんそれで、その麻理沙がどうした」
 ぼんやりとした、間の抜けた顔だ。本当に麻理沙の痴態が映ったSDカードを所持しているのかどうか心配になってくるが、とにかく話を進めないといけない。
 すぅーはーと深呼吸してから、びしっと指さして麻理沙は言った。
「戸隠ミノル(とがくれ みのる)、貴方のことは調べさせてもらいましたわよ」
 ミノルはそれを聞いて、感心した顔をする。人に名前を呼ばれたのは久しぶりだ。
「ほう、俺の名前をどこから調べた」
「貴方が昨晩宿泊した、マンガ喫茶の会員登録データからです。戸隠ミノル、三十二歳、独身、両親もすでに他界。高校を卒業後、停職につくことなく住所不定で各地を転々としていることまでしか分かりませんでしたわ。……と申しますか、無職はまだ分かりますけれど、住所不定ってなんなんですの。貴方は、どうやって生きてますのよ!」
 そんな人間が存在するなど、麻理沙にとっては想像の埒外だった。
「そんなこと、俺に怒られても困るよ」
「と、とにかく、私の痴態が映ったビデオのSDカードを返してください」
 ああこれかと、ミノルはポケットからSDカードを取り出す。
 ミノルとしても滅多にない面白映像であったので、あとで見なおして楽しもうと思っていたのだが、別に対して大事だと思ってない。
 ただ、この麻理沙という女の子がそれにこだわっているようなので、ミノルはわざと意地悪を言ってみた。
「嫌だねと言ったら?」
 警察に……と言いかけて、麻理沙は押し黙った。
 この男に元からそんな脅しは通用しない。身元を調べあげて詰問してやってるのに、平然とした顔をしている。この男には、おそらく失うものなど無いのだ。
 下手に刺激するほうが危険だと、聡明な麻理沙は思う。
 ここは、出来る限り穏便に事を運ばなければならない。
「お金なら多少は用意してます、私のお小遣い程度ですけれど」
 麻理沙のお小遣い程度という金額が、札束で分厚くなった茶封筒なのだから、やはりお嬢様だ。
「金なんかいらないな」
「金では転ばないというわけですか。その日暮らしをしてるのに、立派ですわね。もっとも、貴方は不思議とお金には困ってないみたいですから、何か秘密があるのか……」
 北原家の力は金だ。
 金も地位もいらないという人間を相手にするのは、麻理沙にとって初めてであった。それはある種の恐ろしさと、奇妙な尊敬も感じる。
 異形の存在を前にした、畏怖の念に打たれたと言えばいいのかもしれない。本当に訳の分からない、ミステリアスな男だと思った。
 あの時の麻理沙が、夢だと思ってしまうのも無理はない。ここに確かに居るのに、次の瞬間にはふらっと消えて、どこにも居なくなっているような、ミノルからはそんな感じがした。
「つまらないな。そんな話をしに、わざわざこんな場所までやってきたのか。お前は中学生だろ、こんな平日の昼間っから学校はどうしたんだよ」
 ミノルこそ、いい大人が平日の昼間っからなんでブラブラしているのか。
 そう言い返しては、ミノルのペースにハマるばかりだ。
 努めて冷静になると、麻理沙は新しい提案をする。
「ミノルさん、金がダメなら女ならどうですか」
 金がダメなら、あと麻理沙に使えるのは女の武器だけ。
「女ねえ……」
「私を抱かせてあげますわよ。それと交換に、SDカードを返してください」
「ふんっ、面白いことを言うなあ、それなら構わないけど」
「じゃあ、私の後を少し離れて付いてきてください」
 少し離れてと言っているのに、近づいてきて肩を抱こうとしてきたので、麻理沙は跳ね除ける。
 当たり前だ。今日は念の為に制服では来ていない。私服のワンピース姿に、帽子を深々と被って顔を隠しているけれど、さすがに年格好まではごまかせない。
 ミノルみたいな三十路過ぎのオジサンと、幼さの残る女の子が平日の昼間っから親しげに歩いていては、怪しすぎる。
「ちょっ、こんな街中で、何を考えてるんですの!」
