| 第一章「歪曲の科学者」 |
プレデターという映画を知っているだろうか。その映画に登場する悪役生物は、光を歪曲させ相手に姿を見せずに狩りを行う。 前置きが長くなったが、自己紹介しよう。私は引田将人三十五歳独身、三丁目のアパートに住む天才科学者だ。 近所の住人はただの童貞デブオタヒッキーだと思っているが、これこのように光子歪曲スプレーを開発して、天才さを示している。 光子歪曲技術自体は純理論的にはすでに実現可能になっているが、かかる費用や技術的な問題で、まだ現実的には米軍の海軍兵学研究所ですら試作に失敗し続けている。 そんな夢の技術を、このような低コストで大変扱いやすい形で仕上げたのは、世界でもたぶん空前絶後であろう。 この研究を発表すれば、かなりの反響が巻き起こり、軍事技術を初めとして民間でも、メッキ塗装の分野において技術革命が起こるだろう。 だが、わたしはこれを発表したりなどしない。 馬鹿らしいことだ、塗装屋や軍人を喜ばせて何になる。最初のうちは、歓迎をもって迎えられるだろうが、すぐ他の研究者によって対処法が考えられ(今のわたしにだって
、すぐに七通りぐらい対処法は考え付く)あっというまに無力化されてしまうだろう。 そんなアホなことをやるより、これは自分のためにつかうのだ。 幸い、わたしは親が資産家なので生活のために働くということはしなくていい。研究は趣味なのだ。 とにかく、説明したように裸になって――裸はただ私の趣味で、服に振りかけても迷彩になる――体中にスプレーを塗れば、漫画の忍者のように背景に溶け込んで分からな
いわけである。たとえるなら、ちょっとした透明人間といったところか。 さっそく裸になり、スプレーを散布してみた。 「完璧だ……」 私は、背景に溶け込んでいた。素早く動くと揺らぎのようなものが一瞬見えるが、これに気付くものなどいないだろう。実験は成功といっていい。 この技術を苦労して開発した目的はただ一つ! 目指すは、私の童貞脱却である!
さて、私は元来外出は苦手なので、テストは近場で済ますこととしよう。ベランダをつたって、隣りの部屋に侵入してみることにした。 隣りには私と同世代の奥さんが住んでいる。 なんどもいうように、私は引込み思案であるので奥さんは、たぶん私の姿をみたことない。 あるいはみたことがあったとしてもキモオタとして気にも留めてないだろう。 私は、長らく隣りの様子を覗いては奥さんのでっかい巨乳を見てはため息をつき、干してある派手なパンティーをみてはオナニーをしていたのである。そうこうするうちに
、初めての実験相手。つまり童貞の喪失相手は隣りの部屋の奥さん。 本村恵子さんに決定しようと思っていたのだ。
姿が見えた時はまわりが気になって、たった二メートル先に干してあるパンティーが手に入らなかったものだが。今の私は、もう人の目をきにすることはない。 干してあるパンティーをひったくってそれでオナニーした。私の粗末なものでも、はいりきらないほ細いほとんど紐パンだ。 なんて大胆なものをはいているんだろう恵子は、こんなんでいってしまってももったいないのでベランダから中へ侵入した。 留守のようだ、ちょっとほっとしたが残念にも思う。まあ姿が見えないといっても、私はちょっと臆病だから。ゆっくりとならしていったほうがいいだろう。
いろいろ物色していると、寝室の横に堂々とバイブが置いてあった。さすが、熟女は違うなと感心する。 恵子の夫は大きな商社勤務、出張しがちで今週もずっと出張で帰ってこないはずなのだ。 夫が居ない無聊を、このようなもので慰めるとは主婦の鏡だな。 とりあえず、恵子の愛液でてらてらしてたので嘗め回すことにした。 「恵子の味だ、甘露甘露」 調子にのって、スイッチをいれてなめていると……
ドピュドピュドピュ!
「うあ!ゲフォゲフォ」 しょっぱい、白くてしょっぱい液が……ぺっぺ。これは精液か!? よく注意して見れば、変ったバイブである。バイブと管でつながっているポンプのようなものがついていて、こっから精液を吐き出すらしい。 ああ、キモイ。流し台で吐いてしまった。このキモさは擬似精液じゃないだろう。 論理的に考えれば、擬似ならもっと飲みやすい味にするはずだ。 そう思ってよく観察してみると、バイブに説明書が付属していた。 「夫が留守の間にも、夜の営み(人工授精)ができます」 冷蔵庫には、冷凍精液のたばがさりげなく置かれている。 出張先でもこれだけ抜けば夫も不倫できまい。私が引きこもってる間に、変わった商品が出たものだな。
それにしても、これだけやってできないのは。この精子が劣悪なせいだな。 ポンプを綺麗に掃除して、役に立たない精液を洗い流してやる。 そして……ここには役に立つ精液が必要なわけだ。たまたま、私は溜まっているし……恵子も幸運なことだな。天才の子を孕めるとは。 「恵子! 恵子! 俺の子供を妊娠しろ!!」 恵子のひもパンを噛み締めながら、まるで恵子の膣に吐き出すようにポンプのなかに注ぎ込んでやった。
「ふう、これで間接的にだが、俺の童貞喪失も時間の問題というわけか。喪失の瞬間を確認したいところだが、まだ時間が早いな。」 次に侵入するときに、侵入しやすいように合鍵をつくり、すこし外にでて、遊んでくることにした。
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