「なんだ、抱かせてくれるんじゃないのか」
 麻理沙に拒絶されると、ミノルは意外にも素直に肩をすくめて下がった。
「我慢なさい、部屋についたら、いくらでもさせてあげますわよ」
 やはりこの男、底が知れないと麻理沙は内心で恐れた。大人の男ですら、舐めて掛かっている麻理沙が、こんなに心震わされるのは初めてだ。
「お前さ、名前なんだっけ。ちゃんと覚えておくわ」
「もうっ、北原麻理沙ですわよ。二度と言わないからちゃんと覚えてらっしゃい!」
 一定の距離を保ち、こんな言い合いをしながら、二人は大きな賃貸マンションへと入っていく。
 ホールからエレベーターで七階に向かう。
「立派なマンションだな」
 そう言えば前、ここに何度か来たことあるなあと、ミノルはチラッと思った。
 ミノルは、どこにでも入れる男だからこの街で入れない場所などないのだが、マンションなどの人が日常的に生活する場所は結構好きで、よく忍び込んでいる。
 それはおそらく、ミノルが落ち着いた定住先を持たない反動なのだろうけれど、本人はそのことに気がついては居ない。
「うちの家が所有するマンションの一つですわ。八階は姉が使ってますが、私も七階のワンフロアを使ってもいいことになってますのよ。まさか、こんなことに使う嵌めになるとは思っても見ませんでしたけど」
「ふうん。麻理沙は、お嬢様なんだなあ。すごく、大きな部屋じゃないか」
 大きなフローリングの部屋だ、生活感はまるでないが綺麗に片付いて掃除されていて、埃一つ見当たらない。
 大きなダイニングキッチンに、テーブルに、ソファーに、ひと通りの家具は揃っている。寝室には、大きなベッド、大きな液晶テレビと、高性能なビデオカメラと、クローゼットの中に、ミノルが使えそうな着替えまで用意されている。
 ここらへんは準備のいい麻理沙が、あらかじめ用意させておいたものだ。
「そう言えば、ご飯まだですか。何か作りましょうか」
 麻理沙は、エプロンを付けると冷蔵庫を開けた。
「ああっ、えらくサービスがいいんだな」
「そりゃ、ご飯ぐらいわね。うーんと、でもここしばらく使ってなかったから、ろくな材料がありませんの。買い置きを頼んでおけばよかったですわ、冷凍食品なら充実してるんですけど……」
「じゃあ、それでいいよ」
 最近の冷凍食品は美味しいので、大好物だ。
「そんなのダメですわ、ちょっと待って下さいね。有り合わせで何とかしますから」
 麻理沙は、台所でニンニクを刻み始めた。鍋ではパスタを茹でて、フライパンで刻んだにんにくと、鷹の爪と、缶詰のオイルサーディンをカリカリになるまで炒める。
 美味しい香りが漂い、テーブルに座ってぽつねんと待っているミノルは、鼻をひくつかせた。
 茹であがったパスタにあさつきを乗せ、オリーブオイルと塩コショウで味を調えて出来上がり。
「材料がないって言ってたのに、立派なのが出てきたじゃないか」
 そんなことを言いながら、言葉少なくパクついている。麻理沙は、無言で食べているミノルにお茶を出しながら、どうやら、多めに作って正解だったようだと思った。
「私もいただきますわね、お味はいかがでしたか」
 自分で食べてみると、失敗ではないと思えるのだがミノルのような大人の男の口に合うか少しだけ不安だった。もっと濃い目の味付けのほうが良かったのではないかとか、いろいろ考えてしまう。食べ終わったミノルは、「美味かったよ」と言った。
 そうですか~と、麻理沙はホッとして笑顔を見せた。
「材料がないって言ってたのに、上手いもんだな」
「あら材料がない位、何とかできますわ。私は、お料理の実力もパーフェクトでしてよ」
 ちょっと不安だったくせに、麻理沙は腰に手を当てて自慢気な顔をしている。
「そうかい」
 そんな様子に、ミノルは苦笑した。十四歳にしては、本当に上手いほうだと言えた。麻理沙は、お嬢様育ちにしては何をやるにも卒がなく、機転が利くほうなのだ。
「ミノルさんは、家がないんでしょう。なんならしばらく、この部屋を使っても構いませんわよ。ただ、ここは女性専用のマンションなのであまり通路には出歩かないでくださいね」
「そりゃ、嬉しい申し出だね」
 女性専用マンションとの響きは魅力的だが、ミノルは一所に定住するつもりはない。まあ、食料はあるようだし、何日かは泊まって行っても構わないとは思うが。
「さてと、食事したんだし、ちゃんと歯も磨いてくださいね」
「うるさいなあ」
 飯を食わせてもらったし、それぐらいの希望は聞くかと、洗面所に行って素直に備え付けの歯ブラシで磨くミノル。
 誰が補充しているのか、部屋には真新しい生活用品やタオルが揃っている。
「それぐらい常識ですよ。お風呂には入ったんでしょうね」
「まあ、入ってきたよ」
 ミノルが昨晩、シャワーを浴びたのは事実だった。風呂に入らないときもあるから、御の字といったところだろう。
 麻理沙のほうは、事前にお風呂で身体を磨きあげた上に、膣内をビデを使って洗浄してきてもいるのである。そのため、麻理沙の亜麻色の髪からは、ローズの香りも漂っている。
「では、私を抱かせてあげてもいいですわ」
「そのことなんだけどさあ、本当に良いのか」
 無造作に約束のSDカードをテーブルの上に投げだしながら、ミノルは聞いた。
「何が良いのかですか」
「俺がセックスするって言ったら、ゴムとか使わないぞ」
 つまり、生セックスでいいのか。換言すると、中出しされて妊娠してもいいのかと言っているのである。
「構いません。あーでもちょっと待って下さい。勘違いしてはいけませんわよ。妊娠して良いって言ってるわけじゃないですからね」
「どういうことだよ」
 普通の大人とはかけ離れた無頼漢であるミノルから見ても、この北原麻理沙というお嬢様の感覚はどうもぶっ飛んでいる。
 詳しく聞いておかないと、何をやりだすか分からない。ちょっと面倒くさいとも思ったが、ミノルは詳しく聞いて置かなければ怖い気がした。
「私はすでに中出しされてますから、今回の周期ではもう手遅れです。だから何回中出ししても構いませんわ」
「じゃあ、俺の子供を孕んでもいいってことなんだな」
 チッチッチッと、細い指先を左右に振る麻理沙。
「違いますわね、私の子宮には貴方の精虫がたっぷりと泳ぎまわってますから、おそらく排卵があれば受精してしまうでしょう。そして、私は今日おそらく排卵日ですからね」
「だったら……」
 ミノルが開こうとした口に、プラスチックのケースを突きつける。
「……なんだよこれ」
「昨日の排卵検査薬です。ほら紫のラインが薄っすら出てるでしょう。多分今日あたりが排卵日ですわよ。私も、こんな便利なものがあるなんて初めて知りましたけれど」
 薬局で、膣内を洗浄するビデと一緒に買っておいたのだ。
「お前、なんでこんなものまで……」
「私は今日貴方の子供を受精します。そこまでは許してあげても結構ですわ。でも、妊娠はしませんのよ」
 麻理沙の不可解な言動に、ミノルの眼がはてなマークになった。
 ここまで、マイペースなミノルを翻弄した女の子も久しぶりである。変な子と言ったミノルの言葉も、まったく言いがかりというわけではない。
 麻理沙は、ミノルに『受精はするけれども、着床の確率は二十パーセントほど』という話を説明した。
「つまり八割方は妊娠しないから、中出しされても良いと……」
「そうですわ、まったく頭の働きの鈍い方はいけませんわね。ようやく私の言わんとすることを理解したのですね」
 えっへんと麻理沙は腰に手を当てて笑っているのだが、これどうしたものだろうとミノルはポリポリと頭を掻いた。
 ミノルは幸運の星の元に生まれた男だ。ミノルが強く孕ませたいと思ったら百パーセント孕ませられるのだが、それは黙っておくことにした。
「分かったよ、じゃあこれは麻理沙と俺の勝負だな」
「勝負?」
 これまで一方的に話を進めてきた麻理沙が、そこで止まった。
「そうだよ、お前は受精はするけれども妊娠しないようにする。俺はお前を孕ませたい。なっ、これは勝負だろ!」
 麻理沙を孕ませたい。ミノルの赤裸々な欲望を耳にして、麻理沙はゴクッとツバを飲んだ。だんだんと、胸が熱くなってくる。
「わ、分かりました……。いい度胸ですわねぇ、この北原麻理沙に対等の勝負を挑もうとは、まったくいい度胸です。後悔しても知りませんわよ!」
 ズカズカと、わざと下品に大股開きで歩いた麻理沙は寝室に向かった。そして、大きなレンズのついたビデオカメラを設置して、調整する。カメラをリアルタイムでテレビに繋げて録画をチェックできるようにしている。
 それだけかと思ったら、補助カメラをベッドの端や、棚の上に二台も置いた。どうして、そこまで撮影の質にこだわる。
 いや、それ以前の問題としてなぜ撮るのだ。
「なあ、麻理沙。それって、この前みたいにセックスの様子を撮ろうとしてるのか」
「そうですわよ」
 呆気無い返答。
「お前は、SDカードの映像を俺から取り戻したくてセックスするんだよな。なのに、なんで新しい映像を増やそうとする」
 意外にもミノルに冷静な指摘されて、麻理沙は手をバタバタさせてあたふたと慌てた。男はセックスしたがるから、そんな理由付けはいらないと思っていたのに、意外にこのオジサンは鋭いなと麻理沙は目を見張る。
 そして、その場限りの適当な理屈を語り始めた。まさか、あとでそれを使って自分がオナニーに耽るためなどとは言えない。
「それは……。えっと、記念撮影してあとでオナ……じゃない、証拠を残しておくため! そうですわ、これから行われるセックスが完全に合意の上によるものだと証拠が残らないと、貴方だって困るでしょう。考えても見なさい、私がレイプされたと主張したら、貴方を陥れるのなんて簡単なんですのよ。もちろんフェアな私は、そんなことはしません
つまり、この撮影は貴方のためなんですのよ」
 長い……、しかも、かなり考えこんでから答えた。
「お前、その理由……、今考えて言っただろ」
 図星である。
「そっ、そんなわけありませんですのよ。貴方のためって言ったでしょ、さあ撮影を開始しますわよ。ちょっとそこで見てなさい」
 麻理沙はカメラの前で、純白のワンピースのスカートをたくし上げた。
 ツルンとした股で申し訳ない程度に栗毛色のマン毛が薄っすら生えているだけ、パンティーを穿いていなかった。
 大きな液晶テレビと連動しているので、画面に麻理沙のマンコが大写しになっている。
「なんでパンティーを穿いてないんだ……」
 そんなミノルのつぶやきには、全く答えずカメラに向かってアピールするのに夢中になっている。
 ワイングラスを持っているので、何をやるかと思えば、いきなりオシッコを始めた。
「ああっ、検尿中ですので、ちょっとお待ち下さい」
「何やってんだよ……」
 ミノルは、もう突っ込むのも面倒になってきた。
 いや、いまからこのお嬢様にチンポを突っ込むのだが、あまりにも行動が奇矯過ぎるので面食らっている。
 そんなミノルを他所に、麻理沙は波々と黄金色の液体が注がれたワイングラスに、プラスチックの棒を突っ込む。
「フフッ、見えるでしょうか。紫色の印が色濃く出てきました。これが私、北原麻理沙十四歳が本日、危険日まっただなかの排卵日であるという証明です」
 証拠の排卵検査薬を、カメラに見せつけている。
「見ていただければ分かりますが、私は正気です。酔っているわけでもなく、誰に言われたからでもなく、明確な自分の意志で、この戸隠ミノルさんに抱いていただきます」
 そう言ってから、抱いていただくは大人しすぎる表現だと思った。桜色の唇に手を当てて、少し考えてもっと扇情的に言い直した。
「自分の意志で、濃厚な種付けセックスをしていただきます。私がお願いして生殖行為をしていただくので、赤ちゃんが出来てもミノルさんは責任を取らなくて良いです。私のマンコを使っていただいて、オナニーするようなものです。私の女性器に、無責任に好きなだけ排泄していただいて結構です。ちなみに、私はこれが人生で二回目のセックスです。一回目の相手もこのオジサンでした」
 わざわざ、卑猥な言葉に言い換えた。カメラの前で、麻理沙は何を言っているのであろう。排卵検査薬を握りしめて、まるで自分の罪を懺悔する敬虔なシスターのようにも見えた。
 自分で卑猥な言葉を口にして興奮しているのか、だんだんと息が荒くなり頬が上気し始めている。
「麻理沙、謎の儀式は済んだか……」
「はいっ、合意の上でのセックスの証明としてはこれで十分でしょうか」
 十分どころか、余計なセリフが多すぎたぐらいだと思われる。
「よっと」
 ミノルは、抱き上げてベッドに仰向けに寝かせると、股を開いた。そこはもう濡れ濡れで、前戯の必要はない。
「さあ、好きなだけ私のマンコに、チンチンズポズポしてください!」
 全てを受け入れるように、麻理沙は身体も股も全開に開く。
 しかし、そんな麻理沙にミノルはのしかからず、股ぐらに顔を突っ込んで愛液に照らつくマンコを舐め始めた。
「ダッ、ダメですわ、そこは汚いですわよ! なんで舐めるんですか、さっきオシッコしたばかりですのよ……」
 あれほど変態的なセリフを言ったくせに、オシッコをした尿道を舐められたぐらいで麻理沙は慌てて、羞恥に顔を真っ赤にした。
「いいから、大人しく舐められてろよ」
 ミノルの舌先に、しょっぱい味が広がる。確かに、ションベン臭い股を舐めるのは、普通ならちょっと抵抗感があるだろう。
 しかし麻理沙は、数日前にミノルの精液を呑んでくれたのだ。マズくて苦いと言いながらも、たっぷりと呑んでくれた。
 そんな女の子のションベンなら、ミノルはいくらでも舐めてやる。肛門の穴だってたっぷり舐めて綺麗にしてやっても良いぐらいだった。
 ぺちょ、ぺちょ……。
 わざとイヤラシイ水音を大きく立てながら、執拗に舐めていく。そうすることで、麻理沙が喜んでいるのが触れている太ももの震えから感じる。
「それにしても、すっげえクリトリスだなあ」
 すでに皮が剥けきっていて、小指の先程の大きさに成長した小豆の頭が見えている、十四歳で、ここまで育っているのは珍しい。
「だって、毎日触ってオナニーしてますもの」
 小五で性に目覚めてから、毎日しごいているうちに皮も向けて成長したという。
 麻理沙は、もともとクリトリスが大きかったのか、若いだけあって赤く滑りまるで真珠のような輝きのクリちゃんだった。
「ふうん、でもオナニーでは、これはできないだろう」
 ちゅーと吸い上げた。その瞬間に、怖いほどに全身が跳ねた。

「はぁ、舐められるって、こんなにも気持ちいいのぉー」
「俺のも舐めてくれたんだ、たっぷり舐めてやるよ」
 しっかりとクリトリスの皮が厚くなっている麻理沙なら、これぐらいの刺激は大丈夫だろうと、ミノルは吸い上げた陰核の根本を、ガリッと噛んだ。
「んはああっ!」

 たまらない、これはダメッ、イクッ、イッてしまう。

「ああああああっ!」
 腰をがくがくと震わせながら、プシュップシュッとお小水を漏らした。それは潮吹きという現象なのだが、結局潮吹きで出てくる水はオシッコの元のようなものだ。
 先程、あれほどたっぷりとオシッコしたのにまた出てきてしまうのは、よっぽど刺激が強かったということなのであろう。
 深い満足とともに、男の顔に潮を振りかけてしまったという申し訳なさに、嗚咽とも感嘆とも付かない声を上げる。
「こんな、ダメだっていったのにぃ」
「それより痛いんだがな……」
 いつの間にか、麻理沙は足で思いっきりミノルの頭をぎっちりとホールドしてしまっている。
「あっ、ごめんなさい」
 慌てて、麻理沙は足にかかっていた力を緩める。
「ふうっ、いいさ。小娘の柔らかい太腿に挟まれた程度じゃ、俺の石頭はどうともならん。それに、それだけ感じてくれたってことなら男冥利に尽きる」
「ふうん、なかなか男気があるんですわね。戸隠ミノルさんは、見かけによらず……」
「見かけによらずは余計だ」
 そうミノルが苦笑するが、麻理沙のほうはそれどころではなかった。愛情を込めた愛撫に、全身が弛緩している。麻理沙の幼さの残る顔がトロトロに蕩けている。
 麻理沙はこの時初めて、本当の意味でミノルのブサイクな顔を見て、愛情を感じた。
 これまで単にミノルの存在は、麻理沙のオナニーの道具に過ぎなかったのである。ただ乱暴に荒々しく犯して、汚らしい精液を射精してくれれば良いだけの影だった。
 それが十四年の生涯で初めて、自分の股を舐められる。クリトリスの包皮まで舌先で丁寧に剥かれて舐め上げられるという愛情に満ちた行為を受けて、麻理沙も相手に愛を感じてしまったのだった。
 眼の前の冴えない男、どこか泰然とした自信を持っていて、麻理沙の女を喜ばせることができる『戸隠ミノル』という相手を初めて見た気がした。

 長澤珠衣(ながさわ たまえ)、同級生のあの可愛らしい女の子がなぜこのブサイクで何の取りえもないオジサンに恋焦がれているのか、少し分かる気がした。
 社会的にはダメな男だが、女の子の愛し方はよく知っている。良い男ではないかと見なおした。
「さあ、私も舐めて差し上げます」
「おおっ、相変わらず上手いな。その舌使い、どこで勉強してくるんだよ」
 ミノルの勃起したオチンチンを熱心にしゃぶりながら、麻理沙は今回一回だけではなくまたこの男に会っても良いなと思っていた。
「ふふっ、ふぁんなの」
「ちんこを咥えながらしゃべるなよ」
「そんなの、アダルトなビデオとか見れば分かりますわよ」
「お前の歳じゃ、見ちゃいけないもんなんだけどな」
「あーら、その歳の女の子にしちゃいけないことをしてるのは誰ですか」
 そう言いながら、唾液で濡れた硬い陰茎をしごいてくるので、ミノルは思わず射精しそうになった。
 舌だけではなく、言葉攻めしながら強く陰茎をこするまでことまでやる。なかなかのテクニックである。
「くっ、強いな」
「あら、精子出ちゃいそうなんですか」
 麻理沙は手で出された困ると思ったのか、亀頭のカリ首をこする力を微妙に弱める。
「なあ、麻理沙。女の子ってさ、なんで精液のことを精子っていうんだ」
 ミノルはイキそうな気をそらそうと、益体もないことを聞く。
「えっ、だって学校で精子って習うじゃないですか。そう言えば、みんな精液とかザーメンじゃなくて、精子って言いますね。考えたこともありませんでした」
 ちょっと驚いたのか、麻理沙の手の動きが止まる。

「女の子同士で言い合ったりするのか」
「しますよ、女の子だって結構猥談好きですし。でも精液とかザーメンって言い方はしませんよ、なんででしょうか」
 おそらく精液と精子の違いを女性が深く認識していないからではないか。ミノルは、そのようなことを考えたが言わなかった。
「お前は、精液とかザーメンとかって言い方も知ってるんだな」
「私は男向けのアダルトなウエブサイトも読みますからね。どっちがいいですか、精液とかザーメンとか言ったほうが興奮します?」
「わからんよ」
 男向けのサイトを見ているというだけあって、なかなか堂に入った誘惑の仕方だった。たどたどしいところもあるが、本人が本気で感じているというのが一番良い。
「じゃあ、お口に出したいですか。それとも私のオマンコに出したいですか」
 麻理沙は、まるでミノルを挑発するように、ビクンビクンッと勃起する根本を掴みながら上目遣いで睨めつける。血色の良い口元が、蠱惑的な笑顔を形作った。
 大きくキラキラと輝く瞳は潤み、頬は火照りまだ中学生とは思えないほど整った顔立ちは魅惑的だった。
 この年で、立派なメスの顔をしている。
「そりゃ、膣だな。他の口でも楽しみたいが、今はお前が欲しいという気持ちが強いよ北原麻理沙」
 名前を呼ばれると、ブルッと肩を震わせた。
「欲しいですか、嬉しいですね。いつでもどうぞ」
 ドサッとベッドの上に大きなお尻を乗せると、麻理沙は挑発するように大きく股を開いて手足を広げた。
「それじゃあ、遠慮なく使わせてもらうかな」
 ミノルは、力強く麻理沙の輝く裸体をベッドに組み敷いた。最初のセックスは、お互いを感じられる正常位の姿勢でやる。
「はぁ、大きいのが入ってきます」
 何度かクイクイッと固い亀頭の根本をこすりつけられるだけで、麻理沙の膣口はニュルッとミノルのモノを受け入れた。

 この男のものを挿れられているのだと全身で感じるように、麻理沙は手足をミノルのずんぐりむっくりな身体に絡みつかせた。
「んっ」
 唇を合わせる。それはすぐディープキスになった。
 お互いの性器を舐めた直後なのに、ミノルはそんなことは気にしないし、麻理沙も普段なら汚いと思ったのであろうが、マンコに欲しかった男性自身を挿れられた今となっては汚いは気持ちいいだった。
 この戸隠ミノルという十歳も年上の男の臭い唾液で、体液で汚し抜いて欲しい。舌も性器も絡め合って、溶けていきたい。
 そんな風に思いながら必死に舌を蠢かせてミノルの苦い唾液を美味しそうに啜った。
「愛してるぞ麻理沙」
「あっ、ヤダ……そんなこと言わないでください」
「なんだ愛してるって言っちゃダメなのか」
 ミノルは、面白がって笑う。
「これは、今回だけの危険な遊びです。本気になられては……困ります」
「大人の女みたいなことを言うんだな」
「そうですわ、私はもう立派なレディーですわよ。だからこうやって気持ちよくもなれるんでしょう」
「違いない」
 何度か腰を打ち付けて、麻理沙を喘がせた。
「はぁああぁぁ」
「じゃあ、大人しく俺の子を孕んでくれよ」
「なんで……。なんで、そんなに私を妊娠させたいんですか、こんなことが表沙汰になったら貴方だって困るでしょう」
「俺は困らないな。心配しなくても、俺が全部なんとかしてやるから。安心して孕んでくれよ」
 男の言うことは無茶苦茶だ。自暴自棄になって言っているのだろうか。麻理沙の置かれている環境が、どれほど窮屈で鬱屈したものなのか何も知らないくせにと憎らしく思った。
 そう憎らしく思う程度には、もう麻里沙はミノルのことを愛し始めている。だけど、まだ心は許していないからそのことは口にしなかった。

「私、いまのがファーストキスですわ」
 代わりに、益体もないこと言った。麻里沙は、ファーストキスに拘泥するような乙女ではない。ただ、話題をそらそうとして言ってみただけだ。
「アハハッ、お前。俺とここまでしておいて、キスもしてなかったのかよ」
 ミノルは笑う。
 こんな上玉の初物が全部戴けるのは、男冥利に尽きると思った。
「しょうがないじゃありませんの、男の人と付き合ったこともありませんのに」
「こうやって俺と突き合ってるのにか?」
「オヤジギャグ……最低ですわよ」
「その割には、そのオヤジに抱かれて嬉しそうだな」
「ええっ、私も最低ですもの。もう認めてしまいますけど、私はみんなと違ってすごくエッチなんですわ。淫乱な女なんですの。だから、だから……」
 ポタリポタリと男の汗が、麻里沙の顔に落ちる。
 クッサイオジサンの体液なのに、それがなんでこんなにいい匂いに感じるのだろう。
 いつしか麻理沙の匂いと、ミノルの雄臭い匂いが交じり合う。
「愛してるよ麻理沙」
「だからっ、なんでそんなこと言うんですか! もっと道具みたいに乱暴に扱ってくれていいのに、どうして気持ちよくするんです!」
「なんで怒るんだ。気持ちいいからいいんじゃないか、どう抱こうと俺の勝手なんだろう」
 ミノルはこれまで女と深い情を交わすようなことは避けていた。
 そこまで強い信念ではなかったのだが、女に愛を囁くようなことはしなかった。面倒なことになるのを恐れたのだ。
 しかし、長澤珠衣(ながさわ たまえ)と深い関係性を持ってしまってから、それが揺らいでいる。
 十四歳という多感な女の子に、セックスの喜びを与えながら愛を囁くことで、どれだけその気持ちを揺り動かすことができるか。
 そんなことを楽しみたいような気分になっていた。
 幸運の星の下に生まれたミノルが望むならば、汚らしいオヤジが美少女に愛情を抱かせることすら不可能ではない。
 そんな奇跡だって起こるのだ。
「そ、そんなことを言っても、今回限りって約束ですわよ」
 麻里沙は、声を震わせて抵抗する。
「妊娠しなかったらお前の勝ちだろう約束は守るさ。お前も約束を守れよ、いいか孕んだら絶対産んでもらうからな。それだけじゃないお前は俺の奴隷だ」
「ああっ、奴隷……そんな、いいっ!」
 奴隷という言葉は、麻里沙の欲望を燃え上がらせた。分かったなと言うように、ミノルは、麻里沙の強く勃起しているピンク色の乳首を摘み上げると、喜びの声が上げる。
「一生とは言わない、奴隷十年契約だ。毎年一人ずつ俺の子供を産んで、十人産むまでは解放しない。十人俺の子を産むまでは、孕み奴隷のままだ」
「ああああああっ!」
 ミノルの提案したプランは、一生を性奴隷になるなどというよりも強く現実的だった。それ自体無茶苦茶な話ではあるのだが、容易に想像できてしまう。
 毎年、一人ずつこの男の子をひりだして、十年。そのとき、麻理沙は二十四歳か二十五歳か。
 女として一番いい時期を男に捧げ尽くして、この醜い男の子供を十人も抱えて十年後に解放されてどうするというのだ。
 その提案の非道さに、麻理沙は子宮が直接手で握り潰されるような興奮を感じて、叫んだ。
 それは、何不自由ないお嬢様として蝶よ花よと育てられた麻里沙にとって、男に支配されるという初めての歓びであった。
「ああっ、愛してるよ麻理沙」
 しかも、この男はそんな残酷なことを命じながら、同じ口で愛を囁く。
 何たる非道だろう、何たる悪辣だろう。
 こんな酷い男に良いように弄ばれて、望まぬ子を孕んで人生までも台無しにされてしまう自分。
 シーツをギュッと掴んで、歯を食い縛りながら麻理沙は絶頂に達した。
 それでも男は許してくれずに、麻理沙の収縮する膣の中に怒涛の勢いで腰を打ち付ける。
 何度もイッた、何度もイッた。
 ああっ、ああっ。
「麻理沙、一度でいいからお前も愛してると言ってくれ!」
 憎むべき悪魔のような男の懇願。
 それならば、付き合ってやろうかという気にも麻里沙はなった。
「あっあっ、愛してます。ミノルさん愛してますわ」
 ミノルが掴みがいのある麻理沙の大きな乳房を強く握りしめながら、膣の奥底に熱い精を放ったのを麻理沙は、満腔で感じた。

 ドクッドクッ、ドクッドクッドク、ドク、ドクッ!

 そんな音、聞こえるはずもないのに。
 身体中に男の膨れ上がった亀頭から、白濁した遺伝子を乗せた粘液が送り込まれていると感じる。
 逃げ場もない子宮口は、男の白濁した欲望を全て麻里沙のお腹の中に吸い上げる。
「麻理沙、愛してる。俺の子を孕め!」
「ああっ、中が熱い……受精しちゃう」
 ミノルの腕の中で、麻里沙の身体がブルブルと震えた。
 麻理沙は、全身を貫く快楽の電撃に打ちのめされて、意識を真っ白に漂白されたのだった。
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ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロの小説書きになりました。ちょっと忙しくなるので更新遅くなってます。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